JPS6243103A - 発熱抵抗体 - Google Patents
発熱抵抗体Info
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- JPS6243103A JPS6243103A JP60182556A JP18255685A JPS6243103A JP S6243103 A JPS6243103 A JP S6243103A JP 60182556 A JP60182556 A JP 60182556A JP 18255685 A JP18255685 A JP 18255685A JP S6243103 A JPS6243103 A JP S6243103A
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- JP
- Japan
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- heating resistor
- resistor
- thermal head
- film
- heat generating
- Prior art date
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- Pending
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- Electronic Switches (AREA)
- Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
- Non-Adjustable Resistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、サーマルヘッド等の発熱体として用いて好
適な発熱抵抗体に関する。
適な発熱抵抗体に関する。
(従来の技術)
従来より、薄膜抵抗体に電流を通じて発熱させ、ヒータ
や感熱ヘッド等に用いる、種々の材料からなる発熱抵抗
体が提案されている。
や感熱ヘッド等に用いる、種々の材料からなる発熱抵抗
体が提案されている。
このような発熱抵抗体の用途として、近年、サーマルヘ
ッドへの応用が注目されている。以丁、サーマルヘッド
を・例として、発熱抵抗体につき説明する。
ッドへの応用が注目されている。以丁、サーマルヘッド
を・例として、発熱抵抗体につき説明する。
Wl!熱紙を発色させて感熱紙にドツトのモザイクを作
ることにより絵、文字等の印字をするための種々の構造
のサーマルヘッドが提案されている。
ることにより絵、文字等の印字をするための種々の構造
のサーマルヘッドが提案されている。
このようなサーマルヘッドは、例えば文献(「金属表面
技術J 34 、(6) (1983) P、271〜
277 ) ニ開示されている。このような構造の薄膜
型サーマルヘッドにおいては、発熱抵抗体として上とし
て窒化タンタル(Ta2N)が用いられている0周知の
ようにTa2Nは、例えばハイブリッドIC等の薄膜抵
抗体として用いる場合は、抵抗値の安定性が非常に憬れ
ているが、このTa2Nをサーマルヘッドの発熱抵抗体
として用いる場合には、Ta2Nの耐熱性、特に、その
耐酸化性は充分なものではなかった。このため、Ta2
Nを発熱抵抗体として用いる場合は、−股に、サーマル
ヘッドの41造を第4図に示すような構造としていた。
技術J 34 、(6) (1983) P、271〜
277 ) ニ開示されている。このような構造の薄膜
型サーマルヘッドにおいては、発熱抵抗体として上とし
て窒化タンタル(Ta2N)が用いられている0周知の
ようにTa2Nは、例えばハイブリッドIC等の薄膜抵
抗体として用いる場合は、抵抗値の安定性が非常に憬れ
ているが、このTa2Nをサーマルヘッドの発熱抵抗体
として用いる場合には、Ta2Nの耐熱性、特に、その
耐酸化性は充分なものではなかった。このため、Ta2
Nを発熱抵抗体として用いる場合は、−股に、サーマル
ヘッドの41造を第4図に示すような構造としていた。
第4図は従来の薄膜型サーマルヘッドの要部を示す断面
図であり、この場合、絶縁基板トに多数設けられた発熱
抵抗体のうちの一つの発熱抵抗体に611して示した断
面図である。第4図において、11は絶縁基板を示し、
この絶縁基板11トにTaxNA膜からなる発熱抵抗体
13が設けられている。又、この発熱抵抗体13Fの離
間した位置に給電体15及び17が設けられていて、こ
れら給電体15及び17の間の発熱抵抗体13の部分(
図中、斜線で・1(す部分)が発熱部19となる。さら
に、給電体15及び17と発熱部19とのトには順次に
耐酸化膜21と耐摩耗ll923とが設けられていて、
これら二層のIIりにより発熱抵抗体の保護膜が形成さ
れている。
図であり、この場合、絶縁基板トに多数設けられた発熱
抵抗体のうちの一つの発熱抵抗体に611して示した断
面図である。第4図において、11は絶縁基板を示し、
この絶縁基板11トにTaxNA膜からなる発熱抵抗体
13が設けられている。又、この発熱抵抗体13Fの離
間した位置に給電体15及び17が設けられていて、こ
れら給電体15及び17の間の発熱抵抗体13の部分(
図中、斜線で・1(す部分)が発熱部19となる。さら
に、給電体15及び17と発熱部19とのトには順次に
耐酸化膜21と耐摩耗ll923とが設けられていて、
これら二層のIIりにより発熱抵抗体の保護膜が形成さ
れている。
この保護膜、特に、耐酸化膜21はサーマルヘッドのh
命に#テする屯要な保護膜である。
命に#テする屯要な保護膜である。
又、Ta;Nはその比抵抗が30JtΩ拳cm以ドであ
る。このため1発熱抵抗体が長時間の使用に絶えること
が出来るように抵抗体膜厚をf′分な膜厚とするとその
抵抗値は所望の抵抗値よりも小ざくなる。従って印字に
必要な電力を得るためには発熱抵抗体に供給する電流値
を大きくしなければならない、しかし、配線回路及び駆
動方法Nの制約から、限られた電流値の中でT川内な抵
抗(1を有するような発熱抵抗体の形状を決定しなけれ
ばならず、このため、第5図(B)に示すようなミアン
タ型の形状とすることで、発熱抵抗体の抵抗イ1をしげ
る方法が用いられていた。
る。このため1発熱抵抗体が長時間の使用に絶えること
が出来るように抵抗体膜厚をf′分な膜厚とするとその
抵抗値は所望の抵抗値よりも小ざくなる。従って印字に
必要な電力を得るためには発熱抵抗体に供給する電流値
を大きくしなければならない、しかし、配線回路及び駆
動方法Nの制約から、限られた電流値の中でT川内な抵
抗(1を有するような発熱抵抗体の形状を決定しなけれ
ばならず、このため、第5図(B)に示すようなミアン
タ型の形状とすることで、発熱抵抗体の抵抗イ1をしげ
る方法が用いられていた。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、サーマルヘツドに用いられている従来の
発熱抵抗体は、その発熱抵抗体1−に保護IIt1、特
に、耐酸化膜を全く設けない場合又はこの膜の厚みが不
充分な厚さしかない場合には、印字に必要なエネルギー
を発熱抵抗体13に印加すると酸化作用により発熱抵抗
体の抵抗値が増加し、発熱抵抗体は劣化する。このため
、極めて短時間の感熱記録しか行えないという問題点が
あった。
発熱抵抗体は、その発熱抵抗体1−に保護IIt1、特
に、耐酸化膜を全く設けない場合又はこの膜の厚みが不
充分な厚さしかない場合には、印字に必要なエネルギー
を発熱抵抗体13に印加すると酸化作用により発熱抵抗
体の抵抗値が増加し、発熱抵抗体は劣化する。このため
、極めて短時間の感熱記録しか行えないという問題点が
あった。
又、この保、1膜を必要量1−に厚く設けると1発熱抵
抗体への供給’rv流の印加・停正に対するサーマルヘ
ッドの温度り昇・温度五降(熱応答)が悪くなり、高速
印字が行えないという問題点があった。
抗体への供給’rv流の印加・停正に対するサーマルヘ
ッドの温度り昇・温度五降(熱応答)が悪くなり、高速
印字が行えないという問題点があった。
又、近年、サーマルヘフドによる印字はより高精細な印
字が望まれている。従って、ミアンタ型とした発8抵抗
体の形状を、より高精細な印字を7i、′現するためさ
らに微細な形状とする必要があるが、このことは加F技
術Fで限界がある。このため、簡易な形状、例えば第5
図(A)に示すような四角形状の発熱抵抗体で、所望と
する抵抗値がイリられるような抵抗体材料が望まれてい
る。このような抵抗体材料として、Ta−3i−N、T
a−3i −0”!;−の高抵抗材料が開発されてきて
はいるが、これらの材料も耐熱性及びlf1酸化性に乏
しく、さらに、その成膜に関しても、反応性スバ・、り
Il、により窒素、酸2も簿のガスを用いて行うため、
薄膜の抵抗値の制御が難しいという問題点かあった。
字が望まれている。従って、ミアンタ型とした発8抵抗
体の形状を、より高精細な印字を7i、′現するためさ
らに微細な形状とする必要があるが、このことは加F技
術Fで限界がある。このため、簡易な形状、例えば第5
図(A)に示すような四角形状の発熱抵抗体で、所望と
する抵抗値がイリられるような抵抗体材料が望まれてい
る。このような抵抗体材料として、Ta−3i−N、T
a−3i −0”!;−の高抵抗材料が開発されてきて
はいるが、これらの材料も耐熱性及びlf1酸化性に乏
しく、さらに、その成膜に関しても、反応性スバ・、り
Il、により窒素、酸2も簿のガスを用いて行うため、
薄膜の抵抗値の制御が難しいという問題点かあった。
この発明のI−l的は、IIIFt熱性及び耐酸化性に
優れ、比抵抗値が大きく、かつ、製造方法の容易な91
Q抵抗体を提供することにあり、以って、より耐久性に
優れ、かつ、高精細化が可能なサーマルヘツド等の実現
を11T能とすることにある。
優れ、比抵抗値が大きく、かつ、製造方法の容易な91
Q抵抗体を提供することにあり、以って、より耐久性に
優れ、かつ、高精細化が可能なサーマルヘツド等の実現
を11T能とすることにある。
(問題点を解決するだめの1段)
この[]的の達成を図るため、この発明によれば、発熱
抵抗体を白金族元素から選ばれた一種又は二種上りの元
2Kを含む導電材料と、5i02を含む電気的絶縁材料
とを以って構成したことを特徴とする。
抵抗体を白金族元素から選ばれた一種又は二種上りの元
2Kを含む導電材料と、5i02を含む電気的絶縁材料
とを以って構成したことを特徴とする。
この発明の実施に当り、発熱抵抗体中には導’i(+。
材料を3〜40玉賃%含ませるのが好適である。
(作用)
このような構成によれば、白金族元素及びSio2共に
化学的に安定であるから耐酸化性の優れた発熱抵抗体が
得られる。
化学的に安定であるから耐酸化性の優れた発熱抵抗体が
得られる。
又、発熱抵抗体に含fiさせる導′屯材料の含(1率に
より所望とする比抵抗を有する発熱抵抗体が得られる。
より所望とする比抵抗を有する発熱抵抗体が得られる。
さらに、5i02 はドライエツチング及びウェットエ
ンチングにより容易に加りが行える。従って、所望とす
る抵抗値を有した、任代な形状及び大きさの発熱抵抗体
を容易に作製することが出来る。
ンチングにより容易に加りが行える。従って、所望とす
る抵抗値を有した、任代な形状及び大きさの発熱抵抗体
を容易に作製することが出来る。
(実施例)
以下、この発明の発熱抵抗体をサーマルヘッドに用いた
例により、この発明の一実施例につき説明する。尚、以
下の実施例の説明に用いる第1図〜第3図は、この発明
が理解できる程度に概略的に示しであるにすぎず、各構
成成分のす法、形状及び配置関係は図示例に限定される
ものではない。
例により、この発明の一実施例につき説明する。尚、以
下の実施例の説明に用いる第1図〜第3図は、この発明
が理解できる程度に概略的に示しであるにすぎず、各構
成成分のす法、形状及び配置関係は図示例に限定される
ものではない。
第1図はこの発明のサーマルヘッドの構造を示す要部断
面図であり、第4図と同様、絶縁基板玉に多数設けられ
た発熱抵抗体のうちの一つの発熱抵抗体に着目して示し
た断面図である。
面図であり、第4図と同様、絶縁基板玉に多数設けられ
た発熱抵抗体のうちの一つの発熱抵抗体に着目して示し
た断面図である。
7JtJ1図において、11は絶縁基板を示し、この絶
縁基板llトに、例えば、導電材料を白金(pt)とし
、電気的絶縁材料を二酸化珪素(Si02)として構成
した、白金−二酸化珪素(Pt−5iO?)抵抗膜から
なる発熱抵抗体31が設けられている。又、この発熱抵
抗体31上の離間した二つの領域には給電体15及び1
7が設けられていて、これら給電体15及び17の間の
発熱抵抗体31の部分(図中、肩線で示す部分〕が発熱
部19となる。さらに、給電体15及び17と発熱部1
9とのトには耐摩j[膜23が設けられている。
縁基板llトに、例えば、導電材料を白金(pt)とし
、電気的絶縁材料を二酸化珪素(Si02)として構成
した、白金−二酸化珪素(Pt−5iO?)抵抗膜から
なる発熱抵抗体31が設けられている。又、この発熱抵
抗体31上の離間した二つの領域には給電体15及び1
7が設けられていて、これら給電体15及び17の間の
発熱抵抗体31の部分(図中、肩線で示す部分〕が発熱
部19となる。さらに、給電体15及び17と発熱部1
9とのトには耐摩j[膜23が設けられている。
以下、この発明の発熱抵抗体の形成方法につきサーマル
ヘッドの製造に従って説明する。
ヘッドの製造に従って説明する。
先ず、絶縁基板11としてのグレーズドアルミナ基板り
に、高周波スパッタ(RFスパッタ)法により発熱抵抗
体としてのPt−5i02抵抗膜を成膜する。このPt
−5iO2膜の成膜は以rの通りに行った。第2図に平
面図で示すように、5i02 ターゲット33上に一定
形状の微小なPtの小片35を載置し、5i02とPt
とを同時に高周波スパッタする。このpt小片の数を増
減することにより5i02中に含有されるPtのφを増
減して、Pt−3i02膜の抵抗値を制御する。この実
施例では、基板温度を200℃とし。
に、高周波スパッタ(RFスパッタ)法により発熱抵抗
体としてのPt−5i02抵抗膜を成膜する。このPt
−5iO2膜の成膜は以rの通りに行った。第2図に平
面図で示すように、5i02 ターゲット33上に一定
形状の微小なPtの小片35を載置し、5i02とPt
とを同時に高周波スパッタする。このpt小片の数を増
減することにより5i02中に含有されるPtのφを増
減して、Pt−3i02膜の抵抗値を制御する。この実
施例では、基板温度を200℃とし。
アルゴン(Ar)カス圧を5×10・Torrとし、5
i02 ターゲラ)hのPt小片の側面積を除いたPt
の露出表面積とPt小片を!!置した部分以外の5i0
2 ターゲットの露出面積との比(表面積比と称する)
を1:5として、グレーズドアルミナ基板11丘に膜厚
的350OAのPt−3iO2抵抗膜を成膜した。この
成膜条件で得たPt−5i02抵抗膜の表面抵抗は90
0Ω/口であった。従って、このPt−5iO2抵抗膜
を用いれば1発熱抵抗体31の形状をミアング型の形状
とせずに所望の抵抗値が得られる。このためこの発明で
は、第5図(A)に示すような四角形状の所定の寸法に
パターニングして発熱抵抗体31を形成した。その後、
この発熱抵抗体31kに給電体15及び17を形成し、
続いて、耐摩耗膜23として8pmの膜厚のTa205
を形成して、この発明の発熱抵抗体を有するサーマルヘ
ッドを得た。
i02 ターゲラ)hのPt小片の側面積を除いたPt
の露出表面積とPt小片を!!置した部分以外の5i0
2 ターゲットの露出面積との比(表面積比と称する)
を1:5として、グレーズドアルミナ基板11丘に膜厚
的350OAのPt−3iO2抵抗膜を成膜した。この
成膜条件で得たPt−5i02抵抗膜の表面抵抗は90
0Ω/口であった。従って、このPt−5iO2抵抗膜
を用いれば1発熱抵抗体31の形状をミアング型の形状
とせずに所望の抵抗値が得られる。このためこの発明で
は、第5図(A)に示すような四角形状の所定の寸法に
パターニングして発熱抵抗体31を形成した。その後、
この発熱抵抗体31kに給電体15及び17を形成し、
続いて、耐摩耗膜23として8pmの膜厚のTa205
を形成して、この発明の発熱抵抗体を有するサーマルヘ
ッドを得た。
一方、比較サンプルとして、発熱抵抗体の形状及び保護
膜の厚さ等はこの発明の発熱抵抗体を有するサーマルヘ
ッドと同一であるが、発熱抵抗体をTa−5i−N膜で
構成し、その膜厚を3200Aとして表面抵抗約IKΩ
/口の発熱抵抗体を有するサーマルヘッドを作製した。
膜の厚さ等はこの発明の発熱抵抗体を有するサーマルヘ
ッドと同一であるが、発熱抵抗体をTa−5i−N膜で
構成し、その膜厚を3200Aとして表面抵抗約IKΩ
/口の発熱抵抗体を有するサーマルヘッドを作製した。
この―種類のサーマルヘッドを用いて寿命試験を行った
。この寿命試験条件はパルス幅を08m5ecとし、繰
り返し時間を3m5ecとして、発熱抵抗体に連続的に
パルス印加を行い、発熱抵抗体の抵抗値変化を測定した
。この試験結果を、縦軸に発熱抵抗体の抵抗変化率をと
り、横軸にパルス印加数をとり、第3図に示した。尚、
図中、工で示す特性曲線はこの発明のPt −5i02
発熱抵抗体を有するサーマルヘッドの特性を示し、II
で示す特性曲線はTa−5i−N発熱抵抗体を有するサ
ーマルヘッドの特性を示す。
。この寿命試験条件はパルス幅を08m5ecとし、繰
り返し時間を3m5ecとして、発熱抵抗体に連続的に
パルス印加を行い、発熱抵抗体の抵抗値変化を測定した
。この試験結果を、縦軸に発熱抵抗体の抵抗変化率をと
り、横軸にパルス印加数をとり、第3図に示した。尚、
図中、工で示す特性曲線はこの発明のPt −5i02
発熱抵抗体を有するサーマルヘッドの特性を示し、II
で示す特性曲線はTa−5i−N発熱抵抗体を有するサ
ーマルヘッドの特性を示す。
第3図からも明らかなように、この発明の発熱抵抗体を
有するサーマルヘッドは、Ta−3i−N発熱抵抗体を
有するサーマルヘッドよりも、連続的なパルス印加に対
する発熱抵抗体の抵抗率変化は極めて少ない。従って、
サーマルヘッドの寿命は著しく改善される。この理由は
、Ta−5i−N発熱抵抗体を有するサーマルヘッドで
は、先ず、発熱抵抗体の結晶化により抵抗値は減少し、
続いて、発熱抵抗体の酸化により抵抗値が急激に増加し
たと推定される。一方、この発明のPt−5iO,+光
熱抵抗体を有するサーマルヘッドでは、ごく部分的なP
tの結晶化のみしか起こらないため抵抗値は穏やかに減
少すると推定される。
有するサーマルヘッドは、Ta−3i−N発熱抵抗体を
有するサーマルヘッドよりも、連続的なパルス印加に対
する発熱抵抗体の抵抗率変化は極めて少ない。従って、
サーマルヘッドの寿命は著しく改善される。この理由は
、Ta−5i−N発熱抵抗体を有するサーマルヘッドで
は、先ず、発熱抵抗体の結晶化により抵抗値は減少し、
続いて、発熱抵抗体の酸化により抵抗値が急激に増加し
たと推定される。一方、この発明のPt−5iO,+光
熱抵抗体を有するサーマルヘッドでは、ごく部分的なP
tの結晶化のみしか起こらないため抵抗値は穏やかに減
少すると推定される。
L述したPt−5iO2発熱抵抗体を作製したと同様に
、導電材料をロジウム(Rh)としたRh−5iO2発
熱抵抗体を有するサーマルヘッドを作製して、前述した
と同様な寿命試験を行ったところ、Rh−5iO2発熱
抵抗体を有するサーマルヘッドもPt−3iO2発熱抵
抗体を有する叶−マルヘッドと同様な、良好な耐久特性
が得られた。
、導電材料をロジウム(Rh)としたRh−5iO2発
熱抵抗体を有するサーマルヘッドを作製して、前述した
と同様な寿命試験を行ったところ、Rh−5iO2発熱
抵抗体を有するサーマルヘッドもPt−3iO2発熱抵
抗体を有する叶−マルヘッドと同様な、良好な耐久特性
が得られた。
尚、この発明の発熱抵抗体を構成する導電材料及び電気
的絶縁材料は、丘述した天施例に限定されるものではな
い、導電材料は白金族元素であるPt、Rh、パラジウ
ム(Pd)、イリジウム(Ir)、オスミウム(O5)
及びルテニウム(Ru)から選ばれた一種又は二種上H
の元素でも良く、さらに、白金族元素から選ばれた一種
又は二種上りの元素を主成分とした、白金族以外の物質
を含む導電材料でも良い、又、′電気的絶縁材料は5i
02を1成分とした電気的絶縁材料でも良い。
的絶縁材料は、丘述した天施例に限定されるものではな
い、導電材料は白金族元素であるPt、Rh、パラジウ
ム(Pd)、イリジウム(Ir)、オスミウム(O5)
及びルテニウム(Ru)から選ばれた一種又は二種上H
の元素でも良く、さらに、白金族元素から選ばれた一種
又は二種上りの元素を主成分とした、白金族以外の物質
を含む導電材料でも良い、又、′電気的絶縁材料は5i
02を1成分とした電気的絶縁材料でも良い。
又、発熱抵抗体に含有させるPt等の金属元素の含有率
を、3〜40%]1%)とした理由は、発熱抵抗体とし
て用いるにχ用内な10’ 〜10”、Ω・cmの範囲
の比抵抗を有する抵抗体薄膜を得るためである。
を、3〜40%]1%)とした理由は、発熱抵抗体とし
て用いるにχ用内な10’ 〜10”、Ω・cmの範囲
の比抵抗を有する抵抗体薄膜を得るためである。
又、叉施例では、SiO;+ ターゲットFにPt又は
Rhの小片を藏訝し、これら金属と5i02 とを同時
にスパッタして各発熱抵抗体を形成したが、理想的には
、金属及び5i07 を各々粉末とし、それらを混合し
た後、ホットプレスで焼結させて得た専用のターゲット
を用いると良い。
Rhの小片を藏訝し、これら金属と5i02 とを同時
にスパッタして各発熱抵抗体を形成したが、理想的には
、金属及び5i07 を各々粉末とし、それらを混合し
た後、ホットプレスで焼結させて得た専用のターゲット
を用いると良い。
又、薄膜抵抗体の形成は高周波スパンタ法以外に、電t
ビームiAE法により行える。
ビームiAE法により行える。
以Eに、この発明の発熱抵抗体をサーマルヘッドに用い
た例により、この発明の説明を行ったが、この発明の発
熱抵抗体は他の電気部品例えば、発熱部品等に用いても
好適である。
た例により、この発明の説明を行ったが、この発明の発
熱抵抗体は他の電気部品例えば、発熱部品等に用いても
好適である。
(発明の効果)
L述した説明からも明らかなように、この発明によれば
、発熱抵抗体を、白金族元素から選ばれた一種又は二種
上Fの元素を含む導電材料と、二酸化珪素を含む電気的
絶縁材料とを以って構成しである。従って、白金族元素
及び二酸化珪素共に化学的に安定であるから#酸化性の
優れた発熱抵抗体が得られる。このため、例えばサーマ
ルヘッドにこの発明の発熱抵抗体を用いた場合は、従来
のように発熱抵抗体トに耐酸化膜及び耐摩耗膜の二層の
保護膜を設けずに、耐摩耗膜のみを設ければ良い、従っ
て、熱応答に優れたサーマルヘッドが得られる。
、発熱抵抗体を、白金族元素から選ばれた一種又は二種
上Fの元素を含む導電材料と、二酸化珪素を含む電気的
絶縁材料とを以って構成しである。従って、白金族元素
及び二酸化珪素共に化学的に安定であるから#酸化性の
優れた発熱抵抗体が得られる。このため、例えばサーマ
ルヘッドにこの発明の発熱抵抗体を用いた場合は、従来
のように発熱抵抗体トに耐酸化膜及び耐摩耗膜の二層の
保護膜を設けずに、耐摩耗膜のみを設ければ良い、従っ
て、熱応答に優れたサーマルヘッドが得られる。
又、発熱抵抗体に含有させる導電材料の含有率により所
望とする比抵抗を有する発熱抵抗体が得られる。
望とする比抵抗を有する発熱抵抗体が得られる。
さらに、−酸化珪素は、ドライエツチング及びウェット
エツチングにより容易に加工が行える。
エツチングにより容易に加工が行える。
徒って、例えば四角形状で、かつ、小型の発熱抵抗体を
容易に得ることが出来るから、例えば、耐久性に優れ、
かつ、高精細化の可能なサーマルヘッドが得られる。
容易に得ることが出来るから、例えば、耐久性に優れ、
かつ、高精細化の可能なサーマルヘッドが得られる。
これがため、耐熱性及び耐酸化性に慢れ、比抵抗値が大
きく、かつ、製造方法の容易な完熟抵抗体を提供するこ
とが出来る。
きく、かつ、製造方法の容易な完熟抵抗体を提供するこ
とが出来る。
!:FS1図はこの発明の発熱抵抗体を用いたサーでル
ヘットの要部をしめず断面図。 第2図はこの発明の発熱抵抗体を製造するための説明図
、 第3図は従来及びこの発明の発熱抵抗体を用いたサーマ
ルヘッドの寿命試験結果を示す特性曲線図、 第4図は従来の発熱抵抗体を用いたサーマルヘッドの要
部断面図、 第5図は従来及びこの発明の説明に供する線図である。 11・・・絶縁基板、 15.17・・・給電
体l9・・・発熱部、 23・・・#摩耗膜3
1・・・発熱抵抗体、 33・・・電気的絶縁材料
35・・・導電材料。 特許出願人 沖電気工業株式会社q If M!Itj慕不及 23 k
1厚1t14更15、17 : I’?i’ti体
、31弁然柩朔俸IQ 発熱部 この茫日月の発!8ca44−を用いrニサーマルへ−
Fめ向面圓第1図 二ノ発FJM Lf)#Fl an m第2図 す−マルへ1Fのh6言べ・4寅竹低l第3図 IaRevi□*T?’t4+を用−+7:7−?IL
、 へ−tド#メrl[El第4図
ヘットの要部をしめず断面図。 第2図はこの発明の発熱抵抗体を製造するための説明図
、 第3図は従来及びこの発明の発熱抵抗体を用いたサーマ
ルヘッドの寿命試験結果を示す特性曲線図、 第4図は従来の発熱抵抗体を用いたサーマルヘッドの要
部断面図、 第5図は従来及びこの発明の説明に供する線図である。 11・・・絶縁基板、 15.17・・・給電
体l9・・・発熱部、 23・・・#摩耗膜3
1・・・発熱抵抗体、 33・・・電気的絶縁材料
35・・・導電材料。 特許出願人 沖電気工業株式会社q If M!Itj慕不及 23 k
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Claims (2)
- (1)白金族元素から選ばれた一種又は二種以上の元素
を含む導電材料と、二酸化珪素(SiO_2)を含む電
気的絶縁材料とを以って構成したことを特徴とする発熱
抵抗体。 - (2)導電材料を3〜40重量%含ませたことを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の発熱抵抗体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60182556A JPS6243103A (ja) | 1985-08-20 | 1985-08-20 | 発熱抵抗体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60182556A JPS6243103A (ja) | 1985-08-20 | 1985-08-20 | 発熱抵抗体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6243103A true JPS6243103A (ja) | 1987-02-25 |
Family
ID=16120338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60182556A Pending JPS6243103A (ja) | 1985-08-20 | 1985-08-20 | 発熱抵抗体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6243103A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01304703A (ja) * | 1988-06-01 | 1989-12-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 抵抗体の製造方法及びサーマルヘッドの製造方法 |
JPH01304702A (ja) * | 1988-06-01 | 1989-12-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 抵抗体の製造方法及びサーマルヘッドの製造方法 |
JPH0264859U (ja) * | 1988-11-07 | 1990-05-16 |
-
1985
- 1985-08-20 JP JP60182556A patent/JPS6243103A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01304703A (ja) * | 1988-06-01 | 1989-12-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 抵抗体の製造方法及びサーマルヘッドの製造方法 |
JPH01304702A (ja) * | 1988-06-01 | 1989-12-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 抵抗体の製造方法及びサーマルヘッドの製造方法 |
JPH0264859U (ja) * | 1988-11-07 | 1990-05-16 |
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