JPS6246199B2 - - Google Patents

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JPS6246199B2
JPS6246199B2 JP1427678A JP1427678A JPS6246199B2 JP S6246199 B2 JPS6246199 B2 JP S6246199B2 JP 1427678 A JP1427678 A JP 1427678A JP 1427678 A JP1427678 A JP 1427678A JP S6246199 B2 JPS6246199 B2 JP S6246199B2
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JP
Japan
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sewing machine
data
speed
signal
word
Prior art date
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Application number
JP1427678A
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English (en)
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JPS54108756A (en
Inventor
Yotaro Hirakawa
Kazumasa Ikeda
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Juki Corp
Original Assignee
Tokyo Juki Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Juki Industrial Co Ltd filed Critical Tokyo Juki Industrial Co Ltd
Priority to JP1427678A priority Critical patent/JPS54108756A/ja
Publication of JPS54108756A publication Critical patent/JPS54108756A/ja
Publication of JPS6246199B2 publication Critical patent/JPS6246199B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、作業者のミシン操作によつて所定
の縫合作用を行なうことにより、その縫合作用の
各縫目形成毎にミシンの回転速度を検出すると共
に速度データとしてマイクロコンピユーターのメ
モリ内に順次記憶し、この記憶したデータを順次
読み出すことにより上記縫合作用をそのまま再現
するようにしたミシンの回転速度記憶再現装置に
関するものである。
従来、熟錬した作業者が一枚の布を実際に縫合
して形成した各工程の縫目線の縫目数、すなわち
各工程の針数をカウントし、その針数を予めデジ
タルスイツチ等により設定してマイクロコンピユ
ーターやその他の記憶手段にデータとして記憶し
ておき、そのデータにもとづいて他の作業者によ
り上記の工程の縫合を再現するものが考案されて
いる。しかしながらこの針数を設定して縫合を再
現した場合には、各工程や工程の途中でミシンの
回転速度が、熟錬した作業者が縫合したときの回
転速度と異なると、針数(縫目数)が同じであつ
ても工程の縫目長さに差異が生じて、縫目長さの
正確な再現ができない欠点が生ずる。
この原因の一つは、ミシンの回転数が上昇する
のに従つて、布送り機構を構成する部品の「たわ
み」が集積して増大したり、各部品の連結部のガ
タが集積したりし、これによつてミシンの回転数
により、設定した布送り歯の運動量が変化するこ
とにある。
また他の原因としては、ある回転数を超える
と、常に下方に弾発されている布押え足が、送り
歯の上昇時に布を介して布押え足を急激に押し上
げ、これにより布押え足と押え棒とが慣性力によ
つてばねの力に抗して布上面からはね上がり、そ
の状態で送り歯が布送り方向移動するために、布
押え足と送り歯とで布を挾持して送る布送り作用
が適性に行われず布送り量が減少する、ミシン特
有な現象が発生することによる。
そしてこの各縫目毎の布送り量が最終的に全縫
目線の長さの誤差となるため、所定の針数の縫製
完了時における最終針落ち位置が上記熟錬者の縫
合時と数ミリの長さで大きく異なり、商品の品質
を著しく損なう欠点を生じた。また作業者はこの
最終針落ち位置のズレを補正するために、ミシン
を自動縫いから手動縫いに切り換えて任意針数の
補正縫いを施す必要があり、作業能率を著しく低
下する欠点を生じた。
この発明は、上記従来の欠点を除去することを
目的とする。
以下、この発明の実施例を図面により説明する
と、第1図に示すミシン1は、従来から周知の布
押え機構、布送り機構及び糸切断機構を備えたミ
シンで、ペダル2の前方への踏み込みにより後述
のミシン制御部3を介して原動モーター4が駆動
され、モータープーリー5、ベルト6及びミシン
プーリー7を介してミシン主軸が回転されるよう
になつており、この場合後述するように、ペダル
2の踏み込み量に比例して原動モーター4の回転
速度が増減、すなわち、ミシンの回転速度が増減
するようになつている。ミシン1のあご部に配置
された布押え機構の布押え足8は、ミシンあご部
に配置した電磁石(図示しない)の作動により下
方への弾発力に抗して上昇されるようになつてお
り、その電磁石はミシンテーブルに配置したフツ
トスイツチ9の作動により作動しペダル2の上記
踏み込みにより作動可能としたペダルスイツチの
作動によつて不作動となる。また、ミシンベツド
部内の布送り機構(図示しない)は、ミシンベツ
ド部に配置した電磁石(図示しない)の作動によ
り布送り方向が正方向から逆方向となるように制
御され、その電磁石はミシンあご部に配置したハ
ンドスイツチ10の押圧作動により作動しその押
圧解除により不作動となる。さらにまた、ミシン
ベツド部内に配置した糸切断機構(図示しない)
は、同じくベツド部内に配置した電磁石(図示し
ない)の作動により縫糸を切断するように作動
し、その電磁石はペダル2の後方へのかかと踏み
により作動可能とした糸切りスイツチの作動によ
りミシンの回転速度が所定の速度より低下した時
点で作動するようになつている。上記ミシンプー
リー7には、例えばホールICと永久磁石または
発光ダイオードとフオト・トランジスターから成
る二つのパルス発生器を持つパルス発生装置11
が配置されており、それら二つのパルス発生器は
ミシン主軸の軸線を挾んで対向し、一方のパルス
発生器はミシンの針が下死点に達する毎にパル
ス、すなわち下検知信号を発生し、他方のパルス
発生器は針が上死点に達する毎にパルス、すなわ
ち上検知信号を発生するようになつており、第5
図に示すように、下検知信号はフリツプフロツプ
回路のセツト入力端子に入力し、上検知信号はリ
セツト入力端子に入力するようになつている。そ
して、フリツプフロツプ回路のQ出力端子にはタ
イミングパルス発生回路が接続され、第6図のA
に示すように、フリツプフロツプ回路はミシン主
軸の回転により下検知信号と上検知信号とが交互
に入力して交互にセツト状態とリセツト状態とに
制御され、セツト状態に制御される毎にQ端子か
らのセツト出力によりタイミングパルス発生回路
からタイミングパルスが発生される。第3図に示
すように、上記ミシンペダル2にはペダルの前方
への踏み込み量に比例して可変電圧を出力するペ
ダルセンサーが接続され、このペダルセンサーに
はその出力電圧に比例して周波数を可変としたパ
ルス発生回路が接続されている。そして、このパ
ルス発生回路から発生したパルスはANDゲート
1及びORゲートを介してミシン制御回路に入力
し、この制御回路を介して入力パルスの周波数に
対応した回転速度で原動モーター4が駆動制御さ
れ、また上記パルスはANDゲート2を介して8
ビツトのカウンタに入力するようになつている。
ANDゲート2にはカウントゲート信号発生回路
の出力信号が入力するようになつており、このカ
ウントゲート信号発生回路は第4図に示すよう
に、上記タイミングパルス発生回路からタイミン
グパルスが発生する毎にANDゲート2のゲート
を所定時間Tだけ開放するための信号を出力し、
従つて、このゲート開放の間だけANDゲート2
から上記パルス発生回路からのパルスが出力さ
れ、その出力パルスはカウンタによりデジタル的
にカウントされる。このカウンタのカウント信号
は各種の入出力レジスター、メモリ及びマイクロ
プリセツサーを含むメモリ制御回路等の各種の機
能を備えたマイクロコンピユーターMCの入力レ
ジスタに入力するようになつており、その入力レ
ジスタ及びメモリ制御回路と上記カウントゲート
信号発生回路との間には入力リクエスト信号発生
回路が設けられている。この入力リクエスト信号
発生回路はゲート信号発生回路から上記ANDゲ
ート2の開放信号がT時間出力された後に、すな
わちANDゲート2の閉鎖と同時に入力リクエス
ト信号を出力し、この信号により入力レジスタが
カウンタによつてカウントアツプされた8ビツト
のデジタル信号を保持するようになつている。な
お、以上の説明からわかるように、カウントゲー
ト信号発生回路及びカウンタはミシンの回転数を
検出するための検出手段を構成し、ミシンの回転
速度が変化するに従い可変周波数パルス発生回路
から発生されるパルスの周波数が変化するので、
カウントゲート信号発生回路によるANDゲート
2の開放によりその開放時間Tにおいてゲートか
ら出力されるパルス数は上記周波数に比例して増
減するようになる。上記マイクロコンピユーター
MCの出力レジスタには回転信号出力回路が接続
され、この回転信号出力回路は第7図に示すよう
に、カウンタ制御回路及び発振器を含んでおり、
そのカウンタ制御回路は後述するメモリからのデ
ータ読み出しにより出力レジスタに保持されたデ
ジタル信号のデータ値に対応して制御され、発振
器から発振されるパルスをそのデータ値に対応す
る数だけカウントする毎に出力してANDゲート
4のゲートを開放し、第8図に示すように、この
ゲートが開放される毎にANDゲート4から回転
パルスが出力される。この場合、上記デジタル信
号のデータ値がミシン高速回転に対応するもので
あれば、出力までのパルスのカウント数が少な
く、すなわち、回転パルスの周波数が高くなり、
データ値がミシン低速回転に対応するものであれ
ば、出力までのパルスのカウント数が多く、すな
わち、回転周波数のパルスが低くなるようにカウ
ンタ制御回路が制御されるようになつている。そ
して、ANDゲート4から出力された回転パルス
は第3図に示すように、ANDゲート3及びORゲ
ートを介して上記ミシン制御回路に入力し、その
周波数に対応した回転速度で原動モーター4が駆
動制御される。上記ANDゲート1及び3は第9
図の操作パネル12に配置したコントロールスイ
ツチ群のALスイツチの押圧作動により閉鎖し且
つASスイツチの押圧作動により開放可能とした
接点A−1により制御され、この接点A−1が閉
鎖されるとANDゲート1が開放すると同時に
ANDゲート3が閉鎖し、接点A−1が開放され
るとANDゲート1が閉鎖すると同時にANDゲー
ト3が開放するようになつている。上記マイクロ
コンピユーターMCのメモリ制御回路は第2図及
び第9図に示すように、上記操作パネル12の上
記コントロールスイツチ群の信号に基づいて制御
動作を行なうようになつており、上記ALスイツ
チを押圧作動すると、タイミングパルスが発生す
る毎に、すなわち、ミシン主軸が一回転する毎に
発生する上記入力リクエスト信号により上記入力
レジスタに保持された8ビツトのデジタル信号を
順次メモリ内に記憶させるように動作し、一方
ASスイツチを押圧作動すると、タイミングパル
スが発生する毎にメモリから上記記憶データを順
次読み出して出力レジスタに保持させるように動
作し、そのタイミングパルスは、ASスイツチの
押圧作動により閉鎖し且つALスイツチの押圧作
動により開放する接点A−2(第3図参照)を介
して入力するようになつている。また、第2図に
示すように、上記フツトスイツチ9、ハンドスイ
ツチ10及び糸切りスイツチを介して糸切り信
号、返し縫い信号及び押え上げ信号もそれぞれが
発生されたとき、上記回転速度のデータと共にメ
モリ内に記憶されるようになつている。
次に、第10図に示すポケツトの縫いパターン
及び第11図に示すタイムチヤートに従つてその
作用を説明する。
まず、第10図の縫いパターンの縫い順序につ
いて説明すると、ペダル2を適宜に操作してA点
からB点まで低速回転により5針分正方向にミシ
ン縫いした後に、B点からC点まで同じく低速回
転により5針分逆方向に返し縫いを行ない、次
に、C点からD点まで高速回転により20針分正方
向にミシン縫いを行なつてミシンを停止した後
に、布を反時計方向に90度旋回して再び高速回転
によりD点からE点まで20針分正方向にミシン縫
いを行なつてミシンを停止し、さらに布を反時計
方向に90度旋回して高速回転によりE点からF点
まで20針分正方向にミシン縫いを行なう。そし
て、F点からG点まで低速回転により5針分逆方
向に返し縫いを行なつた後に、G点からH点まで
同じく低速回転により5針分正方向に縫いを行な
つてペダル2を後方にかかと踏みし、これにより
糸切りを行なうと同時にミシンを停止する。この
場合、B点からC点及びF点からG点までは上記
ハンドスイツチ10を押圧作動して布送り方向を
正方向から逆方向に反転し、D点及びE点におい
ては布の旋回のためにフツトスイツチ9を作動し
て布押え足8を上昇させる。なお、この布押え足
8を上昇させるための電磁石はミシンの停止と同
時に図示しない別の制御回路により作動されるよ
うになつている。そこで、上記ミシン縫いに先だ
つて操作パネル12のコントロールスイツチ群の
ALスイツチを押圧作動すれば、上記接点A−1
が閉鎖し、このため、ANDゲート1が開放する
と同時にANDゲート3が閉鎖するので、この状
態で上記ミシン縫いのためにペダル2の操作を行
なえば、その踏み込み量に対応して可変周波数パ
ルス発生回路から発生したパルスがANDゲート
1及びORゲートを介してミシン制御回路に入力
し、上記のようにそのパルスの周波数に対応した
速度で原動モーター4が駆動されまたは停止され
ると共に、この縫い操作の間に上記のようにハン
ドスイツチ10、フツトスイツチ9及び糸切りス
イツチを作動し且つ適宜に布の旋回操作を行なえ
ば、第10図に示す縫いパターンを形成すること
ができる。一方、このミシン縫いの間、上記可変
周波数パルス発生回路から発生したパルスは上記
のようにANDゲート2及びカウンタを介してタ
イミングパルスが発生する毎にマイクロコンピユ
ーターMCの入力レジスタ内に回転速度データと
して8ビツトのデジタル信号に変換されて保持さ
れると共に、上記タイミングパルスに関連して発
生する入力リクエスト信号によりメモリ制御回路
が上記レジスタに保持されたデジタル信号を順次
メモリ内に記憶させると共に、上記ハンドスイツ
チ10、フツトスイツチ9及び糸切りスイツチが
作動されたとき、それらの信号も同時にメモリ内
に記憶させる。次に、上記コントロールスイツチ
群のASスイツチを押圧作動して上記接点A−1
を開放すれば、ANDゲート1が閉鎖されると同
時にANDゲート3が開放され、そこで、ペダル
スイツチを作動して布押え足8を下降させると共
に、上記操作パネル12に配置したスタートスイ
ツチを作動すれば、その信号がメモリ制御回路に
入力し、メモリ内に記憶された最初のデジタル信
号が読み出されて出力レジスタに保持され、上記
のように、そのデジタル信号のデータ値に対応し
た周波数の回転パルスが出力されてANDゲート
3及びORゲートを介してミシン制御回路に入力
し原動モーター4がその回転パルスの周波数に対
応した回転速度で1針分だけ駆動されると共に、
その駆動により発生したタイミングパルスが上記
接点A−2を介してメモリ制御回路に順次入力
し、上記デジタル信号以下の信号が順次読み出さ
れて駆動モーター4は記憶されたデジタル信号の
記憶順序に従つてそのデータ値に対応した回転速
度で順次駆動制御され、第11図に示すように、
D点及びE点にて原動モーター4の停止に対応す
る信号が読み出されるとそれぞれD点及びE点に
て原動モーター4が停止制御される。この場合、
上記スタートスイツチを作動すれば、D点からE
点及びE点からH点までの各信号が上記同じ作用
により順次読み出されるようになり、また、それ
らD点及びE点においては、メモリに記憶された
布押え上げ信号が読み出されて布押え足8が上昇
し、B点からC点及びF点からG点においては、
返し縫い信号が読み出されて布送り方向が逆方向
に制御され、H点の直前においては、糸切り信号
が読み出されて糸切断機構により縫糸が切断され
る。従つて、上記D点及びE点の停止点におい
て、布を反時計方向に90度旋回し、ペダルスイツ
チを作動して上昇中の布押え足8を下降させた上
で、スタートスイツチを作動させれば、第10図
に示す縫いパターンを正確に再現させることがで
きる。なお、上記縫い作用中において、例えば糸
切れや針折れ等の事故あるいはその他の事情によ
りミシン1を停止して糸通しや針交換等の各種の
作業を行なうために針棒を上死点に移動させる必
要上、ミシンプーリー7を手で回わすようなこと
があつても、第5,6図に示したように、下検知
信号と上検知信号が交互に発生しないかぎりタイ
ミングパルス発生回路からタイミングパルスが発
生することがない。すなわち、第6図のBに示す
ように一方の検知信号が発生しない範囲内、従つ
て、ほぼ1回転の範囲内で上記プーリー7を回わ
しても、タイミングパルスが発生することがない
ので、この手回わし操作中に不必要なデータがメ
モリ内に記憶されたり、不必要な時期に記憶デー
タが読み出されたりすることがない。
また、上記実施例においては、タイミングパル
スが発生する毎に、すなわち、ミシン主軸が一回
転する毎にその回転速度を検出して順次メモリ内
にデータとして記憶させるようにしたが、ミシン
の回転速度が変化する毎にメモリ内に記憶させる
ようにしてもよい。すなわち、第12図に示すよ
うに、最初のタイミングパルスの発生により上記
第3図で示したミシンの回転数検出手段によつて
検出された最初の回転速度データが入力レジスタ
A内に入力すると、メモリ制御回路がそれをメモ
リ内に記憶させると共に、入力レジスタB内に保
持させ、次のタイミングパルスの発生により検出
された第2番目のデータが入力しレジスタAに入
力すると、減算回路によつてそのデータのデータ
値と入力レジスタBに保持された最初のデータの
データ値を減算させた後に比較回路によつてその
減算値と予めデジタルスイツチに設定したデータ
値とを比較させてその減算値が設定データ値より
大きい場合にのみ第2番目のデータをメモリ内に
記憶させると共に、入力レジスタB内に保持させ
る。そして、第3番目のデータが入力すると、入
力レジスタBに第2番目のデータが保持されてい
る場合には第2番目と第3番目のデータのそれぞ
れのデータ値を上記のように減算及び比較し、入
力レジスタBに最初のデータが保持されたままで
あれば最初と第3番目のデータのそれぞれのデー
タ値を減算及び比較して上記のように減算値がデ
ジタルスイツチに設定した設定値より大きい場合
にのみ第3番目のデータをメモリに記憶且つ入力
レジスタBに保持させ、以下タイミングパルスが
発生する毎に順次入力レジスタAに入力するデー
タを上記のような関係において順次減算及び比較
を繰り返しながらメモリ内に記憶させる。従つ
て、上記デジタルスイツチに設定したデータ値
を、例えばミシンの回転数200rpmに対応するデ
ータ値とすれば、入力レジスタBに保持されたデ
ータ、すなわち、最も新しくメモリ内に記憶され
たデータの回転速度と新たに入力レジスタAに入
力されたデータの回転速度との間に200rpm以上
の差があれば新たなデータはメモリ内に記憶され
ると共に入力レジスタBに保持されるようにな
る。この場合、上記設定データをデジタルスイツ
チによつて設定する代りに、マイクロコンピユー
ターMCのROM内に予め記憶させておいてもよ
い。また、メモリには上記データと共に、新たに
データが記憶されたときの針数をデータとして記
憶するようになつている。これは、図示しないが
マイクロコンピユーターMCに含まれたカウンタ
により上記タイミングパルスをカウントすること
によつて行ない、この針数データ及び上記回転速
度データは第13図に示した態様でメモリ内に記
憶される。このメモリは1ワード8ビツトの容量
をもち、3ワードを一つのデータ単位として記憶
させるようになつており、第1ワードの第3ビツ
トには上記糸切り信号が、第4ビツトには返し縫
い信号が、第5ビツトには押え上げ信号がそれぞ
れ記憶され、第1ワードの第0、第1及び第2ビ
ツトと第2ワードの8ビツト全部の合計11ビツト
には針数データが記憶され、第3ワードの8ビツ
トは上記回転速度データが記憶されるようになつ
ている。また、糸切り信号、返し縫い信号、押え
上げ信号及び回転速度データの少なくとも一つの
変化があつてメモリ制御回路から記憶命令がある
と他の信号やデータに変化がなくとも上記のよう
にデータ単位としての3ワード全体が記憶され、
従つて、例えば返し縫い信号の記憶命令があれば
回転速度データに変化がなくてもそのデータ単位
の第3ワードには前のデータ単位の第3ワードと
同じデータが記憶されるようになる。そこで、上
記第1実施例で示したように、第10図の縫い及
び第11図のタイムチヤートに従つてメモリへの
記憶態様を示せば第14図に示すとおりである。
この場合、第11図に示した低速回転は約
500rpm、高速回転は約2000rpmとすると共に、
上記比較回路により比較するための上記設定デー
タを200rpmとしてデジタルスイツチに設定す
る。まず、低速回転によるミシン駆動開始によ
り、A点におけるミシン回転速度データとして第
3ワードに低速データが記憶され、5針目のB点
において、ハンドスイツチ10の作動により第4
ワードの第4ビツトに返し縫い信号が記憶される
と共に、第5ワードには針数として5針目のデー
タが、第6ワードには引き続き低速データが記憶
される。10針目のC点に達すると、返し縫い操作
の解除により第7ワードには上記返し縫い信号が
消されたデータが、第8ワードには針数として10
針目のデータが、第9ワードにはミシン回転速度
データとして高速データが記憶される。30針目の
D点に達すると、ペダル2の踏み込み解除による
ミシン停止操作及びフツトスイツチ9の作動によ
り第10ワードの第5ビツトに押え上げ信号が、第
11ワードに針数として30針目のデータが、第12ワ
ードにミシン停止データが記憶される。そしてD
点においてペダル2を踏み込んで高速回転により
ミシンを再び駆動(ペダルの踏み込みによつて作
動するペダルスイツチにより布押えが下降)する
と、第13ワードにおいて押え上げ信号が消された
データが、第14ワードには針数として同じく30針
目のデータが記憶され、第15ワードには高速回転
データが記憶される。50針目のE点に達すると、
第16ワードの第5ビツトに再び押え上げ信号が、
第17ワードに針数として50針目のデータが、第18
ワードにミシン停止データが記憶され、このE点
におけるミシンの再駆動により、第19ワードにお
いて押え上げ信号が消されたデータが、第20ワー
ドには針数として同じく50針目のデータが記憶さ
れ、第21ワードには高速回転データが記憶され
る。70針目のF点に達すると、ミシンの低速操作
及びハンドルスイツチ10の作動により、第22ワ
ードの第4ビツトに返し縫い信号が、第23ワード
に針数として70針目のデータが、第24ワードには
低速回転データがそれぞれ記憶される。そして75
針目のG点において、上記ハンドスイツチ10の
作動が解除されると、第25ワードには返し縫い信
号が消されたデータが、第26ワードには針数とし
て75針目のデータが、第27ワードには低速回転デ
ータが記憶され、そして最終のH点においては、
ペダル2の後方へのかかと踏みによる糸切りスイ
ツチの作動により第28ワードの第3ビツトに糸切
り信号が記憶され、第29ワードには針数として80
針目のデータが、第30ワードにはミシン停止デー
タがそれぞれ記憶され、この糸切り信号に関連し
て第28ワードの第7ビツトにアドレスカウントを
リセツトするためのリセツト信号が記憶される。
そしてこのように記憶された各データの読み出し
作用は次のとおりである。上記のようにスタート
スイツチの作動により第1ワードから第3ワード
までの各データが読み出されて4針目までそれぞ
れに関連する出力レジスタに保持され、ミシンは
低速で駆動を開始する。5針目になると、第4ワ
ードから第6ワードまでの各データが読み出され
て出力レジスタに保持され、ミシン低速駆動のま
ま布送り方向が逆方向に反転されて返し縫いが行
われ、10針目になると、第7ワードから第9ワー
ドまでの各データが読み出されて出力レジスタに
保持され、布送り方向が正方向に反転されると同
時にミシンが高速駆動する。30針目になると、第
10ワードから第12ワードの各データが読み出され
て出力レジスタに保持され、ミシンが停止すると
同時に布押え足8が上昇する。そして布を反時計
方向に90度旋回しスタートスイツチを再び作動す
れば、第13ワードから第15ワードの各データが読
み出されて出力レジスタに保持され、布押え足8
が下降すると同時にミシンが高速駆動し、50針目
になると、第16ワードから第18ワードの各データ
により再びミシンが停止して布押え足8が上昇
し、同様に布を反時計方向に90度旋回しスタート
スイツチを作動すれば、第19ワードから第21ワー
ドの各データにより布押え足8が再び下降してミ
シンが高速駆動し、70針目になると、第22ワード
から第24ワードの各データによつてミシンが低速
駆動すると共に、布送り方向が逆方向に反転さ
れ、75針目になると、第25ワードから第27ワード
の各データによりミシンが低速駆動のまま布送り
方向が正方向に反転されて返し縫いが行われ、80
針目になると、第28ワードから第30ワードの各デ
ータにより糸切りが行われてミシンが停止する。
この結果、第10図に示す縫いが正確に再現さ
れ、また、第1実施例では、上記縫いのように80
針の縫いを行なうために、回転速度データとして
80ワードのデータを記憶させたが、この第2実施
例においては、回転速度データとして10ワードの
データを記憶させるだけでよい。また、この第2
実施例のように上記減算回路により減算した減算
値をデジタルスイツチ等に予め設定した設定値と
比較し、減算値が大きい場合にのみ新たなデータ
をメモリに記憶させるようにしたが、回転速度が
変化した結果、上記減算値が0以外の値となる
と、その値の大小に関係なく新たなデータをメモ
リに記憶させるようにしてもよい。
以上のようにこの発明によれば、熟練者の縫製
速度をそのまま記憶して再現できるので、未熟練
者がこの記憶に基づくデータを再現することによ
り熟練者と同様の縫製速度による作業が行なえる
から、未熟練者はペダル操作に気をつかわずに布
扱いのみに気をつかえばよく作業を簡易にする効
果が得られ、また各縫目毎の送り量も熟練者のも
のと同様にできて縫目長さを均一にでき、商品の
品質を著しく向上できるとともに、補正縫等を不
要にして作業能率を著しく向上する効果がえられ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はミシンの正面図、第2図は記憶再現制
御回路の全体ブロツク図、第3図はミシンの回転
速度検出回路及びその検出速度データの記憶制御
回路を中心としたブロツク図、第4図は第3図の
ミシン回転速度検出回路を構成する各部の作用の
タイムチヤート、第5図はタイミングパルス発生
回路のブロツク図、第6図はタイミングパルス発
生回路の各部の作用を示すタイムチヤート、第7
図は出力回路のブロツク図、第8図は第7図の各
部の作用を示すタイムチヤート、第9図は操作パ
ネルの正面図、第10図はポケツト縫いの順序を
示す説明図、第11図は第10図の縫いにおける
ミシン各機構部の作用を示すタイムチヤート、第
12図は他の実施例を示す記憶再現制御回路のブ
ロツク図、第13図は第12図におけるメモリへ
のデータ記憶態様を示す説明図、第14図はメモ
リに記憶されたデータ内容を示す説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 作業者の操作により適宜にミシン駆動速度を
    制御する駆動操作及び停止操作可能としたミシン
    において、 ミシンの駆動に同期してタイミングパルスを発
    生するパルス発生手段と、 タイミングパルスの発生毎にミシンの駆動速度
    を検出しその速度に対応する速度信号を発生する
    速度検出手段と、 速度信号に対応する速度情報を順次に記憶また
    は読み出し可能とした記憶手段と、 手段操作により始動信号を発生する操作手段
    と、 作業者のミシン駆動操作に基づくパルス発生手
    段からのタイミングパルスの発生に関連する速度
    信号に対応し速度情報を記憶手段に記憶する記憶
    制御及び始動信号の発生に対応して最初の速度情
    報を読み出しその後にタイミングパルスの発生に
    対応して速度情報を順次に読み出す読み出し制御
    とを可能とした記憶制御手段と、 手動操作に関連して記憶制御手段の記憶制御ま
    たは読み出し制御とを選択的に有効化する選択手
    段と、 記憶手段から速度情報が読み出される毎に速度
    情報に対応する速度にてミシンを駆動するミシン
    制御手段、 とを備えたミシンの回転速度記憶再現装置。
JP1427678A 1978-02-10 1978-02-10 Device for storing and reproducing revolution speed of sewing machine Granted JPS54108756A (en)

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JPS57122885A (en) * 1981-01-22 1982-07-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd Controller for sewing machine

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