JPS6248696A - N−〔1(s)−エトキシカルボニル−3−フエニルプロピル〕−l−アラニル−l−プロリンの製造法 - Google Patents

N−〔1(s)−エトキシカルボニル−3−フエニルプロピル〕−l−アラニル−l−プロリンの製造法

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JPS6248696A
JPS6248696A JP60188243A JP18824385A JPS6248696A JP S6248696 A JPS6248696 A JP S6248696A JP 60188243 A JP60188243 A JP 60188243A JP 18824385 A JP18824385 A JP 18824385A JP S6248696 A JPS6248696 A JP S6248696A
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phenylpropyl
ethoxycarbonyl
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alanine
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JP60188243A
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Satomi Takahashi
高橋 里美
Kenji Inoue
健二 井上
Yoshibumi Yanagida
義文 柳田
Takehisa Ohashi
武久 大橋
Kiyoshi Watanabe
清 渡辺
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K5/00Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K5/02Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing at least one abnormal peptide link
    • C07K5/022Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing at least one abnormal peptide link containing the structure -X-C(=O)-(C)n-N-C-C(=O)-Y-; X and Y being heteroatoms; n being 1 or 2
    • C07K5/0222Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing at least one abnormal peptide link containing the structure -X-C(=O)-(C)n-N-C-C(=O)-Y-; X and Y being heteroatoms; n being 1 or 2 with the first amino acid being heterocyclic, e.g. Pro, Trp

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、優れたアンジオテンシン変換酵素(ムCB)
阻害活性の為、抗高血圧剤としての利用が期待されてい
るN−[:1(81−エトキシカルボニル−8−フェニ
ルプロピ&)−L−アラニル−L−プロリン・マレイン
酸塩(U8AN:Enalapril Maleate
)(7)主要成分で、式(式中、※印は不斉炭素に対し
て(8)配置を表わす)で示されるN−〔1(S)−エ
トキシカルボニル−8−フェニルプロピル〕−L−アラ
ニル−L−プロリン(以下、エナラプリvと略す)の製
造法に関する。
(従来の技術) エナラプリルの製造法としては、既に次式に示す如く1
.α−オキソ−γ−フェニル酪酸エチ/I/aI)にL
−アラニル−L−プロリン(I[l)を脱水縮合して得
られるシッフの塩基(ff)を、ナトリウムシアノボロ
ハイドライド(NaBHgC!N)あるいはパラジウム
/炭素を触媒とする水素ガスを用いた方法で還元すると
いった、いわゆる還元的アミノ化反応(Bepduct
ive  amination)を利用する製造法が知
られている。
(IT)           (III)(IV) 〔特開昭55−81845号およびジャーナル・イン・
オルガニック・ケミストリー(、y、org。
Ohem、)49(15)、2816(1984年)〕
(発明が解決しようとする問題点) エナラプリ〃のアンジオテンシン変換酵素阻害活性と不
斉炭素部分の立体配置には密接な関係があり、望ましい
活性の発現には8個の不斉炭素部分についていずれも(
8)配置をもつ光学活性体(SSS)であることが必要
である。ところで、上記還元的アミノ化反応を利用した
エナラプリルの合成法においては、シップの塩基(ff
)が還元されて新たに生じるフェニル酪酸部分の不斉炭
素の立体配置は、(8)配置と(R1配置のいずれもが
生じ、N−[:1(81−エト牛シカルボ品ルー8−フ
ェニルプロピル〕−L−アラニル−L−プロリン(ss
s)とN−〔1(R1−エトキシカルボニA/−8−フ
ェニルプロピル〕−L−アラニル−L−プロリン(R8
8)  の混合物が生成してしまう。この為、目的とす
る(SSS)の立体配置を有するエナラプリルを有利に
生成させる努力が種々なされ、L−アラニル−L−プロ
リン部分の立体構造をたくみに利用して、パラジウム/
炭素を触媒とする接触還元法を用いることにより、ある
程度の不斉誘起に成功してはいるものの、(888)/
(R88)比は62/88と不完全で、結局(SSS)
配置の目的物を得るためには、煩雑な光学分割操作が必
要となっている。その上、不用の(nss)配置の化合
物が多鷲生成することにより、(SSS)  配置の目
的物の収率は、それぞれの化合物の反応率は高いにもか
かわらず、極めて低く60%以下となり、α−オキソ−
γ−フエニtvll、酸エチv<n>−bよびL−アラ
ニ/l/ −L−プロリン(III)といった加工度の
高い高価な原料を浪費する結果となることは避けがたい
また、本反応の中間に生成するシッフの塩基(ff)が
本質的にラセミ化しやすい性質を有するため、シップの
塩基形成反応とその還元反応を独立に行なった場合、(
888)、(R88)体以外にアラニン部分のラセミ化
によって生じた(8R8)および(RR8)体までもが
副成する不都合がある。この様なシップ塩基のラセミ化
を回避する方法として、還元反応系においてin  a
itu にシック塩基を形成させる、いわゆる同時反応
方法が採用されているが、この反応系においては、本来
還元されやすい性質を有するα−オキソ−γ−フェニル
酪酸エチ1v(II)は、L−アラニル−L−プロリン
(III)とのシッフ塩基形成に利用される以外に、そ
れ自体還元されてα−ヒドロキシ−γ−フェニル醋酸エ
チルといった副生物へと変化し、競争的に餌駄に消費さ
れることは避けられず、このため化学量論的必要量の2
〜8倍モル量のα−オキソ−γ−フ二二7%/酪酸エチ
ルの使用が不可欠となっている。
このことは、不経済であるばかりでなく、副生する多量
のα−ヒドロキシ−γ−フェニ〃酪酸エチルと目的物の
分離に煩雑な抽出除去操作が必要となるなどの操作性上
の欠点ともなっている。
以上のように、還元的アミノ化反応を利用した合成法は
、N−(1(8)−エトキシカルボニル−8−フェニル
プロピル、1−L−アラニル−L−7”ロリンの工業的
製造法としては操作性および経済性において必ずしも有
利な方法とは言い難い点を多々有している。
(問題点を解決する為の手段および作用効果)本発明者
らは、経済性に優れ簡便かつ効率的なエナラプリルの工
業的製造法を開発すべく検討を重ねた結果、N−[1(
81−エトキシカルボニル−8−フエ二Mプロピル〕−
L−アラニン(7)N−1〃ボキシ無水物(マ)が塩基
の存在下L−プロリンと櫃めて容易に反応し、はぼ定量
的な収率でエナラプリルが生成することを見いだし本発
明を完成した。
本発明を反応式で示すと下記の如く表わすことができる
(マ) すなわち、本発明はN −(1(81−エトキシカルボ
ニル−8−フェニ〃フロビル〕−L−アラニンのN−力
〃ボキシ無水物(マ)とL−プロリンを塩基の存在下で
反応させることを特徴とするエナラプリルの効率的な製
造法を内容とする。
既に、N−(1(81−エトキシカルボニル−8−フェ
ニルプロピル〕−L−TラニンのN−カルボキシ無水物
(Ylを、次式 %式% (式中、几はフェニルエチル基、3−ピリジルメチル基
、あるいはベンジルオキシ基などのアルコキシル基を表
わす)で示されるN−@換グリシンのter t−ブチ
ルエステルと反応させた徴収率50−70%)、酸で脱
エステル化して、次式(式中、几は前記に同じ)で示さ
れる各種のアンジオテンシン変換酵素阻害活性を有する
化合物が合成されている(特開昭57−175152゜
同昭57−176941.同昭59−180844蒐し
かし、これらの反応では、アミン成分はN−1mmダグ
リシンterk−ブチルエステル類のみに限定されてい
る点、本発明のエナラプリルの簡便な製造法を示唆する
ものではない。
本発明は、N −(1(8)−エトキシカルボニル−8
−フェニルプロピル〕−L−アラニン(7)N−1ルボ
キシ無水物(マ)が塩基の存在下にL−プロリンと極め
て効率的に反応し、実質的にほとんど副反応を生起する
ことなく定量的な反応収率で目的とするエナラプリルを
生成することを見いだして完成されたものである。すな
わち本発明によれば、アミン成分(L−プロリン)のカ
ルボキシル基をエステル化して保護する必要もなく、従
ってまたN−カルボキシ無水物(マ)との反応後、脱エ
ステル化するなどの煩雑な操作は不要で、酸塩基の中和
を行なうだけといった極めて簡便な操作で、いきなり目
的とするエナラプリルを高収率に得ることができる。
以下、本発明の詳細な説明する。
N−カルボキシ無水物(マ)の調製に用いる原料のN 
(1(81−エトキシカルボニA/−8−フェニルプa
ピル)−L−アラニンの合成法は既に種々報告されてい
るが〔オルガニック・プレパレーションズ・アンド・プ
ロシデュアーズ(Qrganic pre −para
tions and 、procedures INT
、)  15 。
85−40 (1988)、テトラヘドロン・レターズ
(Tetrahedron Letters) 25 
、1148−1146 (1984)および特開昭57
−112859、同昭57−116046.同昭59−
65057 )、例えば本発明者らの出願になるβ−ベ
ンゾイルアクリル酸エチルにL−アラニンのアルカリ金
属塩を不斉的に付加反応せしめて得られるN −(11
81−エトキシカルポニy−3−オキソ−3−フェニル
プロピル]−L−アラニンを接触還元して容易に製造す
ることもできる(特願昭6O−19488)。
N−カルボキシ無水物(マ)の調製は、既に特開昭57
−175152に記載されている如く、一般のa−アミ
ノ酸のN−カルボキシ無水物の合成法と同様、ホスゲン
を含むメチレンクロライド中、N−(1(8)−二゛ト
キシカルボニルー8−フェニルプロピル)−L−アラニ
ンを加熱還流するか、あるいは参考例に述べる如く、少
量の活性炭の存在下にトリクロロメチルフォルメートと
N−[:1[81−エトキシカ〃ボニtv −3−フェ
ニルプロピル]−L−アラニンを不活性溶媒中で加熱す
ることによっても容易に可能である。
N−カルボキシ無水物(マ)とL−プロリンのペプチド
結合形成反応においては、L−プロリンは存在する塩基
との間に塩を形成して反応しているものと考えられる。
すなわち、プロリン成分としての反応主体は、使用する
塩基によって異なるが、アルカリ金属あるいはアルカリ
土類金属の水酸化物または炭酸塩を使用しての反応では
、L−プロリンのアルカリ金属塩あるいはアルカリ土類
金属塩が反応に関与し、2級アミン、8級アミンあるい
は4級アミンヒドロキサイドを塩基とする反応において
は、L−プロリンのアンモニウム塩が反応にあずかって
いるものと考えられる。従って、場合によっては予めこ
うしたL−プロリンの塩を別に開展単離して使用するこ
とも可能である。
塩基としては、リチウム、ナトリウム、およびカリウム
の水酸化物、炭酸塩9重炭酸塩;カルシウム、マグネシ
ウムの水酸化物などの無機塩基の他、ジメチルアミン、
ジエチルアミン、ジェタノールアミン、ジシクロヘキシ
ルアミンの如き2級アミン;トリメチルアミン、トリエ
チルアミン。
トリプロピルアミン、トリブチルアミン、トリアミルア
ミン、トリエタノールアミン、ピリジン。
N−アルキルモルホリンの如き3級アミン;およびテト
ラメチル、テトラエチル、テトラプロピル。
テトラブチル、テトラアミル、テトラヘキシル。
ベンジルトリメチル、ベンジルトリエチルなどそれぞれ
の4級アンモニウムヒドロキサイドといった、1級アミ
ンを除くアミン類が使用できる。
本ペプチド結合形成反応は水性媒体中で行なうことがで
き、特に水−有機溶媒の混合系が好ましい。アセトン、
ジオキサン、テトラヒドロフラン。
アセトニトリルおよび低級アルコール類などのような水
に高い相溶性を有する溶媒と水との混合系が有利に利用
できる。酢酸エチル、メチレンクロリド、クロロホルム
、ヘキサン、エーテルなど水との相溶性が低い溶媒は一
般に収率が劣るが、混合系を強く撹拌することにより収
率を向上させることも可能である。
反応は、L−プロリンとそれに等モルないし若干過剰量
の塩基を加え、予めL−プロリンの塩を形成させた溶液
に、有機溶媒に溶解したN−カルボキシ無水物mを加え
、冷却撹拌下行なうことができるが、必ずしもこれにこ
だわる必要はなく、種々の形式で行なうことができる。
反応液組成としては、N−カルボキシ無水物(マ)に対
して尋モlv量以上(通常1〜1.5倍モル量)のL−
プロリンを使用するのが収率向上および目的物単離操作
の簡略化の為には好都合である。
通常、反応の進行にともなってI)Hは低下するが、反
応系に塩基を添加するなどしてp■をアルカリ側、好ま
しくはpH9〜10程度に維持することが副生物の抑制
に有効である。また反応温度については特に制限はなく
、室温から一20℃位の範囲で良好に反応は進行するが
、比較的低温での反応の方が好ましい。反応時間につい
ては、一般の反応と同様低温で低く、高温では速くなる
が、0℃前後の反応では10〜20分間の反応で充分で
ある。
反応の停止は、反応系に鉱酸を加えるなどして、反応液
を酸性化し、中間に生成している力Vパミン酸を分解(
脱炭酸)することにより行なうことができる。
生成したエナラプlJA/(I)の単離は、上記反応停
止液を減圧下濃縮するなどして有機溶媒を留去し、pH
とエナラプリルの尋電点(pI4.2)に調整後、酢酸
エチルで抽出した後、抽出液を減圧濃縮するなど通常の
抽出分離操作によって容易に行なうことができる。
以上の反応条件を選ぶことにより、エナラプリルを使用
したN−力Vボキシ無水物(マ)に対して95%程度の
実質的にほぼ定量的収率で得ることも可能である。また
必要に応じてエナラプリルに対して等モル量のマレイン
酸を添加し、白色結晶状のエナラプリル・マレイン酸塩
として単離することも可能である。
(実施例) 以下に実施例および参考例を挙げて本発明を説明するが
、もとより本発明はこれに限定されるものではない。
(参考例−A)  N(1(81−エトキシカルボ5フ
%/−8−フェニルプロピル)−L−アラニン・N−カ
ルボキシ無水物の合成 参考−1 還流冷却器をセットした21容四つ口丸底フラスコにN
−[1(8)−エトキシカルボニ7%/−8−フェニル
プロピル)−L−アラニン 2511(89,6mmo
l)と乾燥ジクロルメタンsooml!を加え、室温下
撹拌しつつホスゲン82!iを吹き込んだ後、油浴上(
60℃)にて8時間加熱還流した。反応後、ジクロルメ
タン(ホスゲンを含む)の大部分を蒸溜除去した後、残
渣を200m1!容ナス型コ〃ベンに移して、更に減圧
下ジクロルメタンを完全に除去すると油状残渣は白色固
化し、結晶状のN−C1(s)−エトキシ力〃ボニルー
8−フェニルプロピル〕−L−アラニン・N−カルボキ
シ無水物27.5.9 (純度99%)が定量的収率で
得られた。
mp  67〜68℃ (窒素置換後密閉して測定)〔
α]   m  +11.8   (cl、アセトニト
リル)IR(cm−’):  2980,2980.1
845゜1770.1725.1495.1450゜1
420.11380,1290.1240IHNMR(
CDOla、δ): 7.25(m、5H。
ArH2−11) 、 4.4〜4.0 (m 、 4
H。
Ph0E20II20E[、人1aa−H。
0CH20Ha) 、  2.8 (m、 2H、ph
cn2)。
2.8 (m 、 2H、Ph0HzCHz ) 、 
1.5(d。
8M、11a−CHs)、1.25(t、8H。
0CH2CjHs) 参考−2 還流冷却器をセットした21容四つ口丸底フラスコにN
−(1(81−エトキシカVボニ/l/−8−フェニル
プロピル]−L−アラニン 25.9 (89,6mm
ol)  と活性炭500 m、9、更に乾燥ジクロル
メタン500mI!を加え、室温下撹拌しつつ、滴下ロ
ートによりトリクロロメチルフォルメート16Iiを約
20分かけて加えた後、油浴上5時間加熱還流した。こ
れに更にトリクロロメチルフォルメート16yを滴下し
、5時間加熱還流を続けた。反応後、ホスゲンを含むジ
クロルメタンの大部分を溜去・した後、室温まで冷却し
、残分を許過して活性炭を除去した。得られたP液を2
00m1容ナス型コルベンに移し、減圧下ジクロルメタ
ンを完全ζこ除去すると油状残渣は白色固化し、結晶状
のN−[1(81−エトキシカルボニtv−B−フェニ
ルプロピル〕−L−アラニン・N−カルボキシ無水物2
B、0,9(純度98%)が定に的収率で得られた。各
物性値は参考−1と同様であった。
(参考例−B )  N −C1(S)−エトキシカル
ボニル−8−フェニルプロピtv〕−1,−アラニン・
N−カルボキシ加水物の純度測定法 純度の測定は、N−カルボキシ熱水物を塩基存在下エタ
ノールと反応させ、N−[1(81−エトキシカルボ−
ルー3−フェニルプロピル]−L−アラニンエチ〃エス
テルに変換した後、これを高速液体クロマトグラフィー
により分離定量することにより実施した。翼体的には次
の操作により測定した。N−カルボキシ無水物のサンプ
ル約100mgを10mr容メスフラスコに計量し、こ
れにトリエチルアミン0.8%(W/V)を含む無水エ
タノールを加え10m1!にした後、マグネチックスタ
ーラーにて室温下10分間撹拌しエステ〃化した。この
溶液1.0 mjをサンプリングし、これに硫酸を加え
pII 2〜8に調整して約10分間室温で撹拌した後
、n−プロピル安息香酸iomji(内部標準指示薬)
を含むエタノール溶液4m7を加え、下記条件にて分離
定量した。
カラム: 、Finepack  SIL C1g (
日本分光(N製)(4,6mmIDX 250mm) 移動相:ioomMリン酸緩衝液(pH7,0)/メタ
ノー&= 40−/ 60 (v/v )流速: 1.
0 m l /m j n検出: 210 nm 実施例1    ゛ L−プロリン2.80.p、IN水酸化ナトリウム29
mj、  炭酸ナトリウム2.12/に水を加えて全量
を100m1!にしたプロリンのNa塩溶液をm製し、
そのうち5rRと表工に示す各柾検討溶媒5ml!を5
0m1!容ナスフラスコに入れ、木で0℃に冷却しなか
らN−[”1(81−エトキシカルボニル−8−フェニ
ルプロピル]−L−アラニンのN−カルボキシ無水物2
54m、Fを横1溶媒5Wノに0℃で溶かした溶液を迅
速に加え、1時間0℃で撹拌した。6N−HCIを加え
てpHを1付近に調整した後、水を加えて全量を100
mJにし、高速液体クロマトグラフィー(HPLO)に
より生成したエナラプリル(EPL)を定量したところ
表工に示す結果を得た。なお分析には下記条件を使用し
た。
カラム: Finepack  8IL  01g (
日本分光□製)(4,6mmxn x 250 mm 
)移動相:60mMリン酸緩衝液(pH2,5)/メタ
ノール−68/87 (v/v) 流速: 1.5m//min 検出: 210 nm 内部標準:L−5−ベンジ〃ヒダントイン表1 実施例2 L−プロリン115.1m、Fと表Hに示す各種塩基(
1mmo 1 )を、水5rn/とアセトン5mj’に
溶かした溶液を50m1!容ナスフラスコに入れ、氷で
0℃に冷却しなからN−(:1(81−エトキシカルボ
ニtv−fJ−フェニ〃フロビル]−L−アラニンのN
−力〃ボキシ無水物254 m、pを0℃でアセトン5
mlに溶かした溶液を迅速に加え、1時間O℃で撹拌し
た。6N−HClを加えてpH1付近に調整した後、水
を加えて全量を100mj’とし、実施例1と同様の条
件でHPLCによる分析を行い、生成したエナラプリル
を定量したところ表Hに示す結果を得た。
表■ 実施例B 実施例1で調製したプロリンHa塩溶液6ml!とアセ
トン6mlを20mr容メスフラスコに入れ、表■に示
す各温度の条件下にN−(118+−エトキシカルボニ
ル−8−フェニルプロピル〕−L−アラニンのN−カル
ボキシ無水物804.9m、S2をアセトン7mlに溶
かした溶液を迅速に加えた後、アセトンで全量を20m
1:にし、そのまま同温度で撹拌した。表■に示す各時
間毎に2ml!を10m1!容メスフラスコに取り、6
N−[01でpRを1付近に調整した後、水を加えて全
量を10m1とし、実施例1と同様の条件下、HPLO
により生成したエナラプリルを定量したところ下記の結
果が得られた。
表 m 実施例4 ¥流側1で調製したプロリンHa塩溶液15m/とアセ
トン15mj’を100mj容ナスフラスコに入れ、水
で0℃に冷却しながらN−C1(8)−エトキシカルボ
ニル−8−フェニルプロピル]−L−アラニンのN−カ
ルボキシ無水物762 m、9を0℃でアセトン15m
1!に溶かした溶液を迅速に加えて、そのまま0℃で8
0分間撹拌した。6N−HC!1を加えてPH2付近に
調節した後、アセトンを加えて全量を200 ml!と
じ、その1部(1mIりをサンプリングし、実施例1と
同様の条件下、HPLCによりを析した結果、1.02
1.PのEPLの生成が認められた。上記アセトン溶液
にlN−NaOHを加えてpHを4.2に調節した後、
アセトンを減圧留去し、残った水層を食塩で飽和した後
、酢酸エチルで抽出(8X100m/)t/た。抽出酢
酸エチル層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、溶媒を減
圧留去して油状のEPL  1.115yを得た(純度
87%)。
得られたEPLは下記の参考例に従ってEPL・マレエ
ートに変換して単離、同定を行った。
参考例−C 実施例4で得た油状EPLにアセトニトリル8.4rn
Jを加えて70℃に加熱し、マレイン酸884m、i9
をアセトニトリA/ 5 ml!に70℃で溶かした溶
液を加え、徐々に室温迄冷却した後、5℃で一晩放置し
て結晶を析出せしめた。結晶を戸数し、エーテルで洗浄
、乾燥後、1.022,9の粗結晶が得られ、P液から
溶媒を減圧留去して得られ、た白色固体476m、9と
共にアセトニトリルから再結晶することにより1.10
6gのエナラプリルマレエートの白色結晶を得た。
mp    145〜146.5℃(文献値14F1〜
144.5℃) ”HNMR(D20):  δL、80(t、8H,J
=7H2)、1.50−1.70(m、[I)。
1.75−2.17 (m 、 aH) 、 2.17
−2.58 (m 、 8H) 、 8.88−8.7
2 (m。
2H)、B、’77−4.07(m、1)I)。
4.07−4.55(m、4I()、6.29(’l。
2H) 、 7.12−7.40 (m 、 5H)I
R(KBr)  8220.2977.1745゜1?
25,1640,1570.1450゜12380.1
288.1190.1000゜878.700律−1

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)N−〔1(S)−エトキシカルボニル−3−フェ
    ニルプロピル〕−L−アラニンのN−カルボキシ無水物
    とL−プロリンを塩基の存在下で反応させることを特徴
    とするN−〔1(S)−エトキシカルボニル−3−フェ
    ニルプロピル〕−L−アラニル−L−プロリンの製造法
  2. (2)塩基として、アルカリ金属の水酸化物、炭酸塩ま
    たは重炭酸塩のいずれかを用いる特許請求の範囲第1項
    記載の製造法。
  3. (3)塩基として、2級アミン、3級アミンまたは4級
    アンモニウムヒドロキサイドのいずれかを用いる特許請
    求の範囲第1項記載の製造法。
  4. (4)反応をアセトン、ジオキサン、テトラヒドロフラ
    ンまたはアセトニトリルのうちのいずれかの有機溶媒と
    水との混合溶媒中で行なう特許請求の範囲第1項記載の
    製造法。
  5. (5)水性媒体中でpHを9〜10の一定値に維持しつ
    つ反応を行なう特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  6. (6)L−プロリンの塩基性塩の溶液にN−〔1(S)
    −エトキシカルボニル−3−フェニルプロピル〕−L−
    アラニンのN−カルボキシ無水物を加えて反応させる特
    許請求の範囲第1項記載の製造法。
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