JPS6247959A - 鉛蓄電池陽極板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は鉛−カルシウム合金基体を用いた陽極板の改良
１こ関するものである。

従来の技術 従来所謂メンテナンスフリーバッテリー用極板として鉛
−カルシウム合金基体を用いているものがあるが、深放
電サイクルや深放電放置を行えば、基体と活物質との接
触界面に不働態層が形成され早期に容量劣化する。この
ような欠点を除去するために基体合金中に錫を添加し、
鉛−カルシウム−錫合金基体を用いでいるものがある。

発明が解決しようとする問題点 鉛−カルシウム−錫からなる基体を製造するに先だって
鉛、カルシウム、錫各々を溶融し、合金湯を作る必要か
ある。この場合、錫は鉛より比重が小さいので合金湯の
上面に浮き上り、酸化、蒸発により合金湯中の賜が時間
の経過と共に減少し易い。このため合金湯を用いて製造
した基体中の錫含有量は非常にバラツキの大きなものと
なる。一方、深放電サイクルや深放電放置による電池容
量の早期劣化防止策として鉛−カルシウム合金基本の場
合、１彊程度の錫の添加が一役的であり、錫の含有量が
これより低下する１こ半い、電池容量が早期に劣化する
。従って、従来法１こよって製造される基体中の錫含有
量のバラツキは電池寿命を大きくバラツかせ、品質低下
をきたす等の欠点を有しでいる。

問題点を解決するための手段 本発明は上記の如き欠点を除去するもので、合金中に錫
を添加しないで、鉛−カルシウム合金からなる陽極基体
を製造し、該基体に鉛粉と錫化合物または金属錫粉末と
からなる混合原料を活物質原料としで充填するようにし
たものである。

作用 鉛粉中に添加した錫は非常に均一に混合される。従って
、本発明による活物質原料を充填した極板中の錫の存在
量は一定量を保ちばらつくことは無い。

実施例 まず金属鉛を３０壬程度含んだ一酸化鉛の粉末に０．５
４の金属錫粉末を混合した。次にこれを陽極活物質原料
としで、合金中に錫を含まない鉛−カルシウム合金基体
（３ｍ厚）に充填し未化成極板を作製した。その後肢極
板を従来の方法で化成し陽極板を得た。

次に本発明による極板と鉛−カルシウムおよび鉛−カル
シウム−錫合金から力る基体を用いた従来の極板との寿
命試験結果を図面に示す。

図面における横軸は充放電回数で、縦軸は１０Ｈ几容量
であり、従来の方法で作製した鉛−カルシウム合金基体
を用いた極板の第１回目の放電容量をｌＯＯとして、そ
の比で示した。図面におけるＡは鉛−カルシウム合金基
体を用いた従来の電池、Ｂ１およびＢ２は鉛−カルシウ
ム−錫合金基体を用いた従来の電池、Ｃは本発明による
基体を用いた電池である。図面によって明らかな如く、
本発明による基体を用いた電池Ｃは、従来の電池ＢＬ、
Ｂ２に比較して寿命特性のバラツキは無く品質か安定し
でいる。更に従来の電池Ａおよび従来の電池Ｂｔよりも
寿命性能が優れていることがわかる。

発明の効果 上述のように本発明によれば、鉛−カルシウム−錫合金
基体を用いた従来の陽極板と比較して、寿命特性のバラ
ツキが極めて少す＜、且つ最低寿命性能を向上すること
ができる等工業的価値きわめて大なるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明により得られた極板を使用した電池と従来
の極板を使用した電池との寿命特性比較図でちる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鉛−カルシウム合金からなる基体を用いた極板において
   、陽極活物質原料として鉛粉と錫化合物または金属錫粉
   末とからなる混合原料を用いたことを特徴とする鉛蓄電
   池陽極板。