JPS6243982Y2 - - Google Patents

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JPS6243982Y2
JPS6243982Y2 JP1982036058U JP3605882U JPS6243982Y2 JP S6243982 Y2 JPS6243982 Y2 JP S6243982Y2 JP 1982036058 U JP1982036058 U JP 1982036058U JP 3605882 U JP3605882 U JP 3605882U JP S6243982 Y2 JPS6243982 Y2 JP S6243982Y2
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JP
Japan
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coil spring
spring
elevator
tail cord
balance chain
Prior art date
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JP1982036058U
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JPS58140954U (ja
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  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はテールコード、釣合鎖を備えたエレ
ベータのばね緩衝装置の改良に関する。
第1図は従来におけるばね緩衝装置を示すもの
で、1は緩衝装置の主要部をなすコイルばね、2
は昇降路ビツト底部にコイルばね1を設置するた
めの据付台であり、また、3はかご下及び昇降路
に両端を固定したテールコードである。
上記のようなエレベータのばね緩衝装置は、一
般にエレベータかごが何等かの原因(超満員でロ
ープスリツプの限界が超えた場合、あるいはブレ
ーキトルクが出なかつた場合など)で建物最下階
の正常な着床位置または、その下に設けた下端停
止位置で停止しきれなくなつて、該かごが昇降路
ピツト底部に衝突するようになつても、かご内の
乗客等が安全であるように衝突時のシヨツクを少
なくするためのものである。
このような緩衝時のシヨツクを柔らげると云う
目的のため、コイルばね1におけるターン間の隙
間4の寸法dは、通常25〜30mmになつており、テ
ールコードの外径寸法より大きい。このため、エ
レベータの通常運転時または地震発生時などによ
りテールコード3(あるいは釣合鎖)が揺れて、
これが第1図の1点鎖線に示すようにコイルばね
ターン間の隙間4に引掛り、この状態でエレベー
タが出発すると、テールコード3(あるいは釣合
鎖)が破損されるなどして重大な事故を引き起こ
すおそれがあつた。
この考案は上記のような問題を解消するために
なされたもので、コイルばねの外周囲の少なくと
も一部に外周面を可撓性部材によつて覆つた引張
コイルばねからなる可撓性の侵入防止部材を取付
けることにより、テールコード、釣合鎖がコイル
ばねのターン間隙間に引掛かるのを防止するエレ
ベータのばね緩衝装置を提供することを目的とす
る。
以下、この考案の具体的実施例を図面について
説明する。
第2図はこの考案にかかるエレベータのばね緩
衝装置の一例を示すもので、第1図と同符号は同
一部分を示し、また、5はテールコード3(ある
いは釣合鎖)がコイルばね1のターン間隙間4に
引掛かるのを防止する可撓性の侵入防止部材であ
り、この侵入防止部材5は両端にフツク6a,6
bを有する引張コイルばね7と、このコイルばね
7の外周面を覆うビニールチユーブなどの可撓性
部材8とから構成され、そしてコイルばね7は緩
衝用コイルばね1の伸縮に全く影響しないばね定
数のものからなつている。
また、このように構成された侵入防止部材5
は、テールコード3(あるいは釣合鎖)が対向す
る面に位置してコイルばね7のフツク6a,6b
を緩衝用コイルばね1の上下端に引掛けることで
第2図に示す如く緩衝用コイルばね1に装着され
る。なお、この場合、コイルばね1への侵入防止
部材5の数は2個以上あつても良い。
この考案の上記実施例によれば、テールコード
3がエレベータ運転時あるいは地震発生時などに
より緩衝用コイルばね1のターン間隙間4内侵入
する方向に揺動しても、その揺れ運動は緩衝用コ
イルばね1の外周囲の上下端間に取付けた可撓性
の侵入防止部材5により緩衝用コイルばね1の全
長に亘つて確実に阻止されることになり、したが
つてテールコード3が緩衝用コイルばね1に引掛
かることがない。
また、侵入防止部材である引張コイルばね7は
外周囲面を覆う可撓性部材8によつてテールコー
ド3との接触による損傷が防止されると共に、緩
衝用コイルばね1の全長がある程度異なつたもの
に対しても適応出来ることは勿論であり、脱着も
極めて容易で安価に製作できるものである。
以上のように、この考案によれば、エレベータ
のばね緩衝装置を構成するコイルばねの少なくと
もテールコード、釣合鎖が対向する部分の上下端
間に、外周囲面を可撓性部材で覆つた引張コイル
ばねからなる可撓性の侵入防止部材を取付けて、
テールコード、釣合鎖のばねターン間隙間への侵
入が出来ないようにしたものであるから、エレベ
ータの運転時あるいは地震発生時などによりテー
ルコード、釣合鎖が揺動してもこれがばねターン
間の隙間に引掛かることがなく、引掛けによる事
故を未然に防止できると共に、可撓性の侵入防止
部材を可撓性部材で覆つた引張りコイルばねによ
つて構成したので、緩衝用コイルばねの上下端間
全長に亘つて容易に取付けることができ、かつ緩
衝用コイルばねの全長背丈がある程度異なつたエ
レベータの緩衝用コイルばねに対しても充分適応
が可能であり、脱着も容易で安価に製作できると
いう実用上の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来におけるエレベータのばね緩衝装
置の正面図、第2図はこの考案にかかるエレベー
タ用ばね緩衝装置の一列を示す正面図である。 1…コイルばね、2…据付台、3…テールコー
ド(釣合鎖)、4…ばねターン間の隙間、5…侵
入防止部材、7…引張コイルばね、8…可撓性部
材。なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. テールコード、釣合鎖を有するエレベータのば
    ね緩衝装置において、上記緩衝装置を構成するコ
    イルばねの少なくとも上記テールコード、釣合鎖
    が対向する部分の上下端間に、該コイルばねへの
    テールコード、釣合鎖の引掛かりを防止する外周
    囲面を可撓性部材で覆つた引張コイルばねからな
    る可撓性の侵入防止部材を設けたことを特徴とす
    るエレベータのばね緩衝装置。
JP3605882U 1982-03-15 1982-03-15 エレベ−タのばね緩衝装置 Granted JPS58140954U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3605882U JPS58140954U (ja) 1982-03-15 1982-03-15 エレベ−タのばね緩衝装置

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JP3605882U JPS58140954U (ja) 1982-03-15 1982-03-15 エレベ−タのばね緩衝装置

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Publication Number Publication Date
JPS58140954U JPS58140954U (ja) 1983-09-22
JPS6243982Y2 true JPS6243982Y2 (ja) 1987-11-17

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ID=30047507

Family Applications (1)

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JP3605882U Granted JPS58140954U (ja) 1982-03-15 1982-03-15 エレベ−タのばね緩衝装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5334025B2 (ja) * 2011-11-10 2013-11-06 東芝エレベータ株式会社 エレベータのインターロック装置
JP6496231B2 (ja) * 2015-10-15 2019-04-03 株式会社日立製作所 エレベーター装置
WO2020188786A1 (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 三菱電機株式会社 エレベータのバッファキャップ取付け装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5869689A (ja) * 1981-10-19 1983-04-25 東芝昇降機サ−ビス株式会社 エレベ−タのスプリングバツフア

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JPS58140954U (ja) 1983-09-22

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