JPS6250347A - ハロゲン含有ゴム組成物 - Google Patents
ハロゲン含有ゴム組成物Info
- Publication number
- JPS6250347A JPS6250347A JP18849385A JP18849385A JPS6250347A JP S6250347 A JPS6250347 A JP S6250347A JP 18849385 A JP18849385 A JP 18849385A JP 18849385 A JP18849385 A JP 18849385A JP S6250347 A JPS6250347 A JP S6250347A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- halogen
- parts
- sulfur
- butadiene
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ハロゲン含有ゴム組成物に関する。
更に詳しくは、スコーチ防止性にすぐれたハロゲン含有
ゴム組成物に関する。
ゴム組成物に関する。
ハロゲン含有ゴムの架橋系としては、一般的にチオウレ
ア類、アミン類、トリアジン類またはイオウ類にそれぞ
れ受酸剤を組合せたものが知られているが、チオウレア
類またはアミン類の架橋系の場合には架橋速度が遅いの
で、最近では架橋速度の速いトリアジン類またはイオウ
類の架橋系が用いられるようになってきている。
ア類、アミン類、トリアジン類またはイオウ類にそれぞ
れ受酸剤を組合せたものが知られているが、チオウレア
類またはアミン類の架橋系の場合には架橋速度が遅いの
で、最近では架橋速度の速いトリアジン類またはイオウ
類の架橋系が用いられるようになってきている。
しかるに、このような架橋速度の速い架橋系は、それを
ハロゲン含有ゴムに配合した場合、臨界温度以下でも活
性となり、いわゆるスコーチ(焼け)という現象をみせ
、ゴムの混練および成形上に問題を起している。
ハロゲン含有ゴムに配合した場合、臨界温度以下でも活
性となり、いわゆるスコーチ(焼け)という現象をみせ
、ゴムの混練および成形上に問題を起している。
こうしたスコーチ現象を防止させるスコーチ防止剤とし
て、有機酸やアミン類などが従来から知られているが、
これらのスコーチ防止剤をハロゲン基を引き抜いて架橋
させるハロゲン含有ゴムに用いると、いずれも架橋の誘
導期間を長くさせるばかりではなく、架橋速度をも遅ら
せるので、用いられた架橋系が本来有していた長所が大
きく損われる結果となっている。また、他のゴムのスコ
ーチ防止剤としては有効な二1−ロソ化合物も、ハロゲ
ン含有ゴムには有効ではない。
て、有機酸やアミン類などが従来から知られているが、
これらのスコーチ防止剤をハロゲン基を引き抜いて架橋
させるハロゲン含有ゴムに用いると、いずれも架橋の誘
導期間を長くさせるばかりではなく、架橋速度をも遅ら
せるので、用いられた架橋系が本来有していた長所が大
きく損われる結果となっている。また、他のゴムのスコ
ーチ防止剤としては有効な二1−ロソ化合物も、ハロゲ
ン含有ゴムには有効ではない。
本発明者らは、架橋速度を実質的に遅らせることなく、
しかもスコーチ防止性にもすぐれたハロゲン含有ゴムの
架橋系を求めて種々検討の結果、1へリアジン類または
イオウ類を架橋剤に用いた場合に、特定のブタジェン誘
導体をスコーチ防止剤として選択することにより、かか
る課題が効果的に解決されることを見出した。
しかもスコーチ防止性にもすぐれたハロゲン含有ゴムの
架橋系を求めて種々検討の結果、1へリアジン類または
イオウ類を架橋剤に用いた場合に、特定のブタジェン誘
導体をスコーチ防止剤として選択することにより、かか
る課題が効果的に解決されることを見出した。
〔問題点を解決するための手段〕および〔作用〕従って
、本発明はハロゲン含有ゴム組成物に係り、このハロゲ
ン含有ゴム組成物は、ハロゲン含有ゴム、トリアジン1
−ジチオールまたはその誘導体もしくはイオウまたはイ
オウ供与性化合物および2−トリアルコキシシリル−1
,3−ブタジエンよりなる。
、本発明はハロゲン含有ゴム組成物に係り、このハロゲ
ン含有ゴム組成物は、ハロゲン含有ゴム、トリアジン1
−ジチオールまたはその誘導体もしくはイオウまたはイ
オウ供与性化合物および2−トリアルコキシシリル−1
,3−ブタジエンよりなる。
ハロゲン含有ゴムは、いわゆるハロゲン基の引き抜き反
応で架橋するゴムであり、具体的にはクロロプレンゴム
、エピクロルヒドリンゴム、エピクロルヒドリン−エチ
レンオキサイド共重合ゴム、エピクロルヒドリン−アリ
ルグリシジルエーテル共重合ゴム、エピクロルヒドリン
−エチレンオキサイド−アリルグリシジルエーテル3元
共重合ゴム、エピクロルヒドリン−プロピレンオキサイ
ド−アリルグリシジルエーテル3元共重合ゴム、クロル
スルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、塩素化
ボリブデン、塩素化エチレン−プロピレン(−ジエン)
系共重合ゴム、ハロゲン含有アクリルゴムなどが例示さ
れる。
応で架橋するゴムであり、具体的にはクロロプレンゴム
、エピクロルヒドリンゴム、エピクロルヒドリン−エチ
レンオキサイド共重合ゴム、エピクロルヒドリン−アリ
ルグリシジルエーテル共重合ゴム、エピクロルヒドリン
−エチレンオキサイド−アリルグリシジルエーテル3元
共重合ゴム、エピクロルヒドリン−プロピレンオキサイ
ド−アリルグリシジルエーテル3元共重合ゴム、クロル
スルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、塩素化
ボリブデン、塩素化エチレン−プロピレン(−ジエン)
系共重合ゴム、ハロゲン含有アクリルゴムなどが例示さ
れる。
トリアジントリチオールと同様に用いられるその誘導体
としては、例えば6−シプチルアミノー1,3゜5−ト
リアジン−2,4−ジチオール、6−シプチルアミノー
4−ブチルチオ−6−メルカブトー1.3.5−1−リ
アジンなどが、またイオウと同様に用いられるイオウ供
与性化合物としては、例えば4,4′−ジチオービスー
ジモルホリンなどが挙げられる。
としては、例えば6−シプチルアミノー1,3゜5−ト
リアジン−2,4−ジチオール、6−シプチルアミノー
4−ブチルチオ−6−メルカブトー1.3.5−1−リ
アジンなどが、またイオウと同様に用いられるイオウ供
与性化合物としては、例えば4,4′−ジチオービスー
ジモルホリンなどが挙げられる。
スコーチ防止剤として用いられる2−トリアルコキシシ
リル−1,3−ブタジエンとしては、2−トリメトキシ
シリル−1,3−ブタジエン、2−トリエトキシシリル
−1,3−ブタジエンなどが例示され、好ましくは2−
トリメトキシシリル−1,3−ブタジエンなどが用いら
れる。
リル−1,3−ブタジエンとしては、2−トリメトキシ
シリル−1,3−ブタジエン、2−トリエトキシシリル
−1,3−ブタジエンなどが例示され、好ましくは2−
トリメトキシシリル−1,3−ブタジエンなどが用いら
れる。
以上の必須各成分は、ハロゲン含有ゴム100重置部当
り、トリアジントリチオールまたはその誘導体が約0.
1〜5重量部、好ましくは約0.3〜2重量部、またイ
オウまたはイオウ供与性化合物がイオウとして約0.0
5〜3重量部、好ましくは約0.1〜2重量部、更に2
−1−リアルコキシシリルー1.3−ブタジエンが約0
.01〜5重量部、好ましくは約0.1〜2重量部の割
合でそれぞれ用いられる。2−トリアルコキシシリル−
1,3−ブタジエンは、少くとも約0.01重量部用い
られないとスコーチ防止に有効ではなく、一方約5重量
部以上の割合で用いられると加硫物の伸びが低下し、実
用性に欠けるようになる。
り、トリアジントリチオールまたはその誘導体が約0.
1〜5重量部、好ましくは約0.3〜2重量部、またイ
オウまたはイオウ供与性化合物がイオウとして約0.0
5〜3重量部、好ましくは約0.1〜2重量部、更に2
−1−リアルコキシシリルー1.3−ブタジエンが約0
.01〜5重量部、好ましくは約0.1〜2重量部の割
合でそれぞれ用いられる。2−トリアルコキシシリル−
1,3−ブタジエンは、少くとも約0.01重量部用い
られないとスコーチ防止に有効ではなく、一方約5重量
部以上の割合で用いられると加硫物の伸びが低下し、実
用性に欠けるようになる。
本発明に係るハロゲン含有ゴム組成物中には、受酸剤1
例えば亜鉛、マグネシラ11、カルシウム、釦などの酸
化物、水酸化物またはカルボニウム塩あるいはステアリ
ン酸のカリウム塩、ナトリウム塩などを配合することも
でき、更に必要に応じてカーボンブラック、乾式ホワイ
トカーボン、セライト、メタけい酸カルシウム、けい酸
マグネシウム(タルク)などの充填剤、ステアリン酸な
どの滑剤、各種老化防止剤などを配合することができる
。
例えば亜鉛、マグネシラ11、カルシウム、釦などの酸
化物、水酸化物またはカルボニウム塩あるいはステアリ
ン酸のカリウム塩、ナトリウム塩などを配合することも
でき、更に必要に応じてカーボンブラック、乾式ホワイ
トカーボン、セライト、メタけい酸カルシウム、けい酸
マグネシウム(タルク)などの充填剤、ステアリン酸な
どの滑剤、各種老化防止剤などを配合することができる
。
組成物の調製は、上記各配合成分を一時にまたは段階的
に混合し、オープンロール、バンバリーミキサ−、イン
ターミキサー、ニーダ−などを用いて混練することによ
り行われる。
に混合し、オープンロール、バンバリーミキサ−、イン
ターミキサー、ニーダ−などを用いて混練することによ
り行われる。
本発明に係るハロゲン含有ゴム組成物は、2−トリアル
コキシシリル−1,3−ブタジエンを配合することによ
り、トリアジントリチオール類またはイオウ類を架橋剤
に用いた場合に、架橋速度や加硫物物性を低下させるこ
となく、スコーチ性を改善させるという効果を奏する。
コキシシリル−1,3−ブタジエンを配合することによ
り、トリアジントリチオール類またはイオウ類を架橋剤
に用いた場合に、架橋速度や加硫物物性を低下させるこ
となく、スコーチ性を改善させるという効果を奏する。
。
〔実施例〕
次に、実施例について本発明を説明する。
実施例1〜2、比較例1〜3
クロロプレンゴム(デンカ製品M−40)100部(重
量、以下同じL FEFカーボンブラック40部、セラ
イト20部、酸化亜鉛5部、酸化マグネシウム4部、ス
テアリン酸2部、老化防止剤(N、N’−ジ−β−ナフ
チル−p−フェニレンジアミン)2部、トリアジン1−
クチオ部用外、フ部以外に、更に表1に示される成分(
部)を用い、これらの配合成分を12インチオープンロ
ールで混練した。
量、以下同じL FEFカーボンブラック40部、セラ
イト20部、酸化亜鉛5部、酸化マグネシウム4部、ス
テアリン酸2部、老化防止剤(N、N’−ジ−β−ナフ
チル−p−フェニレンジアミン)2部、トリアジン1−
クチオ部用外、フ部以外に、更に表1に示される成分(
部)を用い、これらの配合成分を12インチオープンロ
ールで混練した。
このようにして調製されたクロロプレンゴム組成物につ
いて、下記項目の測定を行ない、その結果を表1に併記
した。
いて、下記項目の測定を行ない、その結果を表1に併記
した。
スコーチタイム:ムーニー粘度計により125℃のスコ
ーチをts(分)の値として測定 架 橋 速 度:キュラストメーターにより180℃の
架橋速度をt9゜(分)の値として測定 物理的性質:180℃、5分間架橋物について、JIS
K−6301により硬度、引張強度、伸びの値をそれぞ
れ61!I定 (以下余白) 表】 実施例3〜4、比較例4〜6 ハロゲン含有アクリルゴム(NOKIJ品ノックスタイ
I−PA−402)100部、乾式ホワイトカーボン(
エロジール200)15部、メタけい酸カルシウム25
部、けい酸マグネシウム(タルク)25部、老化防止剤
(置換ジフェニルアミン)2部、ステアリン酸ナトリウ
ム3.5部、イオウ0.3部以外に、更に表2に示され
る成分(部)を用い、これらの配合成分を12インチオ
ープンロールで混練した。
ーチをts(分)の値として測定 架 橋 速 度:キュラストメーターにより180℃の
架橋速度をt9゜(分)の値として測定 物理的性質:180℃、5分間架橋物について、JIS
K−6301により硬度、引張強度、伸びの値をそれぞ
れ61!I定 (以下余白) 表】 実施例3〜4、比較例4〜6 ハロゲン含有アクリルゴム(NOKIJ品ノックスタイ
I−PA−402)100部、乾式ホワイトカーボン(
エロジール200)15部、メタけい酸カルシウム25
部、けい酸マグネシウム(タルク)25部、老化防止剤
(置換ジフェニルアミン)2部、ステアリン酸ナトリウ
ム3.5部、イオウ0.3部以外に、更に表2に示され
る成分(部)を用い、これらの配合成分を12インチオ
ープンロールで混練した。
このようにして調製されたハロゲン含有アクリルゴム組
成物について、上記と同様の411定(ただし、架橋速
度はt5.t、。)を行ない、その結果を表2に併記し
た。
成物について、上記と同様の411定(ただし、架橋速
度はt5.t、。)を行ない、その結果を表2に併記し
た。
表2
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ハロゲン含有ゴム、トリアジントリチオールまたは
その誘導体もしくはイオウまたはイオウ供与性化合物お
よび2−トリアルコキシシリル−1,3−ブタジエンよ
りなるハロゲン含有ゴム組成物。 2、ハロゲン含有ゴム100重量部当り2−トリアルコ
キシシリル−1,3−ブタジエンが約0.01〜5重量
部配合された特許請求の範囲第1項記載のハロゲン含有
ゴム組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18849385A JPS6250347A (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 | ハロゲン含有ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18849385A JPS6250347A (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 | ハロゲン含有ゴム組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6250347A true JPS6250347A (ja) | 1987-03-05 |
JPH0588730B2 JPH0588730B2 (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=16224692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18849385A Granted JPS6250347A (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 | ハロゲン含有ゴム組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6250347A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2015098911A1 (ja) * | 2013-12-25 | 2017-03-23 | 日本ゼオン株式会社 | 架橋性アクリルゴム組成物およびゴム架橋物 |
-
1985
- 1985-08-29 JP JP18849385A patent/JPS6250347A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2015098911A1 (ja) * | 2013-12-25 | 2017-03-23 | 日本ゼオン株式会社 | 架橋性アクリルゴム組成物およびゴム架橋物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0588730B2 (ja) | 1993-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4632954A (en) | Halogen-containing rubbers and a method for their manufacture | |
JPS6327542A (ja) | ゴム組成物 | |
JPS6250347A (ja) | ハロゲン含有ゴム組成物 | |
AU2011311990B2 (en) | Accelerator composition for elastomers | |
EP0010789B1 (en) | Heat-curable, elastomer-forming composition crosslinked with 1,3-diamino propane and method for preparing the composition | |
JPH04145144A (ja) | ゴム組成物 | |
US4594396A (en) | Cross-linking halogenated polymers | |
US3644590A (en) | Diene/nitrile elastomeric blends | |
JPS62179560A (ja) | ゴム混合物 | |
JP2021031664A (ja) | 天然ゴムおよびイソプレンゴムの加硫戻りを抑制する硫黄加硫処方 | |
JPH02284935A (ja) | ゴム配合物 | |
JPH0434570B2 (ja) | ||
JP3382676B2 (ja) | ハロゲン含有アクリルゴム組成物 | |
JPH0827333A (ja) | ゴム組成物 | |
JPH06256572A (ja) | Nbr組成物 | |
JPS638440A (ja) | クロロプレンゴム配合物 | |
US4154720A (en) | Rubber compositions containing zinc trimellitate | |
US3557057A (en) | 2,4-dinonylphenols as improved antioxidants for rubber | |
KR100484384B1 (ko) | 공정성이 개선된 고무 조성물 | |
JPS61174258A (ja) | エラストマ−組成物 | |
JPH11343367A (ja) | ゴム組成物 | |
JPH1135755A (ja) | ゴム組成物 | |
JPH06279634A (ja) | 塩素化ポリエチレン組成物 | |
JPH09111083A (ja) | アクリルゴム組成物 | |
JP2866407B2 (ja) | クロロプレンゴム組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |