JPS6248655A - N−〔1(s)−エトキシカルボニル−3−フエニルプロピル〕−l−アラニルクロリド無機酸塩及びその製造法 - Google Patents

N−〔1(s)−エトキシカルボニル−3−フエニルプロピル〕−l−アラニルクロリド無機酸塩及びその製造法

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JPS6248655A
JPS6248655A JP60188242A JP18824285A JPS6248655A JP S6248655 A JPS6248655 A JP S6248655A JP 60188242 A JP60188242 A JP 60188242A JP 18824285 A JP18824285 A JP 18824285A JP S6248655 A JPS6248655 A JP S6248655A
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Satomi Takahashi
高橋 里美
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武久 大橋
Kiyoshi Watanabe
清 渡辺
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    • C07K5/00Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K5/02Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing at least one abnormal peptide link
    • C07K5/022Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing at least one abnormal peptide link containing the structure -X-C(=O)-(C)n-N-C-C(=O)-Y-; X and Y being heteroatoms; n being 1 or 2
    • C07K5/0222Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing at least one abnormal peptide link containing the structure -X-C(=O)-(C)n-N-C-C(=O)-Y-; X and Y being heteroatoms; n being 1 or 2 with the first amino acid being heterocyclic, e.g. Pro, Trp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、式(I) で表わされるN−[1(81−エトキシカルボニル−8
−フェニルプロピル〕−L−アラニルyovド艙機酸塩
及びその製造法に関する。さらに詳しく;ま、俊れたア
ンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害活性のため抗高
血圧剤としての利用が期待されている種々のアミノ酸誘
尋体 式([1)(式中、R1及びR2はそれらと結合
している原子と一緒になって5〜15個の炭素原子を有
する単環性、双環性または五環性の複素環系を表わすか
、あるいは几1は5〜15個の炭素原子を有するシクロ
アルキル、シクロアルキルアルキル、インダニル、置換
インダニルまたはそれらのアルコキシ体を表わし、R2
+ ILBは同一または異なり、水素原子1〜7個の炭
ヅ:原子を有するアルキル基、アラルキル基、アv−t
vuまたはそれらのU換体を表わす。半印は不斉炭素に
ついて(s)配置を表わす。)で示されるN−(:1(
81−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピル]−
L−アラニン誘導体の製造中間体として極めて有用な新
規な化合物N−[H8)−エトキシカルボニル−3−フ
ェニルプロピ〜]−L−アラニルクロリド頷機酸塩及び
その製造法に関するものである。
(従来の技術) 本)こ明の究極的な目的である式(It)で不されるア
ンジオテンシン変侠醇素阻害剤(ACEI)の製造法と
しては、例えばα−オキソ−γ−フェニル酪酸エチ/L
/(■)と式(In)で示されるL−アラニンを含むペ
プチド (Rt 、 Rg及びR8は前記に同じ)を用いて還元
的アミノ化により、式(U)で示されるACEIを合成
する方法が知られている。代表的なACEIの1つであ
るエナラプリル(N−C1t8)−エトキシカルボニル
−8−フェニルプロピル〕−L−アラニル−L−プロリ
ン)の場合は、α−オキンーγ−フェニル醋酸二チ/L
/(■)にL−アラニ/I/ −L−プロリン(マ)を
脱水縮合して得られるシッフの塩基(■)を、ナトリウ
ムシアノボロハイドライド(NaB113ON)あるい
はパラジウム/炭素を触媒とする水素ガスを用いた方法
で還元するといった方法が公知である。
(IV)             (V)C’1l) (sss)、(RβB)混合物 〔特B:・1昭55−81845号およびジャーナル・
オブ・オlレガニツク・ケミストリー(J 、Org 
Chem、)49(15)、2816(1984))一
方、N −[1!!1ll−エトキンカルボニルー3−
フエ二MプロピIし〕−L−アラニンを利用する方法と
しては、j」差成分(Vt+) (式中、R1,RgおよびR8は前記に同じ)と1−ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール(nOBt)/ジシクロへ
キシルカルボジイミド(DOC)  あるいはN−ヒド
ロキシスクシンイミド(HO8u)/DCICにより縮
合する、いわゆる活性エステル化による製造法(特開昭
56−161872.同58−172867、同59−
65057など)、ジエチルシアノホスフェート、ある
いはホスフィン酸焦水物の存在下塩基成分(Vn)と反
応させる。いわゆる混合酸無水物法による製造法が知ら
れている(特開昭59−281052.同60−894
97など)。
これらの他、ペプチド結合の一般的な合成法としては、
泉屋信夫氏著の「ペプチド合成の基礎と実験」にも記載
されているように、アジド法、NCA法、酸りaライド
法などがあるが、N−[:1(81−エトキシカルボニ
ル−8−7エ二ルプロピル〕−L−アラニンを利用して
、式(n)で示されるAOEIを合成する方法として酸
クロライド法を用いた例は報告されていない。
酸クロライドの一般的合成法としては、不活性有機溶媒
中、カルボン酸と塩化ホスホリル、塩化チオニル、五塩
化リン、三塩化りンなどの無機ハロゲン化合物との反応
がよく知られているが、本発明の目的化合物であるN 
−[1[81−エトキシカルボニル−8−フェニルプロ
ピル]−L−アラニルクロリドの合成例は報告されてい
ない。
(発明が解決しようとする問題点) 式(II)で示される種々のアミノ酸誘導体のアンジオ
テンシン変換酵素阻害活性と不斉次素部分の ′立体配
置には密接な関係があり、望ましい活性の発現には8個
の不斉欠素部分iζついて、いずれも(8)配置をもつ
光学活性体、(SSS)体であることが必要である。と
ころで上記の還元的アミノ化反応を利用したACEI(
式■)の合成法においては、シッフの塩基(マI)が還
元されて新たに生じるフェニル醋酸部分の不斉炭素の立
体配置は、+81配置と(R1配置のいずれもが生じ、
(SSS)  配置と(R88)配置の混合物が生成し
てしまう。
そのため目的とする(SSS)配置の化合物を得るため
には煩雑な光学分割操作が必要となっている。その上、
不用の(R8B)配置の化合物が多酋生成することによ
り、(SSS)配置の目的物の収率は、それぞれの化合
物の反応率は高いにもかかわらず甑めて低く%50%以
下となり、α−オキソ−γ−フエニV醋酸エチル(’I
T)およびL−アラニルーL−プロリン(マ)といった
加工度の高い高価な原料を浪費する結果となることは避
けがたい。
また本反応の中間に生成するシップの塩基(VI)が本
質的にラセミ化しやすい性質を有するため、シッフ塩基
のラセミ化を回避するために、還元反応系においてin
  5ituにシッフ塩基を形成させる、いわゆる同時
反応方法が採用されているが、この反応系においては、
本来還元されやすい性質を有するα−オキソ−γ−フエ
ニ/L/酪酸エチル(IV)は、シッフ塩基形成に利用
される以外に、それ自体照光されてα−ヒドロキシ−r
−フ二二/L/醋酸エチルといった副生成物へと変化し
硯争的に無駄に消費されることは封けられず、このため
化学量論的必要量の2〜8倍モAf&のα−オキンーr
−フエニ/l/(lrmエチルの使用が不可欠となって
いる。
このことは不経済であるばかりでなく、副生ずる多−の
α−ヒドロキシ−γ−フェニル醋酸エチルと目的物の分
離に煩雑な抽出除去操作が必要となるなどの操作性上の
欠点ともなっている。
次にN−[1(81−エトキシカルボニル−3−〕工二
ルプロピル)−L−アラニンを利用した活性エステル化
による化合物(n)の合成法では、DCC−HOBL法
、DCC−HO8u法いずれも高価な試薬を多′kLt
使用する上に、複雑な操作が必要であるにもかかわらず
、副生ずるジシクロヘキシル尿素の除去が困難を伴うな
どの欠点を有し、反応収率面でも50〜.75%である
ことが知られている。また、ジシクロへキシルカルボジ
イミド(DC(3)に対する重篤なアレμギーが知られ
ており、取扱い上、工業的に良好な試薬であるとは言い
難い。混合酸側水物法においては、N−[1(8)−エ
トキシカルボ二1v−3−フェニルプロピル)−L−ア
ラニンと混合酸無水物(Mム)を形成するために、ジエ
チルシアノホスフェート、ジフェニルホスフオリルアジ
ドあるいはアルキルホスフィン酸細水物といった高価で
、かつそれ自体毒性の強い化合物を用いており、経済性
、操作性及び有i1Jンの廃液処理などの面において好
ましい製造法とは言い難い。以上のように式(n)で示
されるACEIの従来の製造法は経済性及び操作性の面
で必ずしも有利な製造法とは言い漏い。
(問題点を解決するための手段及び作用効果)本発明者
らは、先に式(■)で示されるAOEIに共通の製造中
間体として極めて有用なN−〔1(81−エトキシカル
ボニル−8−オキンー8−フェニルプロピ〃〕−L−ア
ラニン及びN−C1(81−エトキシカルボニル−8−
フェニルプロピル〕−L−アラニンを経済的かつ効率的
に製造する方法を特願昭6o−194ssvとして出願
した。
本発明者らは前記技術により容易に合成できる式(n)
で示されるムOEIの共通な構成成分である(88)配
置のN−(1f8)−エトキシカルボニル−8−フェニ
ルプロピル]−L−79二ンヲ有効に利用する、ACE
Iの経済的かつ効率的な製造法を開発すべく種々検討を
重ねた結果、N−([81−エトキシカルボニA/−8
−フェニルプロピルm1−L−アラニンの反応性誘導体
の1つとして考えられる新規化合物N−[1(81−エ
トキシカルボニル−8−〕〕二ニルプロピル]−L−ア
ラニルクロリド無機酸を、五塩化リンとN−〔ll−エ
トキシカルボニ)v −fJ−フエニMプロピル〕−L
−アラニン熱機酸塩との反応により、はぼ定量的に合成
することに成功し、かつ該化合物が式(II)で示され
る各[ACEI合成において極めて有効に利用できるこ
とを見い出して本発明を完成するに至った。
本発明の出発物質は、N−(1(81−エトキシカルボ
エル−3−フエ二Vプロピy〕−L −7ラニンの塩酸
塩、砧、酸塩の如き無機酸塩であり、:I8媒としては
反応物及び生成物に不活性な有機溶好であれば特に制限
はなく、例えばベンゼン、トルエン、n−へキサン、シ
クロヘキサン等の炭化水素類;メチレンクロライド、四
塩化炭素、トリクレン等のハロゲン化炭化水素類;エチ
ルエーテル。
ジオキサン、テトロヒドロフラン、ジメチルスルホキシ
ド等のエーテル類、チオエーテル類;アセチルクロライ
ド、ベンゾイルクロライド等のカルボン酸酸塩化物及び
これらの混合溶媒が好適に使用される。
一般に酸塩化物の合成には、塩素化剤として塩化ホスホ
リル、塩化チオニル、五塩化リン、三塩化リンなど無機
ハロゲン化合物の使用が知られている。N−[1(sl
−エトキシカルボニA/−8−〕工二ルプロピル)−L
−アラニン無機酸塩の酸塩化物合成において種々検討を
行なったところ、塩化チオニルでは副反応が激しく、目
的とする酸塩化物の生成はほとんど認められなかった。
またN−カルボキシ無水物(NOA)に塩化水素ガスを
作用せしめて酸塩化物を得る方法も一般的に知られてお
り、ホスゲンを用いてN−[:1(81−エトキシカル
ボエル−8−フェニルプロピル〕−L−アラニンのNO
Aを得たのち、塩化水素ガスを作用させ酸クロライドと
する方法についても検討を加えたが、目的物の生成は認
められなかった。ところが、五塩化リンを用いた場合、
はぼ定量的にN−[:1(81−エトキシカルボニル−
8−フェニルプロピル)−り一アラニルクロリド蕪機酸
塩が生成することを認めた。また三塩化リンでは、単独
ではその酸塩化物を与えないが、塩素ガスと併用すれば
五塩化リンと同様に酸塩化物を生成することを認め、本
発明の目的化合物であるN−C1(8+−エトキシカy
ボニルー8−フェニルプロピル〕−L−アラニルクロリ
ド無機酸塩の合成には五塩化リン、または三塩化リンと
塩素ガスの使用が、特異的に有効であることを見い出し
た。
反応は、N−[:1(8)−エトキシカルボニA/−8
−フェニルプロピル〕−L−アラニンの無機酸塩、好ま
しくは塩酸塩の上記溶媒溶液に撹拌下に五塩化リンを加
えてゆくことにより容易に進行し、はぼ定量的に目的と
するN−[1F81−エトキシカルボニル−8−フェニ
ルプロピル]−L−アラニルクロリド無m酸塩が生成す
る。反応に使用する出発物質は遊離型でも目的とする酸
塩化物を与えるが、収率及び純度の面で無機酸塩として
使用する事が好ましい。N−(:1(8)−エトキシカ
ルボニル−8−フェニルプロピル〕−L−アラニンの無
機酸塩は、そのまま塩の形で上記溶媒に加えて反応に供
することかできるのみならず、遊離型のまま上記溶媒に
懸濁し、例えば塩化水素ガスを通気し、塩とした後、本
反応に使用することが可能である。
N−CN81−エトキシカルボニlレー3−フェニルプ
ロピル〕−L−アラニン無機酸塩に対する五塩化リンの
モル比は、1倍モル以上、好ましくは1.1〜1.5倍
モル程反であり、大過剰の使用は必要ない。反応温度は
低温の方が望ましく、通常80℃以下で反応を行なうが
、10℃以下で反応を実施することが生成物の収率及び
純度の面で好ましい。生成物の単離方法は用いた溶媒の
種急により異なるが、常法により容易に達成できる。例
えl;!’、N−(1(3)−エトキシカルボニル−3
−フェニルプロピル)−L−アラニルクロリドの無機酸
塩が溶媒に不溶で懸濁している場合は、単に濾過、遠心
分類、傾瀉等の固液分離方法を適用すればよく、また溶
解している場合は、濃縮、冷却などにより析出せしめ分
離することができる。
上記の方法により得られる新規な化合物N−(1−(s
)−エトキシカルボニA/−8−フェニルプロピル]−
L−アラニルクロリド無機酸塩は、参考例で述べるよう
に光学分割を必要としない、効率的なACEIの合成に
使用することができる。
たとえば塩化メチレン−エタノール系混合溶媒中、トリ
エチルアミンなどの塩基存在下においてL−プロリン・
ナトリウム塩とほぼ定量的に反応し、式(II)で示さ
れるAOEIの1つであるN−〔1(81−エトキシカ
ルボニル−8−フェニルプロピル〕−L−アラニル−L
−プロリンも極めて効率的に合成でき1本発明の目的化
合物である新規なN−[1(sl−エトキシカルボニル
−8−フェニルプロピル]−L−アラニルクロリド無機
酸塩が、ACEI合成における有効かつ経済的な反応性
誘導体であることを明らかにした。
以上の説明で明らかな如く、本発明は抗高血圧剤として
その将来性を注目されている種々のACEI式(U)を
合成するための共通の反応性誘導体である新規化合物N
−[1(81−エトキシカルボニル−8−フェニルプロ
ピル〕−L−アラニルクロリド無機酸塩を高収率、高純
度にて、かつ安価に与えるものであり、ACEIの経済
的かつ効率的な工業的製造に極めて有利な方法を提供す
るものである。
(灰施例) 以下に実施例及び参考例を挙げて本発明を説明するが、
もとより本発明はこれに限定されるものではない。尚、
本発明の目的化合物N−[1(81−エトキシカルボニ
ル−3−フェニルプロピル〕−L−アラニルクロリド無
機酸塩の純度の測定は、酸塩化物を塩基存在下エタ/−
ルと反応させN−〔N81−エトキシカルボニル−8−
フェニルプロピル]−L−アラニンエチルエステルに変
換した後、これを高速液体クロマトグラフィーにより分
離定量することにより実施した。具体的には、酸塩化物
のサンプル約ioom、pを10m1!容メスフラスコ
に計量し、これにトリエチルアミン0.8%(W/V)
を含む無水エタノールを加えtomI!にした後、マグ
ネチツクスターラーにて室温下80分間撹拌しエステル
化し、この溶液1.0 m/をサンプリングし、これに
n−プロピル安息香酸10mJ(内部標準試薬)を含む
エタノール溶液4m7を加え下記条件にて分離定量した
カラム: rinepack  8IL  Olg(日
本分光銖製)(4,6本mI DX 250mm) 移動相:100mMリン酸緩衝液(pH7,0)/メタ
ノール=40/60 (V/V) 流速: 1.OmI!/ml n 検 出:210nm 実施例I N−(1(8)−エトキシカルボニル−8−7エニルプ
ロピ/7l−L−アラニン 5.OIを乾燥シクaaメ
タン25m/に懸濁し、塩化水素ガスを通気、撹拌して
、塩酸塩溶液とした。これをθ℃迄冷却した後、五塩化
リン4.51を2〜8分間で添加し、そのまま5時間撹
拌を行なった。次いで溶媒を減圧溜去して析出する白色
結晶を乾燥エーテル約100m1!にて洗浄後、減圧乾
燥を行ない、N−(1f81−エトキシ力〃ボニルー8
−フェニルプロピル]−L−アラニルクロリド塩酸m5
.1を得た(純度98%)。
IR(cm−’)  2950.1745.1588゜
IHNMR(CD01g、δ)  7.1〜7.1(8
,5I()。
8.8〜4.6 (m 、 4H) 、 2.65〜8
.0 (m、 2H) 、 2.a 〜2.65(m 
−2K ) + L 9 (d* 8 H) +1.8
 (t 、 8H) mp   88〜85℃(分解) 実施例2 N−(1(at−エトキシカルボニル−8−フェニルプ
ロピル)−L−アラニン塩酸塩7.OIを乾燥ジクロロ
メタン25mJに溶解し、5〜10℃に冷却した後、五
塩化リン5.5gを2〜8分間で添加した。添加終了後
、5〜10℃にて約8時間撹拌した。次いで実施例1と
同様に処理を行ない、N−[1f81−エトキシカルボ
ニル−8−フェニルプロピル]−L−アラニルクロリド
塩酪塩7.3gを得た(純度95.0%)。
実施例8 N−CI+8+−エトキシカルボニ/L/−3−フェニ
ルプロピル]−L−アラニン4.5yを乾Hジクロロメ
タン25mI!に愁局し、三塩化リン1.5 mJを加
えた後、θ〜5℃lこて塩化水素ガスを通気、撹拌して
塩酸塩溶液とした。これに、0〜5℃を保ちながら塩素
ガス1.4.9を2時間かけて通気した後、さらに8時
間撹拌した。次いで実施例1と同様に処理を行ない、N
−[1(81−エトキシカルボニル−8−フェニルプロ
ピy〕−L−アラニルクロリド塩酸塩6.2yを得た(
純度94%)。
−考物! L−プロリンナトリウム塩り、7811を含む乾燥エタ
ノ−/L/浴液浴液80m区7リエチルアミン8.68
m1!を加え、−40℃に冷却した後、これにN−C(
81−エトキシカルボニsy −9−フェニルプロピル
)−L−アラニルクロリド塩酸塩4.4J!7(純度9
8%)を含む乾燥ジクロロメタン懸βb液80mrを撹
拌下約6分間で連続添加し、さらに1時間、同温肋にて
撹拌を行なった。反応後、4速成体クロマトグラフィー
による分蓮定伝によりN−C1(81−4トキシカルボ
ニルー8−フェニルプロピル]−L−アラニル−L−プ
ロリン4.56.7の生成を認めた。この反応液にイオ
ン交換水100m/を加え、減圧濃縮lこより有機・u
イ奴を除去した後、6N塩酸にてpH4,2Jこ調整し
た。これに食塩を加え酢エチにて抽出を行ない、得らJ
7.た有機層を飽和食塩水にて洸tp後、51Mナトリ
ウムにて脱水し、溶媒を減圧溜去してオイル状物質5.
0gを得た。これに、アセ) 二) !J lv 18
 n11 ヲ加して加温溶解し、マレイン酸1.89.
Fにアセトニトリル18m/を加えて加温溶解した。浴
液lこ加え。
自然放冷し室温にて神品を加えろとN −C1(Sl−
エトキシカルボニル−3−フェニルプaビル〕−L−ア
ラニル−L−プロリン・マレイン酸塩の白色結晶が速か
に生成した。水冷後、結晶を戸別し、アセトニトリ〃、
エーテルにて洗浄し、白色結晶4.52.Fを得た。
mp    144.5〜145℃ [:α〕  = −42,8(C!1 、メタノ−lv
)IE[−NMR(n20.δ)  1.80(t、8
1’T、J=7H2)、1.50〜1.70(m、8H
)。
1.76〜2.17 (m 、 8H) 、 2.17
〜2.58(m、 8:EI) 、 8.88〜8.7
2(m、21i) 、 8.77〜4.07(m、IH
)。
4.07〜4.55(m、4H)、6.29(8゜2H
)、7.12〜7.40(m、5H)IR(α−リ:8
220,2977.1745.1725゜1640.1
570.1450,1880゜1288.1190.1
000.878゜700(KBr  disk)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・無機酸塩( I ) で表わされるN−〔1(S)−エトキシカルボニル−3
    −フェニルプロピル〕−L−アラニルクロリド無機酸塩
  2. (2)式( I )の無機酸塩が塩酸塩である特許請求の
    範囲第1項記載のN−〔1(S)−エトキシカルボニル
    −3−フェニルプロピル〕−L−アラニルクロリド無機
    酸塩。
  3. (3)N−〔1(S)−エトキシカルボニル−3−フェ
    ニルプロピル〕−L−アラニンの無機酸塩を不活性有機
    溶媒中にて五塩化リンと反応せしめることを特徴とする
    、式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・無機酸塩( I ) で表わされるN−〔1(S)−エトキシカルボニル−3
    −フェニルプロピル〕−L−アラニルクロリド無機酸塩
    の製造法。
  4. (4)N−〔1(S)−エトキシカルボニル−3−フェ
    ニルプロピル〕−L−アラニンの無機酸塩が塩酸塩であ
    る特許請求の範囲第3項記載の製造法。
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