JPS6247854A - 磁気再生装置の自動トラッキング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は−、リカルスキャン方式の磁気記録再生装置の
オートトラッキング装置に係り、特に記録トラックまが
り及び再生ヘッド走査軌跡のまがりに対しても最適な再
生出力が得られる磁気記録再生装置のオートトラッキン
グ装置に関する。

〔発明の背景〕

従来、ヘリカルスキャン方式の家庭用磁気記録再生装＃
（以下、ＶＴＲと称す）においては、ビデオヘッドが磁
気テープ上の記録トラックを正確に走査するように、ト
ラッキング制訂がなされており、このトラッキング制御
手段として磁気テープから再生されたコン）ａ−ル信号
とビデオヘッドの回転位相が所定の値となるように、キ
ャプスタンの回転速度を制御する方式が知られている。

しかし、種々のばらつき要因によって、前記両者の位相
の最適値を可変して瓦間性を得る必要が生じている。こ
のため、この調整を自動的に行うオートトラッキング装
置が必要となる。

かかるオートトラッキング装置としては、従来種々提案
されているが、その−例として、特開昭５４−４１１１
４号公報に開示されているように再生信号のエンベロー
プレベルを用いてトラッキング制御信号を検出し、これ
でもって、前記エンベロープレベルが最大となるように
、磁気テープの走行位相を制御するようにしたオートト
ラッキング装置がある。

このオートトラッキング装置は、第８図、第９図に示す
如く磁気テープ上のトラックに対するその幅方向のビデ
オヘッドの位置を制御してビデオヘッドから得られる再
生エンベロープレベルを最大にするように制御する。一
般に、再生エンベロープレベ／ｌ／は、トラッキング位
相に対しで、第１０図に示す如く変化する。この再生エ
ンベロープレベルを検出し、これに応じてテープの走行
位相を制御してトラッキング位相を変化させることによ
り、再圧エンベロープレベルを最大にすることができる
。

前記オートトラッキング装置は、周期的に再生エンベロ
ープレベルをサンプリンクシ、ソノサンプリング値とそ
の前のサンプリング１直との間に差を検出し、それに応
じて、ビデオヘッドがトラックの幅方向に所定量変位す
るように磁気テープの走位相を変位させてトラッキング
位相を変化させるものである。第８図、第９図ゐ示すよ
うに、トラッキング位相を顆次変化させて再生エンベロ
ープレベルが増加するときにはさらに同一方向に位相を
変化させつづけ、減少に転すると反転方向に位相を変化
させることで自動的にエンベロープ最大出力点を検索し
ている。

ところで、かかる従来のオートトラッキング装置におい
ては、トラックまがり及びビデオヘッド走査軌跡まがり
に対する考慮がなされておらず、実際の家庭用ＶＴＲの
トラックまがり及びビデオヘッド走査軌跡のまがりがそ
れぞれ異なる間互に再生（記録及び再生をそれぞれ異な
る装置で行う）時には、画面一部が特にＳ／Ｎ劣化（場
合によってはノイズバーと成る）するという問題が生じ
た。

すなわち、第１１図、第１２図、第１６図に示す如く、
記録装置のトラックまがりと再生装置のビデオヘッド走
査軌跡まがりが反対方向となった場合に、従来方式では
、全体の平均値又はＴＶ画面中央部を優先的にサンプリ
ング値として制御を施こしている。ｈｃめに、第１３図
に示す如く、ＴＶ画面の下部又は上部にノイズが生じる
という問題があった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、前記従来技術の欠点を除きＴＶ画面の
一部からノイズが発生することを防止し、全体にバラン
ス良く再生エンベローブを得ることによってＴＶ画面上
にノイズの発生しにくい実用上、最適なトラッキング状
態を得ることができるようにした磁気記録再生装置のオ
ートトラッキング装置を提供することにある。

〔発明の概要〕

この目的を達成するために、本発明では、再生エンベロ
ープの一周期間内の複数の点を検出し、その内の最小値
をそのトラッキング状態のサンプル値として、これを最
大となるようにトラッキング位相を制御するようにした
点に特徴がある。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図〜第７図により説明す
る。

第１図は、本発明による磁気記録再生装置のオートトラ
ッキング装置の一実施例を示すブロック図であって％　
１は磁気テープ、２はキャブスタンモータ、３はシリン
ダモータ、４，４はビデオヘッド、５，６は位相比較制
御手段、７はコントロールヘッド、８は基準信号発生器
。

９はトラッキング可変手段、１Ｑは増幅器、１１はエン
ベロープ検波器、１２は所定範囲の最小値を検出する検
出器、１５はデータ処理回路、１４は回転位相検出器、
１５は波形成形回路である。

同図において、回転位相検出器１４から得られるシリン
ダモータ３の回転位相を表わスパルス（Ｄ’ｒＰ）は、
波形成形回路１５で処理てれてビデオヘッド４，４　の
切換え信号ｌ１ＳＷが形成される。このヘッド切換え信
号Ｈ８Ｗは位相比較制御手段乙に供給され、基準信号発
生器８からの基準信号ＲＫＦＩと位相比較されてこれら
の位相差信号がシリンダモータ３に供給される。この結
果、シリンターモータ３は基準信号ＲＪＩＣＦｉに位相
同期して回転する。

一方、磁気テープ１に記録されているコントロール１号
ＣＴＬはコントロールヘッド７で検出され５位相比較制
御手段５に供給されてトラッキング可変手段９からの遅
延基準信号ＤＲＫＦ２と位相比較される。位相比較制御
手段５からの位相差信号はキャプスタンモータ２に供給
されこの結果、キャプスタンモータ２はコントロール信
号ＣＴＬと遅延基準信号ＤＲＥＦ２とが位相同期するよ
うに、制御駆動される。

次に、遅延基準信号ＤＲＥＦ’２の形成方法について説
明する。基準信号発生器８で発生する基準信号ＲＥＦ２
０周期はシリンダモータ６の回転周期と等しい基準信号
ＲＫＦ１と一定位相関係を有している。この基準信号Ｒ
ＦｉＦ２を適尚に遅延するのがトラッキング可変手段９
の役割である。

ここで、この遅延時間Ｔを可変することにより第２図に
示す磁気テープ１上に記録されてＡるビデオトラック１
６とビデオヘッド４の走査軌跡１７のビデオトラック幅
方向の位相間係を可変することができる。そこで、ビデ
オヘッド４，４の出力を増幅器１０で増幅したのち、エ
ンベロープ検波器１１にてその出力レベルを検波する。

さらて、このエンベロープ検波器１１の出力ｖ１の所定
期間内（たとえば、シリンダモータ３の１回転周期）の
最小値を検出器１２にて検出する。

この検出器１２の田力ｖ、１受けてデータ処理回路１３
では、トラッキング可変手段９の遅延時間Ｔを制御する
。

このデータ処理回路１３の動作は、最初に、現時点（１
嘗）の検出器１２の出力ｖＨ（ｔ＝ｔ　＋　）の値を一
時記憶しておき、次に、トラッキング可変手段９の遅延
時間ＴをΔＴだけ増加（τυ＋ΔＴ）または減少（Ｔｏ
−ΔＴ）さｔｌ　この結果、傅られた検出器１２の出力
ｖｎ　（ｔ＝ｔ　ｚ　）の値が前記一時記憶されたｖＨ
（ｔ＝ｔ　＋　）の値に対して増加したが、減少したか
を判断する。この結果１増加していれば、さらに同一方
向にΔＴだけ増加（Ｔ　Ｏ＋　２Δ丁）、４　だＢ　６
Ｑ　少（Ｔ　ａ−２ΔＴ）　サセル。ｉり、ｖＨ（ｔ＝
ｔｚ）がｖＨ（ｔ＝ｔ　＋　）に対して減少してぃｎ　
ｔｉ、増減の方向を反転して、ΔＴだけ減少（Ｔｏ十Δ
Ｔ−ΔＴ＝ＴＯ）または↓曽刀日（Ｔｏ−ΔＴ＋ΔＴ＝
Ｔｏ）させる。

この時の得られる検波器１２の出力Ｖｕ　（ｔ＝ｔ　ｓ
　）のの値と■１ｉ（ｔ＝＝ｔｚ）の値を再び繰り返し
比較して同様の動作を行う。

この様な一連の動作を繰り返し行うことによって、検波
器１２の出力ＶＢは、はぼ最大値近傍に自動的に設定さ
れる。

すなわち１本発明による検波器１２の手段によって、第
２図及び増幅器１０の出力ｅσを表わす第５図に示す如
く記録ビデオトラック１６及び再生ビデオヘッド走査軌
跡のまがりが互に反対方向と成っても、画面の一部にノ
イズが箔生することがないように、制御可能と成る。

次に、本発明によるエンベロープ、検波器１１及び検波
器１２の具体的な一実施例を第４図に、その動作波形を
第５図に示す。□同図で、第１図。

第２図と同−公邸及び同等機能には同一符号で示す。１
８はトランジスタ、１９は抵抗、２０ｊｄ静電容量、２
１は電圧源、　２２．２３はスイッチ回路、２４はトラ
ンジスタ、２５は静電容量、２６は制御パルス発生器で
ある。

同図において、トランジスタ１８．　ｍ抗１９゜静電容
量２０は、エンベジープ検波器１１・ど構成する。すな
わち、第５区に示す如く増ｊ禍器１０の出力ｐＱのｒＨ
Ｊ　レベル側を検波した波形Ｖ＋を出力する。次に、ス
イッチ回路２２，２３．）うンジスタ２４及び静電容量
２５から成る検波器１２により、エンベロープ検波器１
１で得られた波形Ｖ１の所定周期間内（第５図の波形Ｓ
２）の最小値を静電容量２５にホールドする。すなわち
、制御パルス発生器２６では波形成形回路１５の出力を
適当に分周しく第５図では２分周）、これに同期して、
スイッチ回路２２．２６を・駆動する制御パルスＳ＋　
、　Ｓｚを発生する。これにより、制御パルスＳ１の「
Ｈ」期間によってスイッチ回路２６は「ＯＮ」状態と成
り静電容量２５に電圧源２２の電圧値まで充電される。

また、この期間はスイッチ回路２２は１ＯＦＦＪ状態と
成っている。次に、制御パルスＳＬが「Ｌ」と成り、ス
イッチ回路２３が［０ＦＦＪ状態と成り、つづいで、制
御バ。

ルスＳ２が「Ｈ」期間と成りスイッチ回路２２が「ＯＮ
」状態と成る。これにより、エンベロープ検波器１１の
出力波形Ｖｌに対してトランジスタ２４のｖＢＥ分だけ
高い′＆位まで静電容量２５は放電される。この様にし
て開耳パルスＳ２のｒＨＪ期間（第５図では、Ｈ８Ｗ−
周期間）だけス１′ンテ回路２２４−ｒＯＮＪ状態とす
ることで、この期間の波形Ｖ「の最小値が静電容量２５
にホールドすることができるうこの波形を第５図のｙＨ
に示す。この様にして得られた波形ＶＨ’ｒ４当なタイ
ミングで次段のデータ処理回路１６に取り込むことで、
前記効果が得られる。すなわち、このようにして、トラ
ッキング可！手段９の遅延時間Ｔ　ン：＋ａ　ｇ化する
動作をｉ５図全体に示している。

次に、データ処理回路１５とトラッキング可変手段９の
具体的な一実施例を第６図に、その動作を第７図により
説明する。

第６図において、第１図、第２図、第４図と同一部分及
び同等機能については同一符号で示す。２７はスイッチ
回路、２８はアンプ％　２９１ｄアナログーデイジタル
コンバーメ（以下、　ＡＤＣと称す）％　３０　、３１
はメモリ、３２は大小判別器３３はアップ／ダウン。カ
ウンタ、３４は制御パルス発生器、３５は基準発振器、
３６はカウンタである。

同図において、検波器１２の出力ＶＨを適当なタイミン
グ（＊ＩＪ御パルス発生器６４の出力ＳＰのタイミング
）でＡ　Ｄ　ＣＬＬ！１．４２９によりディジタルｔＤ
として丈ンプリ／グする。このディジタル７Ｄをメモ’
Ｊ！１０．３１に交互に人力し、ディジタルｍＤ（ｔ＝
を指）とディシメル輩１）（ｔ＝＝ｔルー１）の値を大
小判別器３２にて、ディジタルｍＤが増加したか減少し
たかを判別する（両者が等しい場合は、増、減いず扛か
一方にに６ｏれは艮い）。この結果をカウンタ３３のア
ッズ／ダウノ切換え入力信号Ｕ／Ｄとして入力する。ま
た、こレラノサイクルに同期してこσノヵウンタ６３の
クロック入力ＣＰをパルス発生ａ６４ｖζより発生する
。この様にして％得られたカウンタ１鉦（１）をトラッ
キング可変手段を構成するカウンタ６６の初　２期値と
して供給する。このカウンタ６６はクリスタル等で発振
され罠高謂な基準クロック発圧する基準発振６３５の出
力を入力クロックとして動作し、基準信号発生器８の出
力ＲＥＦ２をプリセットパルスとして、カウントを開始
する。そして、所定の値に達すると出力ＤＲＦｉＰ２を
出力すると同時にカウントを停止する構成とする。この
ようにすることで、第７図に示すトラッキング可変手段
の動作が得られろ。

〔発明の効果〕

本発明によれば、自動トラッキング装置の基不性能でめ
る各棟の装置で記録されｔテープ特有の記録トラックの
曲がり等に対しても手動設定に劣ることのない最良のト
ラッキング状態を得ることができを。さらに、この最良
トラッキング状態を設定するトラッキング手段をディジ
タル構成とすることで、より安定な磁気記鋒再生装儂の
自動トラッキング装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による磁槃、記録再生装置の自動トラッ
キング）：、はのブロック図、第２図は磁気テープパタ
ーンの一例を示すパターン図、第３図はヘッド出力波形
を示す波形図、第４図は不発明の主要部分の具体的実施
例を示すプロツり図、第５１Ａはその主要部分の波形図
、第６図は本発明の具体的実施例を示すブロック図、第
７図はその主要部分の波形図、第８図は磁気テープパタ
ーン図、第９図はヘッド出力波形図、第１０図はトラッ
キング位相に対するヘッド出方レベルを示す特性図、第
１１図は従来技術による磁気テープパターンとヘッド走
査軌跡の相対関係を示す特性図、第１２図はその時のヘ
ッド出力波形図、第１３図はその時のテレビ画面を示す
特性図である。 １・・・磁気テープ　　　　　２・・・キャプスタンモ
ータ ６・・・シリンダモータ　　　４・・・ビデオヘッド５
．６・・・位相比較制御手段 ７・・・コントロールヘッド ８・・・基準信号発生器 ９・・・トラツ牛ング可変手段 １０・・・増幅器 １１・・・エンベロープ検波器 １２・・・検出器 １６・・・データ処理回路 １４・・・回転位相検出器 １５・・・波形成形回路 １６・・・ビデオトラック　　　１７・・・走査軌跡１
８　、２４・・・トランジスタ　　１９山抵抗２０．２
５・・・静電容量　　　　２１・・・電圧源２２　、２
５　、２７・・・スイッチ回路２６　、３４・・・制御
パルス発生器 ２８・・・アンプ ２９・・・アナログ−ディジタルコンバータ３０；３１
・・・メモリ ３２・・・大小判別器 ５３・・・アップ／ダウンカウンタ ３５・・・基準発振器 ３６・・・カウンタ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ヘリカルスキャン方式で記録されたトラックとこれ
   を再生する回転ヘッドの走査軌跡のトラック幅方向の位
   相を可変するトラッキング可変手段と、該回転ヘッドか
   らの再生出力振幅を検出するレベル検出器と、該レベル
   検出器の出力が増加するように前記トラッキング可変手
   段を制御するデータ処理回路から成る磁気記録再生装置
   の自動トラッキング装置において、前記レベル検出器を
   回転ヘッドの１回転中の少なくとも複数のポイントを検
   出し、その範囲内の最小値をもつて、そのトラッキング
   状態の出力値とすることを特徴とする磁気記録再生装置
   の自動トラッキング装置。 ２、特許請求の範囲第１項記載の構成において、前記レ
   ベル検出器を前記回転ヘッドからの再生出力振幅の「高
   レベル」を検波する第１の検波器と、該第１の検波器の
   出力を前記回転ヘッドの１回転周期にわたって「低レベ
   ル」を検出する第１の検波器に比較して大きな時定数を
   有した第２の検波器より構成したことを特徴とする磁気
   記録再生装置の自動トラッキング装置。