JPS624754Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS624754Y2 JPS624754Y2 JP10958681U JP10958681U JPS624754Y2 JP S624754 Y2 JPS624754 Y2 JP S624754Y2 JP 10958681 U JP10958681 U JP 10958681U JP 10958681 U JP10958681 U JP 10958681U JP S624754 Y2 JPS624754 Y2 JP S624754Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tooth
- gear
- oil groove
- present
- meshing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 5
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 4
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
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- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
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Landscapes
- Gears, Cams (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、噛み合いが滑らかになされる歯車に
関する。
関する。
歯車同士が噛み合うとき、噛合面は線接触をす
る。その接触部は、駆動側の歯車では歯の基部か
ら始まり、噛み合いが進むにつれて歯先に移る。
逆に、従動側の歯車では、歯先から始まり、歯の
基部に移る。前記接触部の歯車回転方向への移動
速度は歯の基部では小さく歯先では大きいので、
結局、歯車同士は歯面に沿つて滑りを生じること
になる。この滑りの度合はピツチ点では零であ
り、ピツチ点を離れるにつれて大となる。
る。その接触部は、駆動側の歯車では歯の基部か
ら始まり、噛み合いが進むにつれて歯先に移る。
逆に、従動側の歯車では、歯先から始まり、歯の
基部に移る。前記接触部の歯車回転方向への移動
速度は歯の基部では小さく歯先では大きいので、
結局、歯車同士は歯面に沿つて滑りを生じること
になる。この滑りの度合はピツチ点では零であ
り、ピツチ点を離れるにつれて大となる。
このように歯車は荷重を受けて滑るのであるか
ら、歯面を滑らかに仕上げると共に、使用に際し
ては歯面を適当に潤滑してやらなければならな
い。また、歯合面に異物や摩耗粉が噛み込まない
ようにしなければならない。しかし、従来は、歯
面を滑らかに仕上げることは機械加工によつて十
分可能であるものの、噛面に潤滑剤を均一に保持
させたり、異物の噛み込みを防止することはでき
なかつた。
ら、歯面を滑らかに仕上げると共に、使用に際し
ては歯面を適当に潤滑してやらなければならな
い。また、歯合面に異物や摩耗粉が噛み込まない
ようにしなければならない。しかし、従来は、歯
面を滑らかに仕上げることは機械加工によつて十
分可能であるものの、噛面に潤滑剤を均一に保持
させたり、異物の噛み込みを防止することはでき
なかつた。
本考案は、噛合面に潤滑剤を均一に保持させ、
また異物の噛み込みを防止した歯車を提供するこ
とを目的とする。
また異物の噛み込みを防止した歯車を提供するこ
とを目的とする。
図面によつて本考案の一例を説明する。
第1図に示すように、本考案は、歯車の歯面1
に、回転方向に直角の油溝2を設けたものであ
る。前記油溝2は、両端が歯車の側面に開放され
ている。油溝2の大きさ、数については、歯の大
きさ、負荷条件等によつて適宜決定するが、ピツ
チ円4上および歯の基部におけるR部5に油溝を
形成することは避けた方がよい。
に、回転方向に直角の油溝2を設けたものであ
る。前記油溝2は、両端が歯車の側面に開放され
ている。油溝2の大きさ、数については、歯の大
きさ、負荷条件等によつて適宜決定するが、ピツ
チ円4上および歯の基部におけるR部5に油溝を
形成することは避けた方がよい。
尚、歯面に油溝を形成する場合、機械加工によ
り設けることも考えられるが、加工が極めて困難
であり、加工に用いる工具の寿命を短かくし、量
産性にも欠ける。本考案の油溝の方向は、歯車を
金型成形により製作する場合の金型3からの取出
し方向と一致しているので、金型成形により容易
に製作でき(第2図)、機械加工による製作より
望ましい。金型成形は、粉末金属や合成樹脂を用
いて行なわれる。
り設けることも考えられるが、加工が極めて困難
であり、加工に用いる工具の寿命を短かくし、量
産性にも欠ける。本考案の油溝の方向は、歯車を
金型成形により製作する場合の金型3からの取出
し方向と一致しているので、金型成形により容易
に製作でき(第2図)、機械加工による製作より
望ましい。金型成形は、粉末金属や合成樹脂を用
いて行なわれる。
上述のように、本考案は、歯面に、回転方向に
直角の油溝を形成したので、該溝にグリース等の
潤滑剤が保持され、これが常に歯面に供給される
ので、油膜が切れることがなくなる。また、過剰
の潤滑剤が供給されても、油溝から容易に排出さ
れるためその悪い影響がなくなり、供給量の厳密
な調整が不要となる。更に、異物も油溝から排出
されるので歯面への噛み込みが防止される等本考
案の実用的価値極めて大なるものである。
直角の油溝を形成したので、該溝にグリース等の
潤滑剤が保持され、これが常に歯面に供給される
ので、油膜が切れることがなくなる。また、過剰
の潤滑剤が供給されても、油溝から容易に排出さ
れるためその悪い影響がなくなり、供給量の厳密
な調整が不要となる。更に、異物も油溝から排出
されるので歯面への噛み込みが防止される等本考
案の実用的価値極めて大なるものである。
尚、歯車の相手歯車との噛合は、ひとつの歯の
噛合が終らないうちに、常に次の歯の噛合が始ま
つており、このことから、本考案の油溝の存在に
よつて噛合および回転伝達の滑らかさが減じられ
ることはない。
噛合が終らないうちに、常に次の歯の噛合が始ま
つており、このことから、本考案の油溝の存在に
よつて噛合および回転伝達の滑らかさが減じられ
ることはない。
第1図は本考案の一例を示す要部斜視図、第2
図はその製造状態を示す要部斜視図である。 1は歯車、2は油溝、3は金型。
図はその製造状態を示す要部斜視図である。 1は歯車、2は油溝、3は金型。
Claims (1)
- 歯車の歯面に、回転方向に直角の油溝を設け、
該溝の両端を側面に開放させた歯車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10958681U JPS5814542U (ja) | 1981-07-23 | 1981-07-23 | 歯車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10958681U JPS5814542U (ja) | 1981-07-23 | 1981-07-23 | 歯車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5814542U JPS5814542U (ja) | 1983-01-29 |
JPS624754Y2 true JPS624754Y2 (ja) | 1987-02-03 |
Family
ID=29903964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10958681U Granted JPS5814542U (ja) | 1981-07-23 | 1981-07-23 | 歯車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5814542U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102889362A (zh) * | 2012-10-31 | 2013-01-23 | 浙江大学 | 带表面织构齿面的齿轮 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4078842B2 (ja) * | 2002-01-11 | 2008-04-23 | 株式会社ジェイテクト | 減速歯車機構及び電動式パワーステアリング装置 |
JP2004092697A (ja) * | 2002-08-29 | 2004-03-25 | Chiba Dies:Kk | 歯車 |
JP2007155120A (ja) * | 2005-11-14 | 2007-06-21 | Nsk Ltd | 潤滑機械要素の油溜り形成方法、潤滑機械要素、ピニオン、歯車、ラック、ねじ軸、スプライン軸およびステアリング装置 |
KR101162324B1 (ko) * | 2006-10-02 | 2012-07-04 | 주식회사 만도 | 전동식 조향장치의 웜휠 및 제조 방법 |
JP5622256B2 (ja) * | 2008-08-28 | 2014-11-12 | セイコーインスツル株式会社 | 機械部品、機械部品の製造方法および時計 |
JP5596991B2 (ja) * | 2010-02-02 | 2014-10-01 | セイコーインスツル株式会社 | 機械部品、機械部品の製造方法および時計 |
-
1981
- 1981-07-23 JP JP10958681U patent/JPS5814542U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102889362A (zh) * | 2012-10-31 | 2013-01-23 | 浙江大学 | 带表面织构齿面的齿轮 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5814542U (ja) | 1983-01-29 |
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