JPS625196B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS625196B2
JPS625196B2 JP9198279A JP9198279A JPS625196B2 JP S625196 B2 JPS625196 B2 JP S625196B2 JP 9198279 A JP9198279 A JP 9198279A JP 9198279 A JP9198279 A JP 9198279A JP S625196 B2 JPS625196 B2 JP S625196B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microcapsules
parts
paper
alcohol
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9198279A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5616571A (en
Inventor
Mitsuru Fuchigami
Toshizo Iida
Mamoru Ishiguro
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Paper Mills Ltd filed Critical Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority to JP9198279A priority Critical patent/JPS5616571A/ja
Publication of JPS5616571A publication Critical patent/JPS5616571A/ja
Publication of JPS625196B2 publication Critical patent/JPS625196B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J13/00Colloid chemistry, e.g. the production of colloidal materials or their solutions, not otherwise provided for; Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/02Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/025Applications of microcapsules not provided for in other subclasses

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は印刷インキ組成物に関するものであ
り、さらに詳しくは、マイクロカプセル含有の印
刷用インキの組成物に関するものである。
マイクロカプセルとは、通常数ミクロン乃至数
10ミクロンの粒径をもち、内相としての香料、染
料、接着剤、薬品、液晶、等を天然あるいは合成
高分子皮膜でおゝつたものであり、内相物を化学
的あるいは物理的に保護したり、液体を固体とし
て取り扱える等の点でメリツトも大きく、ノーカ
ーボン複写紙をはじめ広い分野において使用され
ている。
このマイクロカプセルの製法については種々の
方法が公知であり、且つ、実用化されているが、
内相油をよく保護するカプセル化としては、界面
重合法、コアセルベーシヨン法、インサイチユ重
合法(in situ法)が有力な方法である。こうし
て製造したマイクロカプセルは、具体的には、
紙、フイルム、金属等の支持体に塗布され利用さ
れるか、粉体化し、粉体(固体)として使用され
る。
香料、液晶あるいは染料等を含んだマイクロカ
プセルは、通常、分散媒の水ごと紙等の支持体
に、エアーナイフコーテイング、ロールコーテイ
ング、ブレードコーテイング等の公知の方法によ
り塗抹されるか、シルクスクリーンやフレキソ、
グラビア等の公知の方法により印刷される。尚、
最近のこれらの分野に於ては、塗抹と印刷との区
別は実質的にはない場合が多い。すなわち、コー
テイングもプリンテイングも支持体平面上へ薄層
状に液体物質を設けるのであるから、本質的に同
じことである。
そして、その実施手段も互いに共通して来てい
る。
本発明に使用するマイクロカプセルエマルジヨ
ンは、分散媒として水を使用して製造するので、
そのまゝ塗抹(印刷)する事が通常おこなわれて
いるが、水は比熱、蒸発熱、沸点の関係より乾燥
に多くのエネルギーを使うばかりでなく、紙に塗
抹した場合には、伸縮をおこすので、「しわ」発
生の原因となる。そこで、水にかわつて有機溶媒
を使用すると、乾燥も容易でありまた、「しわ」
もおこりにくいので好ましいものであつた。
しかしながら、有機溶媒として、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、シクロヘキサン、ヘキサン、
リグロイン、酢酸エチルエステル、酢酸メチルエ
ステル、メチルイソブチルケトン等を使用する場
合には、分散水中への混和が良くないので、マイ
クロカプセルを一度粉体の型で固型とし、さら
に、これらの有機溶媒中に再分散させる必要があ
る。しかし、この再分散は、マイクロカプセルが
水分散しやすい親水性分散系であるので、これら
の有機溶媒系ではうまく分散しない。
有機溶媒であり、且これらのカプセルを比較的
良く分散するのは、アルコール類であり、蒸発の
速度もメタノール、エタノール、(イソ)プロピ
ルアルコール等を組み合わせて使用することによ
り調節でき、都合の良いものである。これらのア
ルコール類や例えばアセトン等、水にも有機溶媒
にも良く溶解するものは、カプセル膜を通して内
相の疎水性物質を抽出することが知られている。
これらの欠点の為例えば、特開昭48−86612号、
特開昭49−32717号、特開昭49−112711号に記載
の様に、内相の疎水性物質に特定の物質、すなわ
ち、外相のメタノールと相溶しない物質を選択し
インキの組成としている。
これは、ある特定の用途には適しているかもし
れないが、内相油に限定をうける為、好ましくな
く、また外相(メタノール)の選択も不自由であ
る。
本発明は、マイクロカプセルを含有した印刷イ
ンキに関するものであり、従来は困難であつた有
機溶媒を使用した乾燥の速いマイクロカプセルイ
ンキを可能にしたことに特長がある。
本発明者らは、このマイクロカプセルインキの
為にいろいろな面から検討した結果、特定のマイ
クロカプセルのみがこのインキに適している事を
見い出した。
本発明によるインキは、基本的には、顔料
接着剤、マイクロカプセル及びアルコール系
分散媒よりなつており、特にグラビア又はフレキ
ソ印刷に適したインキの組成物である。
ここでいう顔料は、有機・無機あるいは有
色・無色の一般の顔料−例えば、酸化チタン酸化
亜鉛、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、クレ
ー類、尿素ホルマリン樹脂−等の他に、デンプン
粒をも使用することができる。
接着剤としては、一般のインキ用に使用され
る各種セルロース誘導体、マレイン酸レジン、エ
チレン−アクリルスチレン変性アクリル、シエラ
ツク、等が使用できる。
マイクロカプセルは、インサイチユ重合法
(in situ法)により製造されたものであり、その
具体例は、本発明者の特開昭54−49984号に記載
されているが、要約すれば、エチレン無水マレイ
ン酸、スチレン無水マレイン酸等、無水マレイン
酸共重合体の酸性水溶液中にマイクロカプセル内
相物質となるべき疎水性物質を分散乳化し、その
エマルジヨンにメラミン−ホルムアルデヒド初期
重合物を加え、酸性、加熱条件下でメラミン−ホ
ルムアルデヒド重合物をマイクロカプセル膜とし
て析出させるカプセル化である。本発明に用いる
場合には、加熱の条件が、特に重要であり、すな
わち、65℃以上、特に好ましくは70℃以上が必要
であることがわかつた。
低温で作成したマイクロカプセルは、耐アルコ
ール性が強くなく、他の方法で作成したマイクロ
カプセルと同様に内相の疎水性物質が容易にアル
コールにより抽出されてしまう。一方本発明にお
けるごとく65℃以上好ましくは70℃以上の加熱下
で作成したマイクロカプセルはおどろくべきこと
に、アルコールによる抽出は実際上行こなわれな
い事がわかり、本発明に到つた。
のアルコール系分散媒とは、メタノール、エ
タノール、(イソ)プロピルアルコールが主成分
の分散媒となつているが、本発明の目的より、水
あるいは、他の有機溶媒との混合系でも充分使用
できるが、有機溶媒中のアルコールの重量部は40
%以上は必要である。インキ中の固形の割合は、
目的に基づいて適当に決定すれば良いが、顔料
及び接着剤は、マイクロカプセル(dry)100
部に対して、10乃至100部、0乃至50部各々加え
るのが普通である。ここで接着剤の0部とは、マ
イクロカプセル分散液自体が接着剤をも含んでい
る場合であつて、後から添加する接着剤は不用と
の意味である。
本発明のマイクロカプセルは内相物質として疎
水性物質そのものあるいは、適当な溶媒に分散溶
解して疎水性物質を含むことができるが、特に好
ましい例としては、香料、有色染料、ノーカーボ
ン紙用無色染料、ノーカーボン紙用顕色剤等をあ
げることができる。
本発明のごとき印刷インキ組成物は、いわゆる
コンプレツクスコアセルベーシヨン法によるゼラ
チン主体のマイクロカプセルを用いたときは、ア
ルコールにより容易にカプセル内相物質が抽出さ
れてしまうので作成できない。また、各種多価イ
ソシアネート化合物を膜前駆物質として使用する
方法によるマイクロカプセルを用いたときは、ゼ
ラチン主体のマイクロカプセルの場合よりは内相
がアルコールにより抽出されにくいが、しかし、
不満足である。そして、尿素−ホルムアルデヒド
樹脂を膜の主体とするインサイチユ重合法になる
マイクロカプセルもゼラチン主体のカプセルより
はましであるがアルコールに充分耐えられない。
結局、本発明の如く、特定の条件下で作成した
メラミン−ホルマリン樹脂よりなるマイクロカプ
セルを用いてはじめて、本発明のようなマイクロ
カプセル組成物が可能となつた。
以下、実施例により具体的に説明する。
実施例 1 ハイゾールSAS N−296(日石化学(製)、高
沸点炭化水素油)200部に、CVL(クリスタルバ
イオレツト ラクトン=ノーカーボン紙用無色染
料)6部を加熱溶解し、疎水性液体とした。
スチレン−無水マレイン酸共重合体の5%水溶
液(PH5.8)200部中に上記疎水性液体を乳化し
た。次に、メラミン20部ホルマリン(37%)45部
水35部をPH9.5で加熱し、メラミン−ホルマリン
初期縮合物を得、上記乳化液に加え撹拌し、75℃
で1時間半反応させた。室温まで冷却し、PHを
9.5とした。
上記マイクロカプセル100部(固型分)に、カ
オリンクレー20部、エタノール150部、マルキー
ド(荒川林産(株)製、マレイン酸レジン)10部
の混合分散した液を加えて、フレキソグラビア用
インキとした。40μのグラビア版を用いて、82.4
g/m2の上質紙に印刷した所、良好な発色を示す
ノーカーボン上用紙ができた。走査型電子顕微鏡
でみた所マイクロカプセルの破壊は、ほとんどお
こつていなかつた。
実施例 2 実施例1に於ける、CVLのかわりに油溶性赤
色染料としてオリエント化学(株)製になるオイ
ルカラースカーレツト(Oil Color Scarlet)
#308を同量使用して、実施例1と同様な条件で
カプセルを製造し印刷した。
この印刷された紙は、赤色の転写紙あるいはコ
ピーペーパーとして有用であり、チヤコペーパー
の如き型紙用あるいはししゆう用として布等と合
わせても使用できるものであつた。
実施例 3 実施例1に於いて製造したマイクロカプセル
を、スプレードライにて乾燥した。
このマイクロカプセル100部を水/イソプロピ
ルアルコール(1/1)混合溶媒100部、アルカ
リで溶解したマレイン酸樹脂20部、チタン10部で
フレキソグラビア用インキを作成した。
このインキを市販のノーカーボン複写紙下用紙
上に印刷したが、マイクロカプセル内の染料は抽
出されずに、白いノーカーボン自己発色シートが
作成できた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基本的に、顔料、接着剤、マイクロカ
    プセル及びアルコール系分散媒よりなる印刷イ
    ンキ組成物に於て、マイクロカプセルの膜材が
    65℃以上の加熱により重合させたメラミンホルマ
    リン樹脂よりなることを特徴とする印刷インキ組
    成物。 2 アルコール系分散媒が、エタノールと水の混
    合分散媒である特許請求の範囲第1項記載の印刷
    インキ組成物。
JP9198279A 1979-07-19 1979-07-19 Microcapsule composition Granted JPS5616571A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9198279A JPS5616571A (en) 1979-07-19 1979-07-19 Microcapsule composition

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9198279A JPS5616571A (en) 1979-07-19 1979-07-19 Microcapsule composition

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5616571A JPS5616571A (en) 1981-02-17
JPS625196B2 true JPS625196B2 (ja) 1987-02-03

Family

ID=14041687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9198279A Granted JPS5616571A (en) 1979-07-19 1979-07-19 Microcapsule composition

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5616571A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62161874A (ja) * 1986-01-11 1987-07-17 Mitsubishi Paper Mills Ltd 印刷用インキ組成物
JPS63268777A (ja) * 1987-04-25 1988-11-07 Kanzaki Paper Mfg Co Ltd マイクロカプセルインキ組成物
JPS63272580A (ja) * 1987-04-30 1988-11-10 Kanzaki Paper Mfg Co Ltd マイクロカプセル印刷物の製造方法
US5646203A (en) * 1994-03-31 1997-07-08 Toppan Moore Co., Ltd. Microcapsule-containing oil-based coating liquid, ink, coated sheet, and method of preparing the same
KR100914793B1 (ko) * 2007-01-26 2009-09-02 율촌화학 주식회사 그라비아 인쇄용 감온 변색 잉크 조성물, 이를 이용한 인쇄방법 및 인쇄물
CN104324674B (zh) * 2014-10-09 2016-04-13 哈尔滨工业大学宜兴环保研究院 基于乙醇中晶核遇水溶解后得到的液滴制备无机矿化微胶囊的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5616571A (en) 1981-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3888689A (en) Aqueous printing ink containing perfume-containing microcapsules
KR100209030B1 (ko) 마이크로캅셀함유 유성도액 및 잉크와 그 제조방법, 이 잉크를 도포하여 이루어진 쉬트와 그 제조방법
JPS63268777A (ja) マイクロカプセルインキ組成物
JPS6161993B2 (ja)
US5112526A (en) Method for modifying the surface of microcapsule
JPS625196B2 (ja)
JPH02283772A (ja) フレキソ型カプセルインキ組成物
JPS5822196A (ja) マイクロカプセル組成物
JPS63308087A (ja) 温度依存性フォトクロミック組成物
JP3147184B2 (ja) 平版又は凸版印刷用インキ
JPH03247484A (ja) スチルト材、およびそれを含有する感圧性層
JPS58191771A (ja) フレキソ型カプセルインキ
JPH0564668B2 (ja)
JPH0325354B2 (ja)
JPS5833116B2 (ja) 自己発色型感圧記録紙
US5169826A (en) CF ink and tandem printing process
JPS60149489A (ja) 部分感圧紙
JPH0226596B2 (ja)
JPS6333478B2 (ja)
JPS58128892A (ja) 自己発色型感圧記録紙製造用インキ組成物
GB2257153A (en) Microcapsule ink composition
JP3633649B2 (ja) 感圧複写用紙の作成方法
JPS609066B2 (ja) 標識液組成物
KR900002358B1 (ko) 감압(感壓) 복사지용 마이크로캡슐 함유 잉크
JP2866657B2 (ja) マイクロカプセル組成物