JPS6253553B2 - - Google Patents

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JPS6253553B2
JPS6253553B2 JP53085757A JP8575778A JPS6253553B2 JP S6253553 B2 JPS6253553 B2 JP S6253553B2 JP 53085757 A JP53085757 A JP 53085757A JP 8575778 A JP8575778 A JP 8575778A JP S6253553 B2 JPS6253553 B2 JP S6253553B2
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JP
Japan
Prior art keywords
room temperature
fluorine
containing polymer
coated
polymer powder
Prior art date
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Expired
Application number
JP53085757A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5513716A (en
Inventor
Ikuzo Usami
Hiroyuki Kimoto
Tetsushi Morikage
Sadahisa Hyodo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ThreeBond Co Ltd
Original Assignee
ThreeBond Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP8575778A priority Critical patent/JPS5513716A/ja
Publication of JPS5513716A publication Critical patent/JPS5513716A/ja
Publication of JPS6253553B2 publication Critical patent/JPS6253553B2/ja
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  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はシール機能のみならず防錆防食機能を
も兼ね備えた非粘着性の乾燥プレコートシール層
の形成方法に関する。 ガス管、水道管等の各種配管において、導管を
連結する際、継手部分のシール性を向上するため
に導管の継手ネジ部に各種のシール剤が施され
る。 前記シール剤として従来、無溶剤型ないしは溶
剤含有型液状シール剤、あるいは未焼成四フツ化
ポリエチレンテープ等のテープ状シール剤等が広
く使用されている。 しかしながら、これらはいずれも配管ないしは
組付け直前に現場で塗布あるいはテープ巻きする
のが通例であり、このため、作業性が極めて悪い
ものである。 また、前記無溶剤型液状シール剤では、塗布面
が常に粘性を呈しており、このため、塗布してか
ら締込みまでの間に、ごみ、じんあい等を付着し
ていまい、さらには他の物体を汚してしまう等の
欠点が存在する。さらに、溶剤含有型シール剤で
は残存溶剤に基因する種々の問題、例えば体積収
縮によるもれの発生、導管内部の流体の汚染、あ
るいは溶剤臭気の発生等が起こる。さらにまた、
テープ状シール剤では、一定のテンシヨンをかけ
ながら巻きつけ作業を行なうためバラツキが大き
く、特に口径が大きい管の場合にこの傾向が大き
く、このため漏洩事故等の発生をうながす。 本発明の目的はネジ部等の被塗物上にシール機
能のみならず防錆防食機能をも兼ね備えた非粘着
性の乾燥プレコートシール層を形成する方法を提
供することにあり、これにより従来技術のように
配管ないしは組付け直前に現場での塗布を必要と
しない方法を提供することにある。 前述の目的を達成するため、本発明によれば、
常温乾燥型塗料ビヒクル30〜95重量部と、未焼成
含フツ素ポリマー粉70〜5重量部とを含む組成物
を被塗物上に塗布して常温乾燥し、該被塗物上に
非粘着性の乾燥プレコートシール層を形成するこ
とを特徴とする。 以下、本発明をさらに具体的に詳述する。 本発明は前述のように常温乾燥型塗料ビヒクル
と、未焼成含フツ素ポリマー粉とを含む組成物を
用いるが、この組成物はさらに必要に応じて無機
質充填剤を含むこともできる。 常温乾燥型塗料ビヒクルはバインダーとしての
作用を呈し、具体的にはアルキツド樹脂溶液(例
えば大日本インキ化学工業(株)製ODE―170、ES
―6012―60等)、アクリル樹脂溶液(例えば藤倉
化成(株)製LS701(メタクリル酸アルキルエステル
とアクリル酸アルキルエステルの共重合体、重合
度300〜400、分子量30000〜40000、固型分40
%)、日本カーバイト工業(株)製KP―351等)が用
いられ、さらにウレタン樹脂溶液、ビニル樹脂溶
液、ゴム溶液等も用いられるが、本発明組成物に
おいて理想的なビヒクルは粘着性の減少された非
粘着型に近い凝集力を有し、塗膜強度が大きく、
さらに柔軟性をも具備したものであり、特に前述
のLS701が最適である。 未焼成含フツ素ポリマー粉は焼成工程によるポ
リマー分子の結晶化を受けていない物質であり、
ネジ部の締めつけ時に摩擦係数を減少させてすべ
りを良くするものである。このため小さな締めつ
けトルクで大きな有効締付力を得ることができ、
ネジ山の損傷を起こすことがない。このような未
焼成含フツ素ポリマー粉として四フツ化エチレン
樹脂、四フツ化エチレン/六フツ化プロピレン樹
脂、三フツ化塩化エチレン等の粉末形状のものが
あげられる。前記粉末形状の大きさは450ミクロ
ン前後の粒子径あるいは1〜2mmの長さの繊維状
のものである。 無機質充テン剤は前述の組成物に適度な稠度、
粘度、ボデー感を与えるものであり、さらにはネ
ジ山嵌合間隙の充填効果の向上を図るものであ
る。このような充填剤としてタルク、炭酸カルシ
ウム、アルミナ、酸化チタン、グラフアイト、カ
ーボンブラツク等が用いられる。 本発明に用いられる組成物は前述の常温乾燥型
塗料ビヒクルおよび未焼成含フツ素ポリマー粉、
さらに必要に応じて無機質充テン剤の各成分を均
一に混合撹拌することによつて得られる。これら
の配合比率は、 常温乾燥型塗料ビヒクル 30〜95(重量部) 未焼成含フツ素ポリマー粉 70〜5( 〃 ) 無機質充填剤 0〜50( 〃 ) である。 本発明は前述の組成物をネジ部等の被塗物上に
刷毛塗り等で塗布し、常温乾燥して被塗物上に非
粘着性の乾燥プレコートシール層を形成する。こ
のプレコートシール層は塗布、乾燥後いつでもシ
ール剤としての作用を呈し、しかもシール機能の
みならず、防錆防食機能をも発揮し、従来技術の
ように配管ないしは組付け直前に現場で塗布ある
いはテープ巻きするような繁雑な手間を必要とせ
ず、シール剤塗付作業と配管組付け作業とを切り
離せるので作業性が極めて良好である。 さらに本発明にかかるプレコートシール層は乾
燥後に締付けを受けるため、シール剤の収縮によ
る漏れを完全に防止し、また、配管内の例えば飲
料水などに対する臭気の影響がなく配管内の流体
を汚染することがない。また、締付トルク抵抗が
低くて有効締付力が高く、かつすべり性が良好で
あるため、小さな締付トルクで大きな締付力を得
ることができ、このため、ネジ山の損傷等を起こ
さず、かつ、シール剤層が連続性を有しているた
め戻し時のシール性も良好である。(1/4〜1/2回
転戻し)、さらにまた、ネジ切り後まとめてプレ
コート処理ができ、塗布作業が能率よく、均一な
プレコート処理が可能であり、足場の悪い配管場
所での塗布作業が不要である等、作業上の利点を
も存する。さらに裸金属露出部の防錆をも十分に
達成しうる。 以下、本発明を実施例を用いてさらに詳述す
る。 実施例 1 以下に示す成分を所定の配合比で配合し、均一
に混合撹拌して液状の本発明に用いる組成物を得
た。 (重量部) Γ 常温乾燥型塗料ビヒクル 63.1 (藤倉化成(株)製アクリル樹脂LS701) Γ 未焼成含フツ素ポリマー粉 9.5 (粒径450ミクロンの四フツ化エチレン樹脂粉) Γ 無機質充填剤 27.4 (炭酸カルシウム) 前述の本発明にかかる組成物を市販の2インチ
管の継手ネジ部(おねじとめねじの両方)に全周
にわたり刷毛塗りして塗布し、常温乾燥して(約
20℃)、該ネジ部上に非粘着性の乾燥プレコート
シール層を形成し、約1か月間放置した。ネジ部
からの錆は全く発生していなかつた。次いで該お
ねじとめねじを嵌合し、1400Kg―cmの規定締付圧
で締め付け、耐圧性試験を行なつた。耐圧試験は
管内に窒素ガスを5Kg/cm2の圧力で24時間保圧
し、もれ状況を観察することによつて行なつた。
同時に規定締付後90゜戻しおよび規定締付後180
゜戻しの状態で前述と同様の耐圧試験を行なつ
た。結果はいずれも洩れがなく良好にシールされ
ていた。また、おねじの付いた部片とめねじの部
片とを嵌合させる場合、前述の常温乾燥型塗料ビ
ヒクルは締込み時および戻し回転時の摩擦抵抗に
充分に耐えることができた。 さらに嵌合を完全に外したのち、ネジ部に付着
しているシール剤層を、ベースビヒクルを溶解す
るような有機溶剤中に浸漬して溶解除去したが、
ネジ山にフツ素ポリマーの連続層が明らかに残存
していることがわかつた。 このことは未焼成含フツ素ポリマー粉がネジ嵌
合の締付時におす、めす両ネジ山の間隙において
締付圧力により融着し、一つの連続層を形成した
ことを意味する。 また、前述の規定締付トルクで締めつけて約6
か月の長期間放置後、180゜回転戻ししたものを
切削具でたて割りし、シール剤層の破損状況を観
察したが、連続した均一のシール層が残存してい
た。これは未焼成含フツ素ポリマー連続層が戻り
回転を与えた場合、滑り性を発現しているためで
あると思われる。 実施例 2 表に示す成分を所定の配合比で配合し、均一
に混合撹拌してそれぞれ液状の組成物を得た。
【表】 前述の各試料について、実施例1と同様な方法
で耐圧試験を行ない、結果を表に示した。表
中Γ印は「洩れなし」△印は「洩れる場合もあ
る」×印は「洩れる」をそれぞれ示す。 この結果から未焼成含フツ素ポリマー粉は他の
ポリマー粉と異なり、めねじ部片への締込み時に
摩擦係数を減少させ、また該含フツ素ポリマー粉
が溶融してシール層がおねじ部片とめねじ部片の
嵌合部分のクリアランスに形成され、耐圧性を確
かなものとしていることがわかる。 実施例 3 表に示す成分を所定の配合比で配合し、均一
に混合撹拌してそれぞれ液状の組成物を得た。
【表】 前述の各試料について実施例1と同様な方法で
耐圧試験を行ない、結果を表に示した。試験は
各試料を5つに別け、一種類の試料につき5回行
ない、5個の試験結果を得た。表◎印は「全部
洩れなし」、Γ印は「4個洩れなし」、□印は「3
個洩れなし」、△印は「2個洩れなし」、×印は
「全部洩れ」を示す。 この結果から、常温乾燥型塗料ビヒクルと未焼
成含フツ素ポリマー粉との配合比率は30〜95:70
〜5(重量部)の範囲内が良好であることがわか
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 常温乾燥型塗料ビヒクル30〜95重量部と、未
    焼成含フツ素ポリマー粉70〜5重量部とを含む組
    成物を被塗物上に塗布して常温乾燥し、前記被塗
    物上に非粘着性の乾燥プレコートシール層を形成
    することを特徴とする乾燥プレコートシール層の
    形成方法。 2 特許請求の範囲第1項記載の方法において、
    前記組成物がさらに無機質充填剤を含んでなる方
    法。 3 特許請求の範囲第1項記載の方法において、
    常温乾燥型塗料ビヒクルがアルキツド樹脂、アク
    リル樹脂、ウレタン樹脂、ビニル樹脂およびゴム
    の各溶液から選択される方法。 4 特許請求の範囲第1項記載の方法において、
    未焼成含フツ素ポリマー粉が焼成工程によるポリ
    マー分子の結晶化を受けていない物質であつて、
    四フツ化エチレン樹脂、四フツ化エチレン/六フ
    ツ化プロピレン樹脂および三フツ化塩化エチレン
    から選択されたものである方法。
JP8575778A 1978-07-14 1978-07-14 Precoat-type sealant composition Granted JPS5513716A (en)

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JP8575778A JPS5513716A (en) 1978-07-14 1978-07-14 Precoat-type sealant composition

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JP8575778A JPS5513716A (en) 1978-07-14 1978-07-14 Precoat-type sealant composition

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Publication Number Publication Date
JPS5513716A JPS5513716A (en) 1980-01-30
JPS6253553B2 true JPS6253553B2 (ja) 1987-11-11

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ID=13867723

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