JPS624838Y2 - - Google Patents

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JPS624838Y2
JPS624838Y2 JP1981167184U JP16718481U JPS624838Y2 JP S624838 Y2 JPS624838 Y2 JP S624838Y2 JP 1981167184 U JP1981167184 U JP 1981167184U JP 16718481 U JP16718481 U JP 16718481U JP S624838 Y2 JPS624838 Y2 JP S624838Y2
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casing
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air outlet
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JP1981167184U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は成人の略々背丈程の高さを持つ床置縦
長形温風暖房機に係り、詳しくはスイツチ類の電
装品を自然的な姿勢で操作することが可能な位置
に設けたパネル収容部にまとめることにより、取
扱い上の利便をはかつた温風暖房機の構造に関す
る。
液体・気体燃料を燃焼してその発生熱により室
内の暖房を行う燃焼方式の床置縦細長形温風暖房
機は、吹出口を前面上部に、吸込口を前記吹出口
とは離した下部に有する縦長形のケーシング内
に、対流フアン、バーナ、燃焼室、熱交換器を下
方から順に積み重ねた配置となして収設した構造
が一般的であり、燃焼室と熱交換器の周囲は可成
りの高温部分となるので、この付近のケーシング
板裏面には断熱材を貼着するなど防熱処理を行つ
ている。
ところで、運転スイツチ、着火用スイツチなど
のスイツチ類、温度設定器用つまみなどの電装品
は特に熱に対して十分な保護をはかる必要がある
ところから、従来は、それ等電装品をまとめて収
容するためのパネル収容部11′を、第4図に示
すようにできるだけ燃焼室6、熱交換器7からの
放射熱や周辺を流動する温風の熱によつて加熱さ
れない位置に設けていたが、この位置は下部に設
けた吸込口3′に近いところとなつて、操作する
起立者に対して腰と等レベルあるいはそれよりも
低いレベルに相当するものであるから、視認を行
いつつ運転操作をしようとすれば深い前傾姿勢あ
るいはかゞみ姿勢をとらなければならず、日常の
運転操作上実に不便であつた。
このような不便さを無くするために、パネル収
容部11′を起立者に対して操作が容易な高所位
置例えば肩位置に配設したものがあるが、当該位
置は燃焼室6、熱交換器7に近くならざるを得な
くなつて、温風,放射熱線による加熱の影響を受
け易く、耐熱性に富む特殊品で電気容量が一段階
大きい電装品を用いるか、パネル収容部11′の
周りを厚手の断熱材で囲繞するなどの対策が必要
であつて、耐熱性階級が一段上ることにより、装
置コストの増加が避けられなかつた。
上述する如く、取扱者が頻繁に操作する部分で
あるパネル収容部を不自然な姿勢でなければ取扱
えない個所に設けざるを得なかつた事実に対処し
て、本考案は尋常の簡単な断熱施工に加えて、積
極的な冷気流通を可能ならしめる構造となしたこ
とによつて、従来解決が見られないまゝ現在に至
つている上記欠陥を克服することができたもので
あり、特に床置縦細長形の温風暖房機においてケ
ーシングの前面における上下方向の中央部よりも
上方でかつ吹出口の下方であつて、ケーシング内
の燃焼室および熱交換器に近くて、例えば、起立
者に対して腰部よりも高くて操作が容易なレベル
となる位置に、コントロールパネルを収容するた
めのパネル収容部を設けて、このパネル収容部を
断熱壁で囲繞してなる箱状に形成する一方、ケー
シング内に存する対流フアン(吸込空気を温風と
して吹出口から送出させるためのフアンを云う)
の付勢によりケーシング内を昇流する冷風の一部
を誘導し得る如く、該ケーシングの前面背後に上
下方向に配設した風胴を、前記パネル収容部の下
端部に縦列接続すると共に、このパネル収容部の
上端部には風流出穴を設けて、前記コントロール
パネルから前記対流フアンおよびバーナへの連絡
配線を前記風胴内に配線してなることを特徴とす
る。
かゝる特徴を有する本考案の具体的内容につい
て添付図面の1例を参照しつつ以下詳細に説明す
る。
第1図および第2図において1は床置縦細長形
のケーシングであつて、上吹出口2を前面上部例
えば上辺部に、吸込口3を上吹出口2とは離した
下部の例えば背面下方部に夫々有している。
このケーシング1内には、対流フアン4、バー
ナ5、燃焼室6および熱交換器7を吸込口3側か
ら上吹出口2側に至り、上記の記載順序の配列に
収設して白灯油を燃料とする温風暖房機に形成し
ている。
そして、燃焼室6と熱交換器7とからなる高温
部をケーシング1内の略々上半部に位置する如く
配設せしめていて、図示しないが、それ等の周囲
の板体裏面には断熱材を貼着させている。
上述の構造になる暖房機は、ケーシング1の前
面における上下に2分する略々中央部で燃焼室6
に対し前方となる位置に、すなわち、床置きの場
合に床上に起立した起立者に対し腰部となるあた
りの位置に、機巾に亘らせた横長の下吹出口8を
設ける一方、ケーシング1の前面板と燃焼室6の
前壁との間のケーシング1内空間には、仕切板9
を配設している。
該仕切板9は第3図に斜視する如き形状であつ
て、上縁を燃焼室6の略々頂部に至らせ、下縁を
前記下吹出口8の稍々下方に至らせた上下方向に
延在する板であつて、前面板との間に適宜間隔が
存する平行に配設せしめて、さらに上縁部を後方
の燃焼室6側に略々直角に折り曲げて、その端縁
と燃焼室6の前壁との間に適宜寸法の間隙Gを機
巾に亘らせて形成せしめると共に、下縁部を前方
に折り曲げて下吹出口8直下部の前面板に密着せ
しめている。
上記仕切板9はまた、ケーシング1の前面板に
平行な板部の両側方を前方に折り曲げて前面板に
固定せしめており、かゝる形態となしたことによ
つて、仕切板9は下吹出グリル8に対して上縁部
分と前面板との間に形成された細長い開口を臨ま
せるだけでその他の部分はケーシング1内と下吹
出グリル8とを遮断するようになつている。
上述の構成になる暖房機は、対流フアン4を運
転すると共に、バーナ5の燃焼作動を行わせる
と、対流フアン4によつて吸込口3からケーシン
グ1内に流入した空気は燃焼室6の周囲と熱交換
器7の周囲を通過する際に燃焼ガスと熱交換を行
つて温風となり、過半量が上吹出口2から到達距
離の長い流速大なる温風として室内に送出され、
さらに温風の一部量は下吹出口8から室内に向け
送出される。
ここで下吹出口8から出る温風についてみる
に、対流フアン4が起生する流動空気のうちの一
部は仕切板9と燃焼室6の前壁との間の通路を昇
流して前記間隙Gを通り抜けた後、反転流して、
前面板と仕切板9との間の通路を経て下吹出口8
から室内に送出されるのであるが、その際、前記
間隙Gを設けたことによつて仕切板9と燃焼室6
の前壁との間の通路は出口で絞られる形となり、
従つて仕切板9に沿つて流れる低温空気と燃焼室
6の前壁に沿つて流れる高温空気とが程よく混和
する結果、前記間隙Gからは適温となつた温風が
吹出される。
一方、仕切板9の上縁部で燃焼室6側に折り曲
げた部分の直上部Aには、前記間隙Gから吹出す
風が急激に拡散する影響でエヤポケツト部が生じ
るために、この吹出した風は圧力差によつて下吹
出口8に向けての方向転換が円滑に行われ、その
結果、下吹出口8への温風流出が容易に行われ
る。
なお、間隙G寸法を適当に選ぶことによつて、
下吹出口8から逆に上吹出口2に向けて室内の冷
気を導入する現象を確実に防止し得ることはもと
より、対流フアン4による循環風量のうちの適当
量例えば20%程度を下吹出口8から吹出させ、し
かも上吹出口2から吹出す温風と同じ温度のもの
を吹出させることができる。
しかして図示例は、下吹出口8に斜め前下方に
向けて風を誘導するため前傾配置となした風向羽
根10を配設すると共に、仕切板9における下端
部を風向羽根10に平行な斜め前下方に向けて折
り曲げた後、下吹出口8直下部の前面板に密着せ
しめている。
かゝる構造となしたことによつて、前面板と仕
切板9との間に反転流入した温風に対して流路抵
抗を増大させずに、温風を円滑な状態で下向きに
吹出させ、足許からの暖房を効果的に行うことが
できる。
しかも、この場合に吸込口3が図示例は背面側
に設けられているので、下吹出口8と吸込口3と
の間でのシヨートサーキツトが起るおそれはない
し、吸込流にもとづく機械前方でのコールドドラ
フトも生じない利点がある。
しかして本考案は以上述べた構造を有する暖房
機において、前記下吹出口8よりも高く、従つて
起立者の腰部よりも高く、燃焼室6および熱交換
器7に近い位置の前面にコントロールパネル12
が設けられている。
このコントロールパネル12は第1図々示の如
く前面の片側例えば右隅側に縦長形状で設けられ
ていて、スイツチ15、温度調節などのためのつ
まみ16,16を、暖房機の前に立つた取扱者が
起立姿勢のまゝ右手で容易に操作し得る位置に配
設せしめている。
上記コントロールパネル12を収容するための
パネル収容部11は前面板と前記仕切板9との間
にケーシング1の正面から見て右隅側に設けられ
ていて、頂壁、左右両側壁および奥壁の4面を断
熱性材で形成して、底部を除きケーシング1内の
温風流通路とは断熱的、気密的にしや断された箱
状となつている。
このパネル収容部11には、風胴13を縦列接
続しているが、この風胴13は第3図に概要示し
ているように、前記仕切板9の右隅部の一画を利
用して下端が開口13aとなり、上端が前記パネ
ル収容部の底壁に直結された上下方向に延びる断
熱性のダクト形態をなしていて、ケーシング1の
前面背後において前記開口13aが対流フアン4
の吹出部に対面する如く設けられている。
この風胴13は、図示例の場合、下吹出口8に
温風を誘導するために設けた仕切板9との関係
上、該仕切板9の一部を利用した構造となしてい
るが、下吹出口8、仕切板9を有しない上方吹出
形の暖房機の場合にはケーシング1の前面背部に
接して上記例のものと同形状のダクトを配設せし
めると共に、前記パネル収容部11の底壁に縦列
接続すればよい。一方、前記パネル収容部11は
その上端部に適当数の風流出穴14を穿設して有
しており、図示例はコントロールパネル12の基
板に3個の小穴14…を設けておくことにより、
該小穴14…を前記風流出穴14に利用させてい
る。
なお、前記風胴13は図示していないが、コン
トロールパネル12から対流フアン4及びバーナ
5の各モータやその他の電装品に接続するための
連絡配線を導くためのダクトに兼用させている。
かゝる構造となした暖房機は、対流フアン4に
よる循環風のうちで燃焼室6の高温壁部によつて
加熱される手前の冷風の一部少量が前記開口13
aを経て風胴13内に流れ込み、さらに、パネル
収容部11内に流入して、コントロールパネル1
2の裏側空間を昇流した後、風流出穴14…を通
つてケーシング1の前方に流出するようになる。
従つて、この流通冷風によつてパネル収容部1
1内は常時強制冷却されると共に、周囲の断熱壁
によつてケーシング1内温風流通路とは断熱的に
しや断されているので、低温雰囲気が維持され、
電装品の温度を安全範囲内にとどめておくことが
できる。
本考案は叙上の構成ならびに作用を有するもの
であつて、風胴13と断熱壁で囲繞したパネル収
容部11とを縦列接続すると共に、このパネル収
容部11の上端部に風流出穴14を設けて、対流
フアン4の付勢によりケーシング1内を昇流する
冷風の一部を風胴13を介し、パネル収容部11
に積極流通するようにしたから、燃焼室6、熱交
換器7に近い部分で高温熱の影響を受け易い位置
に存しながら、スイツチ類の電装品を通常の許容
温度以下の条件で使用でき、従つて耐熱性階級を
あげることなく、汎用形の電装品がそのまゝ利用
できる。
このように、断熱処理と積極冷却との併用によ
つてパネル収容部11の低温維持が可能となつた
ことで、人間工学的に操作の容易な位置を選定し
てコントロールパネル12を設置することがで
き、実施例の如く腰部付近に下吹出口8が設けら
れた構造のものであつても何等問題なく、コント
ロールパネル12を適正位置に配設できる利点が
ある。
さらに、前記風胴13を設けたことによつて、
コントロールパネル12と、対流フアン4、サー
モスタツト等ケーシング1内各機器との間の連絡
配線は前記風胴13内に通して簡単にまとめるこ
とができて、組付けの簡略化もはかれるなどの効
果も奏し、本考案は実用価値に富むところ多大な
温風暖房機である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案暖房機の例の正面図、第2図は
同じく側面から見た断面図、第3図は第1図にお
けるコントロールパネル部分の斜視図、第4図は
従来の暖房機の側面からみた断面図である。 1……ケーシング、2……吹出口、3……吸込
口、4……対流フアン、5……バーナ、6……燃
焼室、7……熱交換器、11……パネル収容部、
12……コントロールパネル、13……風胴、1
4……風流出穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吹出口2を前面上部に、吸込口3を前記吹出口
    2とは離した下部に有する縦長形のケーシング1
    内に、対流フアン4、バーナ5、燃焼室6および
    熱交換器7を吸込口3側から吹出口2側に至り、
    記載順の配列に収設してなる床置縦細長形の温風
    暖房機において、ケーシング1の前面における上
    下方向の中央部よりも上方で、かつ、吹出口2の
    下方であつて前記燃焼室6および熱交換器7に近
    い位置に、コントロールパネル12を収容するた
    めのパネル収容部11を設けて、該パネル収容部
    11を断熱壁で囲繞してなる箱状に形成する一
    方、前記対流フアン4の付勢によりケーシング1
    内に昇流する冷風の一部を誘導し得る如く、ケー
    シング1の前面背後の上下方向に配設した風胴1
    3を前記パネル収容部11の下端部に縦列接続す
    ると共に、このパネル収容部の上端部には風流出
    穴14を設けて、前記コントロールパネル12か
    ら前記対流フアン4、バーナ5への連絡電線を前
    記風胴13内に配設してなることを特徴とする温
    風暖房機。
JP16718481U 1981-11-09 1981-11-09 温風暖房機 Granted JPS5871630U (ja)

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JPS5871630U JPS5871630U (ja) 1983-05-14
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ID=29959290

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5548077B2 (ja) * 1973-04-17 1980-12-03

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5054839U (ja) * 1973-09-12 1975-05-24
JPS608593Y2 (ja) * 1978-09-25 1985-03-27 松下電器産業株式会社 温風暖房機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5548077B2 (ja) * 1973-04-17 1980-12-03

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JPS5871630U (ja) 1983-05-14

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