JPS6242811Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6242811Y2
JPS6242811Y2 JP18958684U JP18958684U JPS6242811Y2 JP S6242811 Y2 JPS6242811 Y2 JP S6242811Y2 JP 18958684 U JP18958684 U JP 18958684U JP 18958684 U JP18958684 U JP 18958684U JP S6242811 Y2 JPS6242811 Y2 JP S6242811Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
temperature switch
switch
cooling water
solenoid valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18958684U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61104218U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18958684U priority Critical patent/JPS6242811Y2/ja
Publication of JPS61104218U publication Critical patent/JPS61104218U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6242811Y2 publication Critical patent/JPS6242811Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、排気熱を利用した自動車のような車
両用暖房装置に関するものである。
【従来の技術】
従来、前記のような車両用暖房装置として、実
開昭53ー87554号公報に示されているように、エ
ンジンの排気系に設けた熱交換器でエンジン冷却
水の一部を必要な時に加熱し、加熱した冷却水を
ヒータコツクを開いてヒータブロア付きヒータに
通し、このヒータで熱交換した空気をヒータブロ
アで車室内に送つて暖房を行い、ヒータから出た
冷却水はラジエータからの還流水に合流させてエ
ンジンに戻すようにしたものが知られている。
【考案が解決しようとする問題点】
しかし、前述のような従来の車両用暖房装置で
は、車両のエンジンの暖機時間が長くなつたり、
暖房の立上り時間が長くなつたりするなど、暖房
の制御に問題点がある。 本考案は、前述した従来のものの問題点を解決
して、暖機時間や暖房立上り時間が短く、オーバ
ヒートが生ずることなく、信頼性の高い車両用暖
房装置を提供することを目的としている。
【問題点を解決するための手段】
本考案は、排気熱でエンジン冷却水を加熱する
熱交換器にヒータコツクを介してヒータブロア付
きのヒータを接続させ、このヒータの下流側をラ
ジエータからの還流路に接続したヒータ用流路を
有する車両用暖房装置において、前記ラジエータ
に冷却水の所定温度以上でオンとなり常閉のリレ
ー接点を開いて前記熱交換器を動作させるソレノ
イドバルブをオフさせる高温スイツチを設け、冷
却水の所定温度以上でオフとなり前記リレー接点
の閉時に前記ソレノイドバルブをオフさせる低温
スイツチをエンジン側に設け、運転席で操作され
る温度調節レバーによつて前記コツクの開閉と連
動するコツクスイツチを手動による前記コツクの
開閉と連動するコツクスイツチを前記低温スイツ
チに並列接続し、コツクスイツチがオンで高温ス
イツチがオフの時に暖房を行うようにしたもので
ある。
【作用】
本考案の車両用暖房装置は、前述のように構成
され、冷却水が所定温度以上の場合には、高温ス
イツチがオンとなりリレー接点が開くことでソレ
ノイドバルブがオフして閉じるため、他のスイツ
チに関係なく熱交換器が動作せず、エンジンのオ
ーバヒートの防止ができる。また本考案の装置
は、高温スイツチがオフ、低温スイツチがオンの
時にはエンジンの暖機が季節に関係なくでき、暖
機時間の短縮ができる。さらに温度調節レバーに
よつてコツクスイツチを任意位置で作動させるこ
とができるので、熱交換器の動作、非動作の温度
設定が容易に変更できる。
【実施例】
以下、本考案の一実施例につき図面を参照して
説明する。 第1図において符号1は自動車に搭載されたエ
ンジンであり、エンジン1の冷却水通路にサーモ
スタツト2を介して冷却水の往流路3が接続さ
れ、往流路3はラジエータフアン4を有するラジ
エータ5に接続され、ラジエータ5は冷却水の還
流路6でエンジン1の冷却水通路に接続されてい
る。 エンジン1の冷却水通路にヒータ用流路7の一
端が接続され、この流路7は、排気熱による熱交
換器8、リヤヒータ9、ヒータコツク10を介し
てヒータブロア11付きのフロントヒータ12に
接続されて、このヒータ12の下流側が冷却水の
還流路6に接続され、熱交換器8とリヤヒータ9
の間もバイパス流路13で前記還流路6と接続さ
れている。 前記熱交換器8は、エンジン1と消音器14の
間の排気管15の一部をバイパスする管路16が
挿入され、この管路16の入口部にガス切換弁1
7が設けられ、この切換弁17はインテークマニ
ホールド18にバキユーム管19によつて接続さ
れたアクチユエータ20によつて切換制御される
ように構成され、バキユーム管19にはソレノイ
ドバルブ21が介設されている。なお、第1図中
符号22はウオータポンプ、23は冷却水の注水
口、24はエア抜き管、25はリザーブタンクで
ある。 またラジエータ5には高温スイツチ26が、エ
ンジン1の冷却水出口部分には低温スイツチ27
がそれぞれ設けられている。第2図にも示すよう
に電気回路は、バツテリ28にキースイツチ31
を介してラジエータフアン4のモータ29、リレ
ー30の常閉接点30aおよびコイル30b、が
並列に接続され、モータ29と直列に高温スイツ
チ26が設けられ、これらの間がリレー30のコ
イル30bと接続され、リレー30の接点30a
と直列にソレノイドバルブ21のコイル21aと
低温スイツチ27が設けられている。そして前記
コイル21aと低温スイツチ27の間に、コツク
スイツチ32が接続され、このスイツチ32はヒ
ータコツク10の開閉と連動して手動操作され
る。すなわち第3図に示すように、自動車の計器
盤に設けた温度調節レバー33を運転席で操作す
ることで、ケーブル34を介してヒータコツク1
0が開閉されると共に、これに連動してケーブル
34に設けたコツクスイツチ32の加動接点32
aが固定接点32bに接離してコツクスイツチ3
2がオン・オフされる。なお、図示省略したがヒ
ータブロア11を作動させるためのブロアスイツ
チは、第2図に示す電気回路とは別の電気回路で
オン・オフされるように自動車の計器盤に設けら
れている。 次に、以上のように構成された実施例の作動に
ついて説明する。 本実施例の高温スイツチ26は92℃以上でオ
ン、低温スイツチは60℃以上でオフとなるように
設定されている。高温スイツチ26のオン時には
常閉のリレー30のコイル30bに通電され、そ
の接点30aが開くために、その他のスイツチオ
ン・オフと関係なくソレノイドバルブ21のコイ
ル21aには通電しないことにより、熱交換器8
は動作しないつまりオフであり、したがつて暖房
動作をしない。 高温スイツチ26のオフ時にはレリー30のコ
イル30bの通電が遮断されるのでその接点30
aが閉じる。 この状態で、コツクスイツチ32をオンにする
と低温スイツチ27のオン・オフと関係なく通常
は暖房が行われる。すなわち、ソレノイドバルブ
21がコイル21aへの通電によつて開き、吸入
負圧がバキユーム管19を介してアクチユエータ
20に作用し、これの作動でガス切換弁17が開
き、排気ガスが熱交換器8に流れ、ウオータポン
プ22の作動でヒータ用流路7を流れる冷却水を
加熱し、加熱された冷却水がリヤヒータ9,ヒー
タコツク10を経てフロントヒータ12に入り、
ここでヒータブロア11の作動で暖房用空気を加
熱して車室内に送り、暖房が行われる。この場合
にリヤヒータ9にも加熱された冷却水が入るの
で、これによつても暖房が行われるが、リヤヒー
タ9は省略可能である。フロントヒータ12を出
た冷却水は還流路6に入り、ラジエータ5で冷却
された冷却水と共にエンジン1の冷却水通路に戻
る。また、エンジン1の吸入負圧が所定値よりO
に近づくと、アクチユエータ20が非作動となり
ガス切換弁17が閉じ、排気ガスが熱交換器8に
挿入された管路16に流れなくなるので、熱交換
器8が作動しなくなりつまりオフになり、エンジ
ン1の高負荷時の出力低下を防止できる。なお、
温度調節レバーの操作で暖房温度の調節ができる
ことは従来のこの種の暖房装置と同様である。そ
して、コツクスイツチ32を停止すれば暖房が止
まり、また、低温スイツチ27がオンであれば暖
機運転ができ、低温スイツチ27がオフになると
暖機運転が完了し、ソレノイドバルブ21が閉じ
るので熱交換器8が非作動となる。なお、低温ス
イツチ27がオフになるとチヨークスイツチ(図
示しない)もオフになるように構成されている。 前述した本実施例の暖房装置のコントロールは
次表のとおりになる。
【表】 基本的な考え方 オーバヒート防止 冷却系のオーバヒートを防止するため高温スイ
ツチ26がオンのときは他のスイツチに優先して
熱交換器8をオフにする。 通常の暖房 コツクスイツチ32がオンのとき作動する。 暖機 低温スイツチ27がオンのとき熱交換器8をオ
ンにする。 暖機終了 低温スイツチ27がオフのとき熱交換器をオフ
にする。 以上説明したように、本実施例によれば、ガス
切換弁17を前述のように吸入負圧を利用して開
閉するようにし、バキユーム管19にソレノイド
バルブ21を設けたので、このバルブ21の開時
でも設定値以上の高負荷時には排気ガスが熱交換
器8に入らないようにできて、エンジンの動力性
能の低下を防止できるが、本考案は熱交換器8に
挿入される管路16にソレノイドバルブ21を直
接設けて構造を簡略化することもできる。
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の車両用暖房装置
は、排気熱を利用しエンジンの冷却水を加熱して
暖房用熱源としているので、暖房性能がよく強力
な暖房ができ、デフロスト性もよく、とくに高温
スイツチ、リレー、低温スイツチ、コツクスイツ
チおよびソレノイドバルブの各部材を用い、これ
らを前述した配置、構成にしたので、熱交換器が
オン状態で故障することが少なく、オーバヒート
を確実に防止でき、信頼性を向上させることがで
き、また季節に関係なく暖機運転ができ、暖機時
間の短縮ができ、さらにコツクスイツチを温度調
節レバーによつてヒータコツクの開閉と連動する
ようにしたので、熱交換器の動作、非動作の温度
設定が容易にできるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の車両用暖房装置を
示す説明図、第2図は同電気回路図、第3図はコ
ツクスイツチ付近の説明図である。 1……エンジン、2……サーモスタツト、3…
…冷却水の往流路、4……ラジエータフアン、5
……ラジエータ、6……冷却水の還流路、7……
ヒータ用流路、8……熱交換器、9……リヤヒー
タ、10……ヒータコツク、11……ヒータブロ
ア、12……フロントヒータ、13……バイパス
流路、14……消音器、15……排気管、16…
…管路、17……ガス切換弁、18……インテー
クマニホールド、19……バキユーム管、20…
…アクチユエータ、21……ソレノイドバルブ、
21a……コイル、22……ウオータポンプ、2
3……注水口、24……エア抜き管、25……リ
ザーブタンク、26……高温スイツチ、27……
低温スイツチ、28……バツテリ、29……モー
タ、30……リレー、30a……常閉接点、30
b……コイル、31……キースイツチ、32……
コツクスイツチ、32a……可動接点、32b…
…固定接点、33……温度調節レバー、34……
ケーブル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排気熱でエンジン冷却水を加熱する熱交換器に
    ヒータコツクを介してヒータブロア付きのヒータ
    を接続させ、このヒータの下流側をラジエータか
    らの還流路に接続したヒータ用流路を有する車両
    用暖房装置において、前記ラジエータに冷却水の
    所定温度以上でオンとなり常閉のリレー接点を開
    いて前記熱交換器を動作させるソレノイドバルブ
    をオフさせる高温スイツチを設け、冷却水の所定
    温度以上でオフとなり前記リレー接点の閉時に前
    記ソレノイドバルブをオフさせる低温スイツチを
    エンジン側に設け、運転席で操作される温度調節
    レバーによつて前記コツクの開閉と連動するコツ
    クスイツチを前記低温スイツチに並列接続し、コ
    ツクスイツチがオンで高温スイツチがオフの時に
    暖房を行うようにしたことを特徴とする車両用暖
    房装置。
JP18958684U 1984-12-14 1984-12-14 Expired JPS6242811Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18958684U JPS6242811Y2 (ja) 1984-12-14 1984-12-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18958684U JPS6242811Y2 (ja) 1984-12-14 1984-12-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61104218U JPS61104218U (ja) 1986-07-02
JPS6242811Y2 true JPS6242811Y2 (ja) 1987-11-04

Family

ID=30747032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18958684U Expired JPS6242811Y2 (ja) 1984-12-14 1984-12-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6242811Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61104218U (ja) 1986-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000054838A (ja) ハイブリッド車の駆動ユニットを冷却し且つハイブリッド車の内部空間を加熱するためのシステム
US20010042525A1 (en) Control arrangement for a cooling circuit of an internal combustion engine
WO2007007775A1 (ja) エンジンの冷却装置
JP2003527993A (ja) 自動車の室内を暖める暖房システム
JPS6242811Y2 (ja)
JPS6242810Y2 (ja)
JPS6242809Y2 (ja)
JP3149488B2 (ja) 車両用空調装置
JP2007137184A (ja) 暖房装置
JPS6347530Y2 (ja)
JPH034566Y2 (ja)
JPS5918009A (ja) 水冷エンジン搭載車の暖房装置
JPS6232088Y2 (ja)
JP2788508B2 (ja) 自動車用暖房装置
JPH0479849B2 (ja)
JPS598512A (ja) 水冷エンジン塔載車の暖房装置
JPS6131846Y2 (ja)
JPS58573Y2 (ja) 車両用ヒ−タ−の補助装置
JP2003034126A (ja) 車両用暖房装置
JPS58574Y2 (ja) 車両用ヒ−タ−補助装置
JPH0524412U (ja) 車両の暖房装置
JPS6231289Y2 (ja)
JP3822391B2 (ja) 自動車用暖房装置
JPS598514A (ja) 水冷エンジン搭載車の暖房装置
JPH0479848B2 (ja)