JPS625019A - 点火装置 - Google Patents
点火装置Info
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- JPS625019A JPS625019A JP60142449A JP14244985A JPS625019A JP S625019 A JPS625019 A JP S625019A JP 60142449 A JP60142449 A JP 60142449A JP 14244985 A JP14244985 A JP 14244985A JP S625019 A JPS625019 A JP S625019A
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- Japan
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- ignition
- thyristor
- period
- voltage
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はガス、石油などの各種燃料の点火装置に関し、
ライター、暖房機器、各機関などに用いる点火装置。特
に内燃機関用点火装置を提供するものである。
ライター、暖房機器、各機関などに用いる点火装置。特
に内燃機関用点火装置を提供するものである。
従来技術
公知技術として特開昭52‐104634号に示されて
いる点火方式がある。これはコンデンサの充電時と放電
時にスパークを発生させる方式で、第2図にその基本回
路を示す。
いる点火方式がある。これはコンデンサの充電時と放電
時にスパークを発生させる方式で、第2図にその基本回
路を示す。
図中で、21は直流電流、22は切り替えスイッチ、2
3はコンデンサ、24は1次コイル24aと2次コイル
24bを有する点火コイル、25は点火用放電ギャップ
である。
3はコンデンサ、24は1次コイル24aと2次コイル
24bを有する点火コイル、25は点火用放電ギャップ
である。
この動作は次の様になる。直流電流21の電流容量は負
荷に対して充分なものとし、最初にコンデンサ23の電
圧はゼロとする。
荷に対して充分なものとし、最初にコンデンサ23の電
圧はゼロとする。
切り替えスイッチ22を第2図の状態から直流電流21
のプラス側に切り替えると、コンデンサ23は1次コイ
ル24aを介して直流電流21から充電される。
のプラス側に切り替えると、コンデンサ23は1次コイ
ル24aを介して直流電流21から充電される。
図中でプラス記号のある方をコンデンサ23のプラス電
圧とすると、このとき、コンデンサ23の電圧と電流、
及び1次コイル24aの電圧は第3図(イ)で示される
波形になる。それぞれの電圧は減衰振動しながら直流電
源21の電圧Vと電圧ゼロに収束する。この振動周期は
1次側からみた点火コイル24のインダクタンスlとコ
ンデンサ23のキャパシタンスCでほぼ決まる。
圧とすると、このとき、コンデンサ23の電圧と電流、
及び1次コイル24aの電圧は第3図(イ)で示される
波形になる。それぞれの電圧は減衰振動しながら直流電
源21の電圧Vと電圧ゼロに収束する。この振動周期は
1次側からみた点火コイル24のインダクタンスlとコ
ンデンサ23のキャパシタンスCでほぼ決まる。
また、2次コイル24bには昇圧した高電圧が誘起され
るので、点火用放電ギャップ25で絶縁破壊が起こり、
スパークが生じる。
るので、点火用放電ギャップ25で絶縁破壊が起こり、
スパークが生じる。
このとき、コンデンサ23の電圧と電流、及び1次コイ
ル24aの電圧は第3図(ロ)で示される波形になる。
ル24aの電圧は第3図(ロ)で示される波形になる。
両電圧は減衰振動しながら電圧ゼロに収束する。
以下同様に切り換えスイッチ22をつぎつぎに切り換え
ていくと、切り換えるたびにスパークする。
ていくと、切り換えるたびにスパークする。
さらに、この機械的な切り換えスイッチ22の代わりに
半導体スイッチング素子を用いて所定の点火期間の間ス
パークを何回も繰り返す多重連続スパークの例が特開昭
54‐3627号、特開昭59‐54772号、及び特
開昭59‐173558号に示されている。
半導体スイッチング素子を用いて所定の点火期間の間ス
パークを何回も繰り返す多重連続スパークの例が特開昭
54‐3627号、特開昭59‐54772号、及び特
開昭59‐173558号に示されている。
これらに共通した回路動作部分を第4図の動作説明図に
示す。図中では、26は直流電源、27はトリガー信号
34によりオンするサイリスタ、28はトリガー信号3
5によりオンするサイリスタ、29はコンデンサ、30
は1次コイル30aと2次コイル30bを有する点火コ
イル、31は点火用放電ギャップ、32は点火信号33
によりサイリスタ27、28それぞれを交互に所定のタ
イミングでオンにするためにトリガー信号34及び35
を発生するトリガー信号発生回路である。
示す。図中では、26は直流電源、27はトリガー信号
34によりオンするサイリスタ、28はトリガー信号3
5によりオンするサイリスタ、29はコンデンサ、30
は1次コイル30aと2次コイル30bを有する点火コ
イル、31は点火用放電ギャップ、32は点火信号33
によりサイリスタ27、28それぞれを交互に所定のタ
イミングでオンにするためにトリガー信号34及び35
を発生するトリガー信号発生回路である。
その動作の一例を挙げると理論的には次の様になる。第
5図に各部の信号波形と電圧波形を示す。点火スイッチ
(図示せず。)を操作して単安定マルチバイブレータ(
図示せず。)から第5図(1)の所定の点火信号33を
トリガー信号発生回路32に与える。
5図に各部の信号波形と電圧波形を示す。点火スイッチ
(図示せず。)を操作して単安定マルチバイブレータ(
図示せず。)から第5図(1)の所定の点火信号33を
トリガー信号発生回路32に与える。
内燃機関の場合はそのクランク角センサー(図示せず。
)の信号等から割り出された点火タイミングのときに前
記単安定マルチバイブレータをトリガーする。
記単安定マルチバイブレータをトリガーする。
この点火信号33が立ち上がるところが点火開始の時点
で、ハイ・レベルにある期間が点火期間である。この点
火期間中に多重連続スパークが発生する。
で、ハイ・レベルにある期間が点火期間である。この点
火期間中に多重連続スパークが発生する。
そのためにトリガー信号34及び35それぞれが第5図
(2)、(3)の様に一定の時間間隔をあけて交互にハ
イ・レベルになり、トリガー信号発生回路32が各サイ
リスタ27、28をトリガーする。その結果、1次コイ
ル30aの電圧は第5図(4)の波形になる。
(2)、(3)の様に一定の時間間隔をあけて交互にハ
イ・レベルになり、トリガー信号発生回路32が各サイ
リスタ27、28をトリガーする。その結果、1次コイ
ル30aの電圧は第5図(4)の波形になる。
まづ、サイリスタ27がトリガー信号34によりオンす
ると、コンデンサ29の電圧と直流電源26の電圧Vの
和が1次コイル30aに印加される。
ると、コンデンサ29の電圧と直流電源26の電圧Vの
和が1次コイル30aに印加される。
ここで、サイリスタ27が両方向の電流を流すオンしっ
放しのスイッチならば、コンデンサ29の電流は第3図
(イ)の(3)の様に減衰振動しながら電流ゼロに収束
する。そして、1時コイル30aの電圧も第3図(イ)
の(2)の様に減衰振動しながら電圧ゼロに収束する。
放しのスイッチならば、コンデンサ29の電流は第3図
(イ)の(3)の様に減衰振動しながら電流ゼロに収束
する。そして、1時コイル30aの電圧も第3図(イ)
の(2)の様に減衰振動しながら電圧ゼロに収束する。
しかし、サイリスタ27は一方向の電流1が流さず、し
かも、その電流がサイリスタ27の保持電流(ゼロに近
い電流値)以下になるとオフしてしまうので、第3図(
イ)で言えばコンデンサ23の電流がプラスからゼロに
なったとき、すなわち、サイリスタ27がオンしてから
減衰振動の半周期後にサイリスタ27はオフとなる。
かも、その電流がサイリスタ27の保持電流(ゼロに近
い電流値)以下になるとオフしてしまうので、第3図(
イ)で言えばコンデンサ23の電流がプラスからゼロに
なったとき、すなわち、サイリスタ27がオンしてから
減衰振動の半周期後にサイリスタ27はオフとなる。
従って、1次コイル30aの電圧波形とコンデンサ29
の電流波形は、第3図(イ)の(2)と(3)の初めか
ら半周期分にあたる波形となるので、第5図(4)、(
5)においてトリガー信号34がハイ・レベルになって
からトリガー信号35がハイ・レベルになる前までの波
形になる。
の電流波形は、第3図(イ)の(2)と(3)の初めか
ら半周期分にあたる波形となるので、第5図(4)、(
5)においてトリガー信号34がハイ・レベルになって
からトリガー信号35がハイ・レベルになる前までの波
形になる。
また、サイリスタ27がオフになったときのコンデンサ
29の電圧は、第3図(イ)のコンデンサ23の電圧波
形で言えば最大値に相当する電圧となる。
29の電圧は、第3図(イ)のコンデンサ23の電圧波
形で言えば最大値に相当する電圧となる。
次にサイリスタ27がオフした後、サイリスタ28がト
リガー信号35によりオンすると、今度はコンデンサ2
9の電圧だけが1次コイル30aに印圧される。
リガー信号35によりオンすると、今度はコンデンサ2
9の電圧だけが1次コイル30aに印圧される。
この場合も同様に、第3図(ロ)で言えばコンデンサ2
3の電流がマイナスからゼロになったとき、すなわち、
サイリスタ28がオンしてから減衰振動の半周期後にサ
イリスタ28はオフとなる。
3の電流がマイナスからゼロになったとき、すなわち、
サイリスタ28がオンしてから減衰振動の半周期後にサ
イリスタ28はオフとなる。
従って、1次コイル30aの電圧波形とコンデンサ29
の電流波形は、第3図(ロ)の(2)と(3)の初めか
ら半周期分にあたる波形となるので、第5図(4)、(
5)においてトリガー信号35がハイ・レベルになって
からトリガー信号34がハイ・レベルになる前までの波
形になる。
の電流波形は、第3図(ロ)の(2)と(3)の初めか
ら半周期分にあたる波形となるので、第5図(4)、(
5)においてトリガー信号35がハイ・レベルになって
からトリガー信号34がハイ・レベルになる前までの波
形になる。
以下同様に点火期間中にトリガー信号34、35がハイ
・レベルになった回数だけ繰り返す。
・レベルになった回数だけ繰り返す。
尚、第5図(4)において半周期分の各振動波形の間に
時間的に間隔(第5図(4)の場合は電圧がゼロになっ
ている期間)があるのは、サイリスタ27及び28が同
時にオン状態となって直流電源26の出力を短絡しない
様にするためである。以後、この期間のことを休止期間
と呼ぶ。
時間的に間隔(第5図(4)の場合は電圧がゼロになっ
ている期間)があるのは、サイリスタ27及び28が同
時にオン状態となって直流電源26の出力を短絡しない
様にするためである。以後、この期間のことを休止期間
と呼ぶ。
また、一方サイリスタ27あるいは28がオフするとき
の1次コイル30aの電圧と、もう一方のサイリスタ2
8あるいは27がオンするときの1次コイル30aの電
圧とで段差があるのは、サイリスタ27がオンしている
ときはその電流経路に直流電源26が含まれるが、サイ
リスタ28がオンしているときにはその電流経路に直流
電源26が含まれないからである。
の1次コイル30aの電圧と、もう一方のサイリスタ2
8あるいは27がオンするときの1次コイル30aの電
圧とで段差があるのは、サイリスタ27がオンしている
ときはその電流経路に直流電源26が含まれるが、サイ
リスタ28がオンしているときにはその電流経路に直流
電源26が含まれないからである。
つまり、直流電源26の電圧分Vが段差となって電圧波
形に現れるのである。
形に現れるのである。
以上が理論的な動作説明である。
ところが、実際の動作では今までにサイリスタ27ある
いは28がオフすると述べて来た時点ではこのサイリス
タは完全なオフ状態になっておらず、そのターン・オフ
・タイムを経て完全なオフ状態になる。
いは28がオフすると述べて来た時点ではこのサイリス
タは完全なオフ状態になっておらず、そのターン・オフ
・タイムを経て完全なオフ状態になる。
サイリスタは逆方向の電流に対してオフになっても、キ
ャリアがカソードとベースの間に残っている限り、完全
なオフ状態を回復したとは言えない。
ャリアがカソードとベースの間に残っている限り、完全
なオフ状態を回復したとは言えない。
というのは、ここで再び順電圧をそのサイリスタに加え
ると、ゲート電流を流さなくても再びオンしてしまうか
らである。
ると、ゲート電流を流さなくても再びオンしてしまうか
らである。
第4図の2つのサイリスタ27及び28は直流電源26
の出力を短絡する様な構成で直列接続されている。(も
ちろん、この短絡はあってはならない。) そこで、一方のサイリスタ27あるいは28がオンする
とき、必ずもう一方のサイリスタ28あるいは27だけ
に電源電圧Vが『単独で順方向に』印加されるので、そ
のもう一方のサイリスタ28あるいは27は完全なオフ
状態を回復していなければならない。
の出力を短絡する様な構成で直列接続されている。(も
ちろん、この短絡はあってはならない。) そこで、一方のサイリスタ27あるいは28がオンする
とき、必ずもう一方のサイリスタ28あるいは27だけ
に電源電圧Vが『単独で順方向に』印加されるので、そ
のもう一方のサイリスタ28あるいは27は完全なオフ
状態を回復していなければならない。
従って、このターン・オフ・タイムの分を考慮に入れて
余裕を持ってトリガー信号34、35のタイミングを設
置しないと、2つのサイリスタ27、28が同時にオン
状態となって直流電源26の出力を短絡してしまうこと
になる。
余裕を持ってトリガー信号34、35のタイミングを設
置しないと、2つのサイリスタ27、28が同時にオン
状態となって直流電源26の出力を短絡してしまうこと
になる。
第6図はそのことを考慮して実際に動作させたときの、
トリガー信号34、35のタイミングと1次コイル30
aの電圧波形である。
トリガー信号34、35のタイミングと1次コイル30
aの電圧波形である。
第6図の場合、2つのサイリスタ27,28に一般用サ
イリスタ(東芝製のSF型)を、直流電源26としてD
C‐DCコンバータと680マイクロ・ファラッドの電
解型コンデンサを並列接続したものを、コンデンサ29
に3マイクロ・ファラッドのものを用いている。
イリスタ(東芝製のSF型)を、直流電源26としてD
C‐DCコンバータと680マイクロ・ファラッドの電
解型コンデンサを並列接続したものを、コンデンサ29
に3マイクロ・ファラッドのものを用いている。
また、スパイク状のノイズ電圧を抑えるために1次コイ
ル30aと並列に0・01マイクロ・ファラッドのコン
デンサ(図示せず。
ル30aと並列に0・01マイクロ・ファラッドのコン
デンサ(図示せず。
)を接続している。
そして、シパーク時に発生する電波雑音対策としてシー
ルドなどの対策が施してある。
ルドなどの対策が施してある。
第6図において、期間t1は本来のサイリスタ導通期間
(以後、単に導通期間と呼ぶ。)で、この場合共振回路
の半周期分(約0.15ミリ・セカンド)にあたり、こ
の間にスパークが発生する。
(以後、単に導通期間と呼ぶ。)で、この場合共振回路
の半周期分(約0.15ミリ・セカンド)にあたり、こ
の間にスパークが発生する。
期間t2はターン・オフ・タイムを考慮にした休止期間
で、サイリスタ27、28の完全なオフ状態を確保して
いる。また、この期間t2の初めにサージ電圧が発生し
、減衰している。
で、サイリスタ27、28の完全なオフ状態を確保して
いる。また、この期間t2の初めにサージ電圧が発生し
、減衰している。
期間t3、t4はサイリスタ27、28のターン・オフ
・タイムで、使用する個々のサイリスタのターン・オフ
・タイムが実際にどれくらいばらつくかを示すために一
例として書き加えた。
・タイムで、使用する個々のサイリスタのターン・オフ
・タイムが実際にどれくらいばらつくかを示すために一
例として書き加えた。
期間t3をばらつくターン・オフ・タイムの最大値とす
ると、第6図からもわかる様に(t2−t3)が、2つ
のサイリスタ27、28が同時にオン状態となって直流
電源26の出力を短絡しない様にするための期間である
。
ると、第6図からもわかる様に(t2−t3)が、2つ
のサイリスタ27、28が同時にオン状態となって直流
電源26の出力を短絡しない様にするための期間である
。
第6図の従来技術では電源短絡防止機能を本来有してな
いので、短絡防止はこの期間の挿入のみに依存しており
、この期間の長さによってその信頼性は変わる。
いので、短絡防止はこの期間の挿入のみに依存しており
、この期間の長さによってその信頼性は変わる。
しかし、多重連続スパークの点火性能の面からすると、
点火期間中に占める全ズパーク期間(これは全導通期間
と比例する。おおざっぱに言えばほぼ同じ。)の比率が
減少して、点火性能が低下するので、電源短絡を起こさ
ずにこの期間(t2−t3)を無くすことが望まれる。
点火期間中に占める全ズパーク期間(これは全導通期間
と比例する。おおざっぱに言えばほぼ同じ。)の比率が
減少して、点火性能が低下するので、電源短絡を起こさ
ずにこの期間(t2−t3)を無くすことが望まれる。
〈第1の問題点〉
また、この従来技術においては、トリガー信号34、3
5のタイミングが固定されており、ターン・オフ・タイ
ムt3、t4それぞれに対応して自動的に前記タイミン
グを最適に調整する機能を有していないので、(t3−
t4)の時間分が無駄となる。
5のタイミングが固定されており、ターン・オフ・タイ
ムt3、t4それぞれに対応して自動的に前記タイミン
グを最適に調整する機能を有していないので、(t3−
t4)の時間分が無駄となる。
〈第2の問題点〉
つまり、もし、ターン・オフ・タイムがt3の時には休
止期間t2をそのままにしておき、ターン・オフ・タイ
ムがt4のときには休止期間t2をt4に対応して電源
短絡の恐れがない程度に短くする、すなわち、そうなる
様にトリガー信号34、35のタイミングを自動的に調
整できれば、点火期間中に占める全スパーク期間の比率
を増加させることができるので、点火性能を向上させる
ことができるということである。
止期間t2をそのままにしておき、ターン・オフ・タイ
ムがt4のときには休止期間t2をt4に対応して電源
短絡の恐れがない程度に短くする、すなわち、そうなる
様にトリガー信号34、35のタイミングを自動的に調
整できれば、点火期間中に占める全スパーク期間の比率
を増加させることができるので、点火性能を向上させる
ことができるということである。
尚、点火装置ごとに使用サイリスタのターン・オフ・タ
イムを測定して、トリガー信号34、35のタイミング
を調整することもできないではないが、大変であり、し
かも、その特性は温度などの条件で変わるので、常用的
ではない。
イムを測定して、トリガー信号34、35のタイミング
を調整することもできないではないが、大変であり、し
かも、その特性は温度などの条件で変わるので、常用的
ではない。
次に、2つのサイリスタ27、28にターン・オフ・タ
イムの短い高速用サイリスタ(東芝製のSH型)を用い
ると、ターン・オフ・タイムのばらつきによって生じる
先程の無駄な時間(t3−t4)はもとより、ターン・
オフ・タイムそのものによる無駄な時間を無視できる程
小さくできる。
イムの短い高速用サイリスタ(東芝製のSH型)を用い
ると、ターン・オフ・タイムのばらつきによって生じる
先程の無駄な時間(t3−t4)はもとより、ターン・
オフ・タイムそのものによる無駄な時間を無視できる程
小さくできる。
このときの各部の波形を第7図に示す。第7図(1)、
(2)はトリガー信号34、35のタイミング、第7図
(3)は1次コイル30aの電圧波形である。
(2)はトリガー信号34、35のタイミング、第7図
(3)は1次コイル30aの電圧波形である。
第6図と比べて同じ同通期間t1に対して休止期間t′
2が短いので、点火性能が向上する。
2が短いので、点火性能が向上する。
ただし、電源短絡が起こらない様に余分な期間(この場
合、休止期間t′2とほとんど同じ。)が必要なことに
は変わりはない。
合、休止期間t′2とほとんど同じ。)が必要なことに
は変わりはない。
〈第1の問題点〉
ところで、第6、第7図においてサイリスタ27の側が
カソードとなる様にダイオード36をコンデンサ29に
並列接続するといくつかの利点がある。
カソードとなる様にダイオード36をコンデンサ29に
並列接続するといくつかの利点がある。
しかしながら、この従来技術ではそのうちの1つの利点
を有効に活用できない。
を有効に活用できない。
第8図にトリガー信号34、35などの部分を省略して
主な箇所だけを改めて示す。また、この場合の各波形を
第9図に示す。第9図(1)、(2)に1組のトリガー
信号34、35のタイミングだけを、第9図(3)に1
次コイル30aの電圧波形を示す。
主な箇所だけを改めて示す。また、この場合の各波形を
第9図に示す。第9図(1)、(2)に1組のトリガー
信号34、35のタイミングだけを、第9図(3)に1
次コイル30aの電圧波形を示す。
尚、直流電源26′の電圧Vは、1次コイル30aに印
加される最初のプラス電圧を第6、第7図の場合と同じ
くらいにしようとするならば、第6、第7図の場合に比
べて約2倍にする必要がある。
加される最初のプラス電圧を第6、第7図の場合と同じ
くらいにしようとするならば、第6、第7図の場合に比
べて約2倍にする必要がある。
第9図(3)の様にサイリスタ28の方の導通期間tD
はダイオード36の効果で共振回路の半周期t1の約3
倍に延びており、スパーク期間の方も対応して延びる。
はダイオード36の効果で共振回路の半周期t1の約3
倍に延びており、スパーク期間の方も対応して延びる。
ただし、この導通期間tDは半周期t1の様に電源電圧
Vに対して一定ではなく、電源電圧Vが増えると長くな
る。
Vに対して一定ではなく、電源電圧Vが増えると長くな
る。
さらに、多重連続スパーク中でスパークを数回(この回
数はばらつく。)行うたびにもっと極端(tDの約5倍
、半周期t1の約15倍。このときの導通期間をtcと
する。)に延びるという現象が起こる。
数はばらつく。)行うたびにもっと極端(tDの約5倍
、半周期t1の約15倍。このときの導通期間をtcと
する。)に延びるという現象が起こる。
いずれにしても、多重連続スパーク中の個々のスパーク
期間が延びれば、点火期間は定まっているので、点火期
間中のスパークの回数を減らすことができる。従って、
その分消費エネルギーを節約できる。
期間が延びれば、点火期間は定まっているので、点火期
間中のスパークの回数を減らすことができる。従って、
その分消費エネルギーを節約できる。
一方、ダイオード36が無い場合、個々のスパークは相
当強力な反面、点火エネルギーが大きいため、その消費
エネルギーも相当大きくなるという欠点がある。
当強力な反面、点火エネルギーが大きいため、その消費
エネルギーも相当大きくなるという欠点がある。
そこで、点火期間中に占める全スパーク期間の比率を減
らさずに消費エネルギーを節約したい場合には、このダ
イオード36の接続はたいへん有効的となる。
らさずに消費エネルギーを節約したい場合には、このダ
イオード36の接続はたいへん有効的となる。
尚、そのために電流電圧Vを約2倍にすると、サイリス
タ27がオンするたびの直流電源26からの供給エネル
ギーも増えるけれど、先程述べた様な導通期間の極端な
延びなどがそれを補って余り有る程上まわるので、消費
エネルギーの節約となる。
タ27がオンするたびの直流電源26からの供給エネル
ギーも増えるけれど、先程述べた様な導通期間の極端な
延びなどがそれを補って余り有る程上まわるので、消費
エネルギーの節約となる。
ところが、この従来技術においては前述した様にサイリ
スタ28の導通期間■の大幅な変動を考慮しなければな
らず、第6図で説明したターン・オフ・タイムのばらつ
きによって生じる無駄な時間(t3−t4)と全く同じ
様な事が、こちらでも当てはまってしまうのである。
スタ28の導通期間■の大幅な変動を考慮しなければな
らず、第6図で説明したターン・オフ・タイムのばらつ
きによって生じる無駄な時間(t3−t4)と全く同じ
様な事が、こちらでも当てはまってしまうのである。
つまり、電源短路を回避するためにトリガー信号34、
35のタイミングは極端に延びる導通期間tLに合わせ
て長く設定しなければならず、普通に延びる導通期間t
Dのときは、それらの差(tL−tD)が無駄な時間と
なるのである。
35のタイミングは極端に延びる導通期間tLに合わせ
て長く設定しなければならず、普通に延びる導通期間t
Dのときは、それらの差(tL−tD)が無駄な時間と
なるのである。
その結果、この期間(tL−tD)はスパーク期間では
ないから、点火期間中に占める全スパーク期間の比率は
当初述べて来た様に増えないので、ダイオード36の接
続による本来の効果を充分に発揮することができない。
ないから、点火期間中に占める全スパーク期間の比率は
当初述べて来た様に増えないので、ダイオード36の接
続による本来の効果を充分に発揮することができない。
〈第3の問題点〉
従って、第2の問題点の場合と同様にトリガー信号34
、35のタイミングを自動的に導通期間t1、tD、t
Lに対応して最適■に調整する機能を有することが望ま
れる。
、35のタイミングを自動的に導通期間t1、tD、t
Lに対応して最適■に調整する機能を有することが望ま
れる。
第4の問題点として共振回路のインダクタンスやキャパ
シタンスの変化により半周期t1が変化し、2つのサイ
リスタ27、28の導通期間それぞれが変化したときに
、トリガー信号34、35がこの変化に対応できないと
いう問題点がある。
シタンスの変化により半周期t1が変化し、2つのサイ
リスタ27、28の導通期間それぞれが変化したときに
、トリガー信号34、35がこの変化に対応できないと
いう問題点がある。
このインダクタンス、キャパシタンスの変化要因として
温度変化による、その透磁率、誘電率の変化も挙げられ
るが、点火コイル30の2次側でスパーク発生するか、
しないかで1次側からみた点火コイル30のインダクタ
ンスが大幅に変わることが挙げられる。
温度変化による、その透磁率、誘電率の変化も挙げられ
るが、点火コイル30の2次側でスパーク発生するか、
しないかで1次側からみた点火コイル30のインダクタ
ンスが大幅に変わることが挙げられる。
スパークが発生しない原因として、
(1) 2次コイル30bから点火用放電ギャップ31
への接続がはずれている場合、 (2) 2次側を開放して2次側最大出力電圧を測定す
る場合、 (3) 前記2次側最大出力電圧が点火用放電ギャップ
31の絶縁破壊電圧に達しない場合が考えられる。
への接続がはずれている場合、 (2) 2次側を開放して2次側最大出力電圧を測定す
る場合、 (3) 前記2次側最大出力電圧が点火用放電ギャップ
31の絶縁破壊電圧に達しない場合が考えられる。
一例として、サイリスタ27だけをオンにした場合、第
10図(1)にスパークが発生したときの1次コイル3
0aの電圧波形を、第10図(2)にスパークが発生し
なかったときの1次コイル30aの電圧波形を示す。
10図(1)にスパークが発生したときの1次コイル3
0aの電圧波形を、第10図(2)にスパークが発生し
なかったときの1次コイル30aの電圧波形を示す。
両波形の比較から、スパークが発生しないと、その電圧
がゼロになるまでの期間tNが、半周期t1の約6倍あ
ることがわかる。
がゼロになるまでの期間tNが、半周期t1の約6倍あ
ることがわかる。
この理由を簡単に言えば、スパーク発生の有無によって
2次コイル30bの両端が短絡か、開放かに分かれるの
で、1次側からみた点火コイル30のインダクタンスは
その影響を受け、変化するからである。
2次コイル30bの両端が短絡か、開放かに分かれるの
で、1次側からみた点火コイル30のインダクタンスは
その影響を受け、変化するからである。
その結果、第10図(2)の場合、今まで示して来たト
リガー信号34、35のタイミング(第6、第7図の(
1)、(2))では、サイリスタ28がオンになるとき
、サイリスタ27はまだ導通状態にあり、電源短絡を起
こしてしまう。
リガー信号34、35のタイミング(第6、第7図の(
1)、(2))では、サイリスタ28がオンになるとき
、サイリスタ27はまだ導通状態にあり、電源短絡を起
こしてしまう。
ただし、第10図(2)の様にスパイクが現われる場合
(これは、2次側の開放端での反対が原因と考えられ、
主に点火コイル30に閉磁路型を用いると顕著に現われ
る。)で、しかも、サイリスタ27、28に高速用サイ
リスタを使うと、このスパイクが逆印加電圧となってサ
イリスタ27、28それぞれを自動的にターン・オフし
てしまう場合があるので、このときの導通期間は半周期
t1より短くなり、電源短絡は起こらない。
(これは、2次側の開放端での反対が原因と考えられ、
主に点火コイル30に閉磁路型を用いると顕著に現われ
る。)で、しかも、サイリスタ27、28に高速用サイ
リスタを使うと、このスパイクが逆印加電圧となってサ
イリスタ27、28それぞれを自動的にターン・オフし
てしまう場合があるので、このときの導通期間は半周期
t1より短くなり、電源短絡は起こらない。
しかし、このスパイクが現われない場合、あるいは、現
われてもターン・オフさせるのに充分な逆印加電圧と時
間幅が無い場合は駄目である。
われてもターン・オフさせるのに充分な逆印加電圧と時
間幅が無い場合は駄目である。
そんな訳でこのスパイクによるターン・オフがない場合
、電源短絡を防ぐために休止期間を大幅に長く設定しな
ければならず、結果として点火期間中に占める全スパー
ク期間の比率はかなり小さくなり、点火性能は大幅に低
下する。
、電源短絡を防ぐために休止期間を大幅に長く設定しな
ければならず、結果として点火期間中に占める全スパー
ク期間の比率はかなり小さくなり、点火性能は大幅に低
下する。
この場合も第2、第3の問題点と同様にトリガー信号3
4、35のタイミングを自動的に状況変化に対応して調
整する機能を有すれば解決する。
4、35のタイミングを自動的に状況変化に対応して調
整する機能を有すれば解決する。
発明が解決しようとする問題点
第4図の従来技術においては、以上述べて来た通り4つ
の問題点があった。
の問題点があった。
これらの原因は、この従来技術が本来、電源短絡の防止
機能を有しておらず、しかも、トリガー信号34、35
のタイミング、すなわち、サイリスタ27、28のそれ
ぞれがオンになるタイミングが固定されていて、個々の
状況変化に対応して自動的に前記タイミングを最適に調
整する機能を有していない、からである。
機能を有しておらず、しかも、トリガー信号34、35
のタイミング、すなわち、サイリスタ27、28のそれ
ぞれがオンになるタイミングが固定されていて、個々の
状況変化に対応して自動的に前記タイミングを最適に調
整する機能を有していない、からである。
ここで、もう一度4つの問題点を簡単にまとめると、次
の様になる。
の様になる。
(1) 電源短絡防止のため、余分な期間(t2−t3
)が必要である。
)が必要である。
(2) ターン・オフ・タイムが長い場合、そのターン
・オフ・タイムのばらつきによる無駄な時間(t3−t
4)が生じる。
・オフ・タイムのばらつきによる無駄な時間(t3−t
4)が生じる。
(3) サイリスタ27の側がカソードとなる様にダイ
オード36をコンデンサ29に並列接続した場合、その
効果を充分に発揮できない。
オード36をコンデンサ29に並列接続した場合、その
効果を充分に発揮できない。
(4) 点火コイル30の2次側でスパークが発生しな
かった場合などによる共振周期や導通期間の変化にうま
く対応できない。その結果、(2)と似た様な訳で無駄
な時間が生じる。
かった場合などによる共振周期や導通期間の変化にうま
く対応できない。その結果、(2)と似た様な訳で無駄
な時間が生じる。
以上、これらの問題点は点火性能の向上を妨げるか、ま
たは、その低下に結びつく。
たは、その低下に結びつく。
そこで、本発明は前記の原因を取り除き、これら4つの
問題点を解決した点火装置を提供することを目的とする
。
問題点を解決した点火装置を提供することを目的とする
。
問題点を解決するための手段
1次コイルと2次コイルを有する点火コイルと、該1次
コイルと直列接続されたコンデンサと、この直列回路k
の両端をつなぐスイッチング手段Aと、該直列回路kと
直列接続されたスイッチング手段Bと、該スイッチング
手段Bを介して該直列回路kに電圧を印加する直流電源
を有する点火装置において、該スイッチング手段Aのオ
ン、オフを検出するオン・オフ検出手段SAと、その検
出信号から該スイッチング手段Aがオンから完全なオフ
になったことを確認したときに該スイッチング手段Bを
オンにするスイッチング制御手段CBと、該スイッチン
グ手段Bのオン、オフを検出するオン・オフ検出手段S
Bと、その検出信号から該スイッチング手段Bがオンか
ら完全なオフになったことを確認したときに該スイッチ
ング手段Aをオンにするスイッチング制御手段CA、を
設けることにより発振回路を構成し、かつ、外部から与
えられる点火信号に従って動作し該発振回路の動作を制
御する点火制御手段を設けたことを特徴とする点火装置
。
コイルと直列接続されたコンデンサと、この直列回路k
の両端をつなぐスイッチング手段Aと、該直列回路kと
直列接続されたスイッチング手段Bと、該スイッチング
手段Bを介して該直列回路kに電圧を印加する直流電源
を有する点火装置において、該スイッチング手段Aのオ
ン、オフを検出するオン・オフ検出手段SAと、その検
出信号から該スイッチング手段Aがオンから完全なオフ
になったことを確認したときに該スイッチング手段Bを
オンにするスイッチング制御手段CBと、該スイッチン
グ手段Bのオン、オフを検出するオン・オフ検出手段S
Bと、その検出信号から該スイッチング手段Bがオンか
ら完全なオフになったことを確認したときに該スイッチ
ング手段Aをオンにするスイッチング制御手段CA、を
設けることにより発振回路を構成し、かつ、外部から与
えられる点火信号に従って動作し該発振回路の動作を制
御する点火制御手段を設けたことを特徴とする点火装置
。
作用
前記構成によれば、スイッチング手段A、オン・オフ検
出手段SA、スイッチング制御手段CB、スイッチング
手段B、オン・オフ検出手段SB、スイッチング制御手
段CAを一巡する発振回路を構成する。
出手段SA、スイッチング制御手段CB、スイッチング
手段B、オン・オフ検出手段SB、スイッチング制御手
段CAを一巡する発振回路を構成する。
しかも、その途中、スイッチング手段A、B、それぞれ
のところでこれらの導通期間に影響を与える、前記コン
デンサと前記点火コイルが形成する共振回路を含んでい
る。
のところでこれらの導通期間に影響を与える、前記コン
デンサと前記点火コイルが形成する共振回路を含んでい
る。
その結果、点火期間中において、この共振回路の周期、
前記導通期間、スイッチング手段A、Bそれぞれのター
ン・オフ・タイム、2次側でのスパークの有無、スイッ
チング手段Bの側がカソードとなる様に前記コンデンサ
に並列接続されるダイオードの有無、などが前記発振回
路の周期を決める。
前記導通期間、スイッチング手段A、Bそれぞれのター
ン・オフ・タイム、2次側でのスパークの有無、スイッ
チング手段Bの側がカソードとなる様に前記コンデンサ
に並列接続されるダイオードの有無、などが前記発振回
路の周期を決める。
そんな訳で、スイッチング手段A、Bそれぞれがオンに
なるタイミングは、状況変化に対応して最適になる様に
自然に調整され、本発明ではそういう機能を本質的に有
しているのである。
なるタイミングは、状況変化に対応して最適になる様に
自然に調整され、本発明ではそういう機能を本質的に有
しているのである。
また、前記発振回路が電源短絡を起こさずに正常な発振
動作を行うように、一方のスイッチング手段AまたはB
がオンしているときは、もう一方のスイッチング手段B
またはAは必ずオンしない様にしてあるため、本発明で
は初めから電源短絡の防止機能を有しているのである。
動作を行うように、一方のスイッチング手段AまたはB
がオンしているときは、もう一方のスイッチング手段B
またはAは必ずオンしない様にしてあるため、本発明で
は初めから電源短絡の防止機能を有しているのである。
これで、前記2つの機能により先程述べた4つの問題点
は解決される。
は解決される。
ここで、本発明の一例としてその構成と動作を説明する
ための図を第1図に示しておく。
ための図を第1図に示しておく。
図中で、1は直流電源、2と3はスイッチング手段、4
はコンデンサ、5は1次コイル5aと2次コイル5bを
有する点火コイル、6は点火用放電ギャップ、7と9は
オン・オフ検出手段、8と10はスイッチング制御手段
、11は発振回路、12は点火制御手段、13は外部か
ら与えられる点火信号、14は点火制御手段12が発振
回路11を制御することを示す矢印である。
はコンデンサ、5は1次コイル5aと2次コイル5bを
有する点火コイル、6は点火用放電ギャップ、7と9は
オン・オフ検出手段、8と10はスイッチング制御手段
、11は発振回路、12は点火制御手段、13は外部か
ら与えられる点火信号、14は点火制御手段12が発振
回路11を制御することを示す矢印である。
7a、7bと9a、9bはオン・オフ検出手段7、9そ
れぞれが行うオン・オフ検出動作を示している。7s、
9sはオン・オフ検出手段7、9それぞれが出力する検
出信号で、8s、10sはスイッチング制御手段8、1
0それぞれが出力するスイッチング制御信号である。
れぞれが行うオン・オフ検出動作を示している。7s、
9sはオン・オフ検出手段7、9それぞれが出力する検
出信号で、8s、10sはスイッチング制御手段8、1
0それぞれが出力するスイッチング制御信号である。
2a、3aはスイッチング制御信号10s、8sそれぞ
れによってスイッチング手段2、3それぞれがオンする
動作を示している。
れによってスイッチング手段2、3それぞれがオンする
動作を示している。
実施例
本発明の実施例を図面に基づいてされに詳細に説明する
。最初に一実施例の個々の機能を説明するためにその回
路図を第12図と第14図に分け、全体の回路図を第1
5図に示す。
。最初に一実施例の個々の機能を説明するためにその回
路図を第12図と第14図に分け、全体の回路図を第1
5図に示す。
まず、第12図は、サイリスタTH1がオンから完全な
オフになったことが確認されると、すぐにサイリスタT
H2をオンにするまでの機能を表している。
オフになったことが確認されると、すぐにサイリスタT
H2をオンにするまでの機能を表している。
図中で、60は直流電流、61はDC‐DCコンバータ
、62はスイッチ、C1〜C6はコンデンサ、R1〜R
22は抵抗、TR3〜TR6はトランジスタ、D4〜D
9はダイオードである。V10〜V15は各部の電圧で
、それらの電圧波形を第11図に示す。
、62はスイッチ、C1〜C6はコンデンサ、R1〜R
22は抵抗、TR3〜TR6はトランジスタ、D4〜D
9はダイオードである。V10〜V15は各部の電圧で
、それらの電圧波形を第11図に示す。
尚、サイリスタTH1、TH2に高速用サイリスタを、
ダイオードD4〜D9にファースト・リカバリー型を用
いている。
ダイオードD4〜D9にファースト・リカバリー型を用
いている。
コンデンサC2とDC‐DCコンバータ61とで1次コ
イル5aの印加電圧用の直流電源1′を構成している。
イル5aの印加電圧用の直流電源1′を構成している。
ダイオードD4、D5は抵抗R9と共にサイリスタTH
1のオン・オフ検出手段を形成している。抵抗R9はサ
イリスタTH1のオン・オフを電圧出力としてとらえる
ためのもので、第11図(2)の様にサイリスタTH1
がオフのとき、その出力電圧V11はゼロであり、オン
のときダイオードD4を通じてコンデンサC2の電圧と
ほとんど等しい出力電圧となる。
1のオン・オフ検出手段を形成している。抵抗R9はサ
イリスタTH1のオン・オフを電圧出力としてとらえる
ためのもので、第11図(2)の様にサイリスタTH1
がオフのとき、その出力電圧V11はゼロであり、オン
のときダイオードD4を通じてコンデンサC2の電圧と
ほとんど等しい出力電圧となる。
ただし、サイリスタTH1がオンのときに抵抗R9を流
れる電流がサイリスタTH1の保持電流よりも充分に小
さい値になる様に抵抗R9を大きい値に設定しなければ
ならない。さもないと、サイリスタTH1はD5を流れ
る電流がゼロになってもオフにならず、オンしっ放しに
なってしまうからである。
れる電流がサイリスタTH1の保持電流よりも充分に小
さい値になる様に抵抗R9を大きい値に設定しなければ
ならない。さもないと、サイリスタTH1はD5を流れ
る電流がゼロになってもオフにならず、オンしっ放しに
なってしまうからである。
ダイオードD4、D5は、コンデンサ4のプラス、マイ
ナスの電圧が1次コイル5aを介して抵抗R9に印加し
ない様にしている。
ナスの電圧が1次コイル5aを介して抵抗R9に印加し
ない様にしている。
コンデンサC3と抵抗R10は微分回路で、第11図(
3)の様にサイリスタTH1のオフからオンへの変化と
、オンから完全なオフへの変化をとらえている。
3)の様にサイリスタTH1のオフからオンへの変化と
、オンから完全なオフへの変化をとらえている。
サイリスタTH1が初めオフ状態にあるとこの数分電流
はゼロで、ダイオードD7、D8には抵抗R11を介し
て直流電源60から電流が流れているので、第11図(
4)の様にV13は約プラス1.2ボルトであり、この
電圧によってトランジスタTR3は抵抗R12を通じて
オン状態にある。
はゼロで、ダイオードD7、D8には抵抗R11を介し
て直流電源60から電流が流れているので、第11図(
4)の様にV13は約プラス1.2ボルトであり、この
電圧によってトランジスタTR3は抵抗R12を通じて
オン状態にある。
ここで、サイリスタTH1がオンになると、前記微分回
路によってその微分電流がダイオードD8に流れるが、
V13はほんのわずか変化するだけでほぼ一定である。
路によってその微分電流がダイオードD8に流れるが、
V13はほんのわずか変化するだけでほぼ一定である。
ところが、サイリスタTH1がオンから完全なオフにな
ると、コンデンサC3の電荷は抵抗R9、ダイオードD
6、抵抗R10を介して放電するので、わずかの間ダイ
オードD8はオフとなり、ダイオードD7を流れる電流
は抵抗R10、コンデンサC3、抵抗R9を介してアー
スへ流れる。そして、ダイオードD8はオンに戻る。
ると、コンデンサC3の電荷は抵抗R9、ダイオードD
6、抵抗R10を介して放電するので、わずかの間ダイ
オードD8はオフとなり、ダイオードD7を流れる電流
は抵抗R10、コンデンサC3、抵抗R9を介してアー
スへ流れる。そして、ダイオードD8はオンに戻る。
このわずかの時間(サイリスタTH2をトリガーするの
に充分な時間)の間、ダイオードD6及びD7のカソー
ド電位は約マイナス0.4ボルトになり、第11図(4
)の様にV13はアース電位くらいまで下がるので、ト
ランジスタTR3は第11図(5)の様にそのわずかの
間オフとなる。
に充分な時間)の間、ダイオードD6及びD7のカソー
ド電位は約マイナス0.4ボルトになり、第11図(4
)の様にV13はアース電位くらいまで下がるので、ト
ランジスタTR3は第11図(5)の様にそのわずかの
間オフとなる。
一方、トランジスタTR4、TR5、TR6はサイリス
タTH2のゲートを制御している。トランジスタTR6
はサイリスタTH2にゲート電流を与えないときは、そ
のゲートとカソードを短絡してサイリスタTH2が誤動
作でオンしない様にしている。トランジスタTR5はサ
イリスタTH2に直接ゲート電流を与えるものであり、
トランジスタTR4はトランジスタTR5とTR6の動
作がうまくかみ合う様にそれらを制御している。
タTH2のゲートを制御している。トランジスタTR6
はサイリスタTH2にゲート電流を与えないときは、そ
のゲートとカソードを短絡してサイリスタTH2が誤動
作でオンしない様にしている。トランジスタTR5はサ
イリスタTH2に直接ゲート電流を与えるものであり、
トランジスタTR4はトランジスタTR5とTR6の動
作がうまくかみ合う様にそれらを制御している。
いま、トランジスタTR3がオンだと、トランジスタT
R4、TR5はオフ、トランジスタTR6はオンでサイ
リスタTH2のゲートとカソードは短絡されるので、第
11図(6)の様にV15はゼロとなる。
R4、TR5はオフ、トランジスタTR6はオンでサイ
リスタTH2のゲートとカソードは短絡されるので、第
11図(6)の様にV15はゼロとなる。
ここで、サイリスタTH1がオンから完全なオフになる
と、前述した通りトランジスタTR3がわずかの時間オ
フとなるので、この間、トランジスタTR4、TR5は
オン、トランジスタTR6はオフとなり、V15はプラ
ス電圧となってサイリスタTH2をトリガーしてオンに
する。
と、前述した通りトランジスタTR3がわずかの時間オ
フとなるので、この間、トランジスタTR4、TR5は
オン、トランジスタTR6はオフとなり、V15はプラ
ス電圧となってサイリスタTH2をトリガーしてオンに
する。
そして、共振回路が半周期だけ振動してからサイリスタ
TH2のターン・オフ・タイムを経て、サイリスタTH
2は完全なオフとなる。
TH2のターン・オフ・タイムを経て、サイリスタTH
2は完全なオフとなる。
この結果、第11図(1)の1次コイルの5aの電圧V
10からもわかる通り、サイリスタTH1が完全にオフ
するとすぐにサイリスタTH2がオンになっており、休
止期間はほとんどゼロと見なせる。
10からもわかる通り、サイリスタTH1が完全にオフ
するとすぐにサイリスタTH2がオンになっており、休
止期間はほとんどゼロと見なせる。
これにはサイリスタTH1、TH2に高速用サイリスタ
(東芝製のSH型)を用いたせいもある。
(東芝製のSH型)を用いたせいもある。
次に、第14図は、サイリスタTH2がオンから完全な
オフになったことが確認されると、すぐにサイリスタT
H1をオンにするまでの機能と、回路中に構成される発
振回路の発振の起動、持続、及び停止を制御する点火制
御機能を表している。
オフになったことが確認されると、すぐにサイリスタT
H1をオンにするまでの機能と、回路中に構成される発
振回路の発振の起動、持続、及び停止を制御する点火制
御機能を表している。
図中で、PC1はフォト・カプラー、C1〜C6はコン
デンサ、R1〜R29は抵抗、TR1〜TR8はトラン
ジスタ、D1〜D13はダイオードである。V10、V
17〜V21は各部の電圧で、それらの電圧波形を第1
3図に示す。
デンサ、R1〜R29は抵抗、TR1〜TR8はトラン
ジスタ、D1〜D13はダイオードである。V10、V
17〜V21は各部の電圧で、それらの電圧波形を第1
3図に示す。
尚、ダイオードD1〜D13にファースト・リカバリー
型を用いている。
型を用いている。
ダイオードD10、D11と抵抗R23とでサイリスタ
TH2のオン・オフ検出手段を形成している。抵抗R2
3はサイリスタTH2のオン・オフを電圧出力としてと
らえるためのものである。ダイオードD11、D10は
この出力電圧にコンデンサ4のプラス、マイナスの電圧
が影響しない様に両者を分けている。
TH2のオン・オフ検出手段を形成している。抵抗R2
3はサイリスタTH2のオン・オフを電圧出力としてと
らえるためのものである。ダイオードD11、D10は
この出力電圧にコンデンサ4のプラス、マイナスの電圧
が影響しない様に両者を分けている。
ダイオードD12と抵抗R24とでノイズ・フィルター
の役目を果たし、ダイオードD11側から混入するサー
ジ電圧を抑えている。
の役目を果たし、ダイオードD11側から混入するサー
ジ電圧を抑えている。
尚、点火信号電圧V17がゼロのとき(点火指示のとき
)だけとレンジスタTR7がオンとなるので、このとき
、抵抗R24の一端はプラスの電源ラインと接続状態に
ある。
)だけとレンジスタTR7がオンとなるので、このとき
、抵抗R24の一端はプラスの電源ラインと接続状態に
ある。
従って、点火指示のとき、サイリスタTH2がオフであ
るとV18は第13図(3)の様に直流電源60の電圧
と大体同じになり、オンであるとゼロに近い値となる。
るとV18は第13図(3)の様に直流電源60の電圧
と大体同じになり、オンであるとゼロに近い値となる。
ただし、サイリスタTH2がオンのとき、抵抗R23と
R24を介して直流電源60からダイオードD11に流
れる電流は、サイリスタTH2の保持電流よりも充分に
小さくなる様にしなければならない。さもないと、D1
0を流れる電流がゼロになっても、サイリスタTH2は
オフのならず、オンしっ放しになってしまう。
R24を介して直流電源60からダイオードD11に流
れる電流は、サイリスタTH2の保持電流よりも充分に
小さくなる様にしなければならない。さもないと、D1
0を流れる電流がゼロになっても、サイリスタTH2は
オフのならず、オンしっ放しになってしまう。
コンデンサC4は抵抗R24、R25と共に微分回路を
形成している。抵抗R26はこの微分動作を妨げない様
に抵抗R24、R25の和より充分に大きい値に設定し
てあり、その役目は、トレンジスタTR7がオフのとき
、コンデンサC4の電圧をゼロにするための放電抵抗で
ある。
形成している。抵抗R26はこの微分動作を妨げない様
に抵抗R24、R25の和より充分に大きい値に設定し
てあり、その役目は、トレンジスタTR7がオフのとき
、コンデンサC4の電圧をゼロにするための放電抵抗で
ある。
また、抵抗R25は、サイリスタTH2がオンになって
、コンデンサC4の電荷がダイオードD12、D11、
サイリスタTH2、ダイオードD13を介して放電する
ときに、その放電々流のピークを抑えるためのものであ
る。
、コンデンサC4の電荷がダイオードD12、D11、
サイリスタTH2、ダイオードD13を介して放電する
ときに、その放電々流のピークを抑えるためのものであ
る。
この放電時間中、トランジスタTR8のベース・エミッ
タ間にマイナスの過電圧が印加されない様にダイオード
D13で防いでいる。
タ間にマイナスの過電圧が印加されない様にダイオード
D13で防いでいる。
ドランジスタTR7、抵抗R28、R29で構成される
点火制御手段は、点火信号が点火停止(V17がハイ・
レベルのとき。)でトランジスタTR7がオフのとき、
コンデンサC4の充電を妨げ、その充電々流によってト
ランジスタTR8がオンになってサイリスタTH1がト
リガーされるのを阻止し、点火停止状態を保っている。
点火制御手段は、点火信号が点火停止(V17がハイ・
レベルのとき。)でトランジスタTR7がオフのとき、
コンデンサC4の充電を妨げ、その充電々流によってト
ランジスタTR8がオンになってサイリスタTH1がト
リガーされるのを阻止し、点火停止状態を保っている。
ここで、点火信号電圧V17が第13図(2)の様にゼ
ロになると、トランジスタTR7がオンになり、コンデ
ンサC4の充電々流によってトランジスタTR8が第1
3図(5)の様にわずかの時間(サイリスタTH1をト
リガーするのに充分な時間)オンになり、後述する段階
を経てサイリスタTH1がトリガーされる。
ロになると、トランジスタTR7がオンになり、コンデ
ンサC4の充電々流によってトランジスタTR8が第1
3図(5)の様にわずかの時間(サイリスタTH1をト
リガーするのに充分な時間)オンになり、後述する段階
を経てサイリスタTH1がトリガーされる。
その後、サイリスタTH1が完全なオフになると、第1
1、12図の説明のところで述べた通りサイリスタTH
2がオンになるので、コンデンサC4の電荷はサイリス
タTH2を通って放電するが、トランジスタTR8は第
13図(5)の様にオフのままである。このとき、V1
9は第13図(4)の様になる。
1、12図の説明のところで述べた通りサイリスタTH
2がオンになるので、コンデンサC4の電荷はサイリス
タTH2を通って放電するが、トランジスタTR8は第
13図(5)の様にオフのままである。このとき、V1
9は第13図(4)の様になる。
そして、サイリスタTH2が完全なオフになると、コン
デンサC4は再び充電されるので、その充電々流によっ
てトランジスタTR8が第13図(5)の様に再びわず
かの間オンになり、サイリスタTH1がトリガーされる
。このサイリスタTH1のトリガーは、点火信号が点火
指示である限り、トランジスタTR7はオン状態にある
ので、繰り返される。
デンサC4は再び充電されるので、その充電々流によっ
てトランジスタTR8が第13図(5)の様に再びわず
かの間オンになり、サイリスタTH1がトリガーされる
。このサイリスタTH1のトリガーは、点火信号が点火
指示である限り、トランジスタTR7はオン状態にある
ので、繰り返される。
以上の様にして前記点火制御手段は回路中に構成される
発振回路の発振の起動、持続、及び停止を制御している
。
発振回路の発振の起動、持続、及び停止を制御している
。
また、フォト・カプラーPC1はサイリスタTH1にゲ
ート電流を与えないときは、そのゲートとカソードを短
絡してサイリスタTH1が誤動作でオンしない様にして
いる。これを制御しているのがトランジスタTR2であ
る。
ート電流を与えないときは、そのゲートとカソードを短
絡してサイリスタTH1が誤動作でオンしない様にして
いる。これを制御しているのがトランジスタTR2であ
る。
トランジスタTR1はサイリスタTH1にゲート電流を
与えるためのもので、ダイオードD3はコンデンサ4の
逆電圧によって電流の逆流を防ぎ、ダイオードD2はト
ランジスタTR1をサージによる逆過電圧から保護して
いる。
与えるためのもので、ダイオードD3はコンデンサ4の
逆電圧によって電流の逆流を防ぎ、ダイオードD2はト
ランジスタTR1をサージによる逆過電圧から保護して
いる。
トランジスタTR8、トランジスタTR1とTR2の動
作がうまくかみ合う様にそれらを制御している。
作がうまくかみ合う様にそれらを制御している。
尚、コンデンサC6はスパイク状のノイズ電圧を抑える
ためのもので、コンデンサ4の容量の約300分の1に
してある。
ためのもので、コンデンサ4の容量の約300分の1に
してある。
他にも、シールドなどによる充分な点火ノイズ対策を施
す必要がある。
す必要がある。
以上で本実施例の各機能の説明を終え、第15図に全体
の回路図を示す。
の回路図を示す。
さらに、次の実施例を第16図に示す。図中で、TH3
はトライアック(双方向サイリスタ)、PC2はフォト
・カプラー、C8〜C9、C2′はコンデンサ、R31
〜R44は抵抗、TR10〜TR12はトランジスタ、
D15〜D21はダイオードである。
はトライアック(双方向サイリスタ)、PC2はフォト
・カプラー、C8〜C9、C2′はコンデンサ、R31
〜R44は抵抗、TR10〜TR12はトランジスタ、
D15〜D21はダイオードである。
尚、ダイオードD15〜D21にファースト・リカバリ
ー型を用いている。
ー型を用いている。
1″はDC‐DCコンバータ61′とコンデンサC2′
で構成される直流電源である。
で構成される直流電源である。
さて、第16図は、第15図の回路で数箇所を変更した
ものであるが、その回路動作の大筋は変わっていない。
ものであるが、その回路動作の大筋は変わっていない。
まず、トライアックTH3とダイオードD5で第15図
のサイリスタTH1の役割を果たす。
のサイリスタTH1の役割を果たす。
従って、この場合、ダイオードD5はオン・オフ検出手
段の構成要素であるばかりでなく、スイッチング手段の
構成要素でもある。
段の構成要素であるばかりでなく、スイッチング手段の
構成要素でもある。
このトライアックTH3に変更した結果、そのスイッチ
ング制御手段のところが幾分簡単になった。トランジス
タTR10がトランジスタTR11を介してトライアッ
クTH3にゲート電流を供給するために働くと共に、フ
ォト・カプラーPC2を制御している。
ング制御手段のところが幾分簡単になった。トランジス
タTR10がトランジスタTR11を介してトライアッ
クTH3にゲート電流を供給するために働くと共に、フ
ォト・カプラーPC2を制御している。
次に、点火制御手段はトランジスタTR12と抵抗R4
3、R44とで構成され、点火停止状態においてコンデ
ンサC9の電荷はトランジスタTR12を介して放電す
るので、コンデンサC9の並列抵抗は不要になる。
3、R44とで構成され、点火停止状態においてコンデ
ンサC9の電荷はトランジスタTR12を介して放電す
るので、コンデンサC9の並列抵抗は不要になる。
また、ダイオードD16〜D18付近の結線変更は、ト
ランジスタTR3のオフ動作を一層確実にするためであ
る。
ランジスタTR3のオフ動作を一層確実にするためであ
る。
尚、抵抗R36、R37などの値を変えてダイオードD
16〜D18を一個のツェナー・ダイオードに置き換え
ることも考えられる。
16〜D18を一個のツェナー・ダイオードに置き換え
ることも考えられる。
ところで、点火制御手段として単安定マルチバイブレー
タを用いることもできる。
タを用いることもできる。
これを3番目の実施例としてこの点火制御手段とその接
続部分だけを第17図に示す。
続部分だけを第17図に示す。
あとは第16図と全く同じである。
図中で、C11〜C12はコンデンサ、R46〜R54
は抵抗、TR14〜TR15はトランジスタ、D23〜
D25はダイオード、64はスイッチである。
は抵抗、TR14〜TR15はトランジスタ、D23〜
D25はダイオード、64はスイッチである。
抵抗R46、R47は抵抗R39とコンデンサC9と共
に微分回路を形成する。
に微分回路を形成する。
ダイオードD23はコンデンサC9の放電をすみやかに
する。
する。
第17図の右半分は、抵抗R49とダイオードD25を
除けば、よく知られている単安定マルチバイブレータ回
路とそのトリガー回路である。
除けば、よく知られている単安定マルチバイブレータ回
路とそのトリガー回路である。
抵抗R49は耐ノイズ性を向上させるために、ダイオー
ドD25はトランジスタTR14の入力側を逆週電圧か
ら守るために、それぞれ付け加えた。
ドD25はトランジスタTR14の入力側を逆週電圧か
ら守るために、それぞれ付け加えた。
回路中でスイッチ64のオン、オフが点火信号に相当す
る。
る。
単安定マルチバイブレータに直接外部からトリガー信号
を与えてこれを動作させる場合は、このトリガー信号が
点火信号になる。
を与えてこれを動作させる場合は、このトリガー信号が
点火信号になる。
この単安定マルチバイブレータの出力が立ち上がるとき
が点火の開始時点で、この出力がハイ・レベルにある期
間Pの間にトライアックTH3とサイリスタTH2がト
リガーされた回数だけスパークする。
が点火の開始時点で、この出力がハイ・レベルにある期
間Pの間にトライアックTH3とサイリスタTH2がト
リガーされた回数だけスパークする。
尚、厳密に言えば、第13図の(1)と(2)の関係の
様に期間Pと点火期間は全く同じではない。
様に期間Pと点火期間は全く同じではない。
また、期間Pはこの単安定マルチバイブレータの時定数
で決まっており、この期間Pに関するデータは前記点火
信号には含まれていない。
で決まっており、この期間Pに関するデータは前記点火
信号には含まれていない。
しかし、1番目、2番目の実施例では期間Pに相当する
期間P′のデータはその点火信号に含まれており、その
点火信号が期間P′を決めるので、外部からその値を自
由に設定できる。こればコンピュータ等で制御する場合
都合がよい。特に、自動車などで使う場合。
期間P′のデータはその点火信号に含まれており、その
点火信号が期間P′を決めるので、外部からその値を自
由に設定できる。こればコンピュータ等で制御する場合
都合がよい。特に、自動車などで使う場合。
単安定マルチバイブレータの方も時定数を変えられる機
能を付加すれば可能である。
能を付加すれば可能である。
例えば、両方向の電流を流すフォト・カプラーの出力側
と所定のコンデンサを直列接続したものをいくつか、第
17図のコンデンサC11と並列に接続し、それらのフ
ォト・カプラーのスイッチングを外部から制御すればよ
い。
と所定のコンデンサを直列接続したものをいくつか、第
17図のコンデンサC11と並列に接続し、それらのフ
ォト・カプラーのスイッチングを外部から制御すればよ
い。
内燃機関に用いる場合はそのクランク角センサー等(図
示せず。)の信号から割り出された点火タイミング時に
、前記単安定マルチバイブレータをトリガーすればよい
。
示せず。)の信号から割り出された点火タイミング時に
、前記単安定マルチバイブレータをトリガーすればよい
。
発明の効果
以上で述べて来た通り、本発明では第4図の従来技術が
有していない、電源短絡の防止機能と、2つのスイッチ
ング手段それぞれをオンにするタイミングを個々の状況
(導通期間やターン・オフ・タイム等。)の変化に対応
して自動的に最適に調整する機能、を有しているので、
前述した4つの問題点を解決することができる。
有していない、電源短絡の防止機能と、2つのスイッチ
ング手段それぞれをオンにするタイミングを個々の状況
(導通期間やターン・オフ・タイム等。)の変化に対応
して自動的に最適に調整する機能、を有しているので、
前述した4つの問題点を解決することができる。
第15図の実施例を基にその効果の実例を示す。
第1の問題点、余分な期間が必要である点については、
どちらの場合も2つのサイリスタに高速用サイリスタを
用いた第7図(3)《従来技術》と第13図(1)《本
実施例》を比較すれば、その余分な期間はゼロと言って
もよいくらいまで改善されているのがわかる。
どちらの場合も2つのサイリスタに高速用サイリスタを
用いた第7図(3)《従来技術》と第13図(1)《本
実施例》を比較すれば、その余分な期間はゼロと言って
もよいくらいまで改善されているのがわかる。
第2の問題点、ターン・オフ・タイムの長い一般用サイ
リスタを用いたときに、各ターン・オフ・タイムのばら
つきによって生じる無駄な時間(t3−t4)について
は、第6図(3)《従来技術》と第18図《本実施例》
を比較すれば、本実施例では各ターン・オフ・タイムに
対応して各休止期間が最適になっており、各ターン・オ
フ・タイムの分だけを残して前記の無駄な時間が取り除
かれていることがわかる。
リスタを用いたときに、各ターン・オフ・タイムのばら
つきによって生じる無駄な時間(t3−t4)について
は、第6図(3)《従来技術》と第18図《本実施例》
を比較すれば、本実施例では各ターン・オフ・タイムに
対応して各休止期間が最適になっており、各ターン・オ
フ・タイムの分だけを残して前記の無駄な時間が取り除
かれていることがわかる。
第3の問題点、第8図でダイオード36の効果を充分に
発揮できない点については、第15図でサイリスタTH
1の側がカソードとなる様に新しくダイオードをコンデ
ンサ4に並列接続し、直流電源1′の出力電圧を約2倍
にしたときの1次コイル5aの電圧波形を第19図に示
す。
発揮できない点については、第15図でサイリスタTH
1の側がカソードとなる様に新しくダイオードをコンデ
ンサ4に並列接続し、直流電源1′の出力電圧を約2倍
にしたときの1次コイル5aの電圧波形を第19図に示
す。
ただし、時間軸は第9図(3)《従来技術》の5分の1
に締めている。また、どちらの場合も2つのサイリスタ
に高速用サイリスタを使っている。
に締めている。また、どちらの場合も2つのサイリスタ
に高速用サイリスタを使っている。
この電圧波形から、導通期間の実働に対して充分な対応
がなされていることがわかる。
がなされていることがわかる。
第4の問題点、2次側でスパークが発生しない場合など
による共振周期の変化に対応できないという点に対して
は、本実施例の1次コイル5aの電圧波形を第20図に
示す。
による共振周期の変化に対応できないという点に対して
は、本実施例の1次コイル5aの電圧波形を第20図に
示す。
この電圧波形からわかる通り、共振周期の大幅な変化に
対して完全に対応している。
対して完全に対応している。
尚、この場合、コンデンサ4に並列接続した前記ダイオ
ードははずしたが、接続したままでも大丈夫である。
ードははずしたが、接続したままでも大丈夫である。
また、点火コイル5に閉磁路型、2つのサイリスタに一
般用サイリスタを用いたが、閉磁路型と開磁路型、一般
用と高速用を問わず、どの組み合せに対しても完全に対
応できる。
般用サイリスタを用いたが、閉磁路型と開磁路型、一般
用と高速用を問わず、どの組み合せに対しても完全に対
応できる。
以上の様に、本実施例では4つの問題点を全部解決する
ことができる。第16、第17図の実施例に関しても同
じである。
ことができる。第16、第17図の実施例に関しても同
じである。
尚、最後に以下の事を付け加える。
第1図において、各種構成手段はその構成によっては個
々に分かれている必要はなく、必要に応じて複数の前記
構成手段が1つにまとまって、それぞれの機能を果たし
てもよい。
々に分かれている必要はなく、必要に応じて複数の前記
構成手段が1つにまとまって、それぞれの機能を果たし
てもよい。
また、本発明の構成は第1図で限定されるものではなく
、例えば、1次コイル5aとコンデンサ4の接続位置が
入れ換わってもよいし、スイッチング手段2と直流電源
1の接続位置も入れ換わってもよい。そして、点火コイ
ル5の1次側でアースする箇所も第1図の箇所に限定さ
れるものではない。
、例えば、1次コイル5aとコンデンサ4の接続位置が
入れ換わってもよいし、スイッチング手段2と直流電源
1の接続位置も入れ換わってもよい。そして、点火コイ
ル5の1次側でアースする箇所も第1図の箇所に限定さ
れるものではない。
さらに、2次コイル5bの出力電圧は第1図の様に1個
の点火用放電ギャップ6に直接印加してもよいし、よく
知られている機械的配電手段(ディストリビュータ)あ
るいは複数の高耐圧ダイオード、サイリスタ等を用いた
電気的配電手段を通じて所定の複数の点火用放電ギャッ
プそれぞれに印加する様にしてもよい。
の点火用放電ギャップ6に直接印加してもよいし、よく
知られている機械的配電手段(ディストリビュータ)あ
るいは複数の高耐圧ダイオード、サイリスタ等を用いた
電気的配電手段を通じて所定の複数の点火用放電ギャッ
プそれぞれに印加する様にしてもよい。
ところで、直流電源1、1′、1″の方は、交流発電機
の出力を整流してコンデンサ等で平滑する方法でもよい
し、点火コイルの巻数比を大きくして直接バッテリー等
を使用し、バッテリー電圧で動作させる方法でもよい。
の出力を整流してコンデンサ等で平滑する方法でもよい
し、点火コイルの巻数比を大きくして直接バッテリー等
を使用し、バッテリー電圧で動作させる方法でもよい。
どういう方法を採るにしても、シールドなどによる充分
な点火ノイズ等に対する対策が必要である。
な点火ノイズ等に対する対策が必要である。
また、スイッチング手段としては、サイリスタ、トライ
アック(双方向サイリスタ)の他にもGTO、トランジ
スタ、FET等のパワー、スイッチング素子を使うこと
ができる。
アック(双方向サイリスタ)の他にもGTO、トランジ
スタ、FET等のパワー、スイッチング素子を使うこと
ができる。
本発明を内燃機関等に用いる場合、点火開始のときに2
次コイル5bが一番最初に出力する電圧の極性はマイナ
スだと都合がよい場合がある。というのは、普通の点火
プラグはその中心電極にマイナス電圧を印加した方がそ
のギャップ間の絶縁破壊電圧が低くなるからである。
次コイル5bが一番最初に出力する電圧の極性はマイナ
スだと都合がよい場合がある。というのは、普通の点火
プラグはその中心電極にマイナス電圧を印加した方がそ
のギャップ間の絶縁破壊電圧が低くなるからである。
第1図は本発明の構成と動作の一例を説明するための図
、第2図は従来技術の回路図、第3図はその従来技術の
各部動作波形図、第4、第8図は別の従来技術の動作説
明図、第5〜第7、第9、第10図はその従来技術の各
部動作波形図、第12、第14、第15図は本発明1番
目の実施例の回路図、第11、第13図はその実施例の
各部動作波形図、第1B〜第20図はその実施例の1次
コイルの電圧波形図、第16図は本発明の2番目の実施
例の回路図、第17図は本発明の3番目の実施例の回路
図である。 (符号の説明) 1・・・・・・直流電源、2,3・・・・・・スイッチ
ング手段、4・・・・・・コンデンサ、5・・・・・・
点火コイル、5a・・・・・・1次コイル、5b・・・
・・・2次コイル、6・・・・・・点火用放電ギャップ
、7,9・・・・・・オン・オフ検出手段、7aと7b
、9aと9b・・・・・・オン・オフ検出動作を示す矢
印、7s、9s・・・・・・検出信号、8,10・・・
・・・スイッチング制御手段、8s,10s・・・・・
・スイッチング制御信号、11・・・・・・発振回路、
12・・・・・・点火制御手段、13・・・・・・点火
信号、14・・・・・・制御することを示す矢印、2a
,3a・・・・・・オン動作を示す矢印、 21・・・・・・直流電源、22・・・・・・切り換え
スイッチ、23・・・・・・コンデンサ、24・・・・
・・点火コイル、24a・・・・・・1次コイル、24
b・・・・・・2次コイル、25・・・・・・点火用放
電ギャップ、26・・・・・・直流電源、27,28・
・・・・・サイリスタ、29・・・・・・コンデンサ、
30・・・・・・点火コイル、30a・・・・・・1次
コイル、30b・・・・・・2次コイル、31・・・・
・・点火用放電ギャップ、32・・・・・・トリガー信
号発生回路、33・・・・・・点火信号、34,35・
・・・・・トリガー信号、36・・・・・・ダイオード
、 t1・・・・・・導通期間、t2・・・・・・休止期間
、t3,t4・・・・・・ターン・オフ・タイム、tD
・・・・・・導通期間、tN・・・・・・1次コイルに
電圧が印加されてからその電圧がゼロになるまでの時間
、 1′,1″,60・・・・・・直流電源、61,61′
・・・・・・DC‐DCコンバータ、62・・・・・・
スイッチ、TH1,TH2・・・・・・サイリスタ、T
H3・・・・・・トライアック、PC1,PC2・・・
・・・フォト・カプラー、C1〜C4,C6,C2′,
C8,C9,C11,C12・・・・・・コンデンサ、
R1〜R29,R31〜R44,R46〜R54・・・
・・・抵抗、TR1〜TR8,TR10〜TR12,T
R14,TR15・・・・・・トランジスタ、D1〜D
13,D15〜D21,D23〜D25・・・・・・ダ
イオード、V10〜V15,V17〜V21・・・・・
・各部の電圧。64・・・・・・スイッチ。
、第2図は従来技術の回路図、第3図はその従来技術の
各部動作波形図、第4、第8図は別の従来技術の動作説
明図、第5〜第7、第9、第10図はその従来技術の各
部動作波形図、第12、第14、第15図は本発明1番
目の実施例の回路図、第11、第13図はその実施例の
各部動作波形図、第1B〜第20図はその実施例の1次
コイルの電圧波形図、第16図は本発明の2番目の実施
例の回路図、第17図は本発明の3番目の実施例の回路
図である。 (符号の説明) 1・・・・・・直流電源、2,3・・・・・・スイッチ
ング手段、4・・・・・・コンデンサ、5・・・・・・
点火コイル、5a・・・・・・1次コイル、5b・・・
・・・2次コイル、6・・・・・・点火用放電ギャップ
、7,9・・・・・・オン・オフ検出手段、7aと7b
、9aと9b・・・・・・オン・オフ検出動作を示す矢
印、7s、9s・・・・・・検出信号、8,10・・・
・・・スイッチング制御手段、8s,10s・・・・・
・スイッチング制御信号、11・・・・・・発振回路、
12・・・・・・点火制御手段、13・・・・・・点火
信号、14・・・・・・制御することを示す矢印、2a
,3a・・・・・・オン動作を示す矢印、 21・・・・・・直流電源、22・・・・・・切り換え
スイッチ、23・・・・・・コンデンサ、24・・・・
・・点火コイル、24a・・・・・・1次コイル、24
b・・・・・・2次コイル、25・・・・・・点火用放
電ギャップ、26・・・・・・直流電源、27,28・
・・・・・サイリスタ、29・・・・・・コンデンサ、
30・・・・・・点火コイル、30a・・・・・・1次
コイル、30b・・・・・・2次コイル、31・・・・
・・点火用放電ギャップ、32・・・・・・トリガー信
号発生回路、33・・・・・・点火信号、34,35・
・・・・・トリガー信号、36・・・・・・ダイオード
、 t1・・・・・・導通期間、t2・・・・・・休止期間
、t3,t4・・・・・・ターン・オフ・タイム、tD
・・・・・・導通期間、tN・・・・・・1次コイルに
電圧が印加されてからその電圧がゼロになるまでの時間
、 1′,1″,60・・・・・・直流電源、61,61′
・・・・・・DC‐DCコンバータ、62・・・・・・
スイッチ、TH1,TH2・・・・・・サイリスタ、T
H3・・・・・・トライアック、PC1,PC2・・・
・・・フォト・カプラー、C1〜C4,C6,C2′,
C8,C9,C11,C12・・・・・・コンデンサ、
R1〜R29,R31〜R44,R46〜R54・・・
・・・抵抗、TR1〜TR8,TR10〜TR12,T
R14,TR15・・・・・・トランジスタ、D1〜D
13,D15〜D21,D23〜D25・・・・・・ダ
イオード、V10〜V15,V17〜V21・・・・・
・各部の電圧。64・・・・・・スイッチ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、1次コイルと2次コイルを有する点火 コイルと、該1次コイルと直列接続されたコンデンサと
、この直列回路kの両端をつなぐスイッチング手段Aと
、該直列回路kと直列接続されたスイッチング手段Bと
、該スイッチング手段Bを介して該直列回路kに電圧を
印加する直流電源を有する点火装置において該スイッチ
ング手段Aのオン、オフを検出 するオン・オフ検出手段S_Aと、その検出信号から該
スイッチング手段Aがオンから完全なオフになったこと
を確認したときに該スイッチング手段Bをオンにするス
イッチング制御手段C_Bと、該スイッチング手段Bの
オン、オフを検出するオン・オフ検出手段S_Bと、そ
の検出信号から該スイッチング手段Bがオン から完全なオフになったことを確認したときに該スイッ
チング手段Aをオンにするスイッチング制御手段C_A
、を設けることにより発振回路を構成し、かつ、外部か
ら与えられる点火信号に従って動作し該発振回路の動作
を制御する点火制御手段を設けたことを特徴とする点火
装置。 2、前記スイッチング手段Bとしてトライ アックとダイオードを直列接続したものが用いられるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の点火装置。 3、前記点火制御手段として単安定マルチ バイブレータが用いられることを特徴とする特許請求の
範囲第1項又は第2項記載の点火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60142449A JP2879338B2 (ja) | 1985-07-01 | 1985-07-01 | 自己保持機能を持つスイッチング手段のトリガー装置と電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60142449A JP2879338B2 (ja) | 1985-07-01 | 1985-07-01 | 自己保持機能を持つスイッチング手段のトリガー装置と電力変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS625019A true JPS625019A (ja) | 1987-01-12 |
JP2879338B2 JP2879338B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=15315568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60142449A Expired - Fee Related JP2879338B2 (ja) | 1985-07-01 | 1985-07-01 | 自己保持機能を持つスイッチング手段のトリガー装置と電力変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2879338B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01145197A (ja) * | 1987-06-11 | 1989-06-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 1cカードの製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5881332A (ja) * | 1981-11-11 | 1983-05-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 双方向スイツチ回路 |
JPS5954772A (ja) * | 1982-09-22 | 1984-03-29 | Nippon Soken Inc | 内燃機関点火装置 |
-
1985
- 1985-07-01 JP JP60142449A patent/JP2879338B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5881332A (ja) * | 1981-11-11 | 1983-05-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 双方向スイツチ回路 |
JPS5954772A (ja) * | 1982-09-22 | 1984-03-29 | Nippon Soken Inc | 内燃機関点火装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01145197A (ja) * | 1987-06-11 | 1989-06-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 1cカードの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2879338B2 (ja) | 1999-04-05 |
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