JPS6242152Y2 - - Google Patents

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JPS6242152Y2
JPS6242152Y2 JP2614583U JP2614583U JPS6242152Y2 JP S6242152 Y2 JPS6242152 Y2 JP S6242152Y2 JP 2614583 U JP2614583 U JP 2614583U JP 2614583 U JP2614583 U JP 2614583U JP S6242152 Y2 JPS6242152 Y2 JP S6242152Y2
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JP
Japan
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pressure oil
housing
cam ring
oil passage
hole
Prior art date
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JP2614583U
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English (en)
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JPS59131989U (ja
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  • Rotary Pumps (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車のパワーステアリング用ポンプ
として使用される流量調整弁付きベーンポンプに
関するものである。
従来この種のポンプとしては、例えば特公昭45
−9110号公報に記載され、図面の第5図に示した
ものがある。このものにおいては、ハウジング1
の高圧油路12の余剰油を流量調整弁22の作用
により低圧油路16に流入させるバイパス穴24
は流量調整弁22に対して直角に設けられていた
が、流量調整弁22とバイパス穴24の端縁とで
形成される可変オリフイスからバイパス穴24内
に噴出する油の噴出角度が流量調整弁22に対し
直角ではなく傾いていることから、噴流がバイパ
ス24の周壁やバイパス穴24と低圧油路16と
の接続角部27に衝突して局部的に流れが乱れる
ことによりキヤビテーシヨンが発生する欠点があ
つた。また、カムリング3、プレツシヤープレー
ト6及び6′はハウジング1に設けた穴29であ
つて、カバー30により開口を閉じる穴29内に
配設していることから、バイパス穴24の加工は
ハウジング1にバイパス穴加工用穴32を設け、
加工後は穴32をプラグ33で閉じることとな
り、コスト高となる欠点があつた。
本考案は、ハウジングを、カムリングを収容す
る穴を有したリヤハウジングと、ドライブシヤフ
トを軸受けし且つカムリングを収容する穴の開口
を閉じるフロントハウジングとに分割し、バイパ
ス穴を流量調整弁に対して可変オリフイスからの
噴流の傾斜と同様に傾斜させることにより、噴出
油がバイパス穴の周壁やバイパス穴と低圧油路と
の接続角部に衝突することを極力低減して流れの
乱れを少なくしてキヤビテーシヨンの発生を抑制
し、バイパス孔がカムリング収容穴の開口部より
ドリル加工できるようにして、コストダウンした
ものである。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する
ことにより本考案を一層明らかとする。
フロントハウジング1とリヤハウジング2内に
カムリング3が収納され、カムリング3はプレツ
シヤープレート6を介してコニカルスプリング1
1又は高圧油路12の吐出油圧によりフロントハ
ウジング1のスラスト面7に常に押しつけられて
いる。カムリング3及びプレツシヤープレート6
はピン13で回り止めされている。25は両ハウ
ジング1,2の結合用ボルトである。
ドライブシヤフト10はフロントハウジング1
により軸受されており、エンジンにより駆動され
ると共に、ドライブシヤフト10の右端10aの
スプライン嵌合によりロータ4を駆動する様に構
成されている。
ロータ4はカムリング3内に組込まれ、ロータ
4の放射状の溝にベーン5が10枚嵌合されてい
る。これによりベーン5はロータ4とカムリング
3の空間を10区画の小室14に仕切つており、ロ
ータ4が回転すると各小室14の容積が増減し、
ポンプ作用をする様に構成されている。
ベーン5で仕切られたカムリング3とロータ4
間の小室14は、ロータ4が第2図で右回転する
ことにより、プレツシヤープレート6の対称な位
置に2ケ所設けられた吸入口15の近くで容積が
増大する。この吸入口15はカムリング3の外周
の低圧油路16を介して低圧油入口17と連通し
ており、小室14は容積増大によりこの吸入口1
5から低圧油入口17と連通したリザーバ内の油
を吸い込む。
ベーン5で仕切られたカムリング3とロータ4
間の小室14は、プレツシヤープレート6の対称
な位置に2ケ所設けられた吐出口18の近くで容
積が減少する。
このため小室14内に吸入された油は、この吐
出口18に押し出され、プレツシヤープレート6
を貫通する対称2ケ所の通路19から高圧油路1
2、オリフイス9を通り高圧油出口21からパワ
ーステアリングギヤに供給される。
ベーン5はロータ4の回転による遠心力と、ベ
ーン5の背部に加わる油圧力によりカムリング3
に押し付けられ、各小室14間の油漏れを防止し
ている。
またプレツシヤープレート6の吸入口15と吐
出口18が対称2ケ所に設けられていることによ
り、ロータ4に加わる半径方向の油圧力はバラン
スされており、ドライブシヤフト10の軸受けに
作用する力を減少させている。
ポンプ吐出量は回転数に比例して増大するが、
これを油圧に関係なく一定量をパワーステアリン
グギヤに供給するために流量調整弁22が設けら
れている。
小室14から高圧油路12に吐出した油はオリ
フイス9を通過してパワーステアリングギヤに供
給されるので、ポンプ吐出量が増大するとオリフ
イス9の前後の圧力差P1−P2が増加する。
流量調整弁22は右端に油圧P1を受け、左端か
らハウジング2の通路20を介して油圧P2とスプ
リング23の荷重を受ける様に構成されている。
ここで、流量調整弁は圧力差〔P1−P2〕×〔流量
調整弁22の断面積〕の力を左方向に受け、スプ
リング23のほぼ一定な設定荷重を右方向に受け
るため、圧力差〔P1−P2〕がある値に増加すると
左に移動し、高圧油路12をバイパス穴24を介
して低圧油路16に連通して、圧力差〔P1−P2
が増加しない様に作用する。
流量調整弁22によりオリフイス9前後の圧力
差〔P1−P2〕が一定に制御されることにより、オ
リフイス9を通過してパワーステアリングギヤに
供給される流量はポンプ回転数が上昇してもほぼ
一定にされるものである。
流量調整弁22とバイパス穴24の端縁とで形
成される可変オリフイス26から高圧油路12の
油がバイパス穴24内へ噴出する角度θは一般的
に69゜であり、この噴流がバイパス孔24の周壁
や低圧油路16との接続角部27に衝突して局部
的な流れの乱れが発生するのを防止する一方、バ
イパス穴24がカムリング3を収容する穴28の
開口部よりドリル加工し得るように、バイパス穴
24は流量調整弁22に対して可変オリフイス2
6からの噴流と同様に傾斜させてある。流量調整
弁22に対するバイパス穴24の傾斜角度は必ず
しも噴流角度θに一致させる必要はなく、バイパ
ス穴24の長さや太さとの関係において噴流がバ
イパス穴24の周壁や低圧油路16との接続角部
に衝突せず且つ穴28の開口部よりドリル加工で
きる範囲内において任意に設定できる。
以上、本考案の一実施例について説明したが、
本考案の実施に際して、各部の具体的な構成は実
用新案登録請求の範囲に記載した範囲内で適宜変
更し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は
第1図の−線断面図、第3図は第1図の−
線断面図、第4図は作用状態を示す図、第5図
は従来装置を示す図である。 1……フロントハウジング、2……リヤハウジ
ング、3……カムリング、4……ロータ、5……
ベーン、9……オリフイス、10……ドライブシ
ヤフト、12……高圧油路、14……小室、16
……低圧油路、17……低圧油入口、21……高
圧油出口、22……流量調整弁、23……スプリ
ング、24……バイパス穴、26……可変オリフ
イス、28……穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングと、このハウジングの内部に回転不
    可能に配設されたカムリングと、このカムリング
    の内周側空間に回転自在に配設されたロータと、
    このロータをハウジングの外部から駆動するため
    のドライブシヤフトと、ロータの放射状の溝に滑
    動自在に嵌合されてロータの外周とカムリングの
    内側間の空間をロータの回転により容積が増減す
    る小室に仕切るベーンと、ハウジングに形成され
    た低圧油入口から前記小室に低圧油を導くべくハ
    ウジングに形成された低圧油路と、前記小室から
    ハウジングの高圧油出口へ高圧油を導くべくポン
    プハウジングに形成された高圧油路と、この高圧
    油路と高圧油出口の間に設置されたオリフイス
    と、前記ハウジングに形成され前記高圧油路と前
    記低圧油路とを連通するバイパス穴と、前記ハウ
    ジング内に摺動可能に収容され前記バイパス穴の
    端縁とで可変オリフイスを形成し、一端をスプリ
    ングにより該可変オリフイスを閉じる側に付勢さ
    れて前記オリフイスで生じる差圧により該スプリ
    ングに抗して摺動して前記可変オリフイスを開き
    前記高圧油路の油を前記バイパス穴へ噴出させる
    流量調整弁とを備えたベーンポンプにおいて、前
    記ハウジングを、前記カムリングを収容する穴を
    有したリヤハウジングと、前記ドライブシヤフト
    を軸受けし且つ前記カムリングを収容する前記穴
    の開口を閉じるフロントハウジングとより構成
    し、前記バイパス穴を前記リヤハウジングの前記
    カムリングを収容する前記孔の開口よりドリル加
    工し得るようにし、且つ、前記バイパス穴を前記
    流量調整弁に対し、前記可変オリフイスから噴出
    する噴流の傾斜と同様に傾斜したことを特徴とす
    る流量調整弁付きベーンポンプ。
JP2614583U 1983-02-24 1983-02-24 流量調整弁付きベ−ンポンプ Granted JPS59131989U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2614583U JPS59131989U (ja) 1983-02-24 1983-02-24 流量調整弁付きベ−ンポンプ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2614583U JPS59131989U (ja) 1983-02-24 1983-02-24 流量調整弁付きベ−ンポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59131989U JPS59131989U (ja) 1984-09-04
JPS6242152Y2 true JPS6242152Y2 (ja) 1987-10-28

Family

ID=30157091

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2614583U Granted JPS59131989U (ja) 1983-02-24 1983-02-24 流量調整弁付きベ−ンポンプ

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2506638B2 (ja) * 1985-08-08 1996-06-12 豊田工機株式会社 ポンプ装置
JP6577227B2 (ja) * 2015-04-27 2019-09-18 Kyb株式会社 可変容量型ベーンポンプ

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JPS59131989U (ja) 1984-09-04

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