JPS625319A - 全自動製パン機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は所定材料を投入するだけで焼き立でのパンがで
きるようにしだ全白ｌｌ］製パン機に関するものである
。

従来の技術 家庭でＪ＜ンを自動的に焼き上げる装置として、従来か
ら特開昭５６−３０２８号公報で知られるものがある。

この装置の構成は第３図に示すように、本体ケース１の
内部にフレーム２が設けられており、フレーム２にはモ
ータ３と、ヒータ４及び断熱材５を外周に装備した加熱
槽６が固定され、この加熱槽６内には練り羽根７を有し
たパン型８が装置され、練り羽根７はベルト１４、プー
リ１５により減速駆動されるようになっている。更に加
熱槽６には天板９及び蒸気孔１０を有した蓋体１１が嵌
合され、加熱槽６とパン型８の上端を閉じている。１２
はタイマー、温度調節、電圧調整の回路である。１３は
温度センサーで、この温度センサー１３は加熱槽６の外
側の面に固定されている。

以上のような構成で、パン型８に材料を投入し、タイマ
ーをセットすると所定時刻に運転が始まり、タイマーと
温度調節により各工程が自動化され、所定時刻にパンが
焼き上がるものである。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、食パンを練り上げそして焼
き上げるためにパン焼き型は側壁が鉛直方向に向く角形
状を成している。このため、パンの焼成工程でパンが容
器全体に充満するようにふくれ、上部は丸味をおび下部
は略パン形形状に焼き上がる。そして焼成工程が終了し
て温度が下がると、パン温度と外との温度差が生じ、パ
ン荒き型内面に露結が起こり、せっかくできたパンがべ
とついてしまう。これを防止するため、従来では蒸気孔
１０を設け、蒸気抜きを行なっている。しかしこのよう
な蒸気抜きではパン上面からの蒸気が扱けるだけで、側
面はパンがパン焼き型と密着しているのでなかなか蒸気
が抜けずに側面に露結が生じてべとつき、しかもへこみ
が生じていた。そのため焼き上げ後パンをすぐに取り出
しておくことが最良の方法であるが、熱いので非常に危
険であうたり、取り出しの時間に余裕がなく、もし取り
出し時を忘れてしまったと−きには上記のようなべとつ
いてへこみのあるパンとなってしまう問題点があった。

本発明はこのような問題点を解決するもので、焼成後の
蒸気抜きを効率良く行なえ、べとつきのないパンが得ら
れるようにすることを目的とする。

問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は１．焼成室にヒー
タを有する焼成装置と、焼成室内に着脱自在に装着し得
る角形のパン焼き型と、パン焼き型内底部にモータよ−
り伝達駆動される練り羽根を備えた混練装置と、焼成室
上方に設けた蒸気抜き部とを有し、前記パン焼き型はパ
ン抜き方向に拡がるように傾斜を設けて上部を広口とし
たものである。

作用 この構成により、焼成後パンとパン焼型との簡に上端か
ら下端に亘って隙間ができるためパンの蒸気が抜けやす
く、露結が起こりにくくなる。

実施例 以下、本発明の一実施例について、図面（第１図、第２
図）に基づいて説明する。

図において、２１は本体ボディ、２２は本体ボディ２１
内に設けられたシャーシで、このシャーシ２２にはモー
タ２３が固定されている。モータ２３のシャフトには小
プーリ２４が固定され、ベルト２５を介して大ブー９２
６に動力が伝達される、更にシャーシ２２には下ヒータ
２１を設けたヒータシャーシ２８を底面に固定し外周に
断熱材２９を装備した焼成室３０が固定されている。こ
の焼成室３０の内部には底部に着脱自在の練り羽根３１
を備え且つ角形でパン抜き方向に拡がるように傾斜をつ
けたパン焼き型３２があり、パン焼き型３２の底に固定
されたパン型台３３に羽根軸３４、上コネクター３５が
軸支されている。更にパン焼き型３２は焼成室３０の底
部に設けられたシャーシ２２に固定され、大プーリ２６
とブーり軸３６と下コネクター３７を軸支するパン型骨
は台３８と着脱自在に嵌合されている、又焼成室３０内
の側面には弾性的に支持された温度検知部３９が突出し
ており、パン焼き型３２の側面に圧接している。更に焼
成室３０の上面は開閉自在な蓋体４０とこの蓋体４Ｇの
下面に設けられた内！！４１により密関することができ
る。

前記内１Ｉ４１の中央において上面に接して上ヒータ４
２が設けられ、この上ヒータ４２は蓋体４０の下面に固
定されている。蓋体４０には着脱自在に水タンク４３が
設けられており、この水タンク４３の注水弁４４を開閉
して蓋体４０に設けられた注水口４５より水を滴下させ
るための注水用ソレノイド４Ｇが設けられている。４γ
は内蓋４１に設けられた蒸気抜き孔で、これは蓋体４０
に取り付けた蒸気抜き用ソレノイド４８により駆動され
る蒸気蓋４９により開閉される。

尚蒸気蓋４９の駆動はソレノイド４８以外の手段により
行なうようにしても良い。５０はパン焼き型３２内のパ
ン、５１はこのパン５０を包囲している包囲空間である
。５２は焼き上がり時刻等の入力設定用のスイッチパネ
ルである。５３はスイッチパネル５２の入力及び温度検
知部３９の入力情報を基にモータ２３、下ヒータ２７、
上ヒータ４２、注水用ソレノイド４６、蒸気抜き用ソレ
ノイド４８の制御条件を決定し、出力するための制ｎ装
置である。

次に本発明の動作について説明する。

まず、ある所定時刻に焼き立でのパンを食べようとする
場合、パン焼き型３２内に小麦粉等の材料を入れ、焼成
室３０内にセットして蓋体４０を閉じ、水タンク４３に
所定量の水を入れ、蓋体４０に装着する。そして電源を
入れ、焼き上げ時刻をスイッチパネル５２より入力する
と、所定時刻に自動的にスタートする。

まず、モータ２３の回転によって練り羽根３１が回転す
ると同時に注水用ソレノイド４６が動作し一１注水口４
５より水がパン焼き型３２内に滴下し、小麦粉等の材料
と混練される。そして順次発酵、ガス抜き、整形発酵、
焼成と、時間と温度をコントロールして制御装置５３の
プロセス通りに自動的にパンを作り上げてゆく。普通の
プロセスでは焼成時の加熱効率を向上させ、又熱気が外
に出て体に危険がないよう、焼成後熟気抜き用ソレノイ
ド４８を動作させて蒸気蓋４９を上昇させ、蒸気抜き孔
４７を開いてパンの蒸気を抜く。このとき、パン焼き型
３２とパン５Ｇの外皮との間にパンの抜き方向に拡開す
るようにつけた傾斜により上一端から下端迄隙間５４が
できる。これはパン５０が焼成と蒸気抜きにより少し収
縮するためであり、焼き条件を設定することにより隙間
５４を大きくできる。この隙間５４によりパン５０の上
面だけでなく側面からも蒸気抜きができるようになり、
６面体の場合その５面からの蒸気抜きでパン５０の外皮
の露結がなくなり、へこみも殆んどなくなり、手作りの
蒸気抜きと殆んど変化のないパンができる効果がある。

この効果はパン焼き型３２の側壁の傾斜が２゛以上で角
度がある程度大となる程＾くなるが、７′″を越えると
パン５０の形が食パンらしくなくなるために２°〜７°
の傾斜が良い。又、焼成後のパン５０が山型となり内蓋
４１に接触しないよう所定の材料とパン焼き型３２の容
量を合せることで、蒸気はより抜けやすくなり、パン５
０の底面以外はどの面も略均−の蒸気抜き状態となる。

しかも底面も他の面からの蒸気抜きによって露結がなく
、他面と殆んど大差のない状態となる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、パン抜き方向に傾斜を設
けたパン焼き型により・、焼成後の蒸気抜き時にパンか
ら発散する蒸気を効率良り扱りことができ、露結やへこ
みのない手作りの蒸気抜きと同等のパンができる効果が
ある。又、でき上がったパンを取り出すとき、既に蒸気
抜きできているために容易に手でされることができ、す
ぐにそのまま食することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す全自動製パン機の縦断
面図、第２図は同要部拡大断面図、第３図は従来の全自
動製パン機の縦断面図である。 ２１・・・本体ボディ、２２・・・シャーシ、２３・・
・モータ、２７・・・下ヒータ、３０・・・焼成室、３
１・・・練り羽根、３２・・・パン焼き型、３９・・・
温度検知部、４０・・・蓋体、４１・・・内蓋、４２・
・・上ヒータ、４７・・・蒸気抜き孔、４８・・・蒸気
抜き用ソレノイド、４９・・・蒸気蓋、５０・・・パン
、５１・・・包囲空間、５４・・・隙間

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、焼成室にヒータを有する焼成装置と、焼成室内に着
   脱自在に装着し得る角形のパン焼き型と、パン焼き型内
   底部にモータより伝達駆動される練り羽根を備えた混練
   装置と、焼成室上方に設けた蒸気抜き部とを有し、前記
   パン焼き型はパン抜き方向に拡がるように傾斜を設けて
   上部を広口とした全自動製パン機。 ２、パン焼き型のパン抜き方向に２°〜７°の傾斜をつ
   けた特許請求の範囲第１項記載の全自動製パン機。 ３、蒸気抜き部は焼成室上端を閉じる蓋体に設けられて
   蓋体の内側に位置する内蓋に形成した蒸気抜き孔とこれ
   を開閉する蒸気蓋を備えた特許請求の範囲第１項記載の
   全自動製パン機。 ４、焼成後のパンが内蓋と接触しないようにした特許請
   求の範囲第３項記載の全自動製パン機。