JPS6252132A - 鉄化合物水溶液 - Google Patents
鉄化合物水溶液Info
- Publication number
- JPS6252132A JPS6252132A JP19124585A JP19124585A JPS6252132A JP S6252132 A JPS6252132 A JP S6252132A JP 19124585 A JP19124585 A JP 19124585A JP 19124585 A JP19124585 A JP 19124585A JP S6252132 A JPS6252132 A JP S6252132A
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- Japan
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- acid
- compound
- aqueous solution
- acid compound
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は2価の鉄化合物水溶液に関し、更に詳しくは、
2価の鉄化合物の水浴液に(Alアスコルビン酸化合物
及び/又はエリソルビン酸化合物と(B1オキシカルボ
ン酸化合物及び/又はオキソカルボン酸化合物を配合し
て成る安定性の改良された新規な鉄化合物の水溶液に関
する。
2価の鉄化合物の水浴液に(Alアスコルビン酸化合物
及び/又はエリソルビン酸化合物と(B1オキシカルボ
ン酸化合物及び/又はオキソカルボン酸化合物を配合し
て成る安定性の改良された新規な鉄化合物の水溶液に関
する。
(従来の技術)
硫酸第一鉄や塩化第一鉄などの2価の鉄化合物は、脱臭
剤、鉄黒、媒染剤、床置処理剤、医薬、製本、ベンガラ
等の種々の用途の原料として利用されている。しかし、
これらの水溶液は空気中の酸素や溶存している酸素によ
シ酸化されやすく・そのため短期間のうちに黄色沈殿を
形成して消費されてしまうことが問題となっている。
剤、鉄黒、媒染剤、床置処理剤、医薬、製本、ベンガラ
等の種々の用途の原料として利用されている。しかし、
これらの水溶液は空気中の酸素や溶存している酸素によ
シ酸化されやすく・そのため短期間のうちに黄色沈殿を
形成して消費されてしまうことが問題となっている。
この問題に対処する為、最近、2価の鉄化合物水溶液に
L−アスコルビン酸を添加する方法(!庁開昭58−1
56539号)が開発されているが、かかる方法では、
L−アスコルビン酸が高価であシ、しかもL−アスコル
ビン酸に限定されているうえにそれ単独では安定効果が
未だ充分でないという欠点を有する。
L−アスコルビン酸を添加する方法(!庁開昭58−1
56539号)が開発されているが、かかる方法では、
L−アスコルビン酸が高価であシ、しかもL−アスコル
ビン酸に限定されているうえにそれ単独では安定効果が
未だ充分でないという欠点を有する。
(発明が解決しようとする問題点)
そこで本発明者らは従来技術に見られるこれらの欠点を
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、(〜アスコルビン酸
化合物及び/又はエリソルビン酸化合物と(B)オキシ
カルボン酸化合物及び/又はオキソカルボン酸化合物と
いう二種の成分を配合することにより2価の鉄化合物を
空気中でも長期安定化せしめることが可能なことを見出
し、本発明を完成するに至つ九。
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、(〜アスコルビン酸
化合物及び/又はエリソルビン酸化合物と(B)オキシ
カルボン酸化合物及び/又はオキソカルボン酸化合物と
いう二種の成分を配合することにより2価の鉄化合物を
空気中でも長期安定化せしめることが可能なことを見出
し、本発明を完成するに至つ九。
(問題点を解決するための手段)
か(して本発明によれば、2価の鉄化合物の水溶液に安
定化剤として((転)アスコルビン)1化合物及び/又
はエリソルビン酸化合物と(B)オキシカルボン酸化合
物及び/又はオキシカルボン酸化合物を配合することを
特徴とする新規な鉄化合物水溶液が提供される〇 本発明で用いられる2価の鉄化合物の具体例としては、
硫酸第一鉄、塩化第一鉄、硝酸第−鉄等が挙げられるが
、コストや入手の容易性から硫酸第一鉄が最も好んで使
用される0かかる鉄化合物水溶液の濃度は溶解可能な範
囲内で適宜選択することができる〇 一方、安定化剤の第一の成分として、アスコルビン酸化
合物及び/又はエリソルビン酸化合物が用いられる。こ
れらは食品などの酸化防止剤として公知のものであるが
、エリソルビン酸化合物が非常に酸化され易い2価の鉄
化合物の安定化剤として顕著な効果を示すことは本発明
者らによって初めて見い出されたことである(特願昭5
9−265482号)。これらの化合物は酸の形で使用
してもよいが、ナトリウム塩、カリウム塩などのごとき
水溶性の塩の形で用いることもできる0安定化剤の第二
の成分として用いられるオキシカルボン酸化合物は分子
中に水酸基とカルボキシル基をそれぞれ1つ以上含有す
るオキシカルボン酸またはその水溶性塩であり、その具
体例として、例えば乳酸、ヒドロキシ酢段、ヒドロキシ
酪酸、リンゴ酸、酒石酸、グリセリン酸、クエン酸、α
−メチルリンゴ酸、β−ヒドロキシグルタル酸、デツキ
サル酸、酒石酸モノエチル、クエン酸モノエチル、グル
コン酸、ガラフタル酸、グルクロン酸、ケトグルコン酸
、サリチルa、p−ヒドロキシ安息香酸、2.4−ジヒ
ドロキシ安息香酸、没食子酸、ヒドロキシフタル酸など
のごとき脂肪族または芳香族化合物、これらのナトリウ
ム塩、カリウム塩、アンモニウム塩などのごとき水溶性
塩が例示される。なかでも脂肪族化合物が賞月される。
定化剤として((転)アスコルビン)1化合物及び/又
はエリソルビン酸化合物と(B)オキシカルボン酸化合
物及び/又はオキシカルボン酸化合物を配合することを
特徴とする新規な鉄化合物水溶液が提供される〇 本発明で用いられる2価の鉄化合物の具体例としては、
硫酸第一鉄、塩化第一鉄、硝酸第−鉄等が挙げられるが
、コストや入手の容易性から硫酸第一鉄が最も好んで使
用される0かかる鉄化合物水溶液の濃度は溶解可能な範
囲内で適宜選択することができる〇 一方、安定化剤の第一の成分として、アスコルビン酸化
合物及び/又はエリソルビン酸化合物が用いられる。こ
れらは食品などの酸化防止剤として公知のものであるが
、エリソルビン酸化合物が非常に酸化され易い2価の鉄
化合物の安定化剤として顕著な効果を示すことは本発明
者らによって初めて見い出されたことである(特願昭5
9−265482号)。これらの化合物は酸の形で使用
してもよいが、ナトリウム塩、カリウム塩などのごとき
水溶性の塩の形で用いることもできる0安定化剤の第二
の成分として用いられるオキシカルボン酸化合物は分子
中に水酸基とカルボキシル基をそれぞれ1つ以上含有す
るオキシカルボン酸またはその水溶性塩であり、その具
体例として、例えば乳酸、ヒドロキシ酢段、ヒドロキシ
酪酸、リンゴ酸、酒石酸、グリセリン酸、クエン酸、α
−メチルリンゴ酸、β−ヒドロキシグルタル酸、デツキ
サル酸、酒石酸モノエチル、クエン酸モノエチル、グル
コン酸、ガラフタル酸、グルクロン酸、ケトグルコン酸
、サリチルa、p−ヒドロキシ安息香酸、2.4−ジヒ
ドロキシ安息香酸、没食子酸、ヒドロキシフタル酸など
のごとき脂肪族または芳香族化合物、これらのナトリウ
ム塩、カリウム塩、アンモニウム塩などのごとき水溶性
塩が例示される。なかでも脂肪族化合物が賞月される。
またオキソカルボン酸化合物は分子中にアルデヒド基ま
たはケト基とカルボキシル基をそれぞれ1つ以上含有す
るオキソカルボン酸またはその水溶性塩であシ、その具
体例として、例えばグリオキシル酸、マロンアルデヒド
酸、スクシンアルデヒド酸、ピルビン酸、2−ケト酪酸
、4−アセチル酪酸、2−ケトグルタル酸、4−ケ)−
n吉草酸、アセト酢酸、オΦツマロン酸、オキサロ酢酸
、アセトンジカルボン酸などのごとき化合物、これらの
ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩などのごと
き水溶性塩が例示される。
たはケト基とカルボキシル基をそれぞれ1つ以上含有す
るオキソカルボン酸またはその水溶性塩であシ、その具
体例として、例えばグリオキシル酸、マロンアルデヒド
酸、スクシンアルデヒド酸、ピルビン酸、2−ケト酪酸
、4−アセチル酪酸、2−ケトグルタル酸、4−ケ)−
n吉草酸、アセト酢酸、オΦツマロン酸、オキサロ酢酸
、アセトンジカルボン酸などのごとき化合物、これらの
ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩などのごと
き水溶性塩が例示される。
第一の成分と第二の成分の配合比は適宜選択しうるが、
通常は第一の成分1〜99モル俤と第二の成分99〜1
モル−0割合であシ、好ましくは第一の成分10〜90
モルチと第二の成分90〜10モルチの割合、さらに好
ましくは第一の成分20〜80モルチと第二の成分80
〜20モル−0割合である。
通常は第一の成分1〜99モル俤と第二の成分99〜1
モル−0割合であシ、好ましくは第一の成分10〜90
モルチと第二の成分90〜10モルチの割合、さらに好
ましくは第一の成分20〜80モルチと第二の成分80
〜20モル−0割合である。
本発明の安定化剤の添加量は目的物の要求性能に応じて
適宜選択しうるが、通常は2gfJの鉄化合物中の鉄分
に対しCL5重景チ以上であシ、好ましくは1〜10重
量%の範囲である。使用債が過度に少ない場合には安定
化効果が不充分であシ、逆に過度に多い場合には経済性
に劣るようになる0(発明の効果) か(して本発明によれば、アスコルビン酸を用いる公知
技術に比較して2価の鉄化合物の水溶液の安定性を大巾
に向上させることができる0この安定化された鉄化合物
水溶液或いはこの水溶液を徨々の担持体に含浸さぜたも
のは、脱臭剤、水処理剤、媒染剤、医薬、顔料、防カビ
防耐刑などの原料として巾広い用途に利用できる。
適宜選択しうるが、通常は2gfJの鉄化合物中の鉄分
に対しCL5重景チ以上であシ、好ましくは1〜10重
量%の範囲である。使用債が過度に少ない場合には安定
化効果が不充分であシ、逆に過度に多い場合には経済性
に劣るようになる0(発明の効果) か(して本発明によれば、アスコルビン酸を用いる公知
技術に比較して2価の鉄化合物の水溶液の安定性を大巾
に向上させることができる0この安定化された鉄化合物
水溶液或いはこの水溶液を徨々の担持体に含浸さぜたも
のは、脱臭剤、水処理剤、媒染剤、医薬、顔料、防カビ
防耐刑などの原料として巾広い用途に利用できる。
(実施例)
次に本発明を実施例に基づき更に詳しく説明する0
実施例1
鉄分として50り/l の濃度に調整した硫酸第一鉄の
水溶液に第1表に示す安定化剤を11/lの割合で添加
し溶解した0各水溶液100dを10〇−ビーカーに入
れ、ガラス板をのせて20日間放置し、水溶液の色及び
沈殿の生成状況を観察した。
水溶液に第1表に示す安定化剤を11/lの割合で添加
し溶解した0各水溶液100dを10〇−ビーカーに入
れ、ガラス板をのせて20日間放置し、水溶液の色及び
沈殿の生成状況を観察した。
結果を第1表に示す。
実施例2
第2表に示す安定化剤を用いること以外は実施例1と同
様にして実験を行なった。結果を第2表に示す。
様にして実験を行なった。結果を第2表に示す。
実施例3
第3表に示す安定化剤を用いること以外は実施例1と同
様にして実験を行なった。結果を第3表に示す。
様にして実験を行なった。結果を第3表に示す。
実施例4
第4表に示す安定化剤を用いること以外は実施例1と同
様にして実験を行なった。結果を第4表に示す。
様にして実験を行なった。結果を第4表に示す。
第1表 安定他剤濃度 1y//
以上の結果から、アスコルビン酸、エリソルビン酸、グ
ルコン酸及びグリオキシル酸を単独で用い九場合に比べ
、併用した場合には安定性に優れていることが理解でき
る〇
ルコン酸及びグリオキシル酸を単独で用い九場合に比べ
、併用した場合には安定性に優れていることが理解でき
る〇
Claims (1)
- 1、2価の鉄化合物の水溶液に安定化剤として(A)ア
スコルピン酸化合物及び/又はエリソルビン酸化合物と
(B)オキシカルボン酸化合物及び/又はオキソカルボ
ン酸化合物を配合することを特徴とする新規な鉄化合物
水溶液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19124585A JPS6252132A (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | 鉄化合物水溶液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19124585A JPS6252132A (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | 鉄化合物水溶液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6252132A true JPS6252132A (ja) | 1987-03-06 |
JPH0575700B2 JPH0575700B2 (ja) | 1993-10-21 |
Family
ID=16271314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19124585A Granted JPS6252132A (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | 鉄化合物水溶液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6252132A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62176922A (ja) * | 1985-10-30 | 1987-08-03 | Toshihiro Ijichi | 鉄化合物水溶液の酸化抑制処理方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2399567B1 (en) | 2009-02-20 | 2019-05-22 | Natural Medicine Institute Of Zhejiang Yangshengtang Co., Ltd. | A mordant and a hair dyeing composition comprising the said mordant |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58156539A (ja) * | 1982-03-11 | 1983-09-17 | Agency Of Ind Science & Technol | 鉄化合物水溶液の安定化方法 |
JPS60142856A (ja) * | 1983-12-21 | 1985-07-29 | 工業技術院長 | 鉄(2)化合物を含有する粉体組成物及びその製造方法 |
-
1985
- 1985-08-30 JP JP19124585A patent/JPS6252132A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58156539A (ja) * | 1982-03-11 | 1983-09-17 | Agency Of Ind Science & Technol | 鉄化合物水溶液の安定化方法 |
JPS60142856A (ja) * | 1983-12-21 | 1985-07-29 | 工業技術院長 | 鉄(2)化合物を含有する粉体組成物及びその製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62176922A (ja) * | 1985-10-30 | 1987-08-03 | Toshihiro Ijichi | 鉄化合物水溶液の酸化抑制処理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0575700B2 (ja) | 1993-10-21 |
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