JP2553858B2 - 鉛蓄電池 - Google Patents
鉛蓄電池Info
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/06—Lead-acid accumulators
- H01M10/08—Selection of materials as electrolytes
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- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/64—Carriers or collectors
- H01M4/66—Selection of materials
- H01M4/68—Selection of materials for use in lead-acid accumulators
- H01M4/685—Lead alloys
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は鉛蓄電池の改良に関するものであり、高温お
よび低温での寿命性能を同時に改善し、使用可能な温度
範囲の広い鉛蓄電池を得ることを目的とするものであ
る。
よび低温での寿命性能を同時に改善し、使用可能な温度
範囲の広い鉛蓄電池を得ることを目的とするものであ
る。
従来の技術とその問題点 従来、鉛蓄電池の格子体には鉛−アンチモン合金が使
用されていたが、アンチモンが負極板の水素過電圧を下
げるために自己放電や電解液の減少が大きいという欠点
があった。この欠点を補うために鉛−カルシウムや鉛−
カルシウム−すず合金などのアンチモンを含まない合金
が使用されているが、この合金を正極格子に使用した場
合、高温では格子の腐食が大きいために短寿命となり、
低温では深い放電後の充電受入性能が低下するために短
寿命となるので、その使用可能な温度範囲がせまいとい
う欠点があった。
用されていたが、アンチモンが負極板の水素過電圧を下
げるために自己放電や電解液の減少が大きいという欠点
があった。この欠点を補うために鉛−カルシウムや鉛−
カルシウム−すず合金などのアンチモンを含まない合金
が使用されているが、この合金を正極格子に使用した場
合、高温では格子の腐食が大きいために短寿命となり、
低温では深い放電後の充電受入性能が低下するために短
寿命となるので、その使用可能な温度範囲がせまいとい
う欠点があった。
問題点を解決するための手段 本発明はこのような欠点を除去するもので、正極格子
に鉛−カルシウム−アルミニウムまたは鉛−カルシウム
−すず−アルミニウム合金を用いるとともに電解液にア
ンモニウムイオンを含ませることにより、高温および低
温での寿命性能を改善し、使用可能な温度範囲の広い鉛
蓄電池の製造を可能とするものである。
に鉛−カルシウム−アルミニウムまたは鉛−カルシウム
−すず−アルミニウム合金を用いるとともに電解液にア
ンモニウムイオンを含ませることにより、高温および低
温での寿命性能を改善し、使用可能な温度範囲の広い鉛
蓄電池の製造を可能とするものである。
実施例 以下本発明を実施例により詳細に説明する。
第1表に示す正極格子合金組成および電解液添加物を
有する電池をつくり、0℃および70℃で充放電サイクル
寿命試験(充電は2.3V/セルの定電圧充電)を行った。
有する電池をつくり、0℃および70℃で充放電サイクル
寿命試験(充電は2.3V/セルの定電圧充電)を行った。
高温での充放電サイクル寿命性能の改善には第1表に
示したように、正極格子に鉛−カルシウム−アルミニウ
ムまたは鉛−カルシウム−すず−アルミニウム合金を使
用することが有効であることは明らかである。これは高
温の充放電サイクルでの寿命原因となる正極格子の腐食
が鉛−カルシウム−アルミニウムまたは鉛−カルシウム
−すず−アルミニウム合金を用いることにより抑制され
るためと考えられる。そこで従来の鉛−カルシウムおよ
び鉛−カルシウム−すず合金と本発明の鉛−カルシウム
−アルミニウムおよび鉛−カルシウム−すず−アルミニ
ウム合金とについて、温度70℃で定電位腐食試験を1週
間行った。その結果、第2表に示したように本発明品の
重量減少は従来の合金の約1/5であり本発明品の合金が
高温ですぐれた耐食性を有することがわかった。
示したように、正極格子に鉛−カルシウム−アルミニウ
ムまたは鉛−カルシウム−すず−アルミニウム合金を使
用することが有効であることは明らかである。これは高
温の充放電サイクルでの寿命原因となる正極格子の腐食
が鉛−カルシウム−アルミニウムまたは鉛−カルシウム
−すず−アルミニウム合金を用いることにより抑制され
るためと考えられる。そこで従来の鉛−カルシウムおよ
び鉛−カルシウム−すず合金と本発明の鉛−カルシウム
−アルミニウムおよび鉛−カルシウム−すず−アルミニ
ウム合金とについて、温度70℃で定電位腐食試験を1週
間行った。その結果、第2表に示したように本発明品の
重量減少は従来の合金の約1/5であり本発明品の合金が
高温ですぐれた耐食性を有することがわかった。
次に、低温での充放電サイクル寿命の改善には第1表
に示したように電解液にアンモニウムイオンを含ませる
ことが有効であることが明らかである。これは以下の理
由による。従来の鉛蓄電池は低温になるほど充電受入性
能が低下し、特に低温で深い放電をした場合には電池の
内部抵抗が大きくなり充電受入性能が著しく低下する。
そのため低温で深い放電をする充放電サイクル試験では
充電不足となり短寿命であった。この場合、本発明品の
ように電解液にアンモニウムイオンが含まれていると深
い放電後の電池の内部抵抗の増加を抑制して充電受入性
能の低下を防ぐので、低温で深い放電をする充放電サイ
クル寿命が大幅に改善される。さらにアンモニウムイオ
ンは、充電不足の状態で長期間放置された場合に、従来
の鉛蓄電池でみられた内部短絡を防止する効果もあっ
た。次に低温充放電サイクル寿命の改善に必要なアンモ
ニウムイオン量を知るために、電解液に第3表に示す量
のアンモニウムイオンを含ませた電池をつくり、0℃で
充放電サイクル寿命試験を行った。なお、これらの電池
の正極格子合金には鉛−カルシウム−すず−アルミニウ
ム合金を用いた。
に示したように電解液にアンモニウムイオンを含ませる
ことが有効であることが明らかである。これは以下の理
由による。従来の鉛蓄電池は低温になるほど充電受入性
能が低下し、特に低温で深い放電をした場合には電池の
内部抵抗が大きくなり充電受入性能が著しく低下する。
そのため低温で深い放電をする充放電サイクル試験では
充電不足となり短寿命であった。この場合、本発明品の
ように電解液にアンモニウムイオンが含まれていると深
い放電後の電池の内部抵抗の増加を抑制して充電受入性
能の低下を防ぐので、低温で深い放電をする充放電サイ
クル寿命が大幅に改善される。さらにアンモニウムイオ
ンは、充電不足の状態で長期間放置された場合に、従来
の鉛蓄電池でみられた内部短絡を防止する効果もあっ
た。次に低温充放電サイクル寿命の改善に必要なアンモ
ニウムイオン量を知るために、電解液に第3表に示す量
のアンモニウムイオンを含ませた電池をつくり、0℃で
充放電サイクル寿命試験を行った。なお、これらの電池
の正極格子合金には鉛−カルシウム−すず−アルミニウ
ム合金を用いた。
第3表に示したように、低温充放電サイクル寿命性能
の改善効果はアンモニウムイオンが5ミリモル/以上
でみられることがわかった。なお、好ましい量は10〜10
0ミリモル/であった。
の改善効果はアンモニウムイオンが5ミリモル/以上
でみられることがわかった。なお、好ましい量は10〜10
0ミリモル/であった。
発明の効果 上述したように、正極格子に鉛−カルシウム−アルミ
ニウムまたは鉛−カルシウム−すず−アルミニウム合金
を用いるとともに電解液にアンモニウムイオンを含む本
発明品は、鉛−カルシウム−アルミニウムまたは鉛−カ
ルシウム−すず−アルミニウム合金のすぐれた高温耐食
性とアンモニウムイオンによる低温での充電受入性能改
善とにより、第1表に示したように、従来品に比べて低
温および高温での充放電サイクル寿命性能を同時に改善
し、鉛蓄電池の使用可能な温度範囲を大幅に拡大するこ
とを可能にした。
ニウムまたは鉛−カルシウム−すず−アルミニウム合金
を用いるとともに電解液にアンモニウムイオンを含む本
発明品は、鉛−カルシウム−アルミニウムまたは鉛−カ
ルシウム−すず−アルミニウム合金のすぐれた高温耐食
性とアンモニウムイオンによる低温での充電受入性能改
善とにより、第1表に示したように、従来品に比べて低
温および高温での充放電サイクル寿命性能を同時に改善
し、鉛蓄電池の使用可能な温度範囲を大幅に拡大するこ
とを可能にした。
本発明は、使用可能な温度範囲の広い鉛蓄電池の製造
に有効であり、その工業的価値が非常に大である。
に有効であり、その工業的価値が非常に大である。
Claims (2)
- 【請求項1】鉛−カルシウム−アルミニウムまたは鉛−
カルシウム−すず−アルミニウム合金を正極格子に用い
るとともに電解液にアンモニウムイオンを含む鉛蓄電
池。 - 【請求項2】アンモニウムイオンが5ミリモル/以上
である特許請求の範囲第1項記載の鉛蓄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62089599A JP2553858B2 (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 | 鉛蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62089599A JP2553858B2 (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 | 鉛蓄電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63254680A JPS63254680A (ja) | 1988-10-21 |
JP2553858B2 true JP2553858B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=13975236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62089599A Expired - Fee Related JP2553858B2 (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 | 鉛蓄電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2553858B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5185431A (ja) * | 1975-01-23 | 1976-07-27 | Mitsuru Shikada | |
JPS60133668A (ja) * | 1983-12-22 | 1985-07-16 | Hideo Murakami | 半乾燥状の鉛蓄電池 |
JPS61118969A (ja) * | 1984-11-15 | 1986-06-06 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 鉛蓄電池用基板 |
-
1987
- 1987-04-10 JP JP62089599A patent/JP2553858B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63254680A (ja) | 1988-10-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |