JPS6244000Y2 - - Google Patents

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JPS6244000Y2
JPS6244000Y2 JP15865482U JP15865482U JPS6244000Y2 JP S6244000 Y2 JPS6244000 Y2 JP S6244000Y2 JP 15865482 U JP15865482 U JP 15865482U JP 15865482 U JP15865482 U JP 15865482U JP S6244000 Y2 JPS6244000 Y2 JP S6244000Y2
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JP
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cylinder
circuit
valve
hydraulic cylinder
pressure
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JP15865482U
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【考案の詳細な説明】 この考案は、高所作業装置において、特に上部
油圧操作に対して下部油圧操作を優先させる油圧
回路に関する。
従来の高所作業装置としては、例えば第1図、
第2図に示すようなものが本出願人により提案さ
れている。
これを説明すると、1は車体の荷台2に取り付
けられた支持テーブルを示し、この支持テーブル
1の四隅には、昇降用のジヤツキ3が設けられて
ある。
この支持テーブル1上には、第2図に示すよう
に荷台2の後方に位置して回転自在に設置した旋
回台4が設けてあつて、この旋回台4に軸支した
2本の長さの略等しいリンク5,6の先端がリン
ク7により連結されて平行リンク8が形成され
る。
リンク6の中間部にはリンク5の下端とピン結
合するロアシリンダ9が設けてあり、これにより
平行リンク8を起立させる。
平行リンク8とリンク7の交点a1とa2にはアー
ム部材10と11がそれぞれピン結合され、これ
らのリンク7とアーム部材10,11とで三角ト
ラス12を形成する。
三角トラス12の交点a2には伸縮ブーム13を
ピン支持する支持アーム15が連結され、また交
点a3とピン結合するチルトシリンダ16は伸縮ブ
ーム13のピン支持点a4から一定の距離Xを隔て
た伸縮ブーム13の基端と連結してあり、チルト
シリンダ16の作動により支持アーム15の先端
を支点として伸縮ブーム13を回動させる。
そして、一端がアーム部材10と連結される位
置規制部材17の他端17aは、ピン支持点a4
中心に回動自由なレベリングレバー18と連結さ
れ、これらレベルレバー18、位置検出部材1
7、支持アーム15及びアーム部材10とで平行
四辺形リンクを構成する一方、このレベリングレ
バー18の他端18aが伸縮ブーム13に対して
基端を回転自由に取付けられる起立角検出用シリ
ンダ19のピストンロツドと連結する。
支持アーム15にはアーム部材20,21が連
結され、これら部材15,20,21で三角トラ
ス22をつくる。このうちアーム部材20と21
の交点a5にはリンクロツド23の一端がピン結合
され、リンクロツド23の他端はリンク6の先端
付近に連結する。
チルトシリンダ16の伸縮により伸縮ブーム1
3がピン支持点a4を中心に回動すると、この伸縮
ブーム13に対しレベリングレバー18は前記平
行四辺形リンクの働きで静止している(換言する
と相対的に所定の角度だけ回動する)ため、レベ
リングレバー18の一端で連結される起立角検出
用シリンダ19が伸縮ブーム13の起立角に応じ
て伸縮するようになつている。
一方、伸縮ブーム13の先端には、作業台25
がピン26で結合されるとともに、伸縮ブーム1
3の起立角のいかんにかかわらず作業台25が水
平になるように作業台25を駆動する駆動用シリ
ンダ27が設けられる。
具体的には第3図に示すように、駆動用シリン
ダ27は前述の起立角検出用シリンダ19と同一
容量に設定され、かつ油圧閉回路28を介して連
通し、起立角検出用シリンダ19のピストンロツ
ド29が伸長したとき駆動用シリンダ27のピス
トンロツド30を縮小し、逆にピストンロツド2
9が縮小したとき他方のピストンロツド30は伸
長する。
31と32は、油圧室33と34,35と36
のそれぞれを結ぶ油路37,38の圧力が所定値
以上になつたとき作動油を逃がすリリーフ弁であ
り、また、39と40は油路37,38の圧力が
ある値以下に下降したとき一方の油路37(又は
38)から他方の油路38(又は37)へ作動油
の一部を補給するチエツク弁である。
このように構成されるため、伸縮ブーム13が
折り畳まれた状態から伸縮ブーム13を所定の高
さまで位置させるときには、まず、荷台2から左
右に張り出したジヤツキ3(第1図参照)を伸長
し、これらジヤツキ3により、荷重を安定支持で
きるようにする。そして、ロアシリンダ9を縮小
させて平行リンク8の起立角を拡大する。
同時に三角トラス22のアーム部材20がリン
クロツド23に押し上げられるため、交点a2を支
点として支持アーム15が立ち上がる。しかし支
持アーム15とチルトシリンダ16とは伸縮ブー
ム13に対して略平行四辺形リンクを構成してい
るため、支持アーム15の立ち上りによつて伸縮
ブーム13が水平位置から大きく傾斜することは
ない。次いでチルトシリンダ16を縮小させて伸
縮ブーム13の起立角を拡大する。
このとき、位置規制部材17と連結されるレベ
リングレバー18は起立角検出用シリンダ19を
伸長させる方向に回動し、起立角検出用シリンダ
19に応動して駆動用シリンダ27は所定の長さ
だけ縮小するので、作業台25はピン26を支点
として時計方向に回動し、この結果起立した伸縮
ブーム13に対し作業台25は水平に保持され
る。
また、伸縮ブーム13を高い位置から、こんど
は逆に低い位置に下降させるときには、チルトシ
リンダ16が伸長すると同時に起立角検出用シリ
ンダ19を縮小させ、これに応動して駆動用シリ
ンダ27は所定の長さだけ伸長して、作業台25
を反時計方向に回動してこれを水平に維持する。
こうして、伸縮ブーム13の起立角の影響を受
けることなく、互いに連動する2つのシリンダ1
9,27により作業台25は常に水平に保持され
るため作業台25上の作業員に対し、安心して、
高所における組立作業等を行わせることができ
る。
ところで、このような高所作業装置にあつて
は、上述した各種の油圧アクチユエータを下部の
旋回台4上と、伸縮ブーム13の先端の上部の作
業台25上からも駆動制御できるようになつてい
る。
そのため、第4図に示すように、互いに同一的
に構成された上部操作バルブ群41と、下部操作
バルブ群42とがパラレルに回路接続され、いず
れのバルブを操作しても、油圧アクチユエータを
駆動すことが可能となつている。
図には、ロアシリンダ9を操作するための切換
バルブ43と44とが開示してあるが、他のシリ
ンダについても同様に構成されている。
ところで、このロアシリンダ9は負荷により常
に伸長方向に付勢されているが、上部切換バルブ
43を「上げ」ポジシヨンa1にすると、ロアシリ
ンダ9の下部室9Aにポンプからの圧油が導か
れ、ロアシリンダ9を収縮方向に作動させること
ができ、これに対して「下げ」ポジシヨンb1に切
換えると、上部室9Bに圧油を送り、下部室9A
をタンク側に接続することによりロアシリンダ9
を伸長方向に作動させる。
このことは、下部切換バルブ44についても同
様で、それぞれ「上げ」、「下げ」ポジシヨンa2
b2に切換えることにより、ロアシリンダ9の伸縮
を抑制できる。なお、46A,46Bはチエツク
弁、47A,47Bはそれぞれパイロツト回路の
圧力が上昇したときのみ開弁する逆流阻止用のシ
ーケンス弁である。
ところで、これら上部、下部操作バルブ群4
1,42については、操作者が異なり、場合によ
つては上部作業台25の搭乗者と、地上の操作者
が同時に状況をみながら操作することがある。
例えば上部操作者が上部切換バルブ43を「下
げ」にしてロアシリンダ9を伸長させて作業台2
5を下げようとしているときに、リンク等が他と
干渉する危険があるものと、下部操作者が判断し
て、下部切換バルブ44を「上げ」に切換えると
きなどであるが、この場合には、ロアシリンダ9
の下部室9Aと接続する回路45Aが上部切換バ
ルブ43によつてタンク側、下部切換バルブ44
によつてポンプ側に連通し、また、上部室9Bと
接続する回路45Bが上部切換バルブ43によつ
てポンプ側、下部切換バルブ44によつてタンク
側へ連通し、この結果、上下部室9A,9Bがタ
ンク側と同圧になり、ロアシリンダ9の推力が失
われるのである。
すると、ロアシリンダ9自体は、推力が消失し
た時点で制御不能となつて停止してしまい、下部
優先の機能を果せない。
この現象は、上部、下部切換バルブ43,44
の「上げ」、「下げ」を逆にしても同様にして生じ
た。
本考案はこのような問題を解決するために、上
下部の同時操作時に操作方向が異なつたときは、
現場の状況を正しく認識しやすい下部操作者の制
御を優先させて操作の安全性を向上させるように
したものである。
そしてこの場合、シリンダにかかる負荷により
シリンダが付勢されている方向に下部操作される
ときは、無推力の状態が生じても、作動方向が同
一となるため、下部操作者の意に反して作動する
ことがなく安全性の上から問題がないので、この
ようなときはとくに下部優先とはせずに、回路の
複雑化を回避している。
以下、本考案の実施例を第5図にもとづいて説
明する。
本考案では、ロアシリンダ9の下部室9Aと接
続する回路45Aの途中で、分岐点50よりも上
部の切換バルブ43側に、シーケンス弁51とチ
エツク弁52の並列回路を介装した。
シーケンス弁51は回路45Bの圧力をパイロ
ツト圧として導くことにより、このパイロツト圧
が所定値以上に上昇したときにのみ開弁し、また
チエツク弁52は上部切換バルブ43から下部室
9A側に向けての回路45Aの流れを許容する
が、その逆方向の流れは阻止する。
以上のように構成され、その他第1図〜第4図
と同一部分には同一符号を付し、次に作用を説明
する。
上部、下部切換バルブ43,44のうち、いず
れか一方のみを操作し、他方が中立ポジシヨンに
あるときは、従来と同様にロアシリンダ9を操作
側の指示通り作動させられる。
これに対して、上下同時操作を行ない、上部切
換バルブ43を「下げ」下部切換バルブ44を
「上げ」に切換えたときは、上部室9Bと接続す
る回路45Bは上部側がポンプ、下部側がタンク
と連通し、結局タンク圧に一致するが、下部室9
Aと接続する回路45Aは、下部側がポンプ、上
部側がタンクと連通しても、シーケンス弁51が
回路45Bのタンク圧により閉じており、かつチ
エツク弁52が下部から上部側への流れを阻止す
るため、分岐点50の圧力は上昇し、下部室9A
にポンプからの高圧が導かれる。
この結果、ロアシリンダ9は上部に対して下部
側の操作が優先されて伸び側に作動し、シリンダ
推力の消失にもとづく制御不能状態を回避する。
一方、上下同時操作であつても、上部側が「上
げ」、下部側が「下げ」のときは、シリンダ推力
が消失しても負荷により下げ方向に付勢されてい
るロアシリンダ9は結局、下部側の指示と同じ方
向に作動するため、問題はない。
したがつて、このようなときは、上部切換バル
ブ43が「上げ」で、ポンプからの圧油はチエエ
ツク弁52を通つて分岐点50へと流れるが、下
部切換バルブ44が「下げ」で回路45Aがタン
ク側となるため、ロアシリンダ9の下部室9Aの
圧力はたたず、また回路45B側については上部
側がタンク、下部側がポンプとなつて結局低圧と
なるため、上部室9Bの圧力もたたずに、ロアシ
リンダ9は負荷により伸び出し方向つまり下げ方
向に作動することになる。
なお、上記実施例ではロアシリンダ9の制御回
路について説明したが、チルトシリンダ16につ
いても、上記と同様に適用できることは明らかで
ある。
以上のように本考案によれば、上下同時操作時
に、その操作方向が相反するときは、現場の状況
を正しく認識しやすい下部操作者の制御を優先さ
せるようにしたので、操作の安全性を向上させる
ことができる。
また、この場合に、下部操作方向がシリンダに
働く負荷により付勢されている方向と一致すると
きは、とくに優先操作しなくても自重により下部
側の指示方向へとシリンダが作動するので、この
方向に対しての優先回路は組まないことにより、
回路構成の簡略化をはかつている。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の概略構成図、第2図はその要
部構成図、第3図は同じく一部の油圧回路図、第
4図は同じく他の部分の油圧回路図である。第5
図は本考案の実施例を示す要部の油圧回路図であ
る。 8……平行リンク、9……ロアシリンダ、9A
……下部室、9B……上部室、13……伸縮ブー
ム、15……支持アーム、16……チルトシリン
ダ、25……作業台、41……上部操作バルブ
群、42……下部操作バルブ群、43……上部切
換バルブ、44……下部切換バルブ、45A,4
5B……回路、50……分岐点、51……シーケ
ンス弁、52……チエツク弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧シリンダを介して起倒するリンク機構と、
    リンク機構の上部に設けた作業台とを備え、上記
    油圧シリンダを作動させる上部と下部の切換バル
    ブを設けた高所作業装置において、上部と下部の
    切換バルブを接続する回路の途中から、油圧シリ
    ンダの上下部室にそれぞれ接続する回路を分岐
    し、油圧シリンダに常時加わる負荷によつて、圧
    力が生じる側の上部または下部室と連通する回路
    で、かつ分岐点より上部の切換バルブ側に、チエ
    ツク弁とシーケンス弁との並列回路を挿入したこ
    とを特徴とする高所作業装置の油圧回路。
JP15865482U 1982-10-20 1982-10-20 高所作業装置の油圧回路 Granted JPS5964899U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15865482U JPS5964899U (ja) 1982-10-20 1982-10-20 高所作業装置の油圧回路

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JP15865482U JPS5964899U (ja) 1982-10-20 1982-10-20 高所作業装置の油圧回路

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Publication Number Publication Date
JPS5964899U JPS5964899U (ja) 1984-04-28
JPS6244000Y2 true JPS6244000Y2 (ja) 1987-11-17

Family

ID=30349452

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JP15865482U Granted JPS5964899U (ja) 1982-10-20 1982-10-20 高所作業装置の油圧回路

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JPS5964899U (ja) 1984-04-28

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