JPS5913557Y2 - 温水器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は温水器に関するものである。

従来の温水器は外形が円筒形であって、その外側に複数
の附属管を異なった方向に配管してあり、この附属管の
配管作業は温水器設置後に、行うものであった。

しかし、この温水器によると、附属管の配管が現場施工
となるので、精度が悪くなり、さらに配管が外部に出る
ため、美観上好ましいものではなかった。

そこでこの温水器の欠点を除去する温水器として、外形
を角筒形とし、内部の隅部ですべての附属管を収納する
ものが提案された。

この角筒形温水器によると、管を収納するに十分な角形
を必要とするために、全体が大型化され、広い設置スペ
ースを要し、そして運搬、据付が簡単ではなく、コスト
もかかる欠点があった。

また管が内部に収納する構成であるため、配管も必ずし
も容易なものではなく、また修理、交換も円滑に行えな
い欠点があった。

本考案は上記の欠点を除去するもので、以下その一実施
例を図面について説明する。

第１〜４図において、温水器の外装ケース１は円筒状の
もので、内部に温水タンク２を収納しである。

外装ケース１の外面には軸方向（上下方向）に上端部か
ら下方に向けて一定幅の配管取付は部たる平坦の取付は
部３を配設しである。

取付は部３の両側には、その縁部に沿って保持板４，４
ａが外装ケース１から立ち上がっている。

そして取付は部３には、複数の附属配管、この例では第
１次給水管５．安全弁用ブロー管６および給湯管７を収
めてあり、各附属配管は適宜個所を固定部材（図示せず
。

）により取付は部に固定されている。基管５，６゜７の
先端部５ａ、５ａ、７ａは同一方向（図面では左側）に
向けて配設して゛ある。

第１次給水管５は、バルブ８を経て取付は部３に沿って
この取付は部の上端部まで延び、そこで外装ケース１内
に入って、そこからさらに垂下し温水タンク２の下端部
に至って、このタンクと接続している。

ブロー管５および給湯管６は、給水管５と平行して上方
へ延び、外装ケース１の上面中央の給湯口９と接続して
いる。

また、取付は部３の前面（第４図上面）にはカバ一体１
０を取り付けである。

カバ一体１０は断面コ字状であって、内部で基管５，６
．７を覆っている。

カバ一体１０内には断熱材１１を充填してあり、基管、
特に給湯管７の保温を図っている。

カバ一体１０の両側部は保持板４，４ａと係合し、カバ
一体をねじ１２・・・・・・で保持板に固定しである。

基管の先端部５ａ、５ａ、７ａはカバ一体１０の側部の
孔１０ ａ 、１０ｂ、ＩＯＣを貫通しており、また管
６，７の上方部は孔１０ｄ、１０ｅ（第４図）を貫通し
ている。

第１，２図において、１３はドア、１４は点検窓、１５
は排水ホース、１６は排水弁である。

第４図において、１７はタンク２を覆う断熱材である。

上記の構成であるから、温水器を設置するには、予めカ
バ一体１０を外装ケース１の取付は部３に取り付けて管
５，６．７を覆っておき、この外装ケースを所定の場所
にセットしてから、容管の先端部５ ａ 、５ ａ 、
７ ａに、給水バルブ、給湯コック等に接続している連
結管に連結する。

また附属配管５〜７の修理、交換作業は、カバ一体１０
を取り外して行う。

なお給水管５を分岐して、この分岐した管をシャワーに
接続する附属配管としてもよい。

以上説明したように本考案によれば、外装ケースの外面
の配管取付は部に附属配管を取外し可能のカバ一体でコ
ンパクトに収納しであるので、配管が容易で、管の修理
、交換も簡単であり、そして大型にならないので設置ス
ペースが少なくてすみ、運搬や据付が簡単であり、さら
に高コストにならない。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図は一部切
欠正面図、第２図は左側面であって、排水弁を省略して
いる図、第３図は平面図、第４図は第１図ＩＶ−ＩＶ線
拡大断面図である。 １・・・・・・外装ケース、２・・・・・・温水タンク
、３・・・・・・配管取付は部、５，６．７・・・・・
・附属配管、５ａ、５ａ、７ａ・・・・・・管先端部、
１０・・・・・・カバ一体、１１・・・・・・断熱材。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 内部に温水タンクを収納しである円筒状の外装ケースと
   、 この外装ケースの外周面の配管取付は部にそれぞれ取り
   付けである複数の附属配管と、 上記配管取付は部に取外し可能に取り付けてあり、上記
   附属配管を覆うカバ一体と、 このカバ一体に設けである保温手段と を具備することを特徴とする温水器。