JPS62464Y2 - - Google Patents

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JPS62464Y2
JPS62464Y2 JP1981030251U JP3025181U JPS62464Y2 JP S62464 Y2 JPS62464 Y2 JP S62464Y2 JP 1981030251 U JP1981030251 U JP 1981030251U JP 3025181 U JP3025181 U JP 3025181U JP S62464 Y2 JPS62464 Y2 JP S62464Y2
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JP
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valve
valve body
bellows
shaft
valve seat
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JP1981030251U
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、比例式流量制御弁に係り、詳細に
は、自動車の内燃機関の吸気系の制御弁やEGR
の制御弁に適した比例式流量制御弁に係る。
本願と同一出願人による先願に係る特願昭55−
43214号に開示された上記形式の比例式流量制御
弁において、弁体の着座面側からベローズ内へ導
通する連通孔31aは、第2図に示すようにシヤ
フト14内に形成されていた。このため閉弁状態
では、弁吸入ポートと弁排気ポートの圧力差によ
る弁体への圧力のアンバランスは、ベローズ35
によつて解消され、駆動電流と弁ストローク又は
弁通過流量とのリニアリテイはある程度確保され
ていたが、開弁時の空気の通過により圧力バラン
スが崩れるため第6図に示すように負圧が大のと
きにバルブは閉弁側に力を受け流量が低下すると
いう欠点があつた。
本考案は、かゝる欠点を解消することを目的と
する。即ち本考案は、シヤフトに同心状に配置し
たベローズの一端を弁体と気密に構成しかつ該ベ
ローズ他端をハウジングに対して気密に固定し、
弁座に当接する弁体の突出した着座面近傍からベ
ローズ内部に連通する連通孔により前記弁座の開
口に面する前記弁体の着座面側とベローズ内の流
体室とを連通させ、かつ該連通孔の着座面側開口
端は、該弁体着座時において弁座開口内に連通す
るように形成したことにより、上述の欠点を解消
している。
以下添附図面に示した実施例を参照して本考案
を説明する。第1図に示した比例式流量制御弁V
は、電磁モータ部Vaと、この電磁モータ部Vaの
作動に応答して作動する流量制御弁部Vbから成
る。
電磁モータ部Vaは、磁性材料から成るカツプ
状のモータハウジング10と、このモータハウジ
ング10内に配設した電磁コイル11、この電磁
コイル11内に同心状に固定された筒状固定コア
12と、電磁コイル11の図中左端部に設けた段
付リング状ヨーク13と、ヨーク13および固定
コア12と同軸状に延びるシヤフト14と、シヤ
フト14と軸方向に一体的な可動コア15とから
成る。ヨーク13と固定コア12との間には非磁
性材料から成るスリーブ16が介装され、また固
定コア12の右側には絶縁材料から成るプレート
17が固着されている。
電磁コイル11は、ボビン11Aに巻回されて
固定コア12およびスリーブ16上に取付けられ
ている。固定コア12は、磁性材料から成り、右
端内孔にはシヤフト14を軸方向へ摺動自在に支
承する非磁性材料から成る軸受18が同軸的に圧
入嵌合されている。また固定コア12の左端部に
は可動コア15に向けて開口する環状の凹所12
bが設けられている。ヨーク13は、磁性材料か
ら成りモータハウジング10とバルブハウジング
19の間にネジ29により気密的に固定されてい
る。またヨーク13の左端内孔には、シヤフト1
4を軸方向へ摺動自在に支承する非磁性材料から
成る軸受20が同軸状に圧入嵌合されている。可
動コア15は、磁性材料から成り、その右端に
は、固定コア12に向けて突出し固定コア12の
凹所12b内に遊嵌する環状の凸部15bが同軸
的に設けられている。この可動コア15はシヤフ
ト14とともに非磁性材料から成るリテーナ21
を介して係止するスプリング22により図示原位
置に向けて付勢されており、スプリング22の押
圧力は固定コア12に螺着したプラグ23により
調整し得る。なおモータハウジング10の右端
は、カバー部材25が取付けられ、更にその右端
はエポキシ樹脂26が充填されており、カバー部
材25からはリード線27が延出している。
流量制御弁部Vbは、シール28およびヨーク
13を介してモータハウジング10に固定される
バルブハウジング19と、このハウジング19の
吸気ポート19aと排気ポート19bとの間に設
けた弁座30とシヤフト14の先端に取付けられ
たデイスク弁(弁体)31と、このデイスク弁3
1とヨーク13との間にシヤフト14と同軸状に
配置されたベローズ35とから主として成る。弁
座30は、バルブハウジング19内に固定されて
いる。デイスク弁31の外周部には第3図に詳細
に示すように弾性状のゴム32が被覆されてお
り、デイスク弁31は、この被覆体の突起32a
によつて弁座30との当接が弾性的に受承され
る。このデイスク弁31は、フランジ34aを有
するスリーブ34とともにシヤフト14上に嵌合
され、かつシヤフト14の左端をカシメることに
より取付けられている。第1図に示した原位置に
おいては、デイスク弁31は、弁座30に座着
し、可動コア15が右方へ移動したとき弁座30
から離間する。吸気ポート19aは、大気に連通
しポート19bは負圧源に接続されている。
デイスク弁31とヨーク13との間には、シヤ
フト14と同心状にベローズ35が設けられてい
る。ベローズ35のヨーク13側端部はフランジ
35bになつており、フランジ35bの外周部は
バルブハウジング19の内周面に設けた凹溝36
内に嵌合された環状弾性シール材37によつて気
密的に固定されている。ベローズ35のデイスク
弁側端部は、スリーブ34のフランジ34aによ
つて固定されているが、ベローズ35内の流体室
R0は、デイスク弁31が弁座30に着座してい
る時連通孔31aによつて弁座30の他端側吸気
ポート19aと連通するので大気圧が付与されて
いる。この連通孔31aは、図示するようにデイ
スク弁31を貫通するが、弁座側開口端は、被覆
体32の突起32aに極めて接近した弁座開口に
面した部位に位置しかつ、その開口端の軸方向位
置は着座面先端とほぼ同位置ないしわずか後退し
た位置に形成される。このため連通孔31aの弁
座側開口端は、デイスク弁31が弁座30から離
間した際に生じる空気流に隣接開口する。
次に本実施例の作動を説明する。本実施例にお
いて、電磁コイル11が非励磁状態にあるときに
は、スプリング22の押圧力によりシヤフト14
および可動コア15が図示原位置に付勢されてい
て、デイスク弁31は、弁座30に着座してい
る。このため吸気ポート19aに連通する室R1
とポート19bに連通する室R2との連通は遮断
され、室R1からR2へは空気は流れない。上述の
ように室R1内の大気圧がベローズ内の流体室R0
にも付与されていて、デイスク弁31に作用する
両室R1,R2間の差圧による右方への押圧力は、
ベローズ35に作用する両室R0,R2間の差圧に
よる左方への押圧力によつて略相殺されている。
このため、デイスク弁31が弁座に過度に押付け
られることはなくデイスク弁31の耐久性は損な
われない。
リード27は介して直流電源(図示せず)から
の電流を電磁コイル11に印加すると、この電磁
コイル11に流れる電流により生じる磁束がモー
タハウジング10、固定コア12、可動コア15
およびヨーク13を通り、ヨーク13の内周面と
可動コア15の左端部外周面間、及び固定コア1
2の凹所12bと可動コア15の凸部15b間に
前記電流の値に応じた吸引力がそれぞれ発生す
る。このとき既述のごとくデイスク弁31に作用
する室R1,R2間の差圧による右方への押圧力は
ベローズに作用する両室R0,R2間の差圧による
左方への押圧力によつて略相殺されているので、
シヤフト14および可動コア15には、磁力によ
る吸引力からスプリング22の押圧力を引いた力
が作用する。電流値通電当初は、吸引力よりもス
プリング22の押圧力のほうが大であるが、電流
値を増大すれば、電磁吸引力がスプリング22の
押圧力よりも大きくなりシヤフト14および可動
コア15は、右方向へ移動する。
シヤフト14の右動に伴ない、デイスク弁31
の着座面(シール面)は、弁座30から離間する
ので、吸気ポート19a側の大気は、弁座30と
デイスク弁31のシール面との間を通つて排気ポ
ート19b側へ流れる。この場合ベローズ35は
収縮するが、連通孔31aの開口端は、通過空気
流に隣接するため、ベローズ35内の流体室R0
内の空気は連通孔31aを通つて吸引され流出す
る。
その結果ベローズ35内の流体室R0内の圧力
と室R1内の圧力(より詳しくはデイスク弁31
の弁座開口に面する弁座開口内の圧力)との差圧
が減少し、デイスク弁31にベローズ内にて作用
していた弁閉方向の力が減少する。
即ち、弁座開口内、特に着座部近傍の流体の流
れによる比較的大きな負圧に応じた弁開方向の力
をおよぼすので弁開状態で負圧が大きい時の流量
低下が防止される。なお、弁座開口内の負圧は室
R2の負圧に依存して変化する。このような励磁
電流に対する弁流量応答特性を第5図に示す。
本考案においては、ベローズ流体室に連通する
連通孔31aの開口を弁体31のシール面近く、
すなわち通過空気流に隣接させたため排気ポート
19bの室R2内の負圧に大小があつても励磁電
流に対する弁ストロークに誤差が生じず、流量低
下が少い比例流量制御弁を得ることができる。こ
のため、比例流量制御弁の電磁制御機構を従来よ
りも出力の小さな小型のものとすることができ、
また一定の出力の電磁制御機構において、大きな
負圧時により多くの流量を確保することが可能と
なる。
また、駆動電流に対する流量変化のリニアリテ
イー(直線性)が良く制御が正確になる効果があ
る。
さらに、上記実施例においては、デイスク弁と
ベローズとは別体に製作組付けられているが、こ
のベローズの一端フランジ面をもつて、弁体ない
しその着座面を形成することは当然に可能であ
る。
また、連通孔31aの開口端周りには、好まし
くは着座面32aよりもわずか後退した段丘部3
1b(第3,4図参照)を設ける。これにより、
連通孔31aはより正確に弁座開口内の負圧をベ
ローズ内に伝えることができる。さらに連通孔3
1aの着座面側の開口端は好ましくはやゝ大径部
とする。本実施例では、デイスク弁31の裏面
(ベローズ側)には所定の空気室31cが形成さ
れこの空気室31cはさらにシヤフトに嵌合した
スリーブ34内の導孔34bによりベローズ内室
R0と連通される。但し、この連通の態様は適宣
変更可能でありデイスク弁、ベローズ端のフラン
ジ、スリーブ等の形状に応じて定めるをもつて足
りるものである。
なお、上記実施例では、電磁駆動される弁を例
示して説明したが、本考案に係る弁はこのような
電磁駆動のものに限定されるわけではなく、機械
式又は流体駆動式の弁にも採用できることは当然
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る比例流量制御弁の一実
施例を示す縦断面図、第2図は従来の比例流量制
御弁の連通孔を示す拡大部分断面図、第3図は第
1図に示したデイスク弁の詳細を示す部分断面
図、第4図は第3図図示のデイスク弁のデイスク
面平面図、第5図は本考案の比例制御弁における
励磁電流と弁ストロークとの関係を示すグラフ、
第6図は従来法における第5図同様の関係を示す
グラフ、を夫々示す。 14……シヤフト、15……可動コア、30…
…弁座、31……デイスク弁、31a……連通
孔、31b……段丘部、32……被覆体、35…
…ベローズ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジング内に軸方向へ移動可能に設けられた
    シヤフトと、このシヤフトに取付けられシヤフト
    の移動に従い常開又は常閉原位置から反対位置方
    向へ移動せしめられる弁体と、シヤフトに同心状
    に配置され一端が弁体に気密に固定され他端がハ
    ウジングに気密に固定されたベローズと、前記弁
    体を少なくとも含む可動要素を常閉又は常開位置
    方向へ付勢するスプリングとを備え、前記電磁コ
    イルへの電気信号に応じて前記弁体と弁座を通る
    流体流量を制御するようにした比例流量制御弁に
    おいて、前記弁体がその着座部を構成する突出部
    に、一端がベローズ内の流体室に開口され、他端
    が弁座面の内周部に近接して弁開放時に弁体と弁
    座との間に形成される流体通路に隣接するととも
    に弁閉鎖時において弁座開口内と前記流体室とを
    連通する位置に開口された連通孔を有し、この連
    通孔のみによつてベローズ内とベローズ外とが連
    通されていることを特徴とする比例流量制御弁。
JP1981030251U 1981-03-06 1981-03-06 Expired JPS62464Y2 (ja)

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JPS57143459U JPS57143459U (ja) 1982-09-08
JPS62464Y2 true JPS62464Y2 (ja) 1987-01-08

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4911465U (ja) * 1972-05-08 1974-01-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5796812U (ja) * 1980-12-03 1982-06-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4911465U (ja) * 1972-05-08 1974-01-31

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