JPS6246875Y2 - - Google Patents

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JPS6246875Y2
JPS6246875Y2 JP20344983U JP20344983U JPS6246875Y2 JP S6246875 Y2 JPS6246875 Y2 JP S6246875Y2 JP 20344983 U JP20344983 U JP 20344983U JP 20344983 U JP20344983 U JP 20344983U JP S6246875 Y2 JPS6246875 Y2 JP S6246875Y2
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JP
Japan
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pump
bypass passage
passage
valve
cylindrical member
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JP20344983U
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JPS60105883U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は動力舵取装置用のポンプ装置に関する
ものである。
〈従来技術〉 従来のポンプ装置において、流量調整弁にてほ
ぼ一定流量に調整された流体を動力舵取装置に供
給すべくポンプから吐出された余剰流は流量調整
弁からバイパス通路を経てポンプ吸入口にバイパ
スされるようになつており、このバイパス流のも
つ運動エネルギーを利用してポンプ吸入効率を高
めるべくバイパス通路途中にタンク内の流体を導
く流通路を設けバイパス通路内に流体をスーパチ
ヤージするものがある。
しかしながら、上記した従来装置においては、
前記流通路がバイパス通路と直交して形成されて
おり、バイパス通路からの流れと流通路からの流
れとが直交して干渉するので、スーパーチヤージ
効果を十分に発揮していない問題があつた。
〈考案の目的〉 上述した問題点を解決すべく本考案の目的とす
るところは、スーパーチヤージ効果を十分に発揮
できる構造にすることにより、タンクからの油を
バイパス通路内へ十分に吸引させ、ポンプの吸入
効率を一層高めることである。
〈考案の構成〉 本考案によるポンプ装置は、流量調整弁からの
余剰流をポンプ吸入部にバイパスするバイパス通
路に円筒部材をこの外周面がバイパス通路内に突
出するように貫通して設け、この円筒部材の一端
をタンク内に開口させ、同じく円筒部材の外周面
にバイパス通路の中心線と直交する軸線に対しポ
ンプ吸入部側へ傾けた前記バイパス通路と連通す
る流出穴を形成したことを特徴とするものであ
る。
〈実施例〉 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図において、10はポンプハウジングを示し、
このポンプハウジング10には有底の中空室11
が形成され、この中空室11はポンプハウジング
10の一端に開口している。ポンプハウジング1
0の一端にはその開口部を閉塞するエンドカバー
12が複数の締付ボルト13により固着されてい
る。ポンプハウジング10とエンドカバー12と
で囲まれた前記中空室11内にはカムリング14
が収納され、このカムリング14の両側にはリン
グ状のサイドプレート15と、円板状のサイドプ
レート16が設けられている。一方のサイドプレ
ート15とポンプハウジング10との間にはウエ
ーブワツシヤ17が弾発した状態で介挿され、こ
のウエーブワツシヤ17の弾発力によりカムリン
グ14、一対のサイドプレート15,16および
エンドカバー12が互いに当接状態に保持されて
いる。
前記カムリング14および一対のサイドプレー
ト15,16はポンプハウジング10とエンドカ
バー12との間に支持された位置決めピン19に
より位相決めされている。カムリング14の内周
には略楕円形のカム面20が形成され、このカム
面20に摺接する複数のベーン21を放射方向に
摺動可能に嵌挿したロータ22がカムリング14
内に収納されている。ロータ22はポンプハウジ
ング10の軸受穴10aに嵌着せる軸受スリーブ
23に回転可能に軸承された回転軸24の一端に
スプライン係合されている。
上記した構成によりカムリング14のカム面2
0とロータ22の外周面との間にベーン21によ
つて区画された複数のポンプ室が形成され、各ポ
ンプ室はロータ22の回転により容積変化を生ず
る。前記一対のサイドプレート15,16のロー
タ22に対接する各面には、膨張行程をなすポン
プ室に対応して吸入ポート25,26が、また圧
縮行程をなすポンプ室に対応して吐出ポート2
7,28がそれぞれ形成されている。吸入ポート
25,26はカムリング14を取巻くように中空
室11に凹設された環状溝29に開口され、この
環状溝29はバイパス通路33に連通されてい
る。
第2図に示すように前記ポンプハウジング10
には前記バイパス通路33と直角に連通する弁収
納穴40が形成され、このバイパス通路33と弁
収納穴40の軸線方向に離間した位置には第1図
に示す圧力室34を介して吐出ポート27,28
と弁収納穴40とを連通する供給通路35が形成
されている。
弁収納穴40の一端には圧力流体送出口41を
開口したユニオン42が螺着され、他端には止め
栓43が嵌着されている。弁収納穴40とユニオ
ン42の先端外周との間に環状絞り44が形成さ
れ、前記環状絞り44によつて供給通路35と弁
収納穴40との間で圧力差が生起されるようにな
つている。
前記弁収納穴40には供給通路35とバイパス
通路33との連通路を閉止しかつその連通路の開
度を調整可能にするべく流量調整用スプール弁4
5が摺動可能に介装され、このスプール弁45の
両側に第1弁室46と第2弁室47が形成されて
いる。第2弁室47には通常スプール弁45を前
記ユニオン42に衝接する位置に保持するスプリ
ング48が設けられている。
前記ユニオン42には第1の絞り通路51と第
2の絞り通路52を形成した絞り部材50が嵌着
され、第1の絞り通路51を開閉制御する制御ス
プール60がユニオン42内に摺動可能に嵌挿さ
れている。制御スプール60と絞り部材50間に
は通常第1の絞り通路51を開口した状態に保持
するスプリング63が介装されている。前記制御
スプール60には第1弁室46と絞り通路51,
52とを連通する流体通路61が貫通されてい
る。供給通路35内の作動流体の圧力に応じて制
御スプール60をスプリング63に打ち勝つて摺
動させるべくユニオン42には制御スプール60
の後部へ供給通路35内の圧力流体を導く圧力導
入孔65が形成されている。絞り部材50と送出
口41との間には制御ノズル53が開口され、こ
の制御ノズル53はユニオン42およびポンプハ
ウジング10に穿設した連通孔54,55を介し
て前記第2弁室47に連通されている。これによ
りスプール弁45の両端面には絞り通路51,5
2通過前の圧力と通過後の圧力が作用し、絞り通
路51,52における圧力降下に応じてスプール
弁45が軸方向に移動され、絞り通路51,52
における圧力降下を一定値に保つべくバイパス通
路33の開度を調整する。
第1図に示すように前記ポンプハウジング10
にはリザーバタンク70が固定され、このリザー
バタンク70の底部には送出口71が形成されて
いる。送出口71には中空の円筒部材72が接続
されており、この円筒部材72はポンプハウジン
グ10にバイパス通路33と直角に形成された嵌
挿孔66に嵌挿されている。前記円筒部材72は
弁収納穴40の近傍で、かつ円筒部材72の外周
面がバイパス通路33のほぼ中央までバイパス通
路33の中心線と直交する方向に突出して設けら
れ、円筒部材72の外周面にはバイパス通路33
の中心線と直交する軸線に対しポンプの吸入ポー
ト側へわずかに傾いてバイパス通路33と連通す
る流出穴73が形成されている。
動力舵取装置からの戻り流はリザーバタンク7
0に流入し、流出穴73からバイパス通路33に
流出するようになつている。円筒部材72の下部
にドレン穴74が形成され、このドレン穴74は
ポンプハウジング10に形成された逃がし通路6
7に連通されている。ドレン穴74、逃がし通路
67によつて圧力室34からオイルシール68側
へ漏洩した圧力流体を逃がすようになつている。
上記した構成において、自動車エンジンによつ
てロータ22が回転駆動されると、作動流体が吸
入ポート25,26よりポンプ室に吸入され、圧
力流体が吐出ポート27,28を経て圧力室34
に吐出される。圧力室34に吐出された圧力流体
は供給通路35、第1弁室46、流体通路61、
第1および第2の絞り通路51,52を経て送出
口41より動力舵取装置に送出される。
ポンプ回転速度が低いうちはポンプ吐出流量も
少ないのでスプール弁45はバイパス通路33を
閉止し、ポンプ吐出流量の全量が両絞り通路5
1,52を経て動力舵取装置に送出されるが、ポ
ンプ回転速度が上昇するにつれて吐出流量も増大
し、絞り通路51,52前後の圧力差を一定にす
るようにスプール弁45が摺動されてバイパス通
路33を開き、余剰流をバイパス通路33にバイ
パスする。
第1弁室46からバイパスされた作動流体は、
圧力の高い第1弁室46内から圧力の低いバイパ
ス通路33内に開放されるので圧力降下するとと
もに流速が高められる。この流速を高められたジ
エツト流が、流出穴73の近傍を流れることによ
つてリザーバタンク70からの作動流体を巻き込
むような形で流出穴73から吸引する。この時、
流出穴73はバイパス通路33の中心線と直交す
る軸線に対しポンプの吸入ポート側へわずかに傾
けて形成されているのでリザーバタンク70から
の作動流体と第1弁室46からバイパスされたジ
エツト流とが直交して干渉することがないので十
分なスーパーチヤージ効果を発揮できポンプの吸
込効率が向上する。
リザーバタンク70からの作動流体と第1弁室
46からバイパスされた作動流体とが合流した作
動流体は、環状溝29を経て吸入ポート25,2
6へ送給される。
〈考案の効果〉 以上述べたように本考案においては、流量調整
弁からの余剰流をポンプ吸入部にバイパスするバ
イパス通路に円筒部をこの外周面がバイパス通路
内に突出するように貫通して設け、この円筒部材
の一端をタンク内に開口させ、同じく円筒部材の
外周面にバイパス通路の中心線と直交する軸線に
対しポンプ吸入部側へ傾けた前記バイパス通路と
連通する流出穴を形成したことにより、タンクか
らの流動流体とバイパスされた作動流体とが直交
して干渉しあうことがないので、スーパーチヤー
ジ効果を今まで以上に十分に発揮でき、ポンプの
吸入効率が一層高められるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるポンプ装置の縦断面
図、第2図は第1図における−線で断面した
拡大図。 10…ポンプハウジング、14…カムリング、
15,16…サイドプレート、21…ベーン、2
2…ロータ、33…バイパス通路、40…弁収納
穴、45…スプール弁、70…リザーバタンク、
72…円筒部材、73…流出穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプから吐出された圧力流体を流量調整弁に
    より調整して動力舵取装置に供給するとともに余
    剰流をポンプ吸入部にバイパスするようにしたポ
    ンプ装置において、前記流量調整弁からの余剰流
    をポンプ吸入部にバイパスするバイパス通路に円
    筒部材をこの外周面がバイパス通路内に突出する
    ように貫通して設け、この円筒部材の一端をタン
    ク内に開口させ、同じく円筒部材の外周面にバイ
    パス通路の中心線と直交する軸線に対しポンプ吸
    入部側へ傾いて前記バイパス通路と連通する流出
    穴を形成したことを特徴とするポンプ装置。
JP20344983U 1983-12-23 1983-12-23 ポンプ装置 Granted JPS60105883U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20344983U JPS60105883U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 ポンプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20344983U JPS60105883U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 ポンプ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60105883U JPS60105883U (ja) 1985-07-19
JPS6246875Y2 true JPS6246875Y2 (ja) 1987-12-21

Family

ID=30765858

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JP20344983U Granted JPS60105883U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 ポンプ装置

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JP (1) JPS60105883U (ja)

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JPS60105883U (ja) 1985-07-19

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