JPS6243819Y2 - - Google Patents

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JPS6243819Y2
JPS6243819Y2 JP1981130952U JP13095281U JPS6243819Y2 JP S6243819 Y2 JPS6243819 Y2 JP S6243819Y2 JP 1981130952 U JP1981130952 U JP 1981130952U JP 13095281 U JP13095281 U JP 13095281U JP S6243819 Y2 JPS6243819 Y2 JP S6243819Y2
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JP
Japan
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plate
printing
adhesive
sheet
fixing
Prior art date
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JP1981130952U
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English (en)
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JPS5836137U (ja
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Publication date
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  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は印刷機用版台に関するものであつて、
特定樹脂を使用した改良された版台に関するもの
である。
一般に印刷は平台、輪転方式のいずれの印刷法
も版台上に印刷版をアクリル系ないしゴム系の両
面テープ、スプレー接着剤あるいは機械的に接着
固定して印刷されるが、この方法は極めて問題の
多い方法であり、改良が切望されていた。
つまり、次のa〜d点が大きな欠点とされてい
る。
(a) 印刷版の裏面への両面テープでの接着あるい
はスプレー接着剤の塗布にしても、更にはそれ
の版台への接着固定にしても、技量と時間を要
し、印刷の準備工程を大変に複雑化している。
(b) 上記において、印刷版の版台への接着固定は
位置決めのための(見当合せ)という作業が行
なわれるが、一度接着固定したものを、もう一
度剥離してやり直す場合がある。このような場
合には再度始めからすべてやり直す必要があ
り、一層作業性を困難としている。
(c) 又、一度印刷使用した印刷版を繰り返し使用
する場合(置版という)が多いが、このような
場合には版台に接着固定したままで置版しない
限り、一度使用した両面テープ等の再使用は不
可能となる。
(d) 更には、印刷版上のインキは使用後あるいは
使用中に有機溶剤にて洗浄するが、その際に、
該溶剤が印刷版の裏面に浸入して接着剤層を浸
し、その結果再度やり直すことになるなど多く
の欠点がある。
そこで本考案者らは、これら欠点を改良し、極
めて簡単に印刷版の装脱着ができ、しかも耐久性
に富む印刷用版台について鋭意検討した結果、以
下に述べる本考案に到達した。
すなわち本考案は、版台上に印刷版を装着して
印刷する印刷機において、該版台上に下記〜
の版固定用粘着シートが設けられてなることを特
徴とする印刷機用版台に関するものである。
シヨアA硬度10〜90゜で、かつ粘着性を有す
るポリウレタン系エラストマーであつて、 該ポリウレタン系エラストマーは0.04〜1mm
の厚みで、シート状の無収縮性基板上に塗布、
接着されてなり、しかも可撓性を有する版固定
用粘着シート。
本考案にいうシヨアA硬度とは、JIS K 6301
−1975の「硬さ試験」の項の記載による方法で測
定された数値である。従つて、測定機はスプリン
グ式硬さ試験機のA型である。
本考案に用いられる粘着性を有するポリウレタ
ン系エラストマーには、ある種の添加剤を混合す
るとか、感光性を付与させるような化合物等が添
加されていてもよい。
本考案に用いられる粘着性ポリウレタン系エラ
ストマーは上記シヨアA硬度で10〜90゜、好まし
くは20〜60゜、更に好ましくは30〜50゜である必
要がある。10゜より低いと印刷品質(シヤープさ
に欠ける)が悪くなるとともに、版の装、脱着性
が悪くなり、逆に90゜より大きいと版の固定が不
完全で印刷中に脱落するとともに、印刷品質(ベ
タ等のインキツブレ)も悪くなるからである。
また本考案の高分子化合物は粘着性を有する必
要がある。ここでいう粘着性とは接着性と異なる
もので、例えば感光性樹脂版材などの場合を例に
とると、版材を該粘着性高分子化合物が塗布され
たシートへ上から押さえつけるだけで、容易に版
材をシート上へ装着固定でき、かつ版材を取る場
合には、手などで容易に剥離できるものである。
また横方向からの力に対しては完全に打勝ち、
横へは全く移動しないものであり、加熱等によつ
て剥離不可能に固定する接着性とは異質のもので
ある。
この粘着性を一つの要素で表わすと、例えば引
張り試験機〔(オートグラフIM800)を用いて引
張り速度50mm/分でポリエステルフイルムとの接
着力を測定〕にて剥離力を測定した場合のような
場合を例にとればその値がおよそ200〜700g/0.5
cm2の範囲にあるものをいう。
このような粘着性を有する高分子化合物をシー
ト状の無収縮性の基板上に0.04〜1mm、好ましく
は0.06〜0.7mmの厚みで塗布接着することによ
り、本考案の版固定用粘着シートが得られる。な
お該高分子化合物を上記の範囲の厚さに塗布する
のは、この版固定用粘着シート上に感光性樹脂版
を装着して印刷する場合に、例えば印字面はマー
ジナルゾーンの発生が少なく、またベタ面のイン
キツブレもよく、さらに網点も美しく再現させる
ためであり、加えて印刷面にインキ濃度のムラも
発生しないという効果も期待できるからである。
ここでいうシート状の無収縮性の基板とは、常
温ないし150℃位の範囲の温度で実質的に収縮せ
ず、かつ可撓性で柔軟性のある大体厚みが0.05〜
0.5mm/m、好ましくは0.1〜0.3m/mの合成樹脂
フイルム、金属板等であつて、例えばポリエステ
ルフイルム、ポリプロピレンフイルム、合成紙、
コート紙、アルミ板、鉄板あるいはこれらの複合
基板等が具体的に挙げられる。
そして該高分子化合物の塗布接着においては、
たとえば該基板上に接着剤をコーテイングし、さ
らにその上に該高分子化合物をシート状ないし液
状で常温ないし加熱して圧着するものである。
その際の塗布精度としては、中心厚みに対して
±10%、好ましくは±5%以内であることが望ま
しい。
かくして得られた版固定用粘着シートは、印刷
機の版台上に固定されるが、この固定方法は通常
の両面テープあるいは適当な接着剤とか機械的に
とか特に限定はされない。なお、本発明の固定用
粘着シートで、その基板に両サイドに粘着度のこ
となるものを塗布接着しておけば上記の固定方法
は必要でなくなり、むしろ好ましい場合がある。
かくして得られた粘着シート付き版台は、一般
に使用される両面テープ等と異なり、版の固定も
適度の接着力で、簡単に付着し、又逆に版の離脱
も簡単に行なえる。一度版台に固定した粘着シー
トは、版の離脱時にも版台からはずれることも全
くないので、何回でも繰り返し使用ができる。
また適度のクツシヨン性があるので、版の厚み
精度とか、粘着シートの面と版との間に気泡、ゴ
ミ等が少々あつても印刷品質には影響されないと
の特徴もある。また全体として版台上により柔軟
な例えば感光性樹脂版などを使用した場合にはオ
フセツト印刷に近い印刷品質も期待できる。さら
には版固定用粘着シートはその厚みを自由に変え
ることができるので印刷の目的に合わせた版仕立
ても可能である。
本考案の版台は平圧、円圧、輪転式などのいず
れの印刷機にも適用が可能である。従つて印刷版
を固定する版台は平面ないし円筒状である。
また印刷機の種類には限定はなく凸版、平版、
グラビヤ、凹版用のいずれでもよい。
本考案の一例を図面によつて説明する。
第1図は平台印刷機に使用される版台1(印刷
用メタルベース)の側面図であつて、該版台1に
はシート状の無収縮性基板2a上に粘着性を有す
る高分子化合物2bが塗布接着された版固定用粘
着シート2が設けられている。第2図はその平面
図を表わす。
また第3図は円筒状の版台(版胴)3に版固定
用粘着シート2が設けられた状態を表わす斜視図
である。図面はいずれも概念図である。
実施例1 比較例1 ポリブタジエンジオールとトリレンジイソシア
ネートを混合したものを0.15m/mのポリエステ
ルフイルム上に100μコーテイングしながら100℃
に加熱し塗布を完了した。得られた全厚み0.25
m/mのシートの粘着面の粘着度は600g/0.5cm2
ポリエステルの引張り度であつた。このシートの
反対面に日東電工(株)の両面テープNo.532をはつ
て、次に浮田工業(株)製のビジネスフオーム凸輪機
の11インチの版シリンダーに接着固定した。
次に全厚み0.7m/m(0.15m/mのポリエス
テル基板、レリーフ深度0.55m/mのナイロン系
の感光性樹脂)の富士トレリーフLF−70B(樹
脂硬度シヨアD40)にて、文字、線、網点から成
る帳票伝票を製作した。
この版を上記粘着シートをセツトした版シリン
ダーに巻きつけ、版面から軽く押すと、簡単に固
定できた。直ぐに100m/分の速度で連続的に印
刷を開始した。100万m刷了時に、版の固定具
合、および見当のずれをチエツクしたが、最初と
全く同じ状態を維持していた。また印刷の仕上り
品質は、両面テープにて直接版シリンダーに装着
して印刷した場合よりも、ベタの付きが向上して
いた。尚、版をシリンダーから取りはずし簡単に
取ることができた。1ケ月後に又同様の印刷を10
万mの連続紙にて印刷を行なつたが、第1回と同
様の結果を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の平板状版台の側
面図および平面図であり、第3図は円筒状版台の
斜視図である。 2:版固定用粘着シート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 版台上に印刷版を装着して印刷する印刷機にお
    いて、該版台上に下記の〜の版固定用粘着シ
    ートが設けられてなることを特徴とする印刷機用
    版台。 シヨアA硬度10〜90゜で、かつ粘着性を有す
    るポリウレタン系エラストマーであつて、 該ポリウレタン系エラストマーは0.04〜1mm
    の厚みで、シート状の無収縮性基板上に塗布、
    接着されてなり、しかも可撓性を有する版固定
    用粘着シート。
JP13095281U 1981-09-04 1981-09-04 印刷機用版台 Granted JPS5836137U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13095281U JPS5836137U (ja) 1981-09-04 1981-09-04 印刷機用版台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13095281U JPS5836137U (ja) 1981-09-04 1981-09-04 印刷機用版台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5836137U JPS5836137U (ja) 1983-03-09
JPS6243819Y2 true JPS6243819Y2 (ja) 1987-11-16

Family

ID=29924554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13095281U Granted JPS5836137U (ja) 1981-09-04 1981-09-04 印刷機用版台

Country Status (1)

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JP (1) JPS5836137U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8833258B2 (en) * 2009-02-09 2014-09-16 Ryan W Vest Means for attaching a printing plate to a printing cylinder

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5419001B2 (ja) * 1975-11-05 1979-07-12

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5419001U (ja) * 1977-07-08 1979-02-07

Patent Citations (1)

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JPS5419001B2 (ja) * 1975-11-05 1979-07-12

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Publication number Publication date
JPS5836137U (ja) 1983-03-09

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