JP2003527993A - 自動車の室内を暖める暖房システム - Google Patents
自動車の室内を暖める暖房システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、エンジンの熱を搬出し、熱を自動車室内に放出するための液体回路と、液体回路内の液体流れを制御するための弁ブロック(7)とが設けられている、自動車の室内を暖めるための暖房システムに関する。弁ブロック(7)内を流れる液体を暖めるために、電気的な加熱装置が弁ブロック(7)に組み込まれている。
Description
【0001】
本発明は、請求項1の前提部分に記載した、自動車の室内を暖めるための暖房
システムに関する。
システムに関する。
【0002】
温風がエンジン冷却水との熱交換によって発生する普通の自動車暖房システム
の場合の問題は、エンジンをスタートさせた後で、暖房機能を達成するために冷
却水が充分に加熱されるまでに、或る程度の時間がかかることである。ドイツ連
邦共和国特許出願公開第443381号公報により、上記種類の暖房システムが
公知である。この暖房システムの場合には、金属管によって形成された電気的な
追加加熱要素が冷却水回路に組み込まれている。管の外周面はPTC加熱要素に
直接接触している。このPTC加熱要素には自動車の電気系から電気エネルギー
が供給される。それによって、自動車エンジンによる熱供給に依存しないで、管
、ひいては管の中を流れる冷却水を暖めることができる。
の場合の問題は、エンジンをスタートさせた後で、暖房機能を達成するために冷
却水が充分に加熱されるまでに、或る程度の時間がかかることである。ドイツ連
邦共和国特許出願公開第443381号公報により、上記種類の暖房システムが
公知である。この暖房システムの場合には、金属管によって形成された電気的な
追加加熱要素が冷却水回路に組み込まれている。管の外周面はPTC加熱要素に
直接接触している。このPTC加熱要素には自動車の電気系から電気エネルギー
が供給される。それによって、自動車エンジンによる熱供給に依存しないで、管
、ひいては管の中を流れる冷却水を暖めることができる。
【0003】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第19719487号公報では、自動車の冷媒
回路に加熱容器を組み込むことが提案されている。この加熱容器は、冷媒を自動
車エンジンに依存しないで暖めるために、マイクロ波源を備えている。
回路に加熱容器を組み込むことが提案されている。この加熱容器は、冷媒を自動
車エンジンに依存しないで暖めるために、マイクロ波源を備えている。
【0004】
これらの公知の暖房システムの場合には、付加的な水加熱装置を設ける必要が
あるので、組み立て作業が面倒で、必要スペースが大きいという欠点がある。
あるので、組み立て作業が面倒で、必要スペースが大きいという欠点がある。
【0005】
本発明の課題は、エンジンに依存しないで冷却液回路の液体を暖めることがで
き、それにもかかわらず組み立て作業が簡単で、大きなスペースを必要としない
、暖房システムを提供することである。
き、それにもかかわらず組み立て作業が簡単で、大きなスペースを必要としない
、暖房システムを提供することである。
【0006】
この課題は本発明に従い、請求項1に記載した暖房システムによって解決され
る。本発明によるこの解決策の場合、電気的な加熱装置が冷却液回路の既存の構
成要素に組み込まれ、それによってエンジンに依存しないこの冷却液暖房装置の
ための組み立て作業と必要スペースを低く抑えることができるという利点がある
。
る。本発明によるこの解決策の場合、電気的な加熱装置が冷却液回路の既存の構
成要素に組み込まれ、それによってエンジンに依存しないこの冷却液暖房装置の
ための組み立て作業と必要スペースを低く抑えることができるという利点がある
。
【0007】
本発明の有利な実施形は従属請求項に記載されている。
【0008】
水冷エンジンを備えた自動車の場合、一般的に冷却液の温度または圧力に依存
して冷却液流れを制御するために、通常は少なくとも1個の弁ブロックが冷却液
回路内に設けられている。本発明は、弁ブロックの中を流れる冷却液を暖めるた
めに、電気的な加熱装置をこの弁ブロックに組み込む(一体化する)。これによ
り、電気的な追加加熱装置が既存の構成要素に組み込まれるので、付加的なスペ
ースが不要で、組み立てが簡単である。これはコストを低く抑える。加熱装置は
好ましくは、弁ブロックを暖めるために弁ブロックに直接的に熱接触する1個ま
たは複数のPTC(Positive Temperatur Coefficient :正の温度係数)加熱要
素である。加熱要素は弁ブロックの外側に配置することができる。加熱要素には
自動車の電気系から電気エネルギーが供給される。この場合、配線は好ましくは
、自動車バッテリの放電を防止するために、ジェネレータが回転しているときに
のみ、電気的なエネルギーが加熱要素に供給されるように行われている。
して冷却液流れを制御するために、通常は少なくとも1個の弁ブロックが冷却液
回路内に設けられている。本発明は、弁ブロックの中を流れる冷却液を暖めるた
めに、電気的な加熱装置をこの弁ブロックに組み込む(一体化する)。これによ
り、電気的な追加加熱装置が既存の構成要素に組み込まれるので、付加的なスペ
ースが不要で、組み立てが簡単である。これはコストを低く抑える。加熱装置は
好ましくは、弁ブロックを暖めるために弁ブロックに直接的に熱接触する1個ま
たは複数のPTC(Positive Temperatur Coefficient :正の温度係数)加熱要
素である。加熱要素は弁ブロックの外側に配置することができる。加熱要素には
自動車の電気系から電気エネルギーが供給される。この場合、配線は好ましくは
、自動車バッテリの放電を防止するために、ジェネレータが回転しているときに
のみ、電気的なエネルギーが加熱要素に供給されるように行われている。
【0009】
従って、自動車エンジンのスタート後、冷却液弁ブロック内の電気的な追加加
熱装置によって、冷却液が迅速に暖められ、それによって自動車室内を迅速に暖
めることができる。
熱装置によって、冷却液が迅速に暖められ、それによって自動車室内を迅速に暖
めることができる。
【0010】
暖房システムの制御装置は好ましくは、(例えばエンジンおよびまたは自動車
追加加熱装置を運転することによって)熱媒体を暖める際に、電気的な加熱出力
が相応して低減されるかまたは全く生じないように設計されている。
追加加熱装置を運転することによって)熱媒体を暖める際に、電気的な加熱出力
が相応して低減されるかまたは全く生じないように設計されている。
【0011】
次に、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
【0012】
図1に示した熱媒体回路1はエンジン3、エンジンから独立して運転可能な加
熱装置2および車載の熱交換器4を含んでいる。この熱交換器4には、暖められ
た空気を自動車室内24に供給する自動車ファン5が付設されている。いわゆる
大きな熱媒体回路は実線の矢印Aによって示してある。この熱媒体回路内には、
エンジン3から出発して液状熱媒体がこのエンジン3に付設された冷媒供給ポン
プ6によって弁ブロック7の方に供給される。熱媒体はこの弁ブロック7から、
エンジン3から独立して運転可能な加熱装置2に達し、更に車載の熱交換器4を
通って、エンジン3の入口側に設けた冷媒供給ポンプ6の吸込み側に戻る。
熱装置2および車載の熱交換器4を含んでいる。この熱交換器4には、暖められ
た空気を自動車室内24に供給する自動車ファン5が付設されている。いわゆる
大きな熱媒体回路は実線の矢印Aによって示してある。この熱媒体回路内には、
エンジン3から出発して液状熱媒体がこのエンジン3に付設された冷媒供給ポン
プ6によって弁ブロック7の方に供給される。熱媒体はこの弁ブロック7から、
エンジン3から独立して運転可能な加熱装置2に達し、更に車載の熱交換器4を
通って、エンジン3の入口側に設けた冷媒供給ポンプ6の吸込み側に戻る。
【0013】
破線で示した矢印Bによって、いわゆる“島状回路”が示してある。この島状
回路の場合には、エンジン3は流れから切り離されている。この島状回路内で、
熱媒体はエンジン3から独立して運転可能な加熱装置2によって暖められて車内
の熱交換器4を通って流れ、エンジン3を迂回してバイパス管路8を経て弁ブロ
ック7に戻る。熱媒体はこの弁ブロック7を経て、エンジン3から独立して運転
可能な加熱装置2の入口側に再び案内される。
回路の場合には、エンジン3は流れから切り離されている。この島状回路内で、
熱媒体はエンジン3から独立して運転可能な加熱装置2によって暖められて車内
の熱交換器4を通って流れ、エンジン3を迂回してバイパス管路8を経て弁ブロ
ック7に戻る。熱媒体はこの弁ブロック7を経て、エンジン3から独立して運転
可能な加熱装置2の入口側に再び案内される。
【0014】
弁ブロック7によって島状回路が破線の矢印Bに従って生じると、熱媒体がエ
ンジン3を通過しなくなり、自動車室内24または暖房すべき他の空間は、車載
の熱交換器4を介してエンジン3から独立して運転可能な加熱装置2と関連して
効率的に暖めることが可能である。
ンジン3を通過しなくなり、自動車室内24または暖房すべき他の空間は、車載
の熱交換器4を介してエンジン3から独立して運転可能な加熱装置2と関連して
効率的に暖めることが可能である。
【0015】
次に、図2を参照して、弁ブロック7の詳細を、第1の好ましい実施の形態に
基づいて一層詳しく説明する。図2において、弁ブロック7は放射状に配置され
たポート9,10,11を備えている。ポート9はエンジン3から来る管路部分
(図1参照)に接続されている。ポート10はエンジン3から独立して運転可能
な加熱装置2に案内される管路部分に接続されている。ポート11は車載の熱交
換器4の出口から来るバイパス管路8に接続されている。図2の弁ブロック7の
場合、球13の形をした弁要素12が設けられている。この弁要素12はばね1
4によって、図2に示す位置に付勢され、この位置では弁ブロック7はエンジン
3に付設された熱媒体回路の部分を切り離す。弁要素12は湾曲したまたは弧状
に延びる運動軌道15に沿って、一点鎖線で示す位置に移動可能である。この位
置では、バイパス管路8に接続されたポート11ひいてはバイパス管路8が遮断
されている。従って、一点鎖線で示す弁要素12の位置では図1においてAで示
した熱媒体回路が準備される一方、実線で示す弁要素12の位置では図1の熱媒
体回路Bが実現される。その都度弁要素12と協働する、弁ブロック7内のポー
ト9,11の少なくとも端部は、弁座面16,17を備えている。この弁座面1
6、17によって、弁要素12のその都度の切換え位置で弁座と協働して確実な
閉鎖が達成される。
基づいて一層詳しく説明する。図2において、弁ブロック7は放射状に配置され
たポート9,10,11を備えている。ポート9はエンジン3から来る管路部分
(図1参照)に接続されている。ポート10はエンジン3から独立して運転可能
な加熱装置2に案内される管路部分に接続されている。ポート11は車載の熱交
換器4の出口から来るバイパス管路8に接続されている。図2の弁ブロック7の
場合、球13の形をした弁要素12が設けられている。この弁要素12はばね1
4によって、図2に示す位置に付勢され、この位置では弁ブロック7はエンジン
3に付設された熱媒体回路の部分を切り離す。弁要素12は湾曲したまたは弧状
に延びる運動軌道15に沿って、一点鎖線で示す位置に移動可能である。この位
置では、バイパス管路8に接続されたポート11ひいてはバイパス管路8が遮断
されている。従って、一点鎖線で示す弁要素12の位置では図1においてAで示
した熱媒体回路が準備される一方、実線で示す弁要素12の位置では図1の熱媒
体回路Bが実現される。その都度弁要素12と協働する、弁ブロック7内のポー
ト9,11の少なくとも端部は、弁座面16,17を備えている。この弁座面1
6、17によって、弁要素12のその都度の切換え位置で弁座と協働して確実な
閉鎖が達成される。
【0016】
弁ブロック7をできるだけ普遍的に使用できるように設計するために、好まし
くは、エンジン3から独立して運転可能な加熱装置2に通じるポート10は、適
切に形成された弁座面18を備えている。弁要素12のための弧状の運動軌道1
5は弁ブロック7の然るべき壁によって形成される。
くは、エンジン3から独立して運転可能な加熱装置2に通じるポート10は、適
切に形成された弁座面18を備えている。弁要素12のための弧状の運動軌道1
5は弁ブロック7の然るべき壁によって形成される。
【0017】
弁ブロック7内には本発明に従い、電気的な加熱要素21が設けられている。
この加熱要素は特にPTC加熱要素として形成されている。図2の実施の形態で
は、加熱要素21が加熱装置2に通じるポート10の範囲に設けられている。エ
ンジン3の作用を受ける大きな回路の場合にも島状回路の場合にも、熱媒体がこ
のポート10を流通するので、この個所に配置すると特に有利である。すなわち
、両回路の場合、電気的な加熱要素21は熱媒体を迅速に加熱するために寄与す
る。電気的な加熱要素21はスリーブまたは複数のスリーブセグメントの形に形
成されている。しかし、加熱要素を板状に形成してもよい。加熱要素21を弁ブ
ロック7の本体内に配置する代わりに、弁ブロック7の所属するポート9,10
または11に組み込むことができる。この場合、ポート10に組み込むと有利で
ある。
この加熱要素は特にPTC加熱要素として形成されている。図2の実施の形態で
は、加熱要素21が加熱装置2に通じるポート10の範囲に設けられている。エ
ンジン3の作用を受ける大きな回路の場合にも島状回路の場合にも、熱媒体がこ
のポート10を流通するので、この個所に配置すると特に有利である。すなわち
、両回路の場合、電気的な加熱要素21は熱媒体を迅速に加熱するために寄与す
る。電気的な加熱要素21はスリーブまたは複数のスリーブセグメントの形に形
成されている。しかし、加熱要素を板状に形成してもよい。加熱要素21を弁ブ
ロック7の本体内に配置する代わりに、弁ブロック7の所属するポート9,10
または11に組み込むことができる。この場合、ポート10に組み込むと有利で
ある。
【0018】
図3,4において、前述の実施の形態と同一または類似の部品には、同じ参照
符号が付けてある。しかし、この参照符号は区別するために′または″で示して
ある。
符号が付けてある。しかし、この参照符号は区別するために′または″で示して
ある。
【0019】
両図3,4の場合、直線的に移動可能な弁要素12′,12″が設けられてい
る。図3の弁要素12′はスライダ19の形に形成されている。このスライダ1
9はばね14によって図1に示した位置に付勢されている。弁要素12′のその
都度の切換え位置で確実に密封閉鎖するために、スライダ19の両端は例えば円
錐形に形成可能である。それによって、付設の弁座面16′,17′に対して面
での接触が行われる。
る。図3の弁要素12′はスライダ19の形に形成されている。このスライダ1
9はばね14によって図1に示した位置に付勢されている。弁要素12′のその
都度の切換え位置で確実に密封閉鎖するために、スライダ19の両端は例えば円
錐形に形成可能である。それによって、付設の弁座面16′,17′に対して面
での接触が行われる。
【0020】
図4の実施の形態の場合には、弁要素12″が図3に似た方法で、直線的に移
動可能なスライダとして形成されている。この場合、スライダの一端は熱媒体流
れを案内するために流れ抵抗の小さな輪郭20を有する。
動可能なスライダとして形成されている。この場合、スライダの一端は熱媒体流
れを案内するために流れ抵抗の小さな輪郭20を有する。
【0021】
本発明において設けられた弁ブロック7は弁要素12,12′,12″の切換
え位置に相応して、矢印Aに沿った大きな熱媒体回路または矢印Bに沿った島状
回路を実現することができる。
え位置に相応して、矢印Aに沿った大きな熱媒体回路または矢印Bに沿った島状
回路を実現することができる。
【0022】
エンジン3から来る弁ブロック7のポート9が弁要素12,12′,12″に
よって遮断されていると、熱媒体は開放したバイパス管路8を経て、エンジンか
ら独立して運転可能な加熱装置2によって吸い込まれ、Bで示した熱媒体回路に
供給される。この場合、エンジン3は迂回され、停止状態にある。
よって遮断されていると、熱媒体は開放したバイパス管路8を経て、エンジンか
ら独立して運転可能な加熱装置2によって吸い込まれ、Bで示した熱媒体回路に
供給される。この場合、エンジン3は迂回され、停止状態にある。
【0023】
エンジン3が作動すると、熱媒体が冷却媒体供給ポンプ6によって搬送され、
弁要素12,12′,12″が熱媒体の搬送圧力によってバイパス管8を遮断す
る位置にもたらされる。従って、熱媒体は弁ブロック7内で、独立して運転可能
な加熱装置2に通じるポート10に達し、それによって熱媒体が図1において矢
印Aで示した回路を流通する。エンジン3が停止すると、弁要素12,12′,
12″はばね14による付勢によって、エンジン3から来るポート9が遮断され
、バイパス管路8が開放する位置にもたらされる。従って、弁ブロック7によっ
て、付加的な補助制御手段なしにその都度所望される弁ブロック7の切換え位置
がエンジン3の運転または停止に依存して実現可能であるように、熱媒体回路の
流体機械的な切換えが達成される。
弁要素12,12′,12″が熱媒体の搬送圧力によってバイパス管8を遮断す
る位置にもたらされる。従って、熱媒体は弁ブロック7内で、独立して運転可能
な加熱装置2に通じるポート10に達し、それによって熱媒体が図1において矢
印Aで示した回路を流通する。エンジン3が停止すると、弁要素12,12′,
12″はばね14による付勢によって、エンジン3から来るポート9が遮断され
、バイパス管路8が開放する位置にもたらされる。従って、弁ブロック7によっ
て、付加的な補助制御手段なしにその都度所望される弁ブロック7の切換え位置
がエンジン3の運転または停止に依存して実現可能であるように、熱媒体回路の
流体機械的な切換えが達成される。
【0024】
図3,4には、電気的な加熱要素22,23,25の他の配置構造が示してあ
る。図3の加熱要素21はポート9の範囲において、内側に位置する加熱要素と
して形成される一方、加熱要素25はポート10の外側周囲に配置されている。
加熱要素25が外側に配置されている場合、この加熱要素が外側へのエネルギー
損失を避けるために断熱層27によって覆われていると有利である。
る。図3の加熱要素21はポート9の範囲において、内側に位置する加熱要素と
して形成される一方、加熱要素25はポート10の外側周囲に配置されている。
加熱要素25が外側に配置されている場合、この加熱要素が外側へのエネルギー
損失を避けるために断熱層27によって覆われていると有利である。
【0025】
図4では、ポート9の範囲に、内側に位置する加熱要素23と、それに付加し
てまたはその代わりに外側に位置する加熱要素25が設けられている。この外側
に位置する加熱要素25は外側を図示していない断熱層によって覆われていると
有利である。ポート10の範囲には更に、内側に位置する加熱要素22が設けら
れている。
てまたはその代わりに外側に位置する加熱要素25が設けられている。この外側
に位置する加熱要素25は外側を図示していない断熱層によって覆われていると
有利である。ポート10の範囲には更に、内側に位置する加熱要素22が設けら
れている。
【0026】
すべての加熱要素21,22,23または25は好ましくは、正の温度/抵抗
特性を有するPTC加熱要素として形成され、導体を介して自動車の電気系に接
続されている。この電気系のうち、図3には自動車バッテリ26だけが例示的に
示してある。
特性を有するPTC加熱要素として形成され、導体を介して自動車の電気系に接
続されている。この電気系のうち、図3には自動車バッテリ26だけが例示的に
示してある。
【0027】
特に弁ブロック7を鋳物部品として形成する場合、内側に位置する加熱要素2
1,22,23または外側に位置する加熱要素25の代わりに、1個または複数
の電気的な加熱要素が弁ブロックの壁に一体化され、それによって加熱要素が内
側に位置する場合のように液状熱媒体に対する電気的な絶縁を行う必要もないし
、加熱要素が外側に位置する場合のように熱損失または損傷しないように保護す
る必要もない。
1,22,23または外側に位置する加熱要素25の代わりに、1個または複数
の電気的な加熱要素が弁ブロックの壁に一体化され、それによって加熱要素が内
側に位置する場合のように液状熱媒体に対する電気的な絶縁を行う必要もないし
、加熱要素が外側に位置する場合のように熱損失または損傷しないように保護す
る必要もない。
【図1】
弁ブロックを備えた暖房システムの概略的な図である。
【図2】
弁装置を付設した弁ブロックの第1の好ましい実施の形態の概略的な図である
。
。
【図3】
弁装置を付設した弁ブロックの第2の好ましい実施の形態の概略的な図である
。
。
【図4】
本発明による弁装置の他の実施の形態を示す図である。
1…熱回路回路全体、2…エンジンから独立して運転可能な加熱装置、3…エン
ジン、4…車載の熱交換器、5…自動車ファン、6…冷媒供給ポンプ、7…弁ブ
ロック、8…バイパス管路、9…ポート、10…ポート、11…ポート、12,
12′,12″…弁要素、13…球、14…ばね、15…運動軌道、16,16
′…ポート9の弁座面、17,17′…ポート11の弁座面、18…ポート10
の弁座面、19…スライダ、20…流れ的に所望な輪郭、21…電気的な加熱装
置、22…電気的な加熱装置、23…電気的な加熱装置、24…室内、25…電
気的な加熱装置、26…自動車バッテリ、27…断熱層、A…大きな熱媒体回路
、B…“島状”熱媒体回路
ジン、4…車載の熱交換器、5…自動車ファン、6…冷媒供給ポンプ、7…弁ブ
ロック、8…バイパス管路、9…ポート、10…ポート、11…ポート、12,
12′,12″…弁要素、13…球、14…ばね、15…運動軌道、16,16
′…ポート9の弁座面、17,17′…ポート11の弁座面、18…ポート10
の弁座面、19…スライダ、20…流れ的に所望な輪郭、21…電気的な加熱装
置、22…電気的な加熱装置、23…電気的な加熱装置、24…室内、25…電
気的な加熱装置、26…自動車バッテリ、27…断熱層、A…大きな熱媒体回路
、B…“島状”熱媒体回路
Claims (5)
- 【請求項1】 エンジンの熱を搬出し、熱を自動車室内に放出するための液
体回路が備えられており、液体回路内の液体流れを制御するための弁ブロック(
7)が設けられている、自動車の室内(24)を暖めるための暖房システムにお
いて、弁ブロック(7)内を流れる液体を暖めるために、電気的な加熱装置(2
1,22,23,25)が弁ブロックに組み込まれていることを特徴とする暖房
システム。 - 【請求項2】 加熱装置(21,22,23,25)が1個または複数のP
TC加熱要素であることを特徴とする請求項1記載の暖房システム。 - 【請求項3】 加熱装置(21,22,23,25)が弁ブロック(7)を
暖めるために、弁ブロックに直接的に熱接触していることを特徴とする請求項1
または2記載の暖房システム。 - 【請求項4】 加熱装置(25)が弁ブロック(7)の外側に配置されてい
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の暖房システム。 - 【請求項5】 加熱装置(21,22,23,25)が自動車の電気系(2
6)から給電されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の暖房
システム。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10014011A DE10014011C1 (de) | 2000-03-22 | 2000-03-22 | System zum Beheizen des Innenraums eines Kraftfahrzeugs |
DE10014011.4 | 2000-03-22 | ||
PCT/EP2001/003103 WO2001070528A1 (de) | 2000-03-22 | 2001-03-19 | Heizsystem zum beheizen des innenraums eines kraftfahrzeugs |
Publications (1)
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