JPH0545741Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0545741Y2 JPH0545741Y2 JP16643988U JP16643988U JPH0545741Y2 JP H0545741 Y2 JPH0545741 Y2 JP H0545741Y2 JP 16643988 U JP16643988 U JP 16643988U JP 16643988 U JP16643988 U JP 16643988U JP H0545741 Y2 JPH0545741 Y2 JP H0545741Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- piston
- pressure space
- door
- axial direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 claims description 14
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 11
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 5
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 239000010727 cylinder oil Substances 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、ラツチボルトのいわゆる掛かりを良
くするため、作動の終端において扉を増速させる
いわゆるラツチングアクシヨンをするクローザの
速度制御装置(以下単に速度制御装置という)に
係り、特に、ラツチングアクシヨンの開始時期の
調節を容易に行えるようにした速度制御装置に関
する。
くするため、作動の終端において扉を増速させる
いわゆるラツチングアクシヨンをするクローザの
速度制御装置(以下単に速度制御装置という)に
係り、特に、ラツチングアクシヨンの開始時期の
調節を容易に行えるようにした速度制御装置に関
する。
オイルダンパにより速度に応じて減衰されたば
ね力で扉を閉める従来のクローザは、ラツチボル
トの動きが円滑でなかつたり、あるいは気密室の
扉口のように、開口を包囲するようにパツキング
を装着し、このパツキングを扉面外辺部で圧接し
て気密を保つようにしたいわゆるエアタイトの扉
の場合には、作動の終端において扉を完全に閉め
切ることができず、ラツチボルトを掛けないまま
で作動が停止する場合がある。
ね力で扉を閉める従来のクローザは、ラツチボル
トの動きが円滑でなかつたり、あるいは気密室の
扉口のように、開口を包囲するようにパツキング
を装着し、このパツキングを扉面外辺部で圧接し
て気密を保つようにしたいわゆるエアタイトの扉
の場合には、作動の終端において扉を完全に閉め
切ることができず、ラツチボルトを掛けないまま
で作動が停止する場合がある。
かかる不都合を解消するため、実公昭54−
33328号公報に記載されているクローザは、作動
の終端付近において扉の閉扉速度を増大させ、扉
の慣性力を利用してラツチボルトを掛ける、いわ
ゆるラツチングアクシヨンをするように構成され
ている。
33328号公報に記載されているクローザは、作動
の終端付近において扉の閉扉速度を増大させ、扉
の慣性力を利用してラツチボルトを掛ける、いわ
ゆるラツチングアクシヨンをするように構成され
ている。
このラツチングアクシヨンを生じさせるため、
上記公報に記載のクローザは、閉扉時ピストンの
前進端面に対向する側のシリンダキヤツプに、シ
リンダ内の高圧空間と低圧空間とを連通させるバ
イパス路をオリフイスと並列に設け、このバイア
ス路の高圧側の入口に球状の弁体を有する逆止弁
を配設する一方、ピストンの前進端面にピンを突
設し、作動の終端付近においてこのピンにより上
記球状の弁体を弁座から突き出すようになつてい
る。そのため、このクローザは、作動終端付近に
おいてオリフイスと並列のバイパス路が開いて、
いわばダンパが効かなくなる状態となり、扉が増
速されてラツチングアクシヨンが生じる。
上記公報に記載のクローザは、閉扉時ピストンの
前進端面に対向する側のシリンダキヤツプに、シ
リンダ内の高圧空間と低圧空間とを連通させるバ
イパス路をオリフイスと並列に設け、このバイア
ス路の高圧側の入口に球状の弁体を有する逆止弁
を配設する一方、ピストンの前進端面にピンを突
設し、作動の終端付近においてこのピンにより上
記球状の弁体を弁座から突き出すようになつてい
る。そのため、このクローザは、作動終端付近に
おいてオリフイスと並列のバイパス路が開いて、
いわばダンパが効かなくなる状態となり、扉が増
速されてラツチングアクシヨンが生じる。
しかして、一般的に言つて、クローザのシリン
ダ内における位置と扉の開角度とは、一方が定ま
れば他方が一義的に定まる、という関係にはな
く、シリンダの取付位置、シリンダのピニオン軸
に結合されたメインアームの長さ、このメインア
ームの先端に一端をリンク結合されたフオークア
ームの長さ、および通常は扉枠に装着され、フオ
ークアームの他端を回動自在に支承するアームブ
ラケツトと取付位置によつて種々に変化する。
ダ内における位置と扉の開角度とは、一方が定ま
れば他方が一義的に定まる、という関係にはな
く、シリンダの取付位置、シリンダのピニオン軸
に結合されたメインアームの長さ、このメインア
ームの先端に一端をリンク結合されたフオークア
ームの長さ、および通常は扉枠に装着され、フオ
ークアームの他端を回動自在に支承するアームブ
ラケツトと取付位置によつて種々に変化する。
一方、上記ラツチングアクシヨンが始まる時期
は、扉と扉枠との間に指等が挟まつた状態でラツ
チングアクシヨンが生じる、という危険な事態を
避けるため、扉の自由側端縁と扉枠との間に隙間
がなくなつた直後に設定するのが望ましい。そこ
で、上記した従来のラツチングアクシヨン付のク
ローザは、取付後フオークアームの長さを増減し
てラツチングアクシヨンの開始時期を調節してい
た。具体的には、中心軸に沿つて雌ねじ孔を形成
した棒状の他端部と、雄ねじ部を形成した棒状の
一端部とを螺合させてフオークアームを構成し、
フオークアームの一端とメインアームの先端とを
回動可能に連結しているピンを抜いてフオークア
ームを自由にし、その一端部を回してフオークア
ームの長さを増減し、再びメインアームの先端と
フオークアームの一端とを連結して作動状況を確
認する、という手順を繰り返していた。
は、扉と扉枠との間に指等が挟まつた状態でラツ
チングアクシヨンが生じる、という危険な事態を
避けるため、扉の自由側端縁と扉枠との間に隙間
がなくなつた直後に設定するのが望ましい。そこ
で、上記した従来のラツチングアクシヨン付のク
ローザは、取付後フオークアームの長さを増減し
てラツチングアクシヨンの開始時期を調節してい
た。具体的には、中心軸に沿つて雌ねじ孔を形成
した棒状の他端部と、雄ねじ部を形成した棒状の
一端部とを螺合させてフオークアームを構成し、
フオークアームの一端とメインアームの先端とを
回動可能に連結しているピンを抜いてフオークア
ームを自由にし、その一端部を回してフオークア
ームの長さを増減し、再びメインアームの先端と
フオークアームの一端とを連結して作動状況を確
認する、という手順を繰り返していた。
しかしながら、このラツチングアクシヨンの開
始時期の調節作業は非常に煩雑であり、根気のな
い人には不可能に近い。
始時期の調節作業は非常に煩雑であり、根気のな
い人には不可能に近い。
本考案は、上記ラツチングアクシヨンの開始時
期の調節を極めて容易に行うことができるクロー
ザの速度制御装置を提供することを目的としてい
る。
期の調節を極めて容易に行うことができるクロー
ザの速度制御装置を提供することを目的としてい
る。
上記の目的を達成するため、本考案は、両端を
シリンダキヤツプで閉塞され、内側に作動油が充
填されたシリンダと、このシリンダ内においてそ
の軸線方向に移動可能に嵌装され、ばねによつて
一方向に付勢されると共に、シリンダ軸線方向に
沿つてラツクを形成したピストンと、シリンダ軸
線に対して垂直な関係角度を保つてシリンダに回
動自在に支承され、少なくとも一端をシリンダ外
に突出させると共に、シリンダ内の部分に形成さ
れたピニオンをピストンのラツクと噛み合せたピ
ニオン軸と、閉扉時ピストンの移動により高圧と
なるピストン前方の高圧空間、およびピストンを
押すばねを収納する側の低圧空間を相互に連通す
る導油孔に挿設されたオリフイスとを有するもの
において、ピストンの前端部をシリンダ軸線方向
に貫通する連通孔を形成し、この連通孔の高圧空
間側の端部に逆流防止弁を設けると共に、高圧空
間を介してピストンに対向する高圧側のシリンダ
キヤツプに、これを貫通して内端が逆流防止弁の
弁体の移動軌跡と一部干渉する解除ピンを設け、
この解除ピンのシリンダ軸線方向における位置を
調節できるようにしたことを特徴とする。
シリンダキヤツプで閉塞され、内側に作動油が充
填されたシリンダと、このシリンダ内においてそ
の軸線方向に移動可能に嵌装され、ばねによつて
一方向に付勢されると共に、シリンダ軸線方向に
沿つてラツクを形成したピストンと、シリンダ軸
線に対して垂直な関係角度を保つてシリンダに回
動自在に支承され、少なくとも一端をシリンダ外
に突出させると共に、シリンダ内の部分に形成さ
れたピニオンをピストンのラツクと噛み合せたピ
ニオン軸と、閉扉時ピストンの移動により高圧と
なるピストン前方の高圧空間、およびピストンを
押すばねを収納する側の低圧空間を相互に連通す
る導油孔に挿設されたオリフイスとを有するもの
において、ピストンの前端部をシリンダ軸線方向
に貫通する連通孔を形成し、この連通孔の高圧空
間側の端部に逆流防止弁を設けると共に、高圧空
間を介してピストンに対向する高圧側のシリンダ
キヤツプに、これを貫通して内端が逆流防止弁の
弁体の移動軌跡と一部干渉する解除ピンを設け、
この解除ピンのシリンダ軸線方向における位置を
調節できるようにしたことを特徴とする。
上記のように構成された速度制御装置は、開扉
時には、ピストンがシリンダ内のばねを押し縮め
る方向に移動し、作動油は連通孔を通つて低圧空
間から高圧空間に流入し、この作動油の流れによ
つて逆流防止弁の弁体は弁座から離れる。したが
つて、逆流防止弁は開き、上記作動油の高圧空間
への流入を妨げるものはない。この点は従来のク
ローザにおいて逆流防止弁がピストンに設けられ
た場合と同じである。
時には、ピストンがシリンダ内のばねを押し縮め
る方向に移動し、作動油は連通孔を通つて低圧空
間から高圧空間に流入し、この作動油の流れによ
つて逆流防止弁の弁体は弁座から離れる。したが
つて、逆流防止弁は開き、上記作動油の高圧空間
への流入を妨げるものはない。この点は従来のク
ローザにおいて逆流防止弁がピストンに設けられ
た場合と同じである。
人が扉口を通過後扉のノブやハンドルから手を
放すと、ピストンに作用していた外力が消失する
ので、シリンダに内蔵され、それまで押し縮めら
れていたばねの復元弾力により、ピストンは高圧
側のシリンダキヤツプに向けて押動される。この
ピストンの移動により、作動油が高圧空間から連
通孔を通つて低圧空間に流入しようとするが、こ
の作動油の流れに動かされて弁体が弁座開口を閉
塞し、逆流防止弁が閉じる。
放すと、ピストンに作用していた外力が消失する
ので、シリンダに内蔵され、それまで押し縮めら
れていたばねの復元弾力により、ピストンは高圧
側のシリンダキヤツプに向けて押動される。この
ピストンの移動により、作動油が高圧空間から連
通孔を通つて低圧空間に流入しようとするが、こ
の作動油の流れに動かされて弁体が弁座開口を閉
塞し、逆流防止弁が閉じる。
逆流防止弁が閉じた後ピストンが移動すると、
ピストンによつて加圧された高圧空間内の作動油
は導油孔を通つて低圧空間に流入するが、この過
程において作動油が小径のオリフイスを通過する
ことによつて粘性抵抗が生じ、ピストンひいては
扉が緩衝される。この点も従来のクローザの作動
と同じである。
ピストンによつて加圧された高圧空間内の作動油
は導油孔を通つて低圧空間に流入するが、この過
程において作動油が小径のオリフイスを通過する
ことによつて粘性抵抗が生じ、ピストンひいては
扉が緩衝される。この点も従来のクローザの作動
と同じである。
ピストンがさらに移動してその移動行程の終端
に近ずくと、高圧側のシリンダキヤツプの内側に
突設された解除ピンの先端が逆流防止弁の弁体と
干渉し、以後さらなるピストンの移動による解除
ピンと逆流防止弁の弁体との相対的な移動によ
り、弁体が弁座から引き離されるように動き、そ
の結果逆流防止弁が開く。すると、高圧空間内の
作動油は流路抵抗の小さい連通孔を通つて直接に
低圧空間に流入し、上記した粘性抵抗による緩衝
作用が消失するので、ピストンひいては扉が急激
に動く前記ラツチングアクシヨンが生じる。
に近ずくと、高圧側のシリンダキヤツプの内側に
突設された解除ピンの先端が逆流防止弁の弁体と
干渉し、以後さらなるピストンの移動による解除
ピンと逆流防止弁の弁体との相対的な移動によ
り、弁体が弁座から引き離されるように動き、そ
の結果逆流防止弁が開く。すると、高圧空間内の
作動油は流路抵抗の小さい連通孔を通つて直接に
低圧空間に流入し、上記した粘性抵抗による緩衝
作用が消失するので、ピストンひいては扉が急激
に動く前記ラツチングアクシヨンが生じる。
上記解除ピンのシリンダ軸線方向の位置を調節
すれば、逆流防止弁の弁体が解除ピンの先端と干
渉し始めるタイミングが変化するので、ラツチン
グアクシヨンの開始時期が変化する。すなわち、
解除ピンのシリンダ内における突出量が大きけれ
ばラツチングアクシヨンの開始時期が早まり、小
さいと遅くなる。
すれば、逆流防止弁の弁体が解除ピンの先端と干
渉し始めるタイミングが変化するので、ラツチン
グアクシヨンの開始時期が変化する。すなわち、
解除ピンのシリンダ内における突出量が大きけれ
ばラツチングアクシヨンの開始時期が早まり、小
さいと遅くなる。
以下本考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
第1図において符号1はシリンダを示し、この
シリンダ1は一端を高圧側のシリンダキヤツプ2
により、他端を図示しない低圧側のシリンダキヤ
ツプによりそれぞれ液密に閉塞された筒体であつ
て、、内部には作動油が充填されている。
シリンダ1は一端を高圧側のシリンダキヤツプ2
により、他端を図示しない低圧側のシリンダキヤ
ツプによりそれぞれ液密に閉塞された筒体であつ
て、、内部には作動油が充填されている。
上記シリンダ1内には、ピストン3がシリンダ
軸線方向(第1図で左右方向)に移動可能に嵌装
されている。このピストン3は、圧縮コイルばね
としてのクローザばね4(第3図参照)の弾力に
よつて一方向(第1図で左方)に付勢されてお
り、また、シリンダ軸線方向に沿つてラツク5が
形成されている。
軸線方向(第1図で左右方向)に移動可能に嵌装
されている。このピストン3は、圧縮コイルばね
としてのクローザばね4(第3図参照)の弾力に
よつて一方向(第1図で左方)に付勢されてお
り、また、シリンダ軸線方向に沿つてラツク5が
形成されている。
一方、シリンダ1の中央部に、シリンダ軸線に
対して垂直な関係角度を保つて、ピニオン軸6が
回動自在に支承されており、このピニオン軸6の
少なくとも一端はシリンダ1外に突出している。
また、ピニオン軸6のシリンダ1内の部分に形成
されたピニオン7は上記ラツク5と噛み合つてい
る。
対して垂直な関係角度を保つて、ピニオン軸6が
回動自在に支承されており、このピニオン軸6の
少なくとも一端はシリンダ1外に突出している。
また、ピニオン軸6のシリンダ1内の部分に形成
されたピニオン7は上記ラツク5と噛み合つてい
る。
上記した構成により、閉扉時クローザばね4の
弾力によりピストン3は第1図で左方に押動され
て、ピストン3の前端部(第1図で左端部)と高
圧側のシリンダキヤツプ2との間の高圧空間8に
おける作動油が加圧され、この加圧された作動油
が図示しない導油孔およびオリフイスを通つて低
圧空間に移動する過程においてピストン3の動き
が緩衝され、このピストン3と噛み合い係合する
ピニオン軸6の回動が前記メインアームおよびフ
オークアームよりなるリング機構を動かして扉を
閉じるのは従来のクローザと全く同様であり、か
つクローザとしての一般的な構成は周知であるか
ら、さらに詳細な説明は省略する。
弾力によりピストン3は第1図で左方に押動され
て、ピストン3の前端部(第1図で左端部)と高
圧側のシリンダキヤツプ2との間の高圧空間8に
おける作動油が加圧され、この加圧された作動油
が図示しない導油孔およびオリフイスを通つて低
圧空間に移動する過程においてピストン3の動き
が緩衝され、このピストン3と噛み合い係合する
ピニオン軸6の回動が前記メインアームおよびフ
オークアームよりなるリング機構を動かして扉を
閉じるのは従来のクローザと全く同様であり、か
つクローザとしての一般的な構成は周知であるか
ら、さらに詳細な説明は省略する。
他方、ピストンの3の前端部には、第1図およ
び第2図に示すように、これをシリンダ軸線方向
に貫通する連通孔9が開口しており、この連通孔
9の高圧空間8側の端部には、連通孔9の環状の
開口端縁を弁座11(第2図)とし、球状の弁体
12を有する逆流防止弁13が設けられている。
なお、第1図で符号14は弁体12の脱落防止ピ
ンを、符号15はフイルタを、符号16はフイル
タ15の抜け止め防止用にフイルタ収納孔に押し
込まれた抜け止めボールをそれぞれ示す。
び第2図に示すように、これをシリンダ軸線方向
に貫通する連通孔9が開口しており、この連通孔
9の高圧空間8側の端部には、連通孔9の環状の
開口端縁を弁座11(第2図)とし、球状の弁体
12を有する逆流防止弁13が設けられている。
なお、第1図で符号14は弁体12の脱落防止ピ
ンを、符号15はフイルタを、符号16はフイル
タ15の抜け止め防止用にフイルタ収納孔に押し
込まれた抜け止めボールをそれぞれ示す。
一方、上記逆流防止弁13に対向する高圧側の
シリンダキヤツプ2には、先端(内端)が逆流防
止弁の弁体12の移動軌跡と一部干渉する位置関
係で解除ピン17が設けられている。
シリンダキヤツプ2には、先端(内端)が逆流防
止弁の弁体12の移動軌跡と一部干渉する位置関
係で解除ピン17が設けられている。
図示の実施例における解除ピン17は、第2図
において一層明らかなように、先端を円錐形に成
形した小径の先端部17aと、雄ねじ部17b
と、O−リング収納溝17cと、すりわりを外端
面に形成したすりわり部17dとをそれぞれ内端
から順に連設してなり、シリンダキヤツプ2のシ
リンダ軸線方向に貫通する段付孔の小径の雌ねじ
部に上記雄ねじ部を螺合させ、また、段付孔の大
径部に収納された上記O−リング収納溝17cに
はOリング18が巻装されている。したがつて、
O−リング18によりシリンダ1の液密性を保ち
ながら、すりわり部17dをドライバなどで回す
ことにより、解除ピン17の先端のシリンダ軸線
方向における位置を自由に調節することができ
る。
において一層明らかなように、先端を円錐形に成
形した小径の先端部17aと、雄ねじ部17b
と、O−リング収納溝17cと、すりわりを外端
面に形成したすりわり部17dとをそれぞれ内端
から順に連設してなり、シリンダキヤツプ2のシ
リンダ軸線方向に貫通する段付孔の小径の雌ねじ
部に上記雄ねじ部を螺合させ、また、段付孔の大
径部に収納された上記O−リング収納溝17cに
はOリング18が巻装されている。したがつて、
O−リング18によりシリンダ1の液密性を保ち
ながら、すりわり部17dをドライバなどで回す
ことにより、解除ピン17の先端のシリンダ軸線
方向における位置を自由に調節することができ
る。
しかして、上記した構成により、閉扉時ピスト
ン3が移動すると、第1図に示すように、作動油
の圧力によつて弁体12が弁座11に定座して逆
流防止弁13を閉じるが、弁体12が解除ピン1
7の先端に当接すると、第2図から明らかなよう
に、解除ピン17の先端の円錐面が弁体12をこ
するように相対移動し、両者の係合および相対運
動によつて生じるくさび作用により、弁体12は
シリンダ1の半径方向、すなわち弁座から引き離
される方向に押動される。そして、一旦弁体12
が弁座11から離れると、弁座開口から低圧空間
に抜けようとする作動油の流れがさらに弁体12
を弁座11から引き離し、第3図に示すように、
弁体12は脱落防止ピン14が植設されたポケツ
ト部に落ちる。
ン3が移動すると、第1図に示すように、作動油
の圧力によつて弁体12が弁座11に定座して逆
流防止弁13を閉じるが、弁体12が解除ピン1
7の先端に当接すると、第2図から明らかなよう
に、解除ピン17の先端の円錐面が弁体12をこ
するように相対移動し、両者の係合および相対運
動によつて生じるくさび作用により、弁体12は
シリンダ1の半径方向、すなわち弁座から引き離
される方向に押動される。そして、一旦弁体12
が弁座11から離れると、弁座開口から低圧空間
に抜けようとする作動油の流れがさらに弁体12
を弁座11から引き離し、第3図に示すように、
弁体12は脱落防止ピン14が植設されたポケツ
ト部に落ちる。
以上の説明から明らかなように、本考案は、ク
ローザの閉扉作動終端における解除ピンの先端
と、逆流防止弁の弁体との干渉を利用して逆流防
止弁を開き、クローザの緩衝機能を消失せしめて
ラツチングアクシヨンを生じさせるようにすると
共に、逆流防止弁をピストン側に、解除ピンをシ
リンダキヤツプ側にそれぞれ配設し、かつ解除ピ
ンのシリンダ軸線方向の位置を調節できるように
したから、クローザのラツチングアクシヨンの開
始時期の調節が極めて容易になる、という効果を
奏する。
ローザの閉扉作動終端における解除ピンの先端
と、逆流防止弁の弁体との干渉を利用して逆流防
止弁を開き、クローザの緩衝機能を消失せしめて
ラツチングアクシヨンを生じさせるようにすると
共に、逆流防止弁をピストン側に、解除ピンをシ
リンダキヤツプ側にそれぞれ配設し、かつ解除ピ
ンのシリンダ軸線方向の位置を調節できるように
したから、クローザのラツチングアクシヨンの開
始時期の調節が極めて容易になる、という効果を
奏する。
第1図は本考案による速度制御装置を備えたク
ローザの要部断面図で、扉閉鎖作動中の状態を示
し、第2図は本考案の一実施例による速度制御装
置の拡大断面図、第3図は第1図と同様のクロー
ザの要部断面図で、逆流防止弁が開き、かつクロ
ーザの閉扉作動が終了した状態を示す。 1……シリンダ、2……シリンダキヤツプ、3
……ピストン、4……クローザばね、5……ラツ
ク、6……ピニオン軸、7……ピニオン、8……
高圧空間、9……連通孔、11……弁座、12…
…弁体、13……逆流防止弁、17……解除ピ
ン。
ローザの要部断面図で、扉閉鎖作動中の状態を示
し、第2図は本考案の一実施例による速度制御装
置の拡大断面図、第3図は第1図と同様のクロー
ザの要部断面図で、逆流防止弁が開き、かつクロ
ーザの閉扉作動が終了した状態を示す。 1……シリンダ、2……シリンダキヤツプ、3
……ピストン、4……クローザばね、5……ラツ
ク、6……ピニオン軸、7……ピニオン、8……
高圧空間、9……連通孔、11……弁座、12…
…弁体、13……逆流防止弁、17……解除ピ
ン。
Claims (1)
- 両端をシリンダキヤツプで閉塞され、内側に作
動油が充填されたシリンダと、このシリンダ内に
おいてその軸線方向に移動可能に嵌装され、ばね
によつて一方向に付勢されると共に、シリンダ軸
線方向に沿つてラツクを形成したピストンと、シ
リンダ軸線に対して垂直な関係角度を保つてシリ
ンダに回動自在に支承され、少なくとも一端をシ
リンダ外に突出させると共に、シリンダ内の部分
に形成されたピニオンをピストンのラツクと噛み
合せたピニオン軸と、閉扉時ピストンの移動によ
り高圧となるピストン前方の高圧空間、およびピ
ストンを押すばねを収納する側の低圧空間を相互
に連通する導油孔に挿設されたオリフイスとを有
するものにおいて、ピストンの前端部をシリンダ
軸線方向に貫通する連通孔を形成し、この連通孔
の高圧空間側の端部に逆流防止弁を設けると共
に、高圧空間を介してピストンに対向する高圧側
のシリンダキヤツプに、これを貫通して内端が逆
流防止弁の弁体の移動軌跡と一部干渉する解除ピ
ンを設け、この解除ピンのシリンダ軸線方向にお
ける位置を調節できるようにしたことを特徴とす
るクローザの速度調節装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16643988U JPH0545741Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | |
AU47238/89A AU622255B2 (en) | 1988-12-23 | 1989-12-22 | Speed controller for door-closer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16643988U JPH0545741Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0285780U JPH0285780U (ja) | 1990-07-05 |
JPH0545741Y2 true JPH0545741Y2 (ja) | 1993-11-25 |
Family
ID=15831426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16643988U Expired - Lifetime JPH0545741Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545741Y2 (ja) |
AU (1) | AU622255B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU651944B3 (en) * | 1993-04-05 | 1994-08-04 | Bartec Pty. Ltd. | Movement controller |
GB2617180B (en) * | 2022-03-31 | 2024-06-05 | Galeid Ltd | Door closer |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ZA764458B (en) * | 1975-08-05 | 1977-07-27 | Perkins & Powell Ltd | Door closer |
US4419786A (en) * | 1981-01-08 | 1983-12-13 | Emhart Industries, Inc. | Door closer assembly |
AU578830B2 (en) * | 1985-05-29 | 1988-11-03 | Yelverton Holdings Pty. Ltd. | Closing device for doors |
-
1988
- 1988-12-23 JP JP16643988U patent/JPH0545741Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-12-22 AU AU47238/89A patent/AU622255B2/en not_active Ceased
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0285780U (ja) | 1990-07-05 |
AU622255B2 (en) | 1992-04-02 |
AU4723889A (en) | 1990-06-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5414894A (en) | Door closer | |
US5343593A (en) | Door closer | |
US4234996A (en) | Automatic door closer constructed for releasably holding a door in a predetermined partly open position | |
JPH0446470Y2 (ja) | ||
JPH0355376A (ja) | ドアクローザ | |
AU666058B2 (en) | Door closer | |
US4386446A (en) | Door closer | |
JPH0545741Y2 (ja) | ||
US6904642B2 (en) | Closing device for gates and doors | |
US4097956A (en) | Hydraulic door operator with overtravel restraint | |
JP2003193740A (ja) | ドアクローザー | |
US2948915A (en) | Hydraulic hold open mechanism for hinged members | |
KR20090116935A (ko) | 도어클로저 | |
JPS5938862Y2 (ja) | ドア−チェツクのバツクチエツク装置 | |
KR200243185Y1 (ko) | 내장형 도어 개폐 완충기 | |
JPS6039412Y2 (ja) | ドア・クロ−ザのバツクチエツク装置 | |
JPH046476Y2 (ja) | ||
JP2969277B2 (ja) | ドアクローザ | |
CN215718057U (zh) | 双向液压门轴器 | |
JPS5810865Y2 (ja) | ドア・クロ−ザのバツクチエツク装置 | |
JP3710107B2 (ja) | ドアクローザの停止装置 | |
JPS6243102Y2 (ja) | ||
JPH0260835B2 (ja) | ||
US20030051601A1 (en) | Spring damper apparatus | |
JP2001049946A (ja) | ストッパー付ドアクローザ |