JPS6250311B2 - - Google Patents

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JPS6250311B2
JPS6250311B2 JP54159743A JP15974379A JPS6250311B2 JP S6250311 B2 JPS6250311 B2 JP S6250311B2 JP 54159743 A JP54159743 A JP 54159743A JP 15974379 A JP15974379 A JP 15974379A JP S6250311 B2 JPS6250311 B2 JP S6250311B2
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ink
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JP54159743A
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Hideyuki Oomori
Shinji Matsuoka
Mitsuhiro Nakagaki
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication of JPS6250311B2 publication Critical patent/JPS6250311B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/07Ink jet characterised by jet control

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、インク粒子帯電量制御形ドツトマト
リクス方式のインクジエツト記録装置に関する。
キーボードなどから入力された電気的な印字デ
ータを被記録体に文字、記号などの画像として記
録するための記録装置は、情報化時代と呼ばれて
いる現在においては極めて広い分野にわたつて使
用されており、従つて、数多くの方式のものが開
発されている。
このうち、加圧されたインクを記録(印字)ヘ
ツドに設けられたノズルから粒子状に噴出させ、
紙などの被記録体の表面に付着させて印字記録す
る方式の、いわゆるインクジエツト記録装置は、
記録動作に伴なうノイズがほとんどなく、しかも
印刷記録された文字、記号などが鮮明でコントラ
ストが高く、その上、被記録体としては使用する
インクが付着するものならたとえ表面が平面状で
ない物体でも印字記録が可能であるなどの利点が
あるため、工業用のプリンタなどとして急速に利
用範囲を広めて来ている。
このようなインクジエツト記録装置のうち、イ
ンク粒子帯電量制御形ドツトマトリクス方式の一
例を第1図に示す。
図において、1は印字データが与えられている
印字入力回路、2は印字入力回路1から印字デー
タを文字、記号ごとに順次読出すための文字カウ
ンタ、3は印字データに応じて文字、記号などを
表わすドツトマトリクス信号を発生するキヤラク
タジエネレータ(以下、CGという)、4はCG3
からドツトマトリクス信号を1列づつ並列ドツト
データとして取り出すための列カウンタ、5は並
列ドツトデータをドツト順に取り出すためのドツ
トカウンタ、6は並列ドツトデータをシリアルド
ツトデータに変換するための並列−直列変換器
(以下、P−S変換器という)、7はANDゲー
ト、8はデジタル−アナログ変換器(以下、D−
A変換器という)、9は増幅器、10は増幅器9
の利得調整用可変抵抗器、11はインク粒子に電
荷を与えるための帯電電極である。
ドツトカウンタ5、列カウンタ4、文字カウン
タ2がクロツクにより動作すると、カウンタ2の
データによつて印字入力回路1から印字データが
1字ごとに取り出されてCG3に入力され、それ
に対応したドツトマトリクス信号からなるキヤラ
クタに変換される。このCG3で変換されたキヤ
ラクタは列カウンタ4のデータにより1列づつ並
列ドツトデータとして取り出されてP−S変換器
6に入力され、シリアルドツトデータに変換され
る。そして、ドツトカウンタ5のデータによりこ
の変換器6内のシリアルドツトデータが順次1ド
ツトづつ取り出されてANDゲート7に入力され
る。ANDゲート7にはドツトカウンタ5からの
カウントデータも与えられていて、これとシリア
ルドツトデータとの論理積がとられ、その出力信
号がD−A変換器8に入力される。
ここで、ドツトカウンタ5からのカウントデー
タはP−S変換器6からシリアルドツトデータが
1ドツトづつ取り出されるごとに増加してゆくデ
ータであり、かつ列カウンタ4のカウントデータ
が1カウントづつ変化するごとに0に戻つて再び
増加してゆくデータであるから、P−S変換器6
からのドツトデータがすべて1となつていたとき
には、列カウンタ4のデータが1カウント変化す
るに要する周期と同じ周期を有する階段波信号
(以下、これを基準階段波信号という)が得られ
ることになり、P−S変換器6から取り出された
ドツトデータがすべて1ではなくて0となつてい
るドツトを含んでいたときには、そのドツトに対
応した部分だけ上記基準階段波信号の一部がベー
スレベルに落ちこんでいる階段波信号、即ちビデ
オ信号が得られることになる。
そこで、このD−A変換器8の出力に現われる
ビデオ信号を増幅器9で所定レベルにまで増幅
し、帯電電極11に供給してインク粒子を帯電さ
せれば、文字や記号の高さ方向、即ち列方向の走
査と、ドツトの有無、即ち輝度変調が行なわれ、
さらに記録ヘツドと被記録体との相対移動により
横方向、即ち行方向の走査が行なわれてドツトマ
トリクスで形成された文字、記号などの画像を被
記録体に記録することができる。
ところで、このようなインクジエツト記録装置
は、電気信号によつて直接インク粒子を偏向させ
て記録しているため、記録ヘツド内に可動部分が
少なく、その上、信号に対する応答特性が優れて
いるため記録に要する時間が短くて済み、そのた
め高速のプリント動作が得られるという利点があ
るので、特に被記録体として紙以外の物品に直接
印字記録するための工業用プリンタとして多く使
用されていることは前記したとおりである。
ところが、物品などに直接記録する場合には、
被記録体の印字面の状態が種々多様に変つたもの
となり、記録ヘツドと被記録体の印字面との距離
も一定にはならないから、それらによつて印字記
録された文字などの大きさが変化してしまう恐れ
がある。従つて、被記録体に応じて記録されるべ
き文字などの大きさを調整できるようにしなけれ
ばならず、そのため、例えば、第1図に示した装
置では増幅器9に設けられている利得調整用可変
抵抗器10によつて増幅器9の利得を変え、記録
される文字などの大きさを調整するようになつて
いた。
しかしながら、このような方法では、利得を変
えると増幅器9の他の特性、例えば、直線性やイ
ンピーダンス特性なども変化するので、可変抵抗
器10の調整がクリチカルになり、操作に熟練を
要する上、S/Nの低下や歪の発生が多くなると
いう欠点があつた。
また、このようなインク粒子帯電量制御形ドツ
トマトリクス方式の記録装置においては、相前後
してノズルから被記録体の印字面に飛来中のイン
ク粒子相互間での静電的な干渉により記録された
画像に歪を生じるので、そのための補正手段を設
ける必要があるが、これには種々複雑な回路や装
置を必要とし、多くのコストアツプを伴なうもの
であつた。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を除
き、簡単な構成で印字されるべき文字などの大き
さが容易に調整でき、かつ記録されるべき文字な
どの歪に補正が確実に行なわれるようにしたイン
クジエツト記録装置を提供するにある。
この目的を達成するため、本発明は、D−A変
換器の出力に得られるべき基準階段波信号を表わ
すビデオデータが書込まれるランダムアクセスメ
モリ(以下、RAMという)を設けた点を特徴と
する。
以下、本発明によるインクジエツト記録装置の
実施例を図面について説明する。
第2図は本発明の一実施例で、20は主制御装
置(以下、CPUという)、21はフアーストイ
ン・フアーストアウト・レジスタ(同、
FIFOR)、22はキーボードなどの印字入力装
置、23はカウンタ、24はRAM、25はシフ
トレジスタ(同、SR)、26は増幅器、27はイ
ンク粒子形成用の電歪素子、28は文字高さ設定
回路である。なお、P−S変換器6、ANDゲー
ト7、D−A変換器8、増幅器9、帯電電極11
は第1図の場合と同じである。
次に動作について説明する。
工業用プリンタとして使用されるインクジエツ
ト記録装置において、印字文字の高さは被印字物
品に応じて変更できることが望ましい。例えば、
コンベアによつて搬送される清涼飲料水の缶に製
造日、製造番号、その他の情報を印字する場合
に、生産ロツトの変更に伴つて印字情報や印字位
置が変更される場合には印字文字の大きさも変え
ることができることが望ましい。
印字文字の高さ寸法の設定や変更は、記録動作
開始前の初期設定時や生産ロツト変更時の記録動
作中断時に行われ、初期設定時や記録動作中断時
にRAM24にビデオデータが書き込まれ又は変
更される。
まず、動作開始時、或いは文字高さ設定回路2
8により列方向の寸法に変更が加えられたとき、
CPU20からビデオデータがRAM24に書込ま
れる。このビデオデータはRAM24から読出さ
れANDゲート7を通つてD−A変換器8に供給
されると、その出力に前述の基準階段波信号を発
生させるような階段波情報のことで、CPU20
からRAM24に対して同時に複数(例えば、8
種類)のビデオデータが書込まれ、それぞれのビ
デオデータは文字高さ設定回路28で与えられた
列方向の寸法に応じて基準階段波信号の各ステツ
プの高さが決定され、かつそれらステツプの高さ
がそれぞれ異なつた所定のパターンとなつている
ものである。
いま、印字開始の信号が図示しない装置、例え
ば被記録体である物品などの存在を検知するセン
サなどからCPU20に与えられると、CPU20
からドツトマトリクス印字データが1列づつ並列
に、1バイト毎の並列ドツトデータとして
FIFOR21に書込まれてゆく。このFIFOR21
は一種のバツフアで、CPU20から任意のタイ
ミングで書込まれた印字データをカウンタ23か
らの列クロツクパルスによつて書込みとは異なる
任意のタイミングで、しかも書込まれたときと同
じ順序で並列ドツトデータとして読出すことがで
きるものである。
FIFOR21から所定のタイミングで読出され
た並列ドツトデータはP−S変換器6に書込ま
れ、並列データから直列データに変換されてSR
25にシリアルドツトデータとして入力される。
SR25はカウンタ23からのドツトクロツクパ
ルスによつてシフトしているから、SR25の各
段にはシリアルドツトデータが所定ビツトづつ順
次送られていることになり、そのうちの所定の段
からドツトデータを取り出してANDゲート7に
供給する。
これと並行してSR25の他の複数の段からも
ドツトデータを取り出してRAM24のアドレス
入力に加え、そこに書込まれているビデオデータ
の一つを選択して読出し、ANDゲート7に供給
する。
従つて、D−A変換器8の出力にはRAM24
から選択的に読出されたビデオデータによる階段
波信号を基準階段波信号とするビデオ信号が得ら
れることになり、これを増幅器9を介して帯電電
極11に供給すれば印字記録が行なわれることに
なる。
なお、増幅器26はfクロツクを増幅してイン
クノズルに設けてある電歪素子27を励振して、
fクロツクパルスに同期したインク粒子を形成す
る働きをする。このとき、SR25に供給されて
いるドツトクロツクパルスは、fクロツクパルス
の1/n(n:2〜15の整数)の周波数となるよ
うにしてある。
第3図は、本発明をさらに具体化して詳細に示
した一実施例で、30はデータセレクタ、31は
インク粒子、32は偏向電極、33は被記録体、
34はガター、35は偏向用高電圧源、36は文
字高さ変更入力スイツチであり、その他は第1
図、第2図の場合と同じである。
次に動作について説明する。
まず、動作開始時、或いは入力スイツチ36よ
り文字高さ、即ち列方向の寸法設定の変更が入力
されると、CPU20からRAM24に複数、例え
ば8種類の新たなビデオデータの書込みが行なわ
れる。即ち、CPU20はRAM24のI1〜I8
端子にビデオデータを1バイトづつ入力し、同時
にデータセレクタ30を制御して入力をB1〜B
3に切替えてRAM24のA0〜A4及びA5〜
A7をアクセスし、R/W端子をWに切替えてカ
ウンタ23からのデータにより所定の番地に順次
複数のビデオデータを書込んでゆく。
これによりRAM24には複数の、例えば8種
類のビデオデータが記憶される。
次に、記録動作が開始されると、CPU20か
ら1バイト毎の並列ドツトデータが入力端子D0
〜D7からFIFOR21に書込まれ、その出力端
子Q0〜Q7に現われてP−S変換器6の入力端
子D0〜D7に入力される。
P−S変換器6にはカウンタ23からドツトク
ロツクパルスに同期したセレクト信号が供給され
ているから、P−S変換器6でD0〜D7の並列
ドツトデータがシリアルドツトデータとなつてY
端子からドツトクロツクパルスに同期して取り出
され、SR25のA端子に入力される。
なお、ここにいうドツトクロツクパルスはf/
nクロツクパルスのことで、前述のようにfクロ
ツクパルスの1/nの周波数を有し、さらにその
パルス幅は元のfクロツクパルスと同じになつて
いるパルスのことである。
FIFOR21の出力Q0〜Q7の1バイト分の
データが全てP−S変換器6により読取られる
と、FIFOR21のSO端子(シフトアウト端子)
にカウンタ23からシフトパルスが入り、
FIFOR21の端子Q0〜Q7のデータは次の1
バイト分のデータに更新される。
さて、SR25のA端子に入力されたシリアル
ドツトデータは、カウンタ23からのf/nクロ
ツクパルスにより、その各段の出力QA→QB→
QC→QDと順次シフトされてゆく。このうち、出
力QBを現にプリントすべきドツトのデータとし
て使用し、ANDゲート7に供給する。
ANDゲート7にはRAM24からのビデオデー
タの一つ(その選択動作については後述する)と
カウンタ23からのf/nクロツクパルスが供給
されているから、その出力をD−A変換器8に供
給すれば、このD−A変換器8の出力にはf/n
クロツクパルスに同期したビデオ信号が得られ、
このビデオ信号が増幅器9で増幅されて帯電電極
11に与えられる。
一方、インクノズルに設けられている電歪素子
27は、増幅器26で増幅されたfクロツクパル
スによつて励振されているから、帯電電極11の
間にはfクロツクパルスに同期したインク粒子3
1が飛行中であり、そのうちf/nクロツクパル
スに同期したインク粒子にだけ電荷が与えられる
ように動作する。そして、ビデオ信号により電荷
が与えられたインク粒子だけが偏向電極32によ
つて偏向され、被記録体33の所定位置に飛来し
て付着し、印字記録が行なわれることになる。そ
して、インク粒子31のうち、電荷が与えられな
かつたインク粒子は、偏向電極32によつても何
ら偏向を受けないから、そのまま直進してガター
34に捕えられて回収されてしまう。
ところで、この第2図及び第3図の実施例にお
いては、前述の通りRAM24を設け、このRAM
24に基準階段波信号を発生させるのに必要なビ
デオデータが任意に書込めるように構成されてい
る。従つて、このRAM24に対するビデオデー
タの書込みを変えることにより、例えば、インク
の特性変化、ノズルの口径変化、動作電圧の変動
などの印字記録条件の変化にも簡単に対応して必
要とする印字記録動作を正確に得ることができる
という利点があるが、さらに、印字記録された文
字などの高さを簡単に変えることができる上、歪
の補正が簡単に行なえるという特徴がある。
そこで、以下、この点について説明する。
第3図において、CPU20からRAM24に対
する複数のビデオデータの書込み動作は、電源投
入時などの動作開始時に行なわれることは前述の
とおりであるが、このとき、ビデオデータによつ
て表わされる基準階段波信号の各ステツプの高さ
は、入力スイツチ36で選択された高さになるよ
うに文字高さ設定回路28によつてCPU20に
データが与えられている。そして、このデータは
入力スイツチ36によつて任意に変更できること
は前述の通りである。
そこで、いま、第4図aに示すような基準階段
波信号イがD−A変換器8の出力に得られるよう
なビデオデータがRAM24に書込まれていたと
する(なお、ビデオデータは前述の通り複数、例
えば8種類のものが書込まれているが、ここでは
それらのうち標準的なもの1種類についてだけを
いつている)。
そうすると、記録すべき画像が例えば“1”と
いう文字であつたとすれば、1文字中の3列分の
ビデオ信号は図のロ,イ,ハで表わしたようにな
り、印字結果は図示の通りとなる。このとき、基
準階段波信号イのステツプ量は1であつたとす
る。
そこで、入力スイツチ36を操作して文字高さ
を2倍にしたとする。
そうすると、文字高さ設定回路28はCPU2
0に変更データを与え、RAM24に書込まれて
いたビデオデータを書替えて第4図bに示すよう
な基準階段波信号イがD−A変換器8の出力に得
られるようなビデオデータがRAM24の中に書
込まれることになる。このとき、信号イのステツ
プ量は2(第4図aにおけるステツプ量を1とし
ている)となつている。
従つて、この基準階段波信号イによつてビデオ
信号を得、記録すべき画像、例えば“1”を記録
すれば、その印字結果は図示のとおりとなり、第
4図aのときの2倍の高さの文字などを得ること
ができる。
即ち、この実施例によれば、入力スイツチ36
を操作するだけで記録すべき文字、記号などの高
さを任意に調整することができ、他の動作条件な
どに全く影響を与えないで簡単にかつ確実に被記
録体の印字面の変化などに対応して文字などの高
さを変化させることができる。
次に、この実施例では、CPU20からRAM2
4に書込まれているのは複数のビデオデータであ
り、そして、f/nクロツクパルスごとにそのう
ちの一つのビデオデータが選択されてANDゲー
ト7に与えられるように構成されていることは前
述の通りである。
そこで、これら複数のビデオデータの一つを選
択して取り出す動作について説明すると、第3図
において、SR25のそれぞれの段からの出力QA
〜QDのうちANDゲート7に供給されてビデオ信
号の形成に使用されている出力QB以外の出力
QA,QC,QDはデータセレクタ30の入力端子
A1〜A3に供給されている。そして、記録動作
中、即ちCPU20によつてRAM24の中に書込
まれるべきビデオデータの書込み、又は書替えが
行なわれているとき以外のときには、このデータ
セレクタ30の入力端子A1〜A3は出力端子Y
1〜Y3に切替えられているから、SR25の出
力QA,QC,QDにf/nクロツクごとに現われ
るデータによつてRAM24のアドレス入力A5
〜A7によるアドレス指定が定まり、その都度、
指定されたアドレスのビデオデータが選択され、
ANDゲート7に供給されて基準階段波信号の形
成にあづかる。
ところで、この実施例のようなインク粒子帯電
量制御形ドツトマトリクス方式の記録装置では、
インク粒子間での静電的な干渉によつて画像に歪
を生じること前述の通りで、この歪が、記録され
た画像の上でどのような形で現われているかを示
したのが第5図である。
図は5×7のドツトマトリクスからなるインク
ジエツト記録装置により印字記録された結果を示
したもので、白ぬきの丸印が正常な場合にインク
ドツトが付着すべき位置を表わし、斜線を施こし
た丸印が実際にインクドツトが付着した位置であ
り、この図から明らかなように、インクドツトの
付着位置が正常な位置から外れるのは、そのイン
クドツトを生じるインク粒子の前後に同じく帯電
したインク粒子が存在した場合である。
即ち、図のイの場合には、3列(左側から右側
に向つて数える)の7行(下から上に数える)、
4列の6行、7行、5列の3行にあるインクドツ
トが正常な位置から大きく外れ、ロでは1列の4
行、2列の5行、4列の2行〜7行、ハでは1列
の6行、7行、2列〜4列の7行、5列の3行、
4行、ニでは1列の3行〜5行、2列の6行、5
列の3行などが外れている。
そこで、第3図の実施例に戻り、SR25の出
力QA,QC,QDに着目してみると、これらは
f/nクロツクパルスの或るパルスタイミングに
おいて帯電電極11によつてインク粒子31に与
えられるべきビデオ信号の形成にあづかる出力
QBの前のタイミングと後のタイミングでインク
粒子に与えられた、又は与えられるべき信号出力
である。
これを第6図によつて説明する。図において、
40はインクノズル、41はノズル40から噴出
されたインク柱、42,43は電歪素子27(第
3図)によつてfクロツクパルスごとに形成され
て飛行中のインク粒子であり、このうちインク粒
子42はf/nクロツクパルスのタイミングとは
合つていないため電荷が与えられず未使用のイン
ク粒子となつてガター34(第3図)に捕捉され
てしまうダミー粒子である。そして、図から明ら
かなように、この場合にはf/nクロツクパルス
のnは2に定められていることが判る。
さて、記録にあづかるインク粒子、つまりf/
2クロツクパルスにタイミングが合つているイン
ク粒子43に、それぞれn+1、n、n−1、n
−2と番号を付け、n番のインク粒子43が帯電
電極11(第3図)によつて丁度電荷が与えられ
る位置、つまりタイミングにあるとすれば、この
n番のインク粒子43に与えられる電荷はSR2
5(第3図)の出力QBによるものであり、n+
1番のインク粒子43に与えられるであろう電荷
は出力QAに、n−1番とn−2番のインク粒子
43に与えられたのは出力QCとQDにそれぞれ由
来したものとなつている。
つまり、SR25の出力QA,QC,QDの状態を
見れば、或るタイミングでビデオ信号によつて電
荷が与えられようとしているインク粒子、例えば
n番のインク粒子43の前後に存在することにな
るインク粒子、例えばn+1番、n−1番、n−
2番のインク粒子43の荷電状態が判ることにな
る。
そして、これらn+1番、n−1番、n−2番
のインク粒子43による電荷の状態は、その組合
わせが8つのパターンとなり、それぞれのパター
ンによつてn番のインク粒子43が受けるであろ
う歪が一義的に決定されることが判る。勿論、こ
れは近似的なもので、実用上からは、飛行中のイ
ンク粒子が静電的に受ける影響のほとんどを、そ
のインク粒子の前に存在する2個のインク粒子と
後に存在する1個のインク粒子の電荷によるもの
であるとすれば充分であるとの認識によるもので
ある。
そこで、第3図に戻り、CPU20からRAM2
4に書込まれるべきビデオデータを8種類のもの
とし、それぞれを第7図に示すようにSR25の
出力QA,QC,QDの状態によつて異なつた基準
階段波信号に対応するビデオデータ値Voを有す
るものとし、これらの出力QA,QC,QDがアド
レス入力A5〜A7に供給されてアドレス指定さ
れたときと同じアドレスに書込むようにしてお
く。つまり、データセレクタ30の入力B1〜B
3を介してRAM24のアドレス入力A5〜A7
にカウンタ23から与えられたデータが第7図の
SR出力QA,QC,QDと同じになつたとき、それ
に対応したビデオデータ値が与えられて書込まれ
るようにしておく。
ここで、第7図におけるSR出力QA,QC,QD
は、インク粒子に与えられる電荷が有るときは1
となり、無いときには0になるものであることは
第3図の説明から明らかであり、また、ビデオデ
ータ値Voにおいて、Vo、Vo+1、Vo-1、Vo-2
補正を行なわなかつたときにビデオデータとして
与えられるべき値を示し、a、c、dなどは比例
定数(全て1以下)を示す。
さて、再び第3図に戻り、以上の説明から明ら
かなように、RAM24の中には第7図に示した
ような値の8種類のビデオデータが書込まれてお
り、しかも、それらの選択的な読出しはSR25
の出力QA,QC,QDの状態、即ち印字記録され
るべきインク粒子の前後におけるインク粒子の帯
電状態に応じてアドレス指定され、RAM24の
出力O1〜O8にビデオデータとして読出されて
くることになる。そして、このSR25の出力
QA,QC,QDの状態はf/nクロツクパルスご
とに書替えられるから(勿論、書替えられても同
じ状態となる場合もかなり多い)、RAM24から
選択的に読出されて出力O1〜O8に現われるビ
デオデータもf/nクロツクパルスごとに書替え
られる(これも同じく、書替えても前と同じビデ
オデータとなる場合もかなり多い)ことになる。
一方、前述のように、印字記録された画像に歪
を生じるのは、印字記録にあづかるインク粒子の
前後に存在するインク粒子の帯電状態で決まるか
ら、第7図に示したビデオデータの値VoをSR2
5の出力QA,QC,QDの状態に応じて変えてい
る比例定数a、c、dの値を適当に定めておけ
ば、印字記録にあづかるインク粒子ごとにそれが
受けるであろう歪の量をSR25の出力QA,
QC,QDの状態からほぼ正確に把握し、それを補
正するのに充分な波形の基準階段波信号に対応し
たビデオデータだけをRAM24から選択して
ANDゲート7に供給することができるので、イ
ンクジエツト記録装置における画像の歪を充分に
補正することができる。
そして、この第3図の実施例では、RAM24
に歪補正用のビデオデータを書込んでおくように
構成されているから、歪補正の態様に応じてビデ
オデータの内容も種々の態様のものとすることが
でき、どのような歪に対しても充分に補正を行な
うことができる上、その変更も極めて簡単に行な
えるという利点が得られる。
なお、以上の説明では省略されていたが、入力
スイツチ36を操作し文字高さ設定回路28から
CPU20に変更データが与えられたときには、
RAM24に書込まれていた複数の、例えば8種
類のビデオデータの全てを書替えなければならな
いことは勿論で、このときにも第7図に示したビ
デオデータ値に応じた新たなビデオデータが8種
類、書込まれることになり、その際、第7図のV
o、Vo+1、Vo-1、Vo-2だけが変更されることに
なる。
また、ビデオデータの作成に際しては、それに
よつて得られるべき基準階段波信号、例えば第4
図aの部分イにおいて、その最低レベルから1段
目までの電圧をガター量として定め、このガター
量をそれがインク粒子31(第3図)に電荷とし
て与えられたときに、そのインク粒子31がガタ
ー34の先を超えて被記録体33に丁度到達でき
るように定めておく必要があることも勿論のこと
である。
以上に説明したように、本発明によれば、被記
録体の印字記録面の状態などに応じて簡単に文
字、記号などの高さを変更することができる上、
印字記録に生じる画像の歪も正確にかつ簡単に補
正することができるので、従来技術の欠点を除い
て工業用プリンタなどとして有用なインクジエツ
ト記録装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はインクジエツト記録装置の従来例を示
すブロツク図、第2図は本発明によるインクジエ
ツト記録装置の一実施例を示すブロツク図、第3
図は第2図に示した実施例を具体化して示したブ
ロツク図、第4図a,bは本発明の動作説明用の
波形図、第5図イ〜ニはインクジエツト記録装置
において生じる印字歪説明用の模式図、第6図は
インク粒子の飛行状態を示す概念図、第7図は歪
補正に必要なビデオデータの値を示した説明図で
ある。 6……並列−直列変換器、7……ANDゲー
ト、8……デジタル−アナログ変換器、9……増
幅器、11……帯電電極、20……主制御装置、
21……フアーストイン・フアーストアウト・レ
ジスタ(FIFOR)、22……印字入力装置、23
……カウンタ、24……ランダムアクセスメモリ
(RAM)、25……シフトレジスタ、26……増
幅器、27……電歪素子、28……文字高さ設定
回路、30……データセレクタ、31……インク
粒子、32……偏向電極、33……被記録体、3
4……ガター、35……高電圧源、36……文字
高さ変更入力スイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 記録すべき画像の列方向のドツト数に等しい
    個数のステツプを有し、これら各ステツプのそれ
    ぞれの高さがそのステツプの前後のステツプにお
    ける記録ドツトの有無によつて異なつて変化して
    いる階段波情報からなる補正済ビデオデータを発
    生するビデオデータ発生手段と、 記録すべき画像のドツトマトリクスデータを列
    単位でパラレルに出力するパラレルドツトデータ
    出力手段と、 このパラレルドツトデータ出力手段から出力さ
    れたドツトデータを列方向記録順位に従つたシリ
    アルドツトデータに変換するP−S変換器と、 このP−S変換器から出力されたシリアルドツ
    トデータと前記補正済ビデオデータに基づいてイ
    ンク粒子の荷電量を制御してこのインク粒子を記
    録すべき画像の列方向に偏向走査する帯電手段
    と、 被記録体と記録ヘツドの相対移動により行方向
    の走査を行う手段とを備えたドツトマトリクス方
    式のインクジエツト記録装置において、 前記ビデオデータ発生手段は、 記録すべき画像の列方向の寸法を設定する文字
    高さ設定回路と、 各ステツプについて前記文字高さ設定回路に設
    定された前記寸法と前記各ステツプの前後のステ
    ツプにおける記録ドツトの有無によつて異なる複
    数の補正済ビデオデータを予め発生する補正済ビ
    デオデータ発生手段と、 前記補正済ビデオデータを記憶するためのラン
    ダムアクセスメモリと、 前記シリアルドツトデータの各列方向記録順位
    に従つたアクセスアドレスを発生するカウンタ
    と、 前記シリアルドツトデータが入力されるシフト
    レジスタと、 文字高さ設定時に予め発生される前記複数の補
    正済ビデオデータを各ステツプの順位とその前後
    のステツプの記録ドツトの有無情報に応じたアド
    レスに記憶するように前記カウンタの出力で前記
    ランダムアクセスメモリの書込みアドレスを指定
    し、記録時には記録すべきドツトのステツプ順位
    とその前後方向のインク粒子に対応したシリアル
    ドツトデータのデータパターンに応じた補正済ビ
    デオデータを読出すように前記カウンタの出力と
    前記シフトレジスタの出力で前記ランダムアクセ
    スメモリの読出アドレスを指定するデータセレク
    タとを備え、 前記帯電手段は、 前記ランダムアクセスメモリから選択的に読出
    された補正済ビデオデータと上記シフトレジスタ
    から順次読出されるシリアルドツトデータの論理
    積からなる信号を入力しインク粒子の荷電量を制
    御する帯電信号を発生するデイジタル・アナログ
    変換器を備えたことを特徴とするインクジエツト
    記録装置。
JP15974379A 1979-12-11 1979-12-11 Ink jet recorder Granted JPS5682991A (en)

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JP15974379A JPS5682991A (en) 1979-12-11 1979-12-11 Ink jet recorder
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US4354195A (en) 1982-10-12

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