JPS626365Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS626365Y2
JPS626365Y2 JP6211781U JP6211781U JPS626365Y2 JP S626365 Y2 JPS626365 Y2 JP S626365Y2 JP 6211781 U JP6211781 U JP 6211781U JP 6211781 U JP6211781 U JP 6211781U JP S626365 Y2 JPS626365 Y2 JP S626365Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
shaft
fixed
electromagnetic coil
movable core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6211781U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57174873U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6211781U priority Critical patent/JPS626365Y2/ja
Publication of JPS57174873U publication Critical patent/JPS57174873U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS626365Y2 publication Critical patent/JPS626365Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、可動コアの変位と連動するシヤフト
に弁体を係止した比例式流量制御弁に関する。
比例式流量制御弁は、電磁コイルに印加した電
流に応じて変位する可動コアと連動するシヤフト
に係止された弁体を弁座から変位させることによ
りインレツトポートとアウトレツトポートとの間
の流体の流通通量を略リニアに制御するものであ
る。このため、従来この種の装置では弁体を変位
させる吸引力を生じさせる電磁モーター部は、電
磁コイルに印加した電流に応じてシヤフトを円滑
に変位させることを要求されるから、シヤフトは
軸受を介して固定コアに対して摺動自在に保持さ
れると伴に、シヤフトに固着される可動コアと固
定コアとの間に均等な吸引力を作用させるため、
軸受との間のクリアランスを小さいものとしてい
た。従つて、シヤフトと軸受との間に異物が付着
することによるバルブステイツクを防止するた
め、一端をシヤフトに他端をハウジングに固定さ
れるベローズで電磁モーター部を流体通路から隔
離し流体中に含まれる異物から保護していた。と
ころが、磁性体の金属粉は電磁モーター部から漏
洩した磁束のため容易に吸引されることからベロ
ーズによる保護の効果が少ないという欠点があつ
た。
そこで本考案は、漏洩磁束のために磁性体の金
属粉が電磁モーター部に吸引されてシヤフトに付
着することの防止を目的とするもので、電磁モー
ター部の磁気回路から軸受の軸受面を離間させる
と伴に、その軸受の外周にベローズ内に露呈する
永久磁石を配置したことを構成の要旨とするもの
である。
従つて、本考案の構成によれば、電磁モーター
部の磁気回路からの漏洩磁束は軸受の外周に配置
された永久磁石からの磁束に比して弱いものとで
きるから、磁性体の金属粉は永久磁石に吸引され
ることとなりシヤフトへの付着を防止でき本考案
の目的を達成できる。
その上に本考案の構成によれば、バルブステイ
ツクに至る程ではなくともシヤフトに付着した金
属粉によりシヤフトと軸受の間の摺動抵抗が増大
して、シヤフトがステイツクスリツプすることも
防止できるという効果を有する。
以下添付図面に示した実施例を参照して本考案
を説明する。図示した比例式流量制御弁Vは、電
磁モーター部Vaと、この電磁モーター部Vaの作
動に応答して作動する流量制御弁部Vbから成
る。
電磁モーター部Vaは、磁性材料から成るカツ
プ状のモータハウジング10と、このモータハウ
ジング10内に配設した電磁コイル11、この電
磁コイル11内に同心状に固定された筒状固定コ
ア12と、電磁コイル11の図中左側部に設けた
段付リング状ヨーク13と、ヨーク13および固
定コア12と同軸状に延びるシヤフト14と、シ
ヤフト14と軸方向一体的な可動コア15とから
成る。ヨーク13と固定コア12との間には非磁
性材料から成るスリーブ16が介装され、また固
定コア12の右側には磁性材料から成るプレート
17が固着されている。
電磁コイル11は、ボビン11Aに巻回されて
固定コア12およびスリーブ16上に取付けられ
ている。固定コア12は、磁性材料から成り、右
端内孔にはシヤフト14を軸方向へ摺動自在に支
承する非磁性材料からなる軸受18が同軸的に圧
入嵌合されている。また固定コア12の左端部に
は、可動コア15に向けて開口する環状の凹所1
2bが設けられている。ヨーク13は、磁性材料
から成りモータハウジング10とバルブハウジン
グ19の間にネジ29により気密的に固定されて
いる。またヨーク13の左端内孔には、シヤフト
14を軸方向へ摺動自在に支承する非磁性材料か
ら成る軸受20が同軸状に圧入嵌合されている。
軸受面20bが可動コア15並びにヨーク13か
ら離間させて形成できるよう、この軸受20は段
付リング状をなしている。そしてこの軸受20は
その内筒に軸受面20bを有する部分の外周に永
久磁石20aが圧入嵌合されている。永久磁石2
0aは後述するベローズ35により形成される流
体室R0の内部に露呈している。可動コア15
は、磁性材料から成り、その右端には、固定コア
12に向けて突出し固定コア12の凹所12b内
に遊嵌する環状の凸部15bが同軸的に設けられ
ている。この可動コア15はシヤフト14ととも
に非磁性材料からなるリテーナ21を介して係止
するスプリング22により図示原位置に向けて付
勢されており、スプリング22の弾発力は固定コ
ア12に螺着したプラグ23により調整し得る。
なおモーターハウジング10の右端は、カバー部
材25が取付けられ更にその右端は、エポキシ樹
脂26により充填されており、カバー部材25か
らはリード線27が延出している。
流量制御弁部Vbは、シール28,およびヨー
ク13を介してモータハウジング10に固定され
るバルブハウジング19と、このハウジング19
の吸気ポート19bと排気ポート19aとの間に
設けた弁座30とシヤフト14の先端に取付けら
れたデイスク弁31と、このデイスク弁31とヨ
ーク13との間にシヤフト14と同軸状に配置さ
れたベローズ35とから主としてなる。弁座30
は、バルブハウジング19内に固定されている。
デイスク弁31の外周部分には、弾性状のゴム3
2が被覆されており、弁座30とデイスク弁31
との当接は弾性的に受承される。デイスク弁31
は、シヤフト14上にフランジ34bを有するス
リーブ34とともに嵌合されかつシヤフト14の
左端をカシメることにより組付けられており、図
示原位置においては弁座30に着座し、また可動
コア15が右方へ移動したとき弁座30から離れ
る。ポート19aは角圧源に接続されており、ま
たポート19bは大気に連通している。
デイスク弁31の右側にはベローズ35が配設
されている。ベローズ35のヨーク13側端部
は、フランジ35bになつており、このフランジ
35bの外周部は、バルブハウジング19の内周
面に設けた凹溝36内に係合された環状弾性シー
ル材37によつてリング38を介して気密的に固
定されている。ベローズ35の内部に形成された
流体室R0は、デイスク弁31およびスリーブ3
4の連通孔31aを介して弁座30の左側の排気
ポート19aへ連通するので、流体室R0には常
に排気ポート19a内室R1の圧力が付与され
る。
次に本実施例の作動を説明する。本実施例にお
いて、電磁コイル11が非励磁状態にあるときに
は、スプリング22の弾発力によりシヤフト14
及び可動コア15が図示原位置に付勢されてい
て、デイスク弁31は弁座30に着座している。
このため、ポート19aに連通する室R1とポー
ト19bに連通する室R2との連通は遮断され、
室R2から室R1にエアは流れない。ところで、こ
のときには、室R1内の負圧が流体室R0にも付与
されていて、デイスク弁31に作用する両室
R1,R2間の差圧による左方への押圧力はベロー
ズ35に作用する両室R0,R2間の差圧による右
方の押圧力によつて略相殺されている。このた
め、デイスク弁31が弁座30に過度に押し付け
られることなく、デイスク弁31の耐久性は損な
われない。
また、直流電源からの電流を電磁コイル11に
付与すれば、この電磁コイル11に流れる電流に
より生じる磁束が、モータハウジング10,固定
コア12,可動コア15及びヨーク13を通り、
ヨーク13の内周面と可動コア15の左端部外周
面間、及び固定コア12の凹所12bと可動コア
15の凸部15b間に前記電流の値に応じた吸引
力がそれぞれ発生する。しかして、このときに
も、室R1内の圧力が流体室R0にも付与されてい
て、ポペツト弁31に作用する両室R1,R2間の
差圧による左方への押圧力はベローズ35に作用
する両室R0,R2間の差圧による右方への押圧力
によつて略相殺されており、シヤフト14及び可
動コア15にはスプリング22の弾発力のみが作
用する。このためシヤフトおよび可動コアは前記
電流の値に応じて発生する吸引力に応じて略比例
して右動する。
上述のようなシヤフト14の往復動に伴ないベ
ローズ35は伸縮運動を繰り返し、それに応じて
流体室R0内には新規の流体が流入するので異物
が侵入することとなる。しかしながら、異物の中
でも磁気回路からの漏洩磁束によりシヤフト14
と軸受20との間に吸引され易い磁性体の金属粉
が、軸受20の外周に配された永久磁石20aに
吸着されるのでシヤフト14への付着によるバル
ブステイツクが発生し難いこととなる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本考案に係る比例式流量制御弁の
一実施例の断面図を示す。 10:モータハウジング、11:電磁コイル、
11A:ボビン、12:固定コア、13:ヨー
ク、14:シヤフト、15:可動コア、17:プ
レート、20:軸受、20a:永久磁石、22:
スプリング、31:デイスク弁、35:ベロー
ズ、R0:流体室、Va:モーター部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジング内に配される電磁コイルを巻回され
    たボビンの内筒に配された固定コアと、該固定コ
    アと前記ハウジングとの間を磁気的に結合するプ
    レートと、前記ハウジングと可動コアを磁気的に
    結合するヨークとから成る磁気回路とこの電磁コ
    イルへの通電により原位置から一方向へ移動する
    可動コアの軸心に非磁性体材料から成る軸受を介
    して保持されたシヤフトと、このシヤフトと連動
    する前記可動コアの移動に従い常閉又は常開原位
    置から反対位置方向へ移動せしめられる弁体と、
    前記弁体を少なくとも含む可動要素を常閉又は常
    開位置方向へ付勢するスプリングと、前記シヤフ
    トに一端を固定されると伴に他端をなすフランジ
    をハウジング内周にシール材を介して気密的にハ
    ウジングに固定されて流体室を形成するベローズ
    とを備え、前記電磁コイルに印加する電流値に応
    じて流通流量を制御する比例式流量制御弁におい
    て、前記流体室側に配された軸受の軸受面と前記
    磁気回路から離間させると共に、流体室内に露呈
    する永久磁石を配した比例式流量制御弁。
JP6211781U 1981-04-28 1981-04-28 Expired JPS626365Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6211781U JPS626365Y2 (ja) 1981-04-28 1981-04-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6211781U JPS626365Y2 (ja) 1981-04-28 1981-04-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57174873U JPS57174873U (ja) 1982-11-04
JPS626365Y2 true JPS626365Y2 (ja) 1987-02-13

Family

ID=29858327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6211781U Expired JPS626365Y2 (ja) 1981-04-28 1981-04-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS626365Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57174873U (ja) 1982-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8567755B2 (en) Solenoid operated fluid control valve
US6220569B1 (en) Electrically controlled proportional valve
US7513272B2 (en) Solenoid valve
US5707039A (en) Hydraulic solenoid control valve
JPH0529926B2 (ja)
JP4366835B2 (ja) 電磁弁
US4453700A (en) Fluid control valve assembly
US4953825A (en) Electro-magnetic proportional flow control valve
CA2219030C (en) Electrically operated pressure control valve
US4832313A (en) Solenoid valve
JPS626365Y2 (ja)
WO2016035594A1 (ja) ソレノイド及びソレノイドバルブ
JPS6128547Y2 (ja)
JPS6018700Y2 (ja) 電磁弁
JPH0521847Y2 (ja)
JP2543707Y2 (ja) 比例流量制御弁
JPH06249083A (ja) 電動式アクチュエータ
JPS62464Y2 (ja)
JPH0422142Y2 (ja)
JPH0249435B2 (ja) Denjishikiryuryoseigyoben
JPH0725492Y2 (ja) プランジャ型ソレノイド弁
JPH0422141Y2 (ja)
JPH0422139Y2 (ja)
JPS6115313B2 (ja)
JPS6339935Y2 (ja)