JPH0665917B2 - 防食鋼管用シ−ル材料 - Google Patents

防食鋼管用シ−ル材料

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JPH0665917B2
JPH0665917B2 JP57031098A JP3109882A JPH0665917B2 JP H0665917 B2 JPH0665917 B2 JP H0665917B2 JP 57031098 A JP57031098 A JP 57031098A JP 3109882 A JP3109882 A JP 3109882A JP H0665917 B2 JPH0665917 B2 JP H0665917B2
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JP
Japan
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pipe
sealing material
weight
joint
component
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JP57031098A
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JPS58149495A (ja
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重夫 林
悟 郡司
英雄 鈴木
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Nitto Denko Corp
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Nitto Denko Corp
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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
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  • Sealing Material Composition (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は継手体と輸送管体とから構成される比較的大き
い間隙部を充填密封するのに有用な防食鋼管用シール材
料及び該シール材料を用いてなるシール方法に関するも
のである。
従来、ガス、水などを輸送する管体と継手体とから構成
される継目部の防食は、プラスチックフィルム又はシー
トに未加硫ゴム層を形成した防食テープをスパイラル状
に巻き付けたり、或いは不織布にペトロラタムの如き防
食性物質を含浸塗布した防食テープを巻き付けたりして
行われている。
また近時、大口径鋼管表面にプラスチックをライニング
した防食鋼管が輸送管体として使用されると共に、継目
部分の防食も熱収縮性チューブが使用されることが多く
なりつつあるのが実状である。
一方、小又は中口径の鋼管もプラスチックをライニング
するのが一般的であり、この場合の継目部はネジ式で行
われるのが大部分である。
しかして、継手体と輸送管体とは、図示する如く継手体
1が継手管11の表面に該管端より突出12するライニング
層13を有するように構成され、管体2は前記継手管の内
面に螺着されるネジ部21を先端部分を有するライニング
層22付き鋼管23で構成されるために、これを接続する
と、管体と継手体との間に比較的大きな間隙Aを生じる
ために、この部分に水が浸入して鋼管を腐食させるとい
う問題があり、そのためにペースト状のシーリング材料
や溶剤系接着剤を充填する試みがなされているが、充填
時に気泡が形成されたり、含有溶剤の揮散によるヤセな
どの問題によって、長期に亘って充分な防食効果を得る
ことができないという欠点があった。
本発明者達はかかる従来技術の情況に鑑み、輸送管体に
巻き付けて、これを継手体に螺着させるだけで良好な防
食効果が得られるテープ状のシール材料について鋭意研
究の結果、ゴム成分と充填剤成分とを必須成分として含
み、しかも特定の圧縮変形率を有するものが、前記特性
を満足しうるものであることを知見し、本発明に至った
ものである。
即ち本発明は、継手管の表面に該管端より突出するライ
ニング層を設けた継手体と、前記管に螺着されるネジ部
を先端部分に有するライニング層付き輸送管体とから構
成される継目部の前記継手体の突出したライニング層と
前記管体との間隙に充填するテープ状のシール材料であ
って、該材料は10〜50重量%のゴム成分と、30〜70重量
%の充填剤成分と、0〜20重量%の軟化剤成分とを含み
且つ12〜58%の圧縮変形率(25゜C)を有するものである
防食鋼管用シール材料を提供するものである。
本発明のシール材料は、適度な軟らかさと弾性を有し、
低荷重で充分にフローすると共にシール後の流出はな
く、しかも感温比が少ないので幅広い温度条件で施工作
業ができ、また手へのべと付きがないので取扱いが至便
であるということによって特徴づけられる。
本発明に用いられるゴム成分としては、ポリイソブチレ
ン、ブチルゴム、再生ブチルゴム、変性ブチルゴム、エ
チレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレンタ−ポ
リマーゴムなどのゴム類が挙げられ、これらは1種以上
が用いられる。しかして本発明者達が繰り返し行った実
験によれば、ポリイソブチレンはシール材料に適度な軟
らかさとゴム弾性を付与するので特に好ましいものであ
ることが判明している。
本発明に用いられる充填剤成分としては、炭酸カルシウ
ム、タルク、クレーの如き鉱物性のものが良好に使用さ
れるが、アスベスト、ガラス繊維、コルク粉末なども使
用できる。
本発明に用いられる軟化剤成分としては、石油系プロセ
スオイル、流動パラフィン、潤滑油、コールタール類、
脂肪族系油、ロウ類、低分子量可塑剤などが挙げられ
る。
しかして、ゴム成分、充填剤成分及び必要に応じて配合
される軟化剤成分は、10〜50:30〜80:0〜25(重量
比)の範囲で用いると共に、最終的に得られるシール材
料はこれらの成分が巧みに使い別けられて12〜58%、好
ましくは15〜50%の圧縮変形率(25゜C)を有するように
調整されていることが重要である。
ゴム成分が10重量%以下ではシール材料が硬く、間隙部
分に確実に充填しにくく、しかも管体(或いは継手体)
を回動したときのトルク圧によって破断され気泡が形成
されることがあるので好ましくなく、50重量%以上では
施工作業後外気温が上昇したり、輸送される流体物の熱
によって加熱されたりすると、流出し防食効果が低下す
るので好ましくないものである。
充填剤成分は、ゴム成分の保有する弾性を低下させて間
隙部分の隅部までシール材料が流動するのを助長すると
共に、施工後流出しないように流動性をコントロールす
るものであって、30重量%以下では、施工後の流出を阻
止できず、80重量%以上では施工時に間隙部の隅部を確
実に充填できないので好ましくないものである。
また軟化剤成分は必ずしも配合する必要はないが、シー
ル材料の手へのべた付きを確実に防止する上で、25重量
%以下、好ましくは0.5〜20重量%配合するのは好まし
いことである。しかして25重量%以上配合するとシール
材料が流出するために好ましくないものである。
このような割合範囲でシール材料は組成されるものであ
るが、これらの成分は、例えばゴム成分の場合はその種
類、分子量及び配合量が、充填剤成分の場合はその種類
及び配合量が、また必要に応じて配合される軟化剤成分
はその種類、分子量及び配合量が夫々適宜選択され、12
〜58%の圧縮変形率を有するシール材料に調整されるこ
とが必要である。圧縮変形率は、25゜Cの雰囲気温度下で
シール材料に平方センチメートル当り200gの荷重を30分
間加え、下式にて算出したものである。
該変形率が12%以下では管体面にシール材料を所定量巻
き付けて、継手体に螺着する際のトルク圧が大きく、接
続作業が煩雑となるために好ましくなく、58%以上では
間隙部分への充填は簡単に行えるが、充填後接続部分が
高温に曝されると流出することがあるので好ましくない
ものである。
前記配合組成からなるシール材料には、さらに顔料、老
化防止剤、安定剤、紫外線防止剤の如き公知の配合剤を
適量配合することができるが、これらの配合剤を添加し
た場合でも、最終物品たるシール材料の圧縮変形率は12
〜58%の範囲に入るように調整されていることが必要で
ある。
本発明のシール材料は以上のように、ゴム成分と充填剤
成分と必要に応じて配合される軟化剤成分とから構成さ
れ且つ特定の圧縮変形率を有するように設計されている
から、管体表面へ巻き付けたあとの継手体への挿入作業
が簡単で、しかも低荷重で間隙部分の隅部への充填がで
き、さらに手にべとつかず、施工後高温に曝されること
があっても流出しないといった種々の特徴を有し、また
経日で揮散などによる減少成分を含まないから所謂ヤセ
などによって空隙が生じて防食性が損なわれるといった
ことがないものである。
以下本発明の実施例を示す。
実施例 第1表に示す配合物をバンバリーミキサーにて混合し、
これを押出機のホッパーに投入して、厚さ1.2mm、幅20m
mのテープ状に押し出し、本発明のシール材料を得る。
表中の単位は重量%である。
次に上記シール材料を図示した輸送管体2のライニング
層端Bを中心にして約2回巻き付けて手へのべたつき状
態を観察し、さらに継手体に螺着して間隙部Aへの充填
性及び挿入のし易さ(施工性)を観察し、充填後50゜Cに
24時保存してシール材の流出度合を測定した。その結果
は第2表に示す通りである。
上記実施例からも明らかな如く、本発明のシール材料は
図示する如き形状を有する継目部の間隙を完全に充填
し、良好な防食性が得られる事実が顕著である。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明のシール材料を適用する継手体と輸送管体
とから構成される継目部の部分断面図である。 1……継手体、2……輸送管体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】継手管の表面に該管端より突出するライニ
    ング層を設けた継手体と、前記管に螺着されるネジ部を
    先端部分に有するライニング層付き輸送管体とから構成
    される継目部の前記継手体の突出したライニング層と前
    記管体との間隙を充填するテープ状のシール材料であっ
    て、該材料は10〜50重量%のゴム成分と、30〜80重量%
    の充填剤成分と0〜25重量%の軟化剤成分とを含み且つ
    12〜58%の圧縮変形率(25゜C)を有するものであること
    を特徴とする防食鋼管用シール材料。
  2. 【請求項2】ゴム成分がポリイソブチレンである特許請
    求の範囲第1項記載の防食鋼管用シール材料。
JP57031098A 1982-02-26 1982-02-26 防食鋼管用シ−ル材料 Expired - Lifetime JPH0665917B2 (ja)

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JPS58149495A JPS58149495A (ja) 1983-09-05
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JPH0717898B2 (ja) * 1984-03-30 1995-03-01 日東電工株式会社 粘性シ−ル材料
JPS61264080A (ja) * 1985-01-30 1986-11-21 Kotou Kogyo Kk 防食用シール材の施工方法
JPH0330689U (ja) * 1989-08-03 1991-03-26
TW506501U (en) * 2001-10-19 2002-10-11 Hong Kong And China Gas Compan Pipe fittings
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DE102017123935A1 (de) * 2017-10-13 2019-04-18 Rosen Swiss Ag Dichtungsanordnung für eine Verbindung zweier Verbindungselemente eines Offshore-Bauwerks sowie Verfahren zur Herstellung derselben

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