JPS6245391B2 - - Google Patents

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JPS6245391B2
JPS6245391B2 JP56169441A JP16944181A JPS6245391B2 JP S6245391 B2 JPS6245391 B2 JP S6245391B2 JP 56169441 A JP56169441 A JP 56169441A JP 16944181 A JP16944181 A JP 16944181A JP S6245391 B2 JPS6245391 B2 JP S6245391B2
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JP
Japan
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turret
drill pipe
excavation
transverse beam
center
Prior art date
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JP56169441A
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JPS5873689A (ja
Inventor
Hiroshi Kusumi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP16944181A priority Critical patent/JPS5873689A/ja
Publication of JPS5873689A publication Critical patent/JPS5873689A/ja
Publication of JPS6245391B2 publication Critical patent/JPS6245391B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はリバースサーキユレーシヨンドリルに
用いられる櫓装置に関する。
従来リバースサーキユレーシヨンドリルに用い
られていた掘削具を支持する櫓装置には第1図な
いし第2図に示すように、櫓15の上部に滑車ブ
ロツクが2個ビーム上に固定して取付けられてい
る。そして各滑車ブロツク1、2にはそれぞれフ
ツク3、4及びウインチ5、6が独立して設けら
れており、フツク3は掘削の進捗に応じてドリル
パイプ12を地上から引き吊り上げて掘削中心に
継ぎ足すものであり、フツク4は掘削中に掘削具
を支持し掘削の進捗に応じて徐々に降下させるも
のである。降下させる際、掘削具が鉛直に掘りす
すむことができるようスイベルジヨイント7にガ
イドビーム8が左右に張り出され、ガイドビーム
8の先端にローラ9が取付けられていて、櫓15
のマスト10のガイド11上を転動するようにな
つている。従つてドリルパイプ12を継ぎ足す時
にはウインチ6でフツク4によつて吊り下げられ
たスイベルジヨイント17及びケリーバ13を引
き上げて掘削中心上から撤去する。この際これら
を強引に引き上げることによりガイド11から傾
斜した斜めのガイド11Aに沿つて移動されるこ
とになる。
ここで滑車ブロツク1、2の位置であるが、滑
車ブロツク1は前述したように継ぎ足し用のドリ
ルパイプを吊り込むためのものである。継ぎ足し
用のドリルパイプは既設の掘削具に対してフラン
ジをボルトにより接続するものであることから、
その位置合わせを容易にするために、掘削中心上
に必然的に吊り込まれるように、掘削中心上に滑
車ブロツク1が取付けられている。これに対し、
滑車ブロツク2は本来なら滑車ブロツク1と同様
に掘削中心上に設けられるべきものであるが、掘
削中はスイベルジヨイント7に取付けられたロー
ラ9によつて鉛直性がある程度保持されるという
考えから、掘削中心上の滑車ブロツクはドリルパ
イプ12の吊り込みを優先させたものである。従
つて滑車ブロツク2は掘削中心からはずれたとこ
ろに位置させざるを得ない。
このような従来の櫓装置には次のような欠点が
ある。即ち、継ぎ足し用ドリルパイプを吊り下げ
る滑車ブロツク1が掘削中心上の櫓の上部に固定
されているため、ドリルパイプ12をクレーンで
引き上げる場合、数本のドリルパイプをまとめて
引き上げることはできず、互いにボルトで接続さ
れたドリルパイプを1本1本外していかなければ
ならない。このため、ドリルパイプ下端のビツト
(図示せず)の吸込口やドリルパイプ12の途中
に礫や玉石によつて目詰まりを起こした場合や掘
削終了時に、ドリルパイプを引き上げる作業に多
大の労力と時間を要していた。リバースサーキユ
レーシヨンドリルにおいては、前記ドリルパイプ
の目詰まりは避けられず、しかもこの目詰まりは
ドリルパイプより小径である掘削具最下端のビツ
トの吸込口で起こる場合がほとんどであるから、
前記ドリルパイプの取外し作業はドリルパイプ全
部(例えば100mの穴を掘削する場合、ドリルパ
イプの長さを3mとすれば約33本のドリルパイ
プ)について行わなければならず、さらに作業再
開時には再びドリルパイプを1本ずつ接続してい
かなければならないので、多大の労力と時間を要
することになる。
また、従来の櫓装置においては、前記滑車ブロ
ツク1が掘削中心に固定されているため、移設時
にドリルパイプ下部に接続されるビツト、スタビ
ライザ、ウエイト、クロスオーバサブを撤去する
際には、ベースフレーム14から櫓15を切り離
した後に前記ビツト等をクレーンにより撤去しな
ければならず、また作業開始時にはベースフレー
ム14を地上に設置した状態で前記ビツト等をセ
ツトした後、櫓15をベースフレーム14上に組
付ける作業を要した。また、継ぎ足し用ドリルパ
イプを吊り下げる滑車ブロツク1が掘削中心上に
あるので、地上に置いてあるドリルパイプ12を
滑車ブロツク1を利用して引上げる場合、ドリル
パイプ12がベースフレーム14に衝突したり、
ドリルパイプ12のフランジが引掛かつたりする
ことがあつた。
さらに、掘削中には、掘削中心から外れた滑車
ブロツク2から降ろされたフツク4により掘削具
が支持されるため、スイベルジヨイント7のガイ
ドビーム8に取付けられたローラ9を中心として
掘削具に回転モーメントを発生させることにな
り、掘削穴を高精度に施工することが困難である
という問題があつた。さらにまた、公知のリバー
ス工法に用いる櫓として、特開昭55−116992号公
報に記載のように、櫓本体に、その上下方向に沿
つて縦レールを設けると共に、櫓本体の上部に、
前記縦レールに連続する横レールを設け、前記連
続する両レールからなる案内レールに可動ガイド
を移動自在に係合し、該可動ガイドに、クレーン
に係合するためのクレーン用ブラケツトと、ケリ
ーバーを吊るためのケリーバー用ブラケツトとを
設けたものが提案されているが、この構成によれ
ば、クレーンによらなければドリルパイプの吊り
込み、継ぎ足しが不可能となるという問題点があ
る。
本発明は上記の欠点に鑑みてなされたもので、
ドリルパイプの目詰まり時や移設時におけるドリ
ルパイプの引き上げ作業が能率よく行え、かつ前
記ビツト等の撤去、組付け作業がベースフレーム
から櫓を切り離すことなく行えると共に、継ぎ足
し用ドリルパイプを継ぎ足すために吊り上げる際
に他の機器に衝突することなく、円滑に吊り上げ
られ、また、軽量部材を用いて強度の大なる櫓を
実現でき、さらに、高精度の掘削作業が行える構
成のリバースサーキユレーシヨンドリル用櫓装置
を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明においては、
地上に設置したベースフレームにドリルパイプ吊
り込み側を開放した櫓を立設し、該櫓の上部は前
方より見て山形をなすように構成し、該櫓の頂部
に、ドリルパイプが通過できかつドリルパイプ吊
り込み側が開口された左右の平行ビームからなる
横行ビームを、該横行ビームの前端部がベースフ
レームよりもドリルパイプ吊り込み側に突出する
ように取付け、前記横行ビームと櫓の前柱間に補
強用斜材を設け、該横行ビームの掘削中心より後
方の部分に左右ビーム間に架設した水平材を設
け、継ぎ足し用ドリルパイプを吊り下げる滑車ブ
ロツク付トロリーと掘削具を支持する滑車ブロツ
ク付トロリーとを、前者が後者よりもドリルパイ
プ吊り込み側に位置するように、前記横行ビーム
のレール上を転動可能に設置し、前記各滑車ブロ
ツクに巻かれるロープをそれぞれ巻取り繰出しす
るウインチを櫓に設置し、櫓内部には前記両トロ
リーを掘削中心上から櫓内奥部に退避させておく
ことが可能なスペースを設け、櫓を構成する左右
の前柱の中間部ないし下部にわたつてスイベルジ
ヨイントに取付けたガイドビームの両端の上下の
ローラを転動させる縦ガイドを設けたことを特徴
とする。
以下本発明の一実施例を第3図ないし第12図
により説明する。このリバースサーキユレーシヨ
ンドリルの櫓装置は、大別して4つのものによつ
て構成されている。即ち、地上に設置されたベー
スフレーム20と該ベースフレーム20上に載置
されたロータリーテーブル21と、該ベースフレ
ーム20上にピン22、23により接続されて立
設された櫓24と、該櫓24によつて吊り下げら
れた掘削具25とに分けられる。しかして、本発
明の特徴となるところは、櫓24の頂部に、ドリ
ルパイプ41が通過できかつドリルパイプ吊り込
み側が開放された横行ビーム48(第6図参照)
を、該横行ビームの前端部が掘削中心よりもドリ
ルパイプ吊り込み側に突出するように取付け、継
ぎ足し用ドリルパイプ41a(第3図参照)を吊
り下げる滑車ブロツク35a付トロリー35およ
び掘削具25を前者が後者よりもドリルパイプ吊
り込み側に位置するように支持する滑車ブロツク
36a付トロリー36とを前記横行ビーム48の
レール53上に転動可能に設置し、前記各滑車ブ
ロツク35a、36aとフツクブロツク37、3
8間に巻かれるロープ31a、32aをそれぞれ
巻取り繰出しするウインチ31、32を櫓24に
設置したことである。
次に各部の詳細について説明する。まずベース
フレーム20について説明すると、該ベースフレ
ーム20は4隅に脚20aを有し、各脚には水平
設置のためのジヤツキ26が設けられている。該
ベースフレーム20の左右のビーム20b、20
bには、レール20c(第8図、第9図参照)が
一体的に設けてあり、前後のスパイダー27は両
端に設けたローラ27aを該レール20に沿つて
転動させることにより、前後方向に移動可能に設
置されている。該スパイダー27はロータリーテ
ーブル21を据え付ける前の掘削具を支持するも
ので、2点鎖線28aで示した最大径を通過可能
に前後に退避させることができると共に、中央に
寄せることにより、2点鎖線28bで示すよう
に、掘削具のフランジ等を受けることができるよ
うになつている。29はスパイダー27を人力に
より押すことによつて移動させる把持部である。
ロータリーテーブル21は第4図、第5図、第
8図に示すように前記ベースフレーム20の前後
のビーム20d上に設置した取付台20eにボル
ト60によつて固定されるものであり、中央に掘
削具25のケリーバ43と係合させる穴を有する
ターンテーブル21aを軸受を介して回転自在に
装着してなるものであり、内部にはターンテーブ
ル21aを掘削具25と共に回転させる駆動装置
(図示せず)が収容されている。
掘削具25は、第3図、第4図に示すように、
前記ターンテーブル21aの中心の角穴に上下動
可能にかつ相対的回転不能に挿入されるケリーバ
43と、該ケリーバ43とサクシヨンホース44
とを接続するスイベルジヨイント42と、ケリー
バ43の下端にボルトにより接続される多数本の
ドリルパイプ41と、第12図の2点鎖線で示す
ように、最下端のドリルパイプに接続されるビツ
ト65、スピライザ66、ウエイト67およびク
ロスオーバサブ68とからなる。
櫓24は、左右のマスト45、46と前記横ビ
ーム48とからなり、第7図に示すように、左右
のマスト45、46はそれぞれ前柱45a、46
aおよび後柱45b、46b間に横ビーム45
c、46cおよび補強ビーム45d、46dを渡
し、後柱45b、46b間は補強ビーム45e、
46eで補強された横ビーム45f、46fがフ
ランジ部47をボルト締結することにより一体化
されている。また、左右のマスト45、46は上
部が互いに相手側に向けて傾斜しており、各上端
は横行ビーム48と一体の接続材48hに対して
フランジ部49でボルト締結により一体化され、
山形をなす頂部を形成している。第4図、第7図
からわかるように、これらのマスト45、46に
よつて構成される櫓は継ぎ足し用ドリルパイプ4
1aの吊り込み側が開放されており、かつ内部に
は前記トロリー35、36およびフツク37、3
8を掘削中心から櫓奥部へ退避させておくことを
可能とするスペースAが形成されている。また、
各マスト45、46の前柱45a、46bには、
第4図に示すようにスイベルジヨイント42に取
付けたガイドビーム50の両端の上下のローラ5
1a、51bを転動させる縦ガイド52a、52
bが設けられている。これらの縦ガイド52a、
52bの上端には、第10図で52bについて代
表して示すように、スイベルジヨイント42を吊
り込み側から組付ける時および撤去する時のロー
ラ51a、51bの出し入れ部となるところの吊
り込み側に折曲げられた出し入れ口69と切り欠
き70とが設けられており、かつ、スイベルジヨ
イントを櫓の奥部に退避させる時の上ローラ51
aのガイドとなる横ガイド52a′、52b′(第3
図、第10図参照)が設けられ、縦ガイド52
a、52bの横ガイドの下方には、スイベルジヨ
イントを横行させるときに下ローラ51bを通過
させる切り欠き71が設けてある。
次に横行ビーム48とトロリー35、36等の
構成について説明する。横行ビーム48には第1
3図に示すようにレール53が長手方向に沿つて
設けてあり、各トロリー35、36の両側に取付
けられたローラ72は該レール53に沿つて転動
可能に設置されている。本実施例においては、ト
ロリー35、36が油圧モータ34を搭載した自
走式のものである場合について示してあり、各油
圧モータへの供排油用ホース73、74は、横行
ビーム48の反吊り込み側端部に取付けられたシ
ーブ75、76(第5図参照)と、櫓24の反吊
り込み側に設けられたガイド77に沿つて上下動
自在に装着された重錘78、79により下方への
重力が加えられたシーブ80、81に巻き回わさ
れ、櫓24の後柱を通して外部油圧装置(図示せ
ず)に接続されている。前記ウインチ31、32
に巻取り繰り出しされてそれぞれ滑車ブロツク3
5a、36aとフツクブロツク37、38間に巻
き回わされるロープ31a、32aの端末は、横
行ビーム48の吊り込み側先端の下面部に取付け
られたソケツト39、40にそれぞれ接続され支
持されている。また、該横行ビームは、吊り込み
側に突出しかつ吊り込み側先端が開口されている
ので、継ぎ足し用ドリルパイプ41a等をフツク
37により吊り込んだ時に横行ビーム48に働く
曲げモーメントおよびトロリー35、36の移動
によつて発生する水平力を支持するため、各ビー
ム部の先端と接続材48h、48hとの間には、
補強用斜材48a、48aが下方の間隔が広がる
ように取付けられている。さらに強度を上げるた
めに、横行ビーム48の左右ビーム部の上面部間
には、水平材48b、48cおよび板材48d、
48d′が、掘削中心上ないしは吊り込み側端部ま
では開放となるように、ウインチ31、32側に
偏よつた位置に設けられている。トロリー35、
36は横行ビーム48の上面より上方に突出しな
い構造を有しているので、これらの水平材や板材
の下方をくぐつて奥部へと収容することができ
る。54はトロリー35、36用ストツパであ
る。
次に、本装置の作用について説明する。第3図
に示すように、掘削作業時にはフツクブロツク3
8のフツク38aによつて掘削具25が支持され
ており、掘削に応じてウインチ32により繰出さ
れるロープ32aを加減して掘削具25を下方に
移動させる。この時、フツクブロツク38を吊る
している滑車ブロツク36aを有するトロリー3
6は掘削中心(第7図の点0)上にある上、スイ
ベルジヨイント42のローラ51a、51bが、
マスト前柱45a、46bの対向面にガイド中心
を結ぶ線83が掘削中心0を通るように設けられ
た縦ガイド52a、52bに沿つて転動するよう
になつているので、掘削具25が垂直にたて込ま
れるようになつている。
一方、フツクブロツク37のフツク37aによ
つて継ぎ足し用ドリルパイプ41aを吊り込む時
には、第11図に示すように、スイベルジヨイン
ト42とケリーバ43をドリルパイプから外して
トロリー36を駆動することによりフツク38a
をウインチ32側に引込み、一方トロリー35
は、第3図および第6図に示すように、横行ビー
ム48の前端に位置させた状態において、フツク
37aに継ぎ足し用ドリルパイプ41aを掛け、
ウインチ31によりロープ31aを巻取つてドリ
ルパイプ41aを吊り上げる。この場合、トロリ
ー35はベースフレーム20やターンテーブル2
1よりも前方に位置しているので、ドリルパイプ
41aがこれらにかかつたりすることなく、円滑
に引き上げられる。この時、櫓の頂部を山形とし
ているので、前記補強用斜材48aは前方から見
ても斜になつており、従つて、トロリー35やド
リルパイプ41a等の荷重による垂直、水平方向
の力を、横行ビーム48から補強用斜材48aを
介して櫓で支持することができる。
トロリー35によつてドリルパイプ41aを吊
り上げ後、トロリー35を自走させてフツク37
aおよびドリルパイプ41aを掘削中心上に位置
させ、既設のドリルパイプのフランジのボルト穴
にドリルパイプ41aの下端のフランジのボルト
穴に合わせてボルトにより接続する。ドリルパイ
プの接続が完了した後はフツク37aをケリーバ
43を取り外した位置まで吊り下ろし、再びトロ
リー35駆動によりフツク37aを吊り込み側先
端に移行させると共にトロリー36駆動によりフ
ツク38aを掘削中心上に位置させ、上端のドリ
ルパイプにケリーバ43を接続して掘削を継続し
て行う。なお、このような作業を行う時は、ドリ
ルパイプ41のフランジを前記スパイダー27に
より保持または解放する。
また、ドリルパイプに目詰まりが生じたり、移
設に際して掘削具25を吊上げるときは、掘削中
心からトロリー35、36をウインチ31、32
側に退避させて、第12図に示すようにクレーン
56からフツク57を下ろしてドリルパイプ41
をクレーンの揚程の許容する長さごとにまとめて
数本ずつ引上げる作業を行う。このとき、横行ビ
ーム48は第6図に示したように掘削中心から吊
り込み側先端にわたつてドリルパイプが通過でき
るように開口されているので、最下端のドリルパ
イプまで横行ビーム48より上方に引上げる必要
がないので、揚程の小さいクレーンによつても多
数本のドリルパイプを1度に引上げることができ
る。
さらに、掘削開始時の据付時や掘削終了時の撤
去の際、横行ビーム48の左右ビーム部間をフツ
ク57が通過できるので、ロータリーテーブル2
1を撤去すればベースフレーム20と櫓24とを
切り離さなくとも、仮想線で示すようにビツト6
5、スタビライザ66、ウエイト67、クロスオ
ーバサブ68を、ドリルパイプ41と共に組付
け、撤去できる。
なお本実施例においては、ウインチ31、32
を櫓24に設置したが、これらをトロリー35、
36に組付けることも可能である。
以上述べたように、本発明装置は、櫓上部に掘
削中心から吊り込み側端部にわたつてドリルパイ
プが通過できる構造を有するので、ドリルパイプ
をクレーンにより数本ずつまとめて引き上げるこ
とが可能となり、これにより、ドリルパイプの目
詰まり発生時の礫等の障害物の撤去作業の能率を
高めることができる。
また、横行ビームの吊り込み側端部が開放され
ているので、ドリルパイプの櫓の頂部を越える位
置まで引き上げなくとも横行ビームの左右ビーム
の部間をクレーンのフツクが通過できるので、揚
程の小さいクレーンであつてもドリルパイプをま
とめて撤去することが可能である。
また、同様の理由により、据削開始前の据付時
や掘削終了時の撤去の際、即ち移設時において、
ベースフレームと櫓とを切り離すことなく、ロー
タリーテーブルを取外すだけで組付けたり撤去し
たりすることができる。従つて本発明によれば、
作業能率を著るしく向上させることができる。
また、本発明装置を用いれば、ドリルパイプ吊
り込み時だけでなく、掘削の際にも掘削具を支持
するフツクおよびトロリーを掘削中心に位置させ
ることができるため、ドリルパイプの継ぎ足しの
際のフランジのボルト穴合わせが容易となる他、
櫓を構成する左右の前柱の中間部ないし下部にわ
たつて設けた縦ガイドに沿つて、スイベルジヨイ
ントに取付けたガイドビームの両端の上下のロー
ラを転動させる際、掘削具に回転モーメントを発
生させることがないこととも相まつて、掘削垂直
精度の高い穴を施工できる。また本発明によれ
ば、横行ビームの前端部がベースフレームよりも
ドリルパイプ吊り込み側に突出するように取付
け、かつ継ぎ足し用ドリルパイプを吊り下げる滑
車ブロツク付トロリーと掘削具を支持する滑車ブ
ロツク付トロリーよりもドリルパイプ吊り込み側
に位置するように、前記横行ビームのレール上を
転動可能に設置したので、継ぎ足し用ドリルパイ
プ吊り込みの際にドリルパイプがベースフレーム
等に引掛かつたりすることなく、円滑かつ容易に
吊り込みが行なえる。
また、本発明は、継ぎ足し用ドリルパイプを吊
り下げるトロリーと、掘削具を支持するトロリー
とを有するので、クレーンがない場合において
も、作業が行なえる。
また本発明の櫓の上部は、前方より見た場合に
山形をなすように構成し、かつ横行ビームのベー
スフレームよりもドリルパイプ吊り込み側に突出
した部分と櫓の前柱との間に補強用斜材を設け、
横行ビームの掘削中心より後方の部分に左右ビー
ム間に架設した水平材を設けた構造により、前記
横行ビームがベースフレームより前方への突出し
た構造(ドリルパイプの吊り込み作業の容易化)
と、掘削中心から先端まで横行ビームを横切るビ
ームを設けていない構造(ドリルパイプ等をまと
めてクレーンで吊り上げ、抜き去る時にクレーン
フツクやドリルパイプが通過できるようにするこ
と)とを実現しているのであり、このような構造
とすることにより、櫓の強度を大とすることがで
き、比較的軽量の部材により重量の大きな掘削具
を支持しうる櫓を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来使われている櫓装置の側面図、第
2図は第1図の正面図、第3図は本発明による櫓
装置の一実施例を示す側面図、第4図は第3図の
正面図、第5図は第3図のA−A矢視図、第6図
は第3図のB−B矢視図、第7図は第3図のC−
C断面図、第8図は第3図のD−D矢視図、第9
図は第8図のE−E断面図、第10図はガイドの
マストへの取付け状態を示す斜視図、第11図は
ドリルパイプを吊り込む時の各フツクの状態を示
す側面図、第12図はドリルパイプ等の掘削具を
クレーンでまとめて引上げる時の状態を示す側面
図、第13図は第6図のF−F断面図である。 20……ベースペレート、24……櫓、25…
…掘削具、31,32……ウインチ、31a,3
2a……ロープ、35,36……トロリー、35
a,36a……滑車ブロツク、41……ドリルパ
イプ、53……レール。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 地上に設置したベースフレームにドリルパイ
    プ吊り込み側を開放した櫓を立設し、該櫓の上部
    は前方より見て山形をなすように構成し、該櫓の
    頂部に、ドリルパイプが通過できかつドリルパイ
    プ吊り込み側が開口された左右の平行ビームから
    なる横行ビームを、該横行ビームの前端部がベー
    スフレームよりもドリルパイプ吊り込み側に突出
    するように取付け、前記横行ビームと櫓の前柱間
    に補強用斜材を設け、該横行ビームの掘削中心よ
    り後方の部分に左右ビーム間に架設した水平材を
    設け、継ぎ足し用ドリルパイプを吊り下げる滑車
    ブロツク付トロリーと掘削具を支持する滑車ブロ
    ツク付トロリーとを、前者が後者よりもドリルパ
    イプ吊り込み側に位置するように、前記横行ビー
    ムのレール上を転動可能に設置し、前記各滑車ブ
    ロツクに巻かれるロープをそれぞれ巻取り繰出し
    するウインチを櫓に設置し、櫓内部には前記両ト
    ロリーを掘削中心上から櫓内奥部に退避させてお
    くことが可能なスペースを設け、櫓を構成する左
    右の前柱の中間部ないし下部にわたつてスイベル
    ジヨイントに取付けたガイドビームの両端の上下
    のローラを転動させる縦ガイドを設けたことを特
    徴とするリバースサーキユレーシヨンドリル用櫓
    装置。
JP16944181A 1981-10-24 1981-10-24 リバ−スサ−キユレ−シヨンドリル用櫓装置 Granted JPS5873689A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16944181A JPS5873689A (ja) 1981-10-24 1981-10-24 リバ−スサ−キユレ−シヨンドリル用櫓装置

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JPS55116992A (en) * 1979-03-05 1980-09-08 Taisei Corp Tower for reverse construction method

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