JPH0265201A - サーマルヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ファクシミリ受信記録部等に用いらレルサー
マールヘッドに関する。

従来の技術 ファクシミリ受信装置等は、サーマルヘッドを用い、多
数の発熱抵抗素子からなる発熱抵抗体で。

受信信号に応じてその発熱抵抗素子を発熱せしめ感熱記
録を行っている。感熱記録時の記録濃度は。

サーマルヘッドの発熱抵抗体の単位体積当りの発熱量に
より決まるものであり１発熱ドツトの抵抗値や体積にば
らつきがあると各ドツトの発熱量が異なり、印字濃度む
らの原因となる。

第４図は、従来のこの種のサーマルヘッドの断面構成図
である。アルミナ基板１−ヒにグレーズ層２を形成し、
この基板上に金よりなる通電用導体電極４を形成し、こ
の電極上に酸化ルテニウムとガラス材料からなる抵抗ペ
ーストを用い共通発熱抵抗体５を形成し、さらに耐摩耗
層６を形成する。

第５図は、第４図に示したサマルヘッドの電極形状を示
した平面図である。帯状の共通電極発熱体５に１通電用
導体電極４（共通電極３゛と個別電極３゛′）を両側か
ら交互に導入配置している。又、１つの個別電極にはＩ
Ｏａ、ｌＯｂのごとく２つの発熱体が対応し１つのドツ
ト 施例と共通する素子には同一番号を付している。

発明が解決しようとする課題 導体電極４にパルス的に電圧を印可することによって，
発熱抵抗体５に電流を流し３００〜４００°Ｃの高温に
発熱せしめ、この上面部を通過する感熱記録紙を発色さ
せ、受信信号に対応した文字。

図柄などを記録することができる。しかし、従来の厚膜
型サーマルヘッドでは、薄膜型サーマルヘッドのごとく
抵抗体金属を蒸着またはスパッタリング等の手法で抵抗
体を形成するのではなく印刷により帯状の共通発熱体５
を形成する。使用される共通発熱体は、酸化ルテニウム
とガラス材料等を混合したペースト等を出発物質として
得られる抵抗体が寿命特性より、多く用いられている。

しかし、厚膜形サーマルヘッドでは特に次のような、３
つの理由から各ドツト間もしくは同一ドツト内の各抵抗
体の間に抵抗値のばらつきが生じる。

１、帯状抵抗体の幅を印刷では精度よく形成することが
困難なため。

２、抵抗体内部への気泡の発生があるため。

３、導体電極と発熱抵抗体との均一接触の不都合のため
。

とくに、２．３の理由により各導体電極間（共通電極と
個別電極間）の抵抗値ばらつきが大きく十数％となって
いる。通電過負荷トリミング方式（発熱抵抗体に電力を
供給したときに生じる自己発生ジュール熱による抵抗値
変化を利用する方法）を用いて、　ドツトの抵抗値をト
リミングして±１％程度に均一に合わせることはできる
が上記１〜３の理由により抵抗体の単位体積当りの発熱
量を均一にすることが出来なかった。もちろん、同一ド
ツト内の２つの発熱抵抗体の抵抗値を同じ値にすること
もてきす、その結果、同一ドツト内の２つの発色点の濃
度が異なり、印字濃度むらの原因となっていた。

本発明は上記した従来技術の欠点をなりシ、抵抗値ばら
つきを小とし、印字濃度のむらをすくなくシ、印字品質
を向上させることを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明は」二記目的を達成するため、発熱用抵抗体が界
面活性剤を含むペーストより形成されたことを特徴とす
る。とくに前記ペーストがメタル会オルガニック・ペー
ストであると好ましい。

作用 本発明の構成によれば８発熱抵抗体としてのペーストに
界面活性剤を添加することで発熱抵抗体の各ドツトごと
の抵抗値ばらつきを小さくし印字品質を向上させること
ができる。また界面活性剤を添加することにより、抵抗
体ペーストを通電用導体電極およびグレーズ層表面で濡
れやすくし、さらには表面張力を低下させることでペー
スト内の起泡を消滅させることができる。

実施例 （実施例１） 第１図は本発明の一実施例の厚膜型サーマルヘッドの断
面構成図である。アルミナ基板１上には。

グレーズ層２が形成され１発熱抵抗体５を発熱させるた
めの通電用電極４（共通電極３′および個別電極３”′
）が形成され。

この電極上に、さらに酸化ルテニウムと、ガラス材料お
よびペースト化するためのビークル、希釈剤からなる抵
抗ペーストに、新たに界面活性剤にッサンΦノニオン）
を０．０５％添加した抵抗ペーストを用い印刷＋１焼成
を行い共通発熱抵抗体５を形成した。更に耐摩耗層６を
、同様に印刷・焼成により形成した。

このような構成のサーマルヘッドと、従来構成（第４図
、第５図）からなるサーマルヘッドとを。

各ドツトごとの抵抗値ばらつきに関して比較した。

第２図、第３図にこのときの抵抗値ばらつきの結果を示
す。第２図は５本実施例におけるサーマルヘッドを用い
９発熱抵抗体の３２ドツトでの抵抗値ばらつきを示す。

このときの平均抵抗値は９９５Ωで、平均値に対する最
大値−最小値のばらつき幅は±９％であった。これに対
し、第３図に示す従来構成のサーマルヘッドにおける発
熱抵抗体の３２ドツトでの抵抗値ばらつきは、平均抵抗
値１０５０Ωに対して±１９％と本実施例のものよりも
大であった。また、各ドツトごとのばらつきも第２図、
第３図からの比較から明らかなように、従来のものは全
体的にばらつきは大で、それに比べて本実施例ではばら
つきは小さくできていた。

また、これら本実施例でのサーマルヘッドと従来構成の
サーマルヘッドを用いて印字した印字品を拡大顕微鏡で
各ドツトごとに観察したところ本実施例のサーマルヘッ
ドの方が従来構成のサーマルヘッドよりドツト形状に対
し全体的に均一に発色しており、印字濃度むらも少なか
った。

（実施例２） 実施例１の本願構成において、発熱抵抗体５を界面活性
剤にッナンｅノニオン）を０．０２％含むメタルやオル
ガニイク・ペーストからなる抵抗ペーストを用い実施例
１と同様に印刷・焼成を行い共通発熱体５を形成し、さ
らに、耐摩耗層６を印刷拳焼成により形成した。

このような構成において、実施例１と同様に、従来構成
（第４図、第５図）からなるサーマルヘッドと、各ドツ
トごとの抵抗値ばらつきに関して比較した。

その結果、本実施例におけるサーマルヘッドの平均抵抗
値に対する最大値−最小値のばらつき幅は±２％であっ
た。また、これら本実施例でのサーマルヘッドと従来構
成のサーマルヘッドを用いて印字した印字品を拡大顕微
鏡で各ドツトごとに観察したところ本実施例のサーマル
ヘッドの方力従来構成のサーマルヘッドよりドツト形状
に対し全体的に均一に発色しており、印字濃度むらも少
なかった。

以」二の如く本発明の特徴は抵抗体ペーストに界面活性
剤を添加することで発熱抵抗体の各ドツトごとの抵抗値
ばらつきを小さくし印字品質を向上させるものである。

界面活性剤を添加することにより、抵抗体ペーストを通
電用導体電極およびりル−ズ層表面で濡れやすくシ、さ
らには表面張力を低下させることでペースト内の起泡を
消滅させる効果により上記のような結果を得た。

以上、本発明のサーマルヘッドについての実施例を説明
したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく
、絶縁基板がほうろう基板でも良いし、本願実施例の電
極形状および、その他すマルヘッドの各種構成材料に限
定されるものではない。

発明の効果 本発明によれば、サーマルヘッドの印字記録品質を向上
させることができ、また通電用導体電極とグレーズ層と
の密着強度を向上させ低コストで高信頼性のサーマルヘ
ッドを提供できる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例のサーマルヘッドの断面構成
図、第２図及び第３図は本発明のヘッドと従来構成のヘ
ッドとの特性を比較して示すグラフ、第４図は従来例の
サーマルヘッドの断面構成図、第５図は同サーマルヘッ
ドの平面図である。 １・・絶縁基板、４・争通電用導体電極、５・φ発熱抵
抗体。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はが１名Ｏつ 者犀只 ＼ｒ Ｎ 城 鰹 癲

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）絶縁基板上に通電用導体電極及び発熱用抵抗体が
   形成されて成るサーマルヘッドにおいて，前記発熱用抵
   抗体が界面活性剤を含むペーストより形成されたことを
   特徴とするサーマルヘッド。
2. （２）界面活性剤を含むペーストがメタル・オルガニッ
   ク・ペーストから成ることを特徴とする請求項１記載の
   サーマルヘッド。