JPS595802Y2 - 屋外設置型循環給湯風呂釜 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は屋外設置型循環給湯風呂釜に関するものである
。

従来瞬間湯沸器においては冬季における凍結を防止する
為外気温度を感知して分岐水路を開くいわゆる低温作動
弁を用いて流水による凍結防止を採用している。

また配管内のゴミづまりを防ぐ為熱交換器に至る給水管
に水フィルターを装着している。

ところがこの低温作動弁と水フィルターの両装置を循環
給湯風呂釜に採用するにあたっては、設置現場の要請に
より右焚用と左焚用との二種の風呂釜を必要とする循環
給湯風呂釜において、低温作動弁と水フィルターとが貫
通する穿設孔を有する外装ケーシングを右焚用左焚用と
の二種類必要とし、外装ケーシングの保管、組立上不便
であった。

本考案は係る難点を除去し、併せて保守点検をも容易に
せんとするものである。

以下これを図例に基づいて具体的に説明すると、１は屋
外設置型循環給湯風呂釜本体で、上部に給気口２を有す
る外装ケーシング３の上方には排気口４を有する排気筐
５を載置してある。

６は循環用熱交換器７から導出した上部循環パイプ、８
は下部循環パイプである。

９は給湯用熱交換器１０に至る給水接続口、１１は給水
管で外装ケーシング３の上面板１２を貫通して設けてあ
る。

１３は給湯用熱交換器１０から給湯接続口１４に至る給
湯管で、上面板１２を貫通して設けてある。

１５は前記外装ケーシング３の一側面板１６に穿設した
低温作動弁挿通孔であり、一側面板１６に相対する他側
面板１７にも低温作動弁挿通孔１５に対応して水フィル
ター挿通孔１８を穿設してある。

この低温作動弁挿通孔１５と水フィルター挿通孔１８と
は第３図に示すように外装ケーシングの中央縦軸線ａに
対して左右対称となるように設けてある。

１９は前記給湯管１３途中から分岐し低温作動弁挿通孔
１５を貫通して取り付けた低温作動弁であり、上下循環
パイプ６，８を設けた一側面板１６と同一の面に配して
ある。

２０は低温作動弁１９の作動時に水管内の水を器具外部
に放出する排水口である。

２１は前記給水管１１に着脱自在でかつ水フィルター挿
通孔１８に臨ませた水フィルターで、該水フィルター２
１の固定締め付け用ナット２２は水フィルター挿通孔１
８を貫通して外方に突出させてある。

２３は給水接続口９近傍に配したエアーチャージ栓で先
端を件装ケーシングの他側面板１７側に向け位置させて
ある。

２４は給湯接続口１４近傍に配したエアチャージ栓で先
端を外装ケーシングの一側面板１６側に向け位置させて
ある。

２５は右焚用（右パイプ用）の循環パイプ挿通孔、２６
は左焚用（左パイプ用）の循環パイプ挿通孔、２７は片
側の循環パイプ挿通孔を閉塞する蓋体である。

尚、２８は循環加熱用バーナ、２９は給湯加熱用バーナ
である。

３０はリモコンワイヤー挿通口である。

本考案はこのような構戊からなり、右焚用組立時には外
装ケーシング３内に給湯用熱交換器１０を装着すると共
に上下循環パイプ６，８を循環パイプ挿通孔２５に挿通
して循環用熱交換器７を装着固定し、給水管１１，給湯
管１２を給湯用熱交換器１０に接続する。

このとき他側面板１７に穿設した循環パイプ挿通孔２６
は蓋体２７により閉塞しておく。

次に器具本体１外方から低温作動弁１９および水フィル
ター２１を、低温作動弁挿通孔１５および水フィルター
挿通孔１８を貫通してそれぞれ給湯管１３および給水管
１１に取り付ければよい。

次に左焚用組立時あるいは右焚用から左焚用に変換する
場合には、外装ケーシング３内に給湯熱交換器１０を装
着すると共に上下循環パイプ６，８を循環パイプ挿通孔
２６に挿通して循環用熱交換器１７を装着固定し、給水
管１１，給湯管１２を給湯用熱交換器１０に接続する。

このとき一側面板１６に穿設した循環パイプ挿通孔２５
は蓋体２７により閉塞しておく。

次に低温作動弁１９および水フィルター２１を前記右焚
時とは逆に給湯管１３および給水管１１に取り付ければ
よい。

尚、このとき第２図における給湯接続口１４が給水供給
位置となる。

このように本考案は外装ケーシングの一側面板に穿設し
た低温作動弁挿通孔と対応して他側面板に水フ，イルタ
ー挿通孔を穿設しているので、水フィルターと低混作動
弁との入れ替えが可能となるばかりでなく、外装ケーシ
ングが一種類で済むので保管組立が便利となる。

又循環パイプを挿通した一側面板に低温作動弁を着脱自
在に配しているので、低温作動弁は必らず壁面側に位置
することとなり子供のいたずらを防止できる。

さらに水フィルターは固定締め付け用ナットにより器具
本体外方から容易に取り外すすことかでき、フィルター
交換が容易となる。

尚、エアチャージ栓の先端と水フィルターとを同一側面
板上に臨ませることにより、同時開放時に一つの容器で
排水液を受水することができ保守点検が容易となるもの
である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は全体構戊斜視図
、第２図は要部を示す切欠断面図、第３図は外装ケーシ
ングの要部図である。 １・・・・・・屋外設置型循環給湯風呂釜本体、２・・
・・・・給気口、３・・・・・・外装ケーシング、４・
・・・・・排気口、５・・・・・・排気筐、６・・・・
・・上部循環パイプ、７・・・・・・循環用熱交換器、
８・・・・・・下部循環パイプ、１０・・・・・・給湯
用熱交換器、１１・・・・・・給水管、１２・・・・・
・上面板、１３・・・・・・給湯管、１５・・・・・・
低温作動弁挿通孔、１６・・・・・・一側面板、１７・
・・・・・他側面板、１８・・・・・・水フィルター挿
通孔、１９・・・・・・低温作動弁、２１・・・・・・
水フィルター、２２・・・・・・固定締め付け用ナット
、２５・・・・・・循環パイプ挿通孔、２６・・・・・
・循環パイプ挿通孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上部に給気口を有する外装ケーシングと、該外装ケーシ
   ングに載置した排気口を有する排気筐と、本体の上面板
   を貫通して給湯用熱交換器に至る給水管および給湯管と
   を設けたものにおいて、本体の左右に位置する側面板の
   一側面板に循環パイプ挿通孔および低温作動弁挿通孔を
   設けると共に他側面板に前記循環パイプ挿通孔および低
   温作動弁挿通孔に対応して循環パイプ挿通孔および水フ
   ィルター挿通孔を設け、循環パイプを挿通した−側面板
   側に前記給湯管途中から分岐し低温作動弁挿通孔を貫通
   した低温作動弁を着脱自在に取り付け、他側面板側には
   固定締め付け用ナットを有する水フィルターを前記水フ
   ィルター挿通孔を貫通して給水管に着脱自在に取り付け
   たことを特徴とする屋外設置型循環給湯風呂釜。