JPS624830Y2 - - Google Patents

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JPS624830Y2
JPS624830Y2 JP1982015489U JP1548982U JPS624830Y2 JP S624830 Y2 JPS624830 Y2 JP S624830Y2 JP 1982015489 U JP1982015489 U JP 1982015489U JP 1548982 U JP1548982 U JP 1548982U JP S624830 Y2 JPS624830 Y2 JP S624830Y2
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heat exchange
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fixture
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JP1982015489U
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、浴槽内に配設した金属製ヒーター管
内に給湯源から高温湯を循環させることにより浴
槽水を沸す様にした熱交換装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、此種の浴槽用熱交換装置としては種々の
ものが案出されている。例えば実開昭53−61339
号公報に開示されている様に、浴槽内の槽底に一
端を蝶番で蝶着した底板(防護カバー)を配して
槽底を二重底部とし、該二重底部内に多数の蛇行
管を保持杆で保持した放熱管を配設すると共に、
該放熱管の両解放端部を、温水ボイラ(給湯源)
からの高温湯を循環導く両管体の端部に回動自在
に連結した熱交換装置である。
然るに、斯る熱交換装置は温水ボイラから管体
を介して放熱管の蛇行管内に高温湯を循環させ、
該高温湯が蛇行管内を通過する間に浴槽水との熱
交換を図つて浴槽水を沸すと共に、槽底の清掃等
時には底板を蝶着部を支点にはね上げ、そして放
熱管も回動自在に連結した連結部を回動支点とし
てはね上げて二重底部内を清掃できる様にしたも
のである。
しかし乍ら、放熱管の蛇行管との熱交換によつ
て加熱された浴槽水とこれから加熱される浴槽水
との流れがスムーズにいかない、即ち放熱管を配
設した二重底部は槽底上に扁平状に存在させた構
造であるために対流が起きにくく浴槽水全体との
熱交換効率が悪く、効率よく浴槽水を沸すことが
できないといつた不具合を有している。
また、槽底の清掃等時には底板及び放熱管を側
壁に凭れ掛けたはね上げ状態で行なわなければな
らないため、清掃中等時に倒れる危険があるばか
りか、邪魔になつてスムーズな清掃等を行なうこ
とができないものであつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 槽水全体との熱交換を効果的に行ないながら、
且つ浴槽内の側壁と底壁とのコーナー部分全周で
もつてスムーズに自然対流を起こさせながら浴槽
を効率よく沸すことができ、しかも清掃等時には
熱交換部を覆う防護カバーを浴槽内から邪魔にな
らない様に取り出すことができる浴槽用熱交換装
置の提供にある。
〈問題点を解決するための手段〉 上記問題点を解決するために本考案が講じる技
術的手段は、浴槽内の側壁と底壁とのコーナー部
分における側壁下部内周面に沿い金属製ヒーター
管を多段状に添設して熱交換部を形成し、該熱交
換部を挟む側壁内周面に、所望の板厚で一辺縁に
掛止爪片を備えた上部取付具をその周方向複数箇
所に固着配設すると共に、該上部取付具に対向位
置させた底壁周囲の複数箇所に略同一形状に形成
した下部取付具を固着配設し、その下部取付具か
ら前記上部取付具に渉る板幅で上下縁を該両取付
具の掛止爪片に着脱自在に掛止係合させる掛止縁
部として前記熱交換部を覆う枠状に形成した防護
カバーを、前記上下両取付具の掛止爪片に渉り取
付けて熱交換室を形成すると共に防護カバーの上
端掛止縁部と側壁との間及びその下端掛止縁部と
底壁との間に前記上下取付具の板厚に相当する間
隙で開口させた連通路を前記コーナー部分全周に
沿わせて設けて熱交換室と槽内とを連通させたこ
とである。
〈作用〉 本考案は、入浴時に身体が接触しない浴槽内の
側壁と底壁とのコーナー部分、即ち浴槽内のデツ
ドスペースに全周に渉つて配設した熱交換装置の
熱交換室内の熱交換部にて該室内に停滞する浴槽
水との熱交換を図つて該熱交換室内を介して槽内
に自然対流を起こさせ、浴槽水全体を効率よく沸
す。即ち、熱交換室内で熱交換部との熱交換によ
つて加熱された浴槽水(湯)は側壁の内面全周に
おいて該内面に配設された上部取付具の板厚でも
つて開口せる上部連通路より槽内に流出される一
方、それに伴い底壁周囲において該周囲に配設さ
れた下部取付具の板厚でもつて開口せる下部連通
路より浴槽水(水)が熱交換室内に流入されて加
熱されるといつた効果的な熱交換で、熱交換室内
を介して槽内に高低差のある上下方向の自然対流
を起こさせながら浴槽水全体を効率よく沸す。
そして、清掃等時には上下両取付具の掛止爪片
から防護カバー上下縁の掛止縁部を取り外して該
防護カバーを浴槽内から取り出す。
〈実施例〉 本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、
図中Aは熱交換装置であり、この熱交換装置Aを
浴槽B内の側壁b1と底壁b2とのコーナー部分b3
周に渉つて配設する。
熱交換装置Aは、金属製ヒーター管1と、この
ヒーター管1を覆う防護カバー2と、この防護カ
バー2を浴槽Bの側壁b1から底壁b2に渉り着脱自
在に取付ける上下取付具3,4と、から構成し、
前記ヒーター管1を前記コーナー部分b3における
側壁b1下部の内周面に沿わせて多段状に添設せし
めて該部全周に熱交換部5を形成する。
金属製ヒーター管1は、熱伝導性に優れた銅
管、ステンレス管等の金属管によつて形成し、浴
槽Bの側壁b1下部にその内面全周に沿わせて蛇行
状又は巻回状等の所望の配管形状で配管添設せし
めて該内面全周に渉る熱交換部5を形成配置す
る。
防護カバー2は、耐熱性のFRP等の合成樹脂
によつて側壁b1内周面に配設される上部取付具3
から底壁b2周囲に配設される下部取付具4に渉る
板幅の帯板状に形成すると共に、熱交換部5に沿
つて該熱交換部5を覆う平面矩形状の枠状に連設
形成し、その上下縁を外方へ折り曲げて掛止縁部
2a,2bを夫々形成する。
尚、防護カバー2上下縁の掛止縁部2a,2b
の折曲形態は浴槽Bの側壁b1内周面と底壁b2周囲
に配設される上下取付具3,4の該両壁b1,b2
対する取付け方向性によつて異にするものである
(第3図及び第4図)。
上下取付具3,4は、防護カバー2の上下掛止
縁部2a,2bを着脱自在に掛止係合させる掛止
爪片3a,4aを一辺縁に備えた所望板厚のフツ
ク状に形成し、その上部掛止具3を浴槽B内のコ
ーナー部分b3に形成配置された熱交換部5を挟む
側壁b1内周面に、その周方向複数箇所に所望の間
隔をおいて固着配設すると共に、下部取付具4を
該上部取付具3の取付位置と対向させた底壁b2
囲の複数箇所に固着配設する。
而して、浴槽B内のコーナー部分b3における側
壁b1下部の内面全周に沿わせて金属製ヒーター管
1を配管添設せしめて形成配置した全周に渉る熱
交換部5を覆う様に防護カバー2を、側壁b1内周
面に配設した上部取付具3の掛止爪片3aと底壁
b2周囲に配設した下部取付具4の掛止爪片4aと
に上下縁の掛止縁部2a,2bを夫々掛止係合せ
しめて着脱自在に取付けて、防護カバー2と熱交
換部5が配置された側壁b1下部の内周面との間に
熱交換室6を形成すると共に、上端掛止縁部2a
と側壁b1との間及び下端掛止縁部2bと底壁b2
の間にコーナー部分b3全周に渉る上下の連通路
7,8を夫々形成し、熱交換室6と槽内bを連通
させる。
この上下の連通路7,8は、防護カバー2の上
下掛止縁部2a,2bと相対する位置で浴槽Bの
側壁b1内周面と底壁b2周囲に配置された上下取付
具3,4が存在しない防護カバー2の上下掛止縁
部2a,2bと前記両壁b1,b2との間に前記取付
具3,4に板厚に相当する間隙で開口形成される
(第1図、第3図及び第4図)。
而して、斯る実施例は入浴時に身体が接触しな
い浴槽B内のコーナー部分b3全周に渉り、防護カ
バー2の板幅に相当する高低差で上下に開口した
連通路7,8を介して熱交換部5を配備せる熱交
換室6と槽内bとを連通させて成る熱交換装置A
を配設することで、上下の連通路7,8より熱交
換室6内に流入して停滞する浴槽水は該室6内の
熱交換部5にて熱交換され、それにより加熱され
た浴槽水(湯)は側壁b1の内面全周に沿つて開口
せる上部連通路7より槽内bに流出されると共
に、その流出に伴い底壁b2周囲において開口せる
下部連通路8より浴槽水(水)が熱交換室6内に
流入されて熱交換部5にて加熱されるといつた高
低差をもたせた上下方向の自然対流を浴槽B内の
コーナー部分b全周でもつて起こさせながら浴槽
水全体との熱交換を効果的に図り、浴槽水全体を
短時間で効率よく沸し得る様にしたものである。
そして、清掃等時には上下両取付具3,4に対
して着脱自在に取付けて装設した防護カバー2を
上下両取付具3,4から取り外して浴槽B外に取
り出すことで、狭い浴槽B内の清掃等をスムーズ
且つ簡単に行ない得る様にしたものである。
次に第5図及び第6図に図示した熱交換装置A
について説明すると、斯る構造は浴槽Bの側壁b1
と底壁b2とのコーナー部分b3を外方へ膨出させて
該部に熱交換部5を収納する収納スペース9を形
成し、該スペース9内に熱交換部5を配置すると
共に、スペース9の開口部位に前記実施例と同様
に固着配設した上下取付具3,4に防護カバー2
を着脱自在に取付けて、熱交換装置Aの浴槽B内
方への突出状態を配慮して入浴感をより一層向上
させる様にしたものである。
〈考案の効果〉 本考案の浴槽用熱交換装置は叙上の如く構成し
たので下記の効果を奏する。
浴槽内の側壁と底壁とのコーナー部分におけ
る側壁下部内周面に沿い金属製ヒーター管を多
段状に添設して熱交換部を形成し、該熱交換部
を挟む側壁内周面に、所望の板厚で一辺縁に掛
止爪片を備えた上部取付具をその周方向複数箇
所に固着配設すると共に、該上部取付具に対向
位置させた底壁周囲の複数箇所に略同一形状に
形成した下部取付具を固着配設し、その下部取
付具から前記上部取付具に渉る板幅で上下縁を
該両取付具の掛止爪片に着脱自在に掛止係合さ
せる掛止縁部として前記熱交換部を覆う枠状に
形成した防護カバーを、前記上下両取付具の掛
止爪片に渉り取付けて熱交換室を形成すると共
に防護カバーの上端掛止縁部と側壁との間及び
その下端掛止縁部と底壁との間に前記上下取付
具の板厚に相当する間隙で開口させた連通路を
前記コーナー部分全周に沿わせて設けて熱交換
室と槽内とを連通させてなるから、熱交換室内
で加熱された浴槽水(湯)は側壁の内面全周に
沿つて開口せる上部連通路より槽内に流出され
ると共に、その流出に伴い底壁周囲において開
口せる下部連通路より浴槽水(水)が熱交換室
内に流入されて加熱されるといつた高低差をも
たせた上下方向の自然対流を浴槽内のコーナー
部分全周でもつてスムーズに起こさせながら浴
槽水を沸すことが出来る。よつて、浴槽水全体
との熱交換が効果的に行なわれ、浴槽水全体を
短時間で効率よく沸すことができる熱交換装置
を提供出来た。
浴槽の側壁と底壁に夫々固着配設した上下両
取付具の掛止爪片に、上下縁の掛止縁部を着脱
自在に掛止係合させて防護カバーを取付け、熱
交換部を覆う様にしたから、清掃等時には防護
カバーを狭い浴槽内から取り出すことが出来
る。よつて、従来の様に防護カバーが邪魔にな
ることなく、狭い浴槽内の清掃等をスムーズ且
つ簡単に行なうことが出来る。依つて、所期の
目的を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案浴槽用熱交換装置の実施例を示
し、第1図は平面図、第2図は第1図の−線
縦断正面図、第3図及び第4図は同A部の拡大断
面図、第5図及び第6図は他の実施例を示し、第
5図は縦断正面図、第6図は同A部の拡大断面図
である。 尚、図中A:熱交換装置、1:金属製ヒーター
管、2:防護カバー、2a,2b:掛止縁部、
3,4:取付具、3a,4a:掛止爪片、5:熱
交換部、6:熱交換室、7,8:連通路、B:浴
槽、b1:側壁、b2:底壁、b3:コーナー部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 浴槽内の側壁と底壁とのコーナー部分における
    側壁下部内周面に沿い金属製ヒーター管を多段状
    に添設して熱交換部を形成し、該熱交換部を挟む
    側壁内周面に、所望の板厚で一辺縁に掛止爪片を
    備えた上部取付具をその周方向複数箇所に固着配
    設すると共に、該上部取付具に対向位置させた底
    壁周囲の複数箇所に略同一形状に形成した下部取
    付具を固着配設し、その下部取付具から前記上部
    取付具に渉る板幅で上下縁を該両取付具の掛止爪
    片に着脱自在に掛止係合させる掛止縁部として前
    記熱交換部を覆う枠状に形成した防護カバーを、
    前記上下両取付具の掛止爪片に渉り取付けて熱交
    換室を形成すると共に防護カバーの上端掛止縁部
    と側壁との間及びその下端掛止縁部と底壁との間
    に前記上下取付具の板厚に相当する間隙で開口さ
    せた連通路を前記コーナー部分全周に沿わせて設
    けて熱交換室と槽内とを連通させた浴槽用熱交換
    装置。
JP1548982U 1982-02-05 1982-02-05 浴槽用熱交換装置 Granted JPS58119138U (ja)

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JP1548982U JPS58119138U (ja) 1982-02-05 1982-02-05 浴槽用熱交換装置

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JP1548982U JPS58119138U (ja) 1982-02-05 1982-02-05 浴槽用熱交換装置

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Publication Number Publication Date
JPS58119138U JPS58119138U (ja) 1983-08-13
JPS624830Y2 true JPS624830Y2 (ja) 1987-02-04

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ID=30027912

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JP1548982U Granted JPS58119138U (ja) 1982-02-05 1982-02-05 浴槽用熱交換装置

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JP (1) JPS58119138U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5351337U (ja) * 1976-10-01 1978-05-01

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JPS58119138U (ja) 1983-08-13

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