JPS62501711A - アルキル−ヒドロキシプロピル置換基を持つキトサン誘導体を主成分とする化粧品、新規キトサン誘導体並びにその製造法 - Google Patents

アルキル−ヒドロキシプロピル置換基を持つキトサン誘導体を主成分とする化粧品、新規キトサン誘導体並びにその製造法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 アルキp−ヒドロキシプロピ装置 挽割を持つキトサシ銹導体を主成 分とする化粧品、新規キトサン銹 導体並びにその製造法 本発明は適当な化粧品用ベース中に、キトサンから誘導される新規高分子化合物 を含有する頭髪ないしは皮膚処理用化粧品、特に整髪′料、に関する。
さらに本発明は新規キトサン誘導体並びにその製造法に関する。
今日市販されている整髪料には通常、たとえばポリビニルヒロリドン、ビニルピ ロリドンと酢酸ビニルのコポリマー、酢酸ビニルと他の化ツマ−のターポリマー 、ポリアクリレートおよびポリメタアクリレートおよびこれらと他のモノマーの コポリマーなどの、必要に応じて洗い流すことのできる、合成樹脂が含有されて いる。
しかしL述のポリマーは、ヘヤスプレー調合剤中に使用した場合、種々の難点を 示す。たとえば多くの場合、頭髪に付与された樹脂膜中には溶剤が残存するため に、相当に長い乾燥時間が必要である。あるいは、ヘヤスプレーを塗布した直後 は6髪はべたべたくつつく。
さらにこれらのポリマーのほとんどが整髪表面に強力な網状構造を形成する(い わゆるヘルメット形成)ために、毛髪の外観が不自然となり、また、手触りもご わごわしたものとなる。
さらに上述のポリマーは、はとんどの場合、使用後毛髪のブラッシング性を著し くそこなう上に、静電気を強く帯びるために非常に整髪しにくくなる。
近年、生態学上の理由からハロゲン含有噴射ガスに代ってだんだんハロゲンを含 有しない噴射ガスが用いられるようになってきている。しかし、これに対しては 上述のポリマーのほとんどが不適合であることが確証されている。すなわち、上 述のポリマーは保存中に沈殿するために、スプレーとして使用することができな くなる。
上に述べたような難点を回避するために、この種の化粧品に対してキトサン、す なわちキチンの説アセチp化によって得られるポリグルコサミンの水溶性塩を使 用する試みがすでになされている。これに関しては、自社のヨーロッパ特許明細 書0002506およびドイツ特許明細書2627a19を参照のこと。
しかし、キトサンは、非水性調合剤においては、特に有機溶剤を媒体とする非水 性エーロゾルへヤヌプレーにおいては、不溶であるために使用することができな い。さらにキトサンは、中性ないしはアルカリ性水溶液には不溶であるために、 たとえばアルカリ性のパーマネント加工剤や染も剤には使用することができない という難点がある。
有m溶剤に可溶のキトサン誘導体については文献に二、三記載されているだけで ある〔たとえばフジイ、他、Ca −rbohydr、 R6s、 83.38 9〜393頁(1980))。
ところが、ここにキトサンを混合エーテ/l’誘導体中において前後二段階ある いは同時アルキル化することによってキトサンに対して興味深い特性を付与し得 ることが見出された。
すなわちN−ヒドロキシプロピル化およびそれに続く〇−アpキル化によって天 然ポリマーは変性され、酸性領域において良好な水溶性を示すようになると共に 、有機溶剤に対しても良好な溶解性を示すようになる。これに従って本発明は上 記の方法によってキトサンから誘導される、下記一般式(+)であられされる新 規高分子化合物およびその有機酸塩あるいは無機酸塩を対象とする。
No(CsHn−m−qNO4(R’)m(R2)n(R”)q)pI((1) (ここでmは0ないし0.6の任意の数値、nは0.5ないしlOの任意の数値 、qは0.5ないし4.0の任意の数値、p基、およびR3は炭素原子数1ない し6個の直鎖ないしは分枝鎖アルキμ基をあられしている。)ここで一般式lの かぎカッコ内は置換グルコーヌアミンモノマーの繰返し単位をあられしている。
一般式1において、nおよびqはそれぞれn−1ないし3およびq=1ないし3 .6でちることが望ましい。他方、キトサン誘導体の極限粘度数は14ないし4 4 g+/ / 9の範囲にあることが望ましい。
上記一般式であられされるキトサン誘導体の中でも、特に下記一般式Aであられ される単位を4ないし50七〃%、下記一般式Bであられされる単位を40ない し96モル%、および下記一般式Cであられされる単位を0ないし10モル%含 有する化合物が望ましい。
(C) (ここでnaはHあるいはC1〜6のアルカル基、RbはHただし、一般式Aお よびBにおいて置換基Ra の少なくとも−っハ01〜6のアルキρ基である。
)一般式Iであられされるアルキp−ヒドロキシプロピル置換基を有するキトサ ン誘導体は、本発明に従って、キトサンを二段階反応においてまずプロピレンオ キサイドで、次いでハロゲン化アルキpで、あるいは同時反応にオイテ、ただし 異なる二つの反応温度において、両アρキρ化剤で置換することによって得られ る。
一般式1であられされる化合物は、50ないし96%脱アセチ〃化したキチンか ら成るキトサンを第一反応工程において有機分散剤の存在下20℃ないし120 ℃の温度において、望ましくは80°Cないし100°Cにおいて、プロピレン オキサイドで置換し、得られたヒドロキシプロピルキトサンを第二反応工程にお いてアルコール媒体中40℃ないし120″Cの温度において、望ましくは60 °Cないし90′Cにおいて、ハロゲン化アルキμで置換するということを特徴 とする方法によって非常に良好に製造することができる。
アルキル化剤に対するキトサンの七p割合は1:3ないし1:15の範囲で任意 に選ばれる。
キトサンの両アルキル化剤による同時置換は次のように行なうことができる。す なわち、反応混合物をまずオートクレーブ中において20°Cないし120°C の温度において3〜60時間、望ましくは20ないし40°Cで12〜48時間 攪拌する。この反応条件下においては優先的にN−ヒドロキシプロピル化が進行 する。次いで、反応混合物を40〜120°Cにおいて3〜60時間、望ましく は60〜90°Cにおいて6〜24時間、さらに攪拌する。この場合は0−アル キル化が進む。
分散剤としては、両製造方法共に第一反応工程の反応温度が20°Cないし40 °Cである場合には、アルキル化剤として用いられるハロゲン化アルキ〃を過剰 に用いることで十分である。高い反応温度を採用する場合には、たとえばエタノ −p1イソプロパノ−〃、ジオキサン、アセトンおよびトルエンなどの、有機の 分散剤を追加使用する。
ハロゲン化アμキルとしては炭素原子数1ないし6の直鎖ないしは分枝鎖アルカ ンの塩化物あるいは臭化物が用いられる。
反応混合物に対し、過剰のプロピレンオキサイドを除去した後ヒドロキシアルキ ル化中間物を濃縮することによって有機溶剤から分離するか、あるいはアルカリ 系におけるアルキル化過剰後過剰のアルカリを中和し、反応混合物を濃縮し、蒸 留水に注ぎ入れることによって一般式lであられされるキトサン誘導体を沈降さ せるという処置を行なう。
一般式1であられされる本発明によるアルキル−ヒドロキシプロピ)V置換キト サンの塩は、たとえば一般式lであられされるキトサン誘導体のアミノ基を酸で 中和することによって得ることができる。本発明においては、これらの塩のうち 、水溶性塩だけを採用する。適当な塩として、たとえば塩酸、蟻酸、酢酸、乳酸 、グリコ−μ酸、マロン酸、クエン酸、およびアジピン酸との塩が挙げられる。
不可避的に残存モノマーを含有する合成ポリマーと違って、ここに記載のキトサ ン誘導体は生理学上危険がなく、生物学的に分解可能であり、接着剤およびラッ カー中に、あるいは薬物および化粧品中に、さらには膜あるいはフィルムの製造 に対して、高置換度で有機溶剤に対して可溶の非イオン性セルローヌエーテμと 同じように使用するこ°とができる。さらにこれを製造するのに必要な原料キチ ンは甲殻類ないしは低級植物の溝底成分として地球上に多量に存在するので、こ のような原料を使用することは環境保護の面からもまた経済的な面からも意義あ るものと思われる。
ここに記載のキトサン誘導体を用いることによって非常にすぐれた特性を有する 頭髪ないしは皮膚処理用化粧品を製造することができる。すなわち、これは適当 な化粧品用ベース中にキトサンから誘導された下記一般式1であられされる高分 子化合物ないしはその有機酸塩あるいは無機酸塩を含有することを特徴とする。
HO(C6Ht+=、m−qNo4 (R’)m(R2)、1(R3)q)pH (1)(ここでmはOないし0.6の任意の数値、0は0.5ないし10の任意 の数値、qは0.5ないし4の任意の数値、pはの基、およびR3は炭素原子数 1ないし6の直鎖あるいは分枝鎖アルキρ基をあられす。) 本発明による一般式Iであられされるキトサン誘導体を含有する化粧品は皮膚お よび/あるいは頭髪処理用化粧品として非常に有用である。たとえばこれは皮膚 および/あるいは頭髪洗浄剤、トニックジャンプ、整髪クリーム、整髪ローショ ン、理髪時のセット剤、化粧水、ドライヤーローション、頭髪保護剤、ふけ抑制 剤、パーマネント加工剤、染毛剤、頭髪脱色剤、染氾時の前処理剤あるいは後処 理剤として、さらに皮膚治療用、保護用あるいは洗浄用化粧品として、たとえば 化粧水、ひげそり用化粧水、保湿クリーム、コールドクリーム、ボディーローシ ョン、B[防止剤として、あるいはメイキャップ調合品、たとえばファンデーシ ョンクリームや口紅として提供することができる。
ここに記載の化粧品中における一般式1であられされる新規キトサン誘導体の含 有量は合目的的に0.05ないし10重量%、望ましくは0.1ないし6.0重 量%、である。
本発明においては特に一般式lであられされるキトサン誘導体をアルコール溶液 あるいは水−アルコール溶液の形態で含有する理髪用セット剤が有用である。こ の場合キトサン誘導体は塩の形態でないことが望ましい。理髪用セット剤におい てはキトサン誘導体は0.5ないし5重量%含有されていることが望ましい。
本発明による化粧品は一般式1であられされる新規キトサン誘導体のほかに、皮 膚および頭髪処理剤において通常用いられる化粧品ベース用構成成分、特にアニ オン系、カチオン系、両性、双性イオン系あるいは非イオン系界面活性剤、起泡 剤、安定剤、保存料、顔料、増粘剤、乳化剤、緩衝剤、染料、香油、公知の化粧 品用ポリマー、たとえばアニオン系、非イオン系、カチオン系あるいは両性ポリ マー、天然物質、化粧品用油、脂肪族アルコ−p、ワックス、泡安定剤、ふけ抑 制剤、還元剤および噴射剤、を含有する。
本発明による化粧品はP H値が2ないし11の範囲内にあることが望ましく、 水性、アルコール性あるいは水−アルコール性調合剤として、たとえば炭素原子 数1ないし4のアルコールを用いて、溶液、クリーム、ゲル、分散液あるいは乳 化液として提供することができる。さらに本発明による化粧品はアルコ−/I/ するいは水−アルコール溶液の形態において霧吹器゛ないしは他の適当な噴霧装 置を用いて、あるいは圧搾下に液化される噴射剤と混合して圧力容器内に充填シ 、エーロゾルへヤヌプレーとして、噴霧することもできる。
本発明による化粧品が液状の、たとえば整髪料あるいはヘアスプレーのような、 理髪用セット剤である場合、これは通常アルコールないしは水−アルコール溶液 として提供され、もちろん一般式1であられされるキトサン誘導体を含有するこ とを特徴とする。この場合キトサン誘導体は単独でフィルム形成性樹脂あるいは 強化樹脂として使用することができる。しかし本発明によるヘアセット剤(Cお いては補助的に公知のフィルム形成性天然ポリマーあるいは合成ポリマーを併用 することもできる。天然ポリマーとしてたとえば七ランク、アンギン酸塩、ゼラ チン、ペクチンおよびセルロース誘導体が挙げられる。合成ポリマーとしてはた とえばポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、アクリル酸あるいはメタアクリ ル酸のポリマー、アクリル酸あるいはメタアクリル酸と7ミノアルコールから成 るエステμの塩基性ポリマー並びにこれらの塩基性ポリマーの塩ないしは四級化 物などのポリアクリル化合物、ポリアクリロニトリル、およびこれらの化合物の コポリマーあるいはターポリマー、たとえばポリビニルピロリドン−酢酸ビニル を使用することができる。この場合の配合剤のP H値は6ないし8である。こ のような理髪用セット剤は通常フィルム形成性ポリマーを合計約0.05ないし 3.0重金%含有する。一般式1であられされる第四級キトサン誘導体と共に他 のフィルム形成性ポリマーを使用す°る場合には、それに応じて第四級キトサン 誘導体の金を削減する。
溶媒としては、エタノールやイソプロパツールのようなアルコールのほかに、ア セトンなどのケトン類、ジクロルメタンなどのハロゲン化炭化水素、その他の炭 化水素および低級シリコンオイルが挙げられる。
本発明による新規キトサン誘導体は、塩の形態でない場合には、有機溶剤によく 溶けるので、無水形態のへアーセット剤にも利用することができる。
理髪用セット剤を圧力容器から噴霧するという方式のエーロゾ/L/調合剤とし て提供する場合、これは約10ないし60重量%の噴射剤を含有する。噴霧剤と してはCCl3F。
CCl2F2、C2Cl3F3、CCg2F−CC/2F’、 CI(C[2F 、 CC/2FよびCClF2−CClF2 などの塩素化フッ素化アルカン、 n−ブタンおよびn−プロパンなどの易揮発性炭化水素、さらにジメチルエーテ ル、C02、N20、N2、CH2Cで2およびCCl3−CH,を使用するこ とができる。
ここに記載の理髪用セット剤はさらにこのようなセット剤に対して−、般的に用 いられる添加剤、たとえばシリコンオイルなどの調節剤、ミリスチン酸イソプロ ピル、フタ2〜酸ジエチlレエステルおよびヌテアリン酸ジエチルなどの軟化剤 、並びにブラッシング性改良剤を含有している。
本発明による理髪用セット剤は、必要に応じてこれに染料を添加することによっ て、同時に毛髪を染色あるいは調色することができる。乙のような調合剤は染色 セット剤あるいは調色セット剤として市販されている。これらはセット剤のほか に公知の染料、たとえば芳香族ニトロ染料(たとえば1,4−ジアミノ−2−二 トロベンゼン)、アゾ染料(たとえばC,I、アシッド・ブラウン4)、アンス ラキノン染料(たとえばC,I、デイヌパース・バイオレット4)およびトリフ ェニルメタン染料(たとえばC,I。
ベーシック・バイオレット1)を含有する。この場合上記の染料は置換基の性質 に応じて酸性、非イオン性あるいは塩基性を示す。調合剤中における染料濃度は 通常約0.01ないし2.0重量%である。
本発明による化粧品はこれらの他さらに噴射剤を含まないヘヤーセット剤として 提供することができる。この場合液状で提供され、整髪前あるいはドライヤーを かける前に頭髪に塗布される。
次に実施例によって本発明の対象をさらに詳しく説明する。
製造実施例 実施例1 第一段階:キトサンのN−ヒドロキシプロピルキトサン(η=140Mt/g; 遊離アミン86%、遊離アミロ86%5pm)50g(0,31モ/I/)を蒸 留水1005隊予4ン 、び ロピレンオキサイド209.08f含250+11/(3,6モ/l/) と−緒にオートクレーブ中に入れ、100°Cにおいて12時間攪拌する。
反応終了後、高粘度の褐色物体をエタノール:水=l:lの混合液で希釈し、残 存プロピレンオキサイドを除去するために通風下に短時間煮沸し、浄化が必要な 場合は回転蒸発器における濃縮操作の前に圧搾濾過を行なう。
次いで自然乾燥した後、50°Cにおいて減圧乾燥を行なう。これによってヒド ロキシプロピルキトサンが理論値の92%の収量で得られる。
反応生成物の試験データ 極限粘度〔η〕25°C= 49 Me/ !!’ (酢酸0.2モ/I//酢 酸ナトリウム0.1モル水溶液で測定) ヒドロキシプロピルの置換度(n)=1.7゜アセチルの置換度(m)=0.2 2 第二段I4二N−ヒドロキシグロピルキトサンの〇−エチルアルキp化 上記の置換反応によって得られるN−ヒドロキシプロピルキトキトサy83.1  f (0、3モzu)を43%のN a OH40yn1.7セトン400M 1および臭化−cチ/L/327.0f=225gt(3,0モ/L/)と−緒 ニオートクレーブに入れ、60℃において12時間攪拌する。
反応終了後、粘稠な薄黄色の溶液を濃HCIを用いてpH7に調整し、回転蒸発 器を用いて乾燥させ、次いで無水エタノールに吸収させることによって無機副生 成物を分離除去する。
エタノール性f液をはげしく攪拌しながら蒸留水中に注ぎ入れ、沈澱物を集め、 ハロゲン化物を洗い流し、真空乾燥器中において50″Cで乾燥させる。
精製のために生成物を塩化メチル21に溶解し、 CaCl2によって乾燥させ 、溶液を圧搾濾過し、濃縮後自然乾燥ないしは真空乾燥2g中において50’C で乾燥させる。
得られる透明な、非常に光沢のあるポリマーフィルムを衝撃粉砕機を用いて細か く粉砕する。このようにして得られるキトサン誘導体から次の試験データーが得 られる。
極限粘度〔η〕悦”p =33 me / 1/工チル置換度(Q)=2.30 ヒドロキシプロピル置換度(n)=1.7゜アセチ/L/置換度(m)=0.2 2 実施例1の第一段階で得られるN−ヒドロキシプロピルキト−+)−ン50g( 0,181モzu)を43%+7) Na OH80,8195肩?(1,81 モ/I/)と−緒にオートクレーブに入れ、90℃において24時間攪拌する。
次いで実施例1の第二段階に記載されている方法に従って再処理および分離を行 なう。
キトサン誘導体の試験データー 極限粘度〔η〕卑曾”p =22 tel / 9ブチル置換度(q)=3.5 4 ヒドロキシプロピル置換度(n ) = 1.70アセチル置換度(m ) =  0.22実施例1に従って製造したN−ヒドロキシプロピルキトサン50g( 0,181モル)を43%のNaOH80,8ml 。
アセトン235 Ml並びに1−クロルヘキサン109.16”95層/ (0 ,905モ)v )と−緒にオートクレーブに入れ、90°Cにおいて18時間 攪拌する。
実施例1に記載と同様の方法に従って再処理および分離を行なうことによって、 透明で、柔軟性および可撓性を有するキトサン誘導体が得られる。
キトサン誘導体の試験データー 極限粘度〔η〕ネ詐= 14 Ml / fヘキシル置換度(q)=1.46 ヒドロキシプロピル置換度(n)=1.7゜アセチμ置換度(m)==0.22 実施例4 プロピレンオキサイドおよびハロゲン化アpキ/l/(塩化エチ〃)によるキト サンの同時置換 キトサン(η== 140 ml/ f j遊離アミン86%、粒子の大きさく 25μm) 20 f (0,12モ#)を43%のNaOH325mlと混合 し、アルカリキトサンの形態において30分n(1凍結、次いで60分間融解を 三回経返し行なう。
アルカリキトサンを湿潤重金が160〜165gになるme (3,0モ/I/ )と−緒にオートクレーブに入れ、この混合物を35°Cにおいて12時間、さ らに90”Cにおいて12時間攪拌しながら反応させる。反応終了後粘稠な溶液 をアセトン−水混合物で希釈し、過剰の未反応アルキル化剤を除去し、濃塩酸を 用いてpH7に調整する。乾燥するまで蒸発濃縮を行ない、続いてアセトンに吸 収させることによって無機塩を分離する。アセトン性F5液をはげしく攪拌しな がら蒸留水中に注ぎ入れ、沈降物を集め、ハロゲン化物を洗い流し、真空乾燥語 中50″Cで乾燥させる。
これによって得られるキトサン誘導体の試験結果は次の通りである。
極限粘度〔η〕奢’、ニー= 44xt/ fヒドロキシグロビル置換度(n  )= 1.76工チμ置換度(m ) == 2.40ヒドロキγプロピρ基お よびアルキル基に対する置換度は’H−N MR−スベク)/しによって測定し た。
化粧品実施例 実施例5〜17は、エーロゾルへアースプレーを示す。いずれの場合もすぐれた 使用特性を有するヘアースプレーがmられる。すなわち市販のへアースプレーに 比べて毛髪は自然な光沢を示し、乾燥時間が短く、整髪外観が自然である。
実施例18〜28は、本発明によるキトサン誘導体と公知の市販のへアースプレ ー用樹脂混合物のエーロゾルへアースプレーに対する適用性を示す。いずれの場 合も良好な使用特性を有するヘアースプレーが得られる。すなわち市販のへアー スプレーに比べてブラッシング性がよく、帯電しにくいために整髪しやすい。
実施例29〜34は、本発明による化粧品の非エーロゾルヘヤースプレーとして の、すなわち噴射剤を含まない理髪用セット剤としての適性を示す。このための 試験はセット剤を噴霧ポンプを用いて毛髪に塗布することによって行った。いず れの場合も使用の結果も髪は自然な手触りおよび外観を示し、整髪形態が良好に 保持される。
実施例35および36は、本発明による薬剤の毛髪処理剤としての使用例を示す 。本発明によるも髪処理剤15mtを理髪に塗布し、頭髪を分けてカーラーに巻 く。乾燥後得られる整髪形態は良好に保持される。
田−調査報告 A!4N三XToTHEINTEFt)lATiONALSEARC:(REP ORTONINTER14AτrONAL APPLICATION No、、  PCT/E? 86100041 (SA ユ2094)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 適当な化粧品ベース中にキトサンから誘導される、下記一般式Iであらわさ れる高分子量重合化合物あるいはその無機酸塩ないしは有機酸塩を含有すること を特徴とする毛髪ないしは皮膚処理用化粧品。 HO〔C6H11−m−qNO4(R1)m(R2)n(R3)q〕pH (I )(ここでmは0ないし0.6の任意の数値を、nは0.5ないし10の任意の 数値を、qは0.5ないし4の任意の数値を、Pは50ないし5000の整数を 、R1はアセチル基を、R2は▲数式、化学式、表等があります▼あるいは▲数 式、化学式、表等があります▼なる二価の基を、R3は炭素原子数1ないし6の 直鎖あるいは分枝鎖アルキル基をあらわす。) 2 一般式Iにおいてnが1ないし3の数値であることを特徴とする請求の範囲 の第1項に記載の化粧品。 3 一般式Iにおいてqが1ないし3.6の数値であることを特徴とする請求の 範囲の第1項および第2項に記載の化粧品。 4 一般式Iであらわされる重合化合物を0.05ないし1.0重量%含有する ことを特徴とする請求の範囲の第1項ないし第3項に記載の化粧品。 5 化粧品ベースが水、アルコールあるいは水−アルコール混合溶液、クリーム 、ゲルあるいは乳化液であることを特徴とする請求の範囲の第1項ないし第4項 に記載の化粧品。 6 化粧品ベースがエタノールやイソプロパノールなどの低分子量アルコールの アルコール溶液あるいはアルコール−水混合溶液であり、pH値が6ないし8で あり、理髪用セット剤として提供されることを特徴とする請求の範囲の第1項な いし第5項に記載の化粧品。 7 化粧品ベースがアルコール溶液ないしは水−アルコール混合溶液であり、圧 搾下に液化する噴射ガスと混合され、圧力容器に充填され、エーロゾルヘヤース プレーの形態で提供されることを特徴とする請求の範囲の第1項ないし第6項に 記載の化粧品。 8 補助的の公知のフィルム形成性合成あるいは天然化粧品用ポリマーを含有す ることを特徴とする請求の範囲の第1項ないし第7項に記載の化粧品。 9 化粧品ベースが水溶液、アルコール溶液、水−アルコール混合溶液、ゲルあ るいは乳化液であり、補助的に染料を含有し、染色セット剤ないしは調色セット 剤として提供されることを特徴とする請求の範囲の第1項ないし第7項に記載の 化粧品。 10 キトサンから誘導される、下記一般式Iであらわされる高分子量重合化合 物あるいはその有機酸塩あるいは無機酸塩。 HO〔C6H11−m−qNO4(R1)m(R2)n(R3)q〕pH (I )(ここでmは0ないし0.6の任意の数値を、nは0.5ないし10の任意の 数値を、qは0.5ないし4.0の任意の数値を、Pは50ないし5000の整 数を、R1はアセチル基を、R2は▲数式、化学式、表等があります▼あるいは ▲数式、化学式、表等があります▼なる二価の基を、R3は炭素原子数1ないし 6の直鎖あるいは分枝鎖アルキル基をあらわす。) 11 一般式Iにおいてnが1ないし3の数値をあらわし、qがlないし3.6 の数値をあらわし、極限粘度が14ないし44ml/gであることを特徴とする 請求の範囲の第10項に記載の化合物。 12 下記一般式Aであらわされる単位4ないし50モル%、下記一般式Bであ らわされる単位40ないし96モル%、および下記一般式Cであらわされる単位 0ないし10モル%によって構成されていることを特徴とする請求の範囲の第1 0項に記載の化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼(A)▲数式、化学式、表等があります▼( B)▲数式、化学式、表等があります▼(C)(ここで各単位は静的分極におい てあらわされており、RaはHあるいはC1ないしC6のアルキル基をあらわし 、RbはHあるい▲数式、化学式、表等があります▼をあらわし、xは1ないし 5の整数をあらわし、Rcは▲数式、化学式、表等があります▼をあらわす。た だし、一般式AあるいはBにおいては置換基Raの少なくとも一つはC1ないし C6のアルキル基である。)13 キチンを50ないし90%脱アセチル化する ことによって得られるキトサンを第一反応工程において有機分散剤の存在下に2 0℃ないし120℃の温度においてプロピレンオキサイドで置換し、これによっ て得られるヒドロキシプロピルキトサンを第二反応工程においてアルカリ系中4 0℃ないし120℃の反応温度においてハロゲン化アルキルで置換することを特 徴とする請求の範囲の第10項ないし第12項に記載の化合物の製造方法。 
JP61501060A 1985-02-07 1986-01-30 アルキル−ヒドロキシプロピル置換基を持つキトサン誘導体を主成分とする化粧品、新規キトサン誘導体並びにその製造法 Expired - Fee Related JPH0667966B2 (ja)

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