JPS6245038B2 - - Google Patents
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- JPS6245038B2 JPS6245038B2 JP15527177A JP15527177A JPS6245038B2 JP S6245038 B2 JPS6245038 B2 JP S6245038B2 JP 15527177 A JP15527177 A JP 15527177A JP 15527177 A JP15527177 A JP 15527177A JP S6245038 B2 JPS6245038 B2 JP S6245038B2
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- noble metal
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- Expired
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Landscapes
- Adornments (AREA)
Description
本発明は装飾用ろう芯入貴金属線に係るもので
ある。 従来から腕輪,指輪,ネツクレス等の装飾用リ
ングの接合方法の1つに、予め内部のろう材を挿
入したろう芯入貴金属線をリング状に突き合せ、
内部のろう材を溶かしてろう付する方法がある。 然しこの場合、ろう材の材料としては次の条件
を満足するものであることを要する。 (1) 外側貴金属よりろう材の融点がある程度低い
こと。 (2) 外側貴金属との加工に追従できるろう材であ
ること。 (3) 外側貴金属と色調が似ていること。 (4) 耐蝕性に優れていること。 ところで、白色のPt系装飾用材料としては、一
般にPT―Pd10重量%,Pt―Pd10重量%―Cu5重
量%合金が用いられているが、このPt―Pd系合
金を外側貴金属とするろう芯入貴金属線における
ろう材には前記条件を満足するものが無かつた。
即ちAg系ろう材においては、AgとPtとが拡散す
ると金属間化合物(PtAg,Pt3Ag,PtAg3)を作
り、脆化による断線が起り、またそのAg系ろう
材には特性向上の為のCu,Znを含有してあるの
でろう材それ自体が耐蝕性の点で外側貴金属のPt
―Pd系合金よりも著しく劣り、ろう付け境界層
のろうの外表面からろうのみが腐食される。一方
Agを含まずPt―Pd系合金に似た色調のものとし
てはPd系,Pt系ろう材が考えられるが、Pd系ろ
う材においてはその特性向上の為Agが53〜95重
量%含有されており、またAgの代用としては
Cu,Mn等が数10重量%含有している為耐蝕性が
外側貴金属のPt―Pd系合金よりもかなり劣ると
いう問題があり、Pt系ろう材においてはその融点
が外側貴金属のそれと差が無くなつてしまうもの
である。 このようにPt―Pd系合金を外側貴金属とする
ろう芯入貴金属線には満足できるものが無かつ
た。 そこで本発明者は、Pt系装飾用材料として広く
使用できる優れたろう芯入貴金属線を開発すべく
鋭意攻究の結果、満足できるろう芯入貴金属線を
見い出したものである。 本発明の装飾用ろう芯入貴金属線は、外側貴金
属材料がPd1〜20重量%とPt80〜99重量%を含む
Pt合金よりなり、中心のろう材がAu―Ni8〜25重
量%合金よりなるものである。 上記ろう芯入貴金属線に於いて、外側貴金属で
あるPt合金にPdを添加する理由は、Ptの機械的
強さを向上させるためで、Pdが1重量%未満で
は十分でなく、20重量%を超えるとPtの色と異な
りPdの色に近くなり、また耐蝕性が著しく低下
するからである。ろう材をAu―Ni合金とした理
由は、耐蝕性に優れ、外側貴金属のPt及びPdと
金属間化合物を作らず、外側貴金属と色調がにて
いるためで、またNiの組織範囲を8〜25重量%
にした理由は、Niが8重量%未満だと色調にお
いてAu色が目立ち不適当であり、またNiが25重
量%を超えるとNiによる加工硬化性が高くなつ
て、加工性が悪化し、外側貴金属との加工性に追
従できなくなつて断線したり、さらに耐蝕性も劣
つてくるからである。 尚、本発明は、相互拡散しても金属間化合物の
つくらないPtとAuが夫々外側貴金属に80重量%
以上(Pt)含有し、ろう材に75重量%以上
(Au)含有しているので、外側貴金属にPtとPd以
外の金属が含有されていたとしても外側貴金属と
ろう材との作用及び効果が維持され殆んど影響を
受けないものである。 次に本発明のろう芯入貴金属線の効果を明瞭な
らしめる為に実施例と比較例について説明する。
ある。 従来から腕輪,指輪,ネツクレス等の装飾用リ
ングの接合方法の1つに、予め内部のろう材を挿
入したろう芯入貴金属線をリング状に突き合せ、
内部のろう材を溶かしてろう付する方法がある。 然しこの場合、ろう材の材料としては次の条件
を満足するものであることを要する。 (1) 外側貴金属よりろう材の融点がある程度低い
こと。 (2) 外側貴金属との加工に追従できるろう材であ
ること。 (3) 外側貴金属と色調が似ていること。 (4) 耐蝕性に優れていること。 ところで、白色のPt系装飾用材料としては、一
般にPT―Pd10重量%,Pt―Pd10重量%―Cu5重
量%合金が用いられているが、このPt―Pd系合
金を外側貴金属とするろう芯入貴金属線における
ろう材には前記条件を満足するものが無かつた。
即ちAg系ろう材においては、AgとPtとが拡散す
ると金属間化合物(PtAg,Pt3Ag,PtAg3)を作
り、脆化による断線が起り、またそのAg系ろう
材には特性向上の為のCu,Znを含有してあるの
でろう材それ自体が耐蝕性の点で外側貴金属のPt
―Pd系合金よりも著しく劣り、ろう付け境界層
のろうの外表面からろうのみが腐食される。一方
Agを含まずPt―Pd系合金に似た色調のものとし
てはPd系,Pt系ろう材が考えられるが、Pd系ろ
う材においてはその特性向上の為Agが53〜95重
量%含有されており、またAgの代用としては
Cu,Mn等が数10重量%含有している為耐蝕性が
外側貴金属のPt―Pd系合金よりもかなり劣ると
いう問題があり、Pt系ろう材においてはその融点
が外側貴金属のそれと差が無くなつてしまうもの
である。 このようにPt―Pd系合金を外側貴金属とする
ろう芯入貴金属線には満足できるものが無かつ
た。 そこで本発明者は、Pt系装飾用材料として広く
使用できる優れたろう芯入貴金属線を開発すべく
鋭意攻究の結果、満足できるろう芯入貴金属線を
見い出したものである。 本発明の装飾用ろう芯入貴金属線は、外側貴金
属材料がPd1〜20重量%とPt80〜99重量%を含む
Pt合金よりなり、中心のろう材がAu―Ni8〜25重
量%合金よりなるものである。 上記ろう芯入貴金属線に於いて、外側貴金属で
あるPt合金にPdを添加する理由は、Ptの機械的
強さを向上させるためで、Pdが1重量%未満で
は十分でなく、20重量%を超えるとPtの色と異な
りPdの色に近くなり、また耐蝕性が著しく低下
するからである。ろう材をAu―Ni合金とした理
由は、耐蝕性に優れ、外側貴金属のPt及びPdと
金属間化合物を作らず、外側貴金属と色調がにて
いるためで、またNiの組織範囲を8〜25重量%
にした理由は、Niが8重量%未満だと色調にお
いてAu色が目立ち不適当であり、またNiが25重
量%を超えるとNiによる加工硬化性が高くなつ
て、加工性が悪化し、外側貴金属との加工性に追
従できなくなつて断線したり、さらに耐蝕性も劣
つてくるからである。 尚、本発明は、相互拡散しても金属間化合物の
つくらないPtとAuが夫々外側貴金属に80重量%
以上(Pt)含有し、ろう材に75重量%以上
(Au)含有しているので、外側貴金属にPtとPd以
外の金属が含有されていたとしても外側貴金属と
ろう材との作用及び効果が維持され殆んど影響を
受けないものである。 次に本発明のろう芯入貴金属線の効果を明瞭な
らしめる為に実施例と比較例について説明する。
【表】
上表のNo.1〜9の左欄に示す成分組成と寸法の
貴金属パイプに、夫々右欄に示す成分組成と寸法
の棒状のろう材を挿入し、伸線加工と熱処理を繰
返し続けたところ、No.9の比較例では外径5φmm
で断線した。然るにNo.1〜8の実施例ではろう材
が直径0.4φmmになるまで伸線後、該貴金属線を
一定長さに順次切断し、この切断した多数の貴金
属線をリングに曲成しつつ順次連結し、これを電
気炉内で加熱し、相接する端面と端面をろう付し
たところ、ろう材のはみ出しは皆無で、ろう付け
は完全なものであつた。 以上で明らかなように本発明の装飾用ろう芯入
貴金属線は、塑性加工性に優れて断線することが
なく耐蝕性にも優れていて、さらにろう付を行つ
て装飾品に加工した際色調を害することもないの
で、安定した品質の美麗な装飾品を得ることがで
きる。
貴金属パイプに、夫々右欄に示す成分組成と寸法
の棒状のろう材を挿入し、伸線加工と熱処理を繰
返し続けたところ、No.9の比較例では外径5φmm
で断線した。然るにNo.1〜8の実施例ではろう材
が直径0.4φmmになるまで伸線後、該貴金属線を
一定長さに順次切断し、この切断した多数の貴金
属線をリングに曲成しつつ順次連結し、これを電
気炉内で加熱し、相接する端面と端面をろう付し
たところ、ろう材のはみ出しは皆無で、ろう付け
は完全なものであつた。 以上で明らかなように本発明の装飾用ろう芯入
貴金属線は、塑性加工性に優れて断線することが
なく耐蝕性にも優れていて、さらにろう付を行つ
て装飾品に加工した際色調を害することもないの
で、安定した品質の美麗な装飾品を得ることがで
きる。
Claims (1)
- 1 外側貴金属材料がPd1〜20重量%とPt80〜99
重量%を含むPt合金よりなり、中心のろう材が
Au―Ni8〜25重量%合金より成る装飾用ろう芯入
貴金属線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15527177A JPS5487657A (en) | 1977-12-23 | 1977-12-23 | Precious metal wire contaning decorative soldering core |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15527177A JPS5487657A (en) | 1977-12-23 | 1977-12-23 | Precious metal wire contaning decorative soldering core |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5487657A JPS5487657A (en) | 1979-07-12 |
JPS6245038B2 true JPS6245038B2 (ja) | 1987-09-24 |
Family
ID=15602247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15527177A Granted JPS5487657A (en) | 1977-12-23 | 1977-12-23 | Precious metal wire contaning decorative soldering core |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5487657A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS614841U (ja) * | 1984-06-12 | 1986-01-13 | 日本アクセサリ−工業株式会社 | 装飾用貴金属鎖の接合構造 |
US9414486B2 (en) | 2013-07-29 | 2016-08-09 | Kyocera Corporation | Wiring board, wiring board with lead, and electronic device |
-
1977
- 1977-12-23 JP JP15527177A patent/JPS5487657A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5487657A (en) | 1979-07-12 |
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