JPS6243102Y2 - - Google Patents

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JPS6243102Y2
JPS6243102Y2 JP11080180U JP11080180U JPS6243102Y2 JP S6243102 Y2 JPS6243102 Y2 JP S6243102Y2 JP 11080180 U JP11080180 U JP 11080180U JP 11080180 U JP11080180 U JP 11080180U JP S6243102 Y2 JPS6243102 Y2 JP S6243102Y2
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JP
Japan
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door
piston
chamber
oil
compression spring
Prior art date
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JP11080180U
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JPS5733883U (ja
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はドア・クローザのバツクチエツク装
置、更に詳しくは、開扉時、扉の開き方向に強風
圧や急激な外力等が作用した時に、扉の開き回動
を制御する為の装置に関するものである。
従来、シリンダに嵌装して扉の開閉に連動する
ピストンに圧縮ばねを閉扉力として弾撥付勢させ
て成るドア・クローザの上述バツクチエツク装置
は多機種実施されているが、現存する装置は何れ
もが作動油の流量を調整する構成である為、夏期
と冬期等において温度変化による油の粘性変化、
及び部品の製作公差の影響が大で、バツクチエツ
ク効果の変化及びバツクチエツク角度(開扉角
度)のばらつきが生じる等、性能の安定性に欠け
るものであつた。また、近年においては、ばね室
とピニオン室とを連通する通油孔をシリンダ側壁
とピストン周壁とに夫々設け、上記ピストン周壁
に設けた通油孔の弁室内にばね室の内圧が設定値
以上となつた時のみ流油を遮断するように圧縮ば
ねを弾装した球弁を設け、バツクチエツク効果が
生じるようにしたものが知られている(特開昭48
−86348号公報)が、これはバツクチエツク機構
がシリンダ及びピストンに設けられるため、これ
ら部品がバツクチエツク機構付きドア・クローザ
専用となり汎用性に欠けるものであつた。
そこで本考案は、上述従来の欠点に鑑みて検討
の結果、温度変化に無関係に安定したバツクチエ
ツク効果及びバツクチエツク角度が得られると共
に、低速開扉の場合はバツクチエツク効果を生じ
ることなく軽快に開扉動作でき、しかも従来のド
ア・クローザへも簡単に組み込み可能なドア・ク
ローザのバツクチエツク装置の提供を目的とした
ものである。
以下本考案の実施例を示した図面について詳述
すれば、先ずドア・クローザ1は第1図におい
て、ハウジング2の左右両側端をエンドプラグ
3,3で閉塞して形成したシリンダ4にピストン
5を圧縮ばね6により弾装し、該ピストン5の一
側に刻設してあるラツクと、ハウジング2に設け
たピニオン室7に軸支したピニオン8を噛合し、
その軸9を図示しない扉取付枠に一端を枢着した
作動アームと固定して、上記ハウジング2を固定
する図示しない扉の開閉に上記ピストン5は連動
され、上記圧縮ばね6を閉扉力としてピストン5
に弾撥付勢させてあり、更にピストン5のヘツド
部には、シリンダ4に充填してある作動油をばね
室10側からピストンヘツド室11へ流す逆止弁
12が設けられ、一方ハウジング2とピストン5
の周壁には、上記ピニオン室7とピストンヘツド
室11を連通する通路孔13と、ピニオン室7と
ばね室10を連通する通路孔14が夫々設けられ
ていて、その一方の通路孔13には通油量を調整
する速度調整弁15を内装して構成されているこ
とは従来のものと同様である。
かくして本考案のバツクチエツク機構Aは、第
1図ないし第3図において、上記ばね室10の圧
縮ばね6の内側に配置して、扉を所定角度まで開
いた時、上記エンドプラグ3とピストン5間にあ
つて、当該ピストン5により軸方向に縮小動作さ
れることで、上記ばね室10よりも内圧が高めら
れる高油圧室16を具備した油圧機構17の、そ
の高油圧室16と上記ばね室10たる低油圧室1
0′を通油孔18で連通し、該通油孔18に形成
した弁室19に球弁20を遊嵌すると共に、該球
弁20には、開扉動作時上記高油圧室16から低
油圧室10′に流れる油に抵抗する方向へ圧縮ば
ね21を弾撥付勢し、開扉速度が設定値以上にな
つた時のみ、高油圧室16の内圧が圧縮ばね21
の弾撥力に勝ることで、上記球弁20が弁座22
に着座し、流油を遮断する如く上記圧縮ばね21
のばね定数を設定して構成したものである。
ここで上記油圧機構17は、一端に弁筐23を
固定した小シリンダ24に小ピストン25を小圧
縮ばね26により弾装して上記油圧室16を形成
し、上記小ピストン25の内端側に上記通油孔1
8は設けられていて、小シリンダ24の開口部近
傍に固定したピン27に当接して小ピストン25
の突出長さを規制し、バツクチエツクの設定を行
うようにしてあり、更に上記弁筐23内には球弁
28を弾性体29により弾装し、上記高油圧室1
6の内圧が予め設定した内圧以下の時は弁孔30
を閉じ、設定値以上になつた時、弾性体29が圧
縮変形されて球弁28により弁孔30を開くよう
に形成されている。
而して上記構成において、ピストン5がシリン
ダ4の右端にある第1図の閉扉状態では、上記球
弁20は圧縮ばね21により図面紙上左方向へ弾
撥されていて離座状態に保持されている。
上記閉扉状態から高速で開扉するとピストン5
は左方向へ摺動するので小ピストン25は小圧縮
ばね26を圧縮しつつ小シリンダ24に押し込み
されるから高油圧室16の内圧は急速に高くな
り、球弁20は圧縮ばね21を圧縮しつつ右方向
へ移動して弁座22に着座する。従つて高油圧室
16内の油は低油圧室10′へ流れなくなるの
で、高油圧室16の内圧は急速に高くなるから、
ピストン5に制動力が働く。つまり、バツクチエ
ツク効果を生じるので扉の開きは停止する。
又、扉を低速で開くと、小ピストン25の動作
は緩慢となるので、高油圧室16の内圧が急速に
高くならない為、この内圧よりも圧縮ばね21の
弾撥力が勝り、よつて球弁20は離座しているか
ら高油圧室16の油は通油孔18から低油圧室1
0′に流れ、バツクチエツク効果を生じないの
で、普通のドアと同様に扉を開くことができる。
以上説明したように、本考案に係るドア・クロ
ーザのバツクチエツク装置によれば、開扉動作に
より内圧が高められる高油圧室16から低油圧室
10′に油が流れるように設けた通油孔18の弁
室19に球弁20を圧縮ばね21により流油に抵
抗する方向へ弾撥付勢せしめて内装し、高速開扉
動作時に、上記高油圧室16の内圧が急速に高め
られた時のみ、球弁20は圧縮ばね21を圧縮し
つつ移動して着座し、通油孔18を閉じて油の流
れを遮断し、これによりピストン5に制動力が与
えられることで扉の開き回動を制御するように構
成したものであるから、温度変化による油の粘度
変化に無関係に、風圧や外力等で急激な力が扉に
作用して設定速度以上に高速開扉される場合にの
みバツクチエツク効果は生じて、異常荷重による
衝撃力を緩和することができながら、扉を低速で
ゆつくり開いた場合はバツクチエツク効果を生じ
るものでないから、通常は開扉操作を軽快になし
得て開扉性能の安定化をはかり得る効果がある。
又、高油圧室16と低油圧室10′を連通した
通油孔18の弁室19に球弁20を圧縮ばね21
により弾装しただけの極めて簡単な構造であるか
ら、不動作は生じ難いばかりか安価に製作でき
て、かつ従来のドア・クローザの圧縮ばね6の内
側に油圧機構17を設置するだけでバツクチエツ
ク効果を生じるため、きわめて容易に実施できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係るドア・クロ
ーザのバツクチエツク装置の実施例を夫々示した
もので第1図はこれをドア・クローザと共に示し
た閉扉状態の縦断側面図、第2図は同装置の高速
開扉状態を示す縦断側面図、第3図は同装置の低
速開扉状態を示す縦断側面図である。 4……シリンダ、5……ピストン、6,21…
…圧縮ばね、10′……低油圧室、16……高油
圧室、18……通油孔、19……弁室、20……
球弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ4にピストン5を圧縮ばね6により弾
    装して閉扉力を付勢させて成るドア・クローザに
    あつて、所定の開扉角度となつたとき、上記ピス
    トンにより圧縮動作されて内圧が高められ、この
    内圧により扉の開き回動を制御する油圧機構17
    を上記圧縮ばねの内側に配設し、この油圧機構
    は、小圧縦ばね26の弾撥力を付勢させた小ピス
    トンを小シリンダ24に嵌挿し、該小ピストンに
    は閉扉時高油圧室16と低油圧室10′とを連通
    する弁室19付きの通油孔18を形成し、該弁室
    には球弁20を圧縮ばね21により開扉動作時の
    流油に抵抗する方向へ弾撥付勢して内装し、開扉
    速度が設定値以上となつた時のみ上記球弁が着座
    して流油を遮断する如く上記圧縮ばね21のばね
    定数を設定して成ることを特徴とするドア・クロ
    ーザのバツクチエツク装置。
JP11080180U 1980-08-04 1980-08-04 Expired JPS6243102Y2 (ja)

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JP11080180U JPS6243102Y2 (ja) 1980-08-04 1980-08-04

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11080180U JPS6243102Y2 (ja) 1980-08-04 1980-08-04

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JPS5733883U JPS5733883U (ja) 1982-02-22
JPS6243102Y2 true JPS6243102Y2 (ja) 1987-11-07

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JP11080180U Expired JPS6243102Y2 (ja) 1980-08-04 1980-08-04

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JPH0617972Y2 (ja) * 1986-07-09 1994-05-11 ダイハツディ−ゼル機器株式会社 ドアクロ−ザ

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JPS5733883U (ja) 1982-02-22

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