JPS6248378B2 - - Google Patents
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- JPS6248378B2 JPS6248378B2 JP56192521A JP19252181A JPS6248378B2 JP S6248378 B2 JPS6248378 B2 JP S6248378B2 JP 56192521 A JP56192521 A JP 56192521A JP 19252181 A JP19252181 A JP 19252181A JP S6248378 B2 JPS6248378 B2 JP S6248378B2
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Landscapes
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は集積回路装置、特にその配線構造に関
するものである。
するものである。
近年、集積回路装置は高集積化、微細化が進
み、それに伴つて消費電力も大きくなつている。
即ち、基本セルでの消費電力が小さくなつている
にもかかわらず、セル数がそれ以上の比で増加し
ているためである、それに伴い一部の配線には高
電流を流す必要に迫られている。しかしながら高
電流を配線に流した場合、信頼性上の問題が発生
する。いわゆるエレクトロ・マイグレーシヨンの
問題である。この信頼性上の問題を解決するため
に、その配線材料の最大許容電流密度を求め、そ
の値から該当配線領域の膜厚、線巾が決められ
る。近年の多層配線化に対しては表面の凹凸を少
なくする目的で膜厚はある値以下に制限され、不
足分は線巾を広くして信頼度を保つている。しか
しながら線巾を広げることは配線間、及び配線と
基板間の電気容量を増加させることを意味し、こ
れらの容量が増加するとそれに比例して回路動作
が遅くなつてしまうという欠点がある。
み、それに伴つて消費電力も大きくなつている。
即ち、基本セルでの消費電力が小さくなつている
にもかかわらず、セル数がそれ以上の比で増加し
ているためである、それに伴い一部の配線には高
電流を流す必要に迫られている。しかしながら高
電流を配線に流した場合、信頼性上の問題が発生
する。いわゆるエレクトロ・マイグレーシヨンの
問題である。この信頼性上の問題を解決するため
に、その配線材料の最大許容電流密度を求め、そ
の値から該当配線領域の膜厚、線巾が決められ
る。近年の多層配線化に対しては表面の凹凸を少
なくする目的で膜厚はある値以下に制限され、不
足分は線巾を広くして信頼度を保つている。しか
しながら線巾を広げることは配線間、及び配線と
基板間の電気容量を増加させることを意味し、こ
れらの容量が増加するとそれに比例して回路動作
が遅くなつてしまうという欠点がある。
本発明の目的は、前記せる従来の問題点を解消
する新規なる構造の集積回路装置を提供すること
にある。即ち、配線に係る電気容量を増加せずに
所望の信頼性を得る配線構造を提供することにあ
る。
する新規なる構造の集積回路装置を提供すること
にある。即ち、配線に係る電気容量を増加せずに
所望の信頼性を得る配線構造を提供することにあ
る。
本発明の特徴は、複数個の回路素子を複数個の
導電膜により相互に接続し、所望の回路を構成し
た集積回路装置において、前記複数個の導電膜の
少なくとも1つの導電膜内に該導電膜を流れる電
流の方向とほぼ平行な方向に伸びた1つ以上の空
隙を設け、前記空隙によつて隔てられた導電膜の
各々は、許容電流値が最低となる幅よりさらに小
さい幅を有することを特徴とする。
導電膜により相互に接続し、所望の回路を構成し
た集積回路装置において、前記複数個の導電膜の
少なくとも1つの導電膜内に該導電膜を流れる電
流の方向とほぼ平行な方向に伸びた1つ以上の空
隙を設け、前記空隙によつて隔てられた導電膜の
各々は、許容電流値が最低となる幅よりさらに小
さい幅を有することを特徴とする。
本発明の原理は、配線材料により最大許容電流
密度が決められているため、配線の巾が狭くなる
にしたがいそこを流すことができる電流値は小さ
くなる。しかし、配線の巾がある値以下になる
と、最大許容電流密度が巾の広い時より増加す
る。これは配線材料の結晶構造と密接な関係があ
るということが一般に知られている。例えば配線
材料としてアルミニウムを使用した場合、巾が2
ミクロン以下になると2ミクロンの時より、多く
電流を流すことが可能である。それ故3ミクロン
巾の配線と1.5ミクロン巾2本の配線とに同じ電
流値の電流を流した場合、1.5ミクロン巾2本の
方が信頼性上格段に優れているということにな
る。そして、両者とも巾の合計は3ミクロンであ
り、容量の増加はないということになる。かかる
原理につき、第6図に示す特性図を参照してさら
に詳しく説明する。
密度が決められているため、配線の巾が狭くなる
にしたがいそこを流すことができる電流値は小さ
くなる。しかし、配線の巾がある値以下になる
と、最大許容電流密度が巾の広い時より増加す
る。これは配線材料の結晶構造と密接な関係があ
るということが一般に知られている。例えば配線
材料としてアルミニウムを使用した場合、巾が2
ミクロン以下になると2ミクロンの時より、多く
電流を流すことが可能である。それ故3ミクロン
巾の配線と1.5ミクロン巾2本の配線とに同じ電
流値の電流を流した場合、1.5ミクロン巾2本の
方が信頼性上格段に優れているということにな
る。そして、両者とも巾の合計は3ミクロンであ
り、容量の増加はないということになる。かかる
原理につき、第6図に示す特性図を参照してさら
に詳しく説明する。
第6図は配線材料としてアルミニウムを用いた
時の配線巾とその配線に信頼度を保つて流し得る
許容電流値の関係を調べた実験結果の簡略特性図
である。同図より明らかなように配線巾がW0よ
り広い領域では配線巾が2倍、3倍になるとそれ
に比例して許容電流値も2倍、3倍となる。一
方、W0より巾の狭い領域では、これに比例して
許容電流値が小さくなるのではなく、逆に大きく
なり0.5倍の巾では1.5〜2.0倍になる。W0は製造
条件により決まる値である。
時の配線巾とその配線に信頼度を保つて流し得る
許容電流値の関係を調べた実験結果の簡略特性図
である。同図より明らかなように配線巾がW0よ
り広い領域では配線巾が2倍、3倍になるとそれ
に比例して許容電流値も2倍、3倍となる。一
方、W0より巾の狭い領域では、これに比例して
許容電流値が小さくなるのではなく、逆に大きく
なり0.5倍の巾では1.5〜2.0倍になる。W0は製造
条件により決まる値である。
次に本発明をよりよく理解するために、実施例
を用いて説明する。
を用いて説明する。
第1図は本発明の第1の実施例を示す平面図で
ある。図中において、アルミ配線11,11′が
接続端子13,14の間に設けられている。該ア
ルミ配線11,11′の間にアルミの無い空隙1
2が電流I1の流れる方向(矢印で示す)とほぼ平
行に設けられている。接続端子13,14には他
の配線、又は回路素子が接続されている。本実施
例では端子13から他端子14へ流れる電流I1を
2本の配線11,11′に分割した場合である。
これにより、2本の配線巾を合計した巾の配線1
本よりも信頼性を向上させている。
ある。図中において、アルミ配線11,11′が
接続端子13,14の間に設けられている。該ア
ルミ配線11,11′の間にアルミの無い空隙1
2が電流I1の流れる方向(矢印で示す)とほぼ平
行に設けられている。接続端子13,14には他
の配線、又は回路素子が接続されている。本実施
例では端子13から他端子14へ流れる電流I1を
2本の配線11,11′に分割した場合である。
これにより、2本の配線巾を合計した巾の配線1
本よりも信頼性を向上させている。
第2図は本発明の第2の実施例を示す平面図で
ある。図中において、アルミ配線21,21′,
21″,21,21〓が接続端子23,24の
間に設けられている。該アルミ配線21,2
1′,21″,21,21〓の間にアルミの無い
空隙22,22′,22″,22が電流I2の流れ
る方向(矢印で示す)とほぼ平行に設けられてい
る。接続端子23,24には他の配線、又は回路
素子が接続されていることは第1の実施例と同じ
である。本実施例では端子23から他端子24へ
流れる電流I2を5本の配線21,21′,21″,
21,21〓に分割した場合である。これによ
り、5本の配線巾を合計した巾の配線1本のもの
より信頼性を向上させている。
ある。図中において、アルミ配線21,21′,
21″,21,21〓が接続端子23,24の
間に設けられている。該アルミ配線21,2
1′,21″,21,21〓の間にアルミの無い
空隙22,22′,22″,22が電流I2の流れ
る方向(矢印で示す)とほぼ平行に設けられてい
る。接続端子23,24には他の配線、又は回路
素子が接続されていることは第1の実施例と同じ
である。本実施例では端子23から他端子24へ
流れる電流I2を5本の配線21,21′,21″,
21,21〓に分割した場合である。これによ
り、5本の配線巾を合計した巾の配線1本のもの
より信頼性を向上させている。
第3図は本発明の第3の実施例を示す平面図で
ある。第1の実施例(第1図)の配線が折れ曲つ
た例であり、電流I3の流れる方向にしたがつて空
隙32も折れ曲つた構造になつている。
ある。第1の実施例(第1図)の配線が折れ曲つ
た例であり、電流I3の流れる方向にしたがつて空
隙32も折れ曲つた構造になつている。
第4図は本発明の第4の実施例を示す平面図で
ある。第3の実施例(第3図)の空隙を2個4
2,42′に分けた構造になつている。
ある。第3の実施例(第3図)の空隙を2個4
2,42′に分けた構造になつている。
第5図は本発明の第5の実施例を示す平面図で
ある。外部接続端子(ボンデング端子)を有する
配線に本発明を実施し、空隙52を設けた例であ
る。他接続端子53には他の配線、又は回路素子
が接続されている。
ある。外部接続端子(ボンデング端子)を有する
配線に本発明を実施し、空隙52を設けた例であ
る。他接続端子53には他の配線、又は回路素子
が接続されている。
以上、本発明の実施例について述べてきたが、
集積回路装置内の回路素子としては、MOS型ト
ランジスタ、バイポーラ型トランジスタ、SOS型
トランジスタ、GaAs等を使用したトランジス
タ、ジヨセフソン素子、ダイオード、等の能動素
子及び抵抗、コンデンサ等の受動素子及びこれら
を組み合わせた素子等がある。又、導電膜として
はアルミニウム、金、チタン、モリブデン、タン
グステン、銅及びこれらを含む合金、多層構造の
金属薄膜又は半導体薄膜、金属シリサイド薄膜及
びこれらを含む導電膜であれば適用可能である。
又、空隙で分割された導電膜の巾は各々等しいこ
とが望ましいが、異なつていても実質的に問題は
ない。
集積回路装置内の回路素子としては、MOS型ト
ランジスタ、バイポーラ型トランジスタ、SOS型
トランジスタ、GaAs等を使用したトランジス
タ、ジヨセフソン素子、ダイオード、等の能動素
子及び抵抗、コンデンサ等の受動素子及びこれら
を組み合わせた素子等がある。又、導電膜として
はアルミニウム、金、チタン、モリブデン、タン
グステン、銅及びこれらを含む合金、多層構造の
金属薄膜又は半導体薄膜、金属シリサイド薄膜及
びこれらを含む導電膜であれば適用可能である。
又、空隙で分割された導電膜の巾は各々等しいこ
とが望ましいが、異なつていても実質的に問題は
ない。
第1図、第2図、第3図、第4図および第5図
はそれぞれ本発明の実施例を示す平面図、第6図
は配線巾と許容電流値の関係を示す特性図であ
る。 尚、図において、11,11′,21,21′,
21″,21,21〓,31,31′,41,4
1′,51,51′……導電膜、12,22,2
2′,22″,22,32,42,42′,52
……空隙、13,14,23,24,33,3
4,43,44,53,54……接続端子を示
す。
はそれぞれ本発明の実施例を示す平面図、第6図
は配線巾と許容電流値の関係を示す特性図であ
る。 尚、図において、11,11′,21,21′,
21″,21,21〓,31,31′,41,4
1′,51,51′……導電膜、12,22,2
2′,22″,22,32,42,42′,52
……空隙、13,14,23,24,33,3
4,43,44,53,54……接続端子を示
す。
Claims (1)
- 1 複数個の回路素子を複数個の配線により相互
に接続し所望の回路を構成した集積回路装置にお
いて、前記複数個の配線の少なくとも1つには当
該配線を流れる電流の方向とほぼ平行な方向に伸
びた1つ以上の空隙を設け、該空隙によつて隔て
られた配線の各々は許容電流値が最低となる幅よ
りさらに小さな幅を有することを特徴とする集積
回路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19252181A JPS5893352A (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 集積回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19252181A JPS5893352A (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 集積回路装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5893352A JPS5893352A (ja) | 1983-06-03 |
JPS6248378B2 true JPS6248378B2 (ja) | 1987-10-13 |
Family
ID=16292664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19252181A Granted JPS5893352A (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 集積回路装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5893352A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6115350A (ja) * | 1984-06-30 | 1986-01-23 | Nippon Gakki Seizo Kk | 半導体装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5667937A (en) * | 1979-11-07 | 1981-06-08 | Nec Corp | Semiconductor system |
-
1981
- 1981-11-30 JP JP19252181A patent/JPS5893352A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5667937A (en) * | 1979-11-07 | 1981-06-08 | Nec Corp | Semiconductor system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5893352A (ja) | 1983-06-03 |
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