JPS6242736A - 成型ゼオライトを用いる養殖池の清浄化方法 - Google Patents

成型ゼオライトを用いる養殖池の清浄化方法

Info

Publication number
JPS6242736A
JPS6242736A JP18346085A JP18346085A JPS6242736A JP S6242736 A JPS6242736 A JP S6242736A JP 18346085 A JP18346085 A JP 18346085A JP 18346085 A JP18346085 A JP 18346085A JP S6242736 A JPS6242736 A JP S6242736A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adsorbent
zeolite
water
naturally occurring
crushed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18346085A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0653036B2 (ja
Inventor
Masuzo Murakami
村上 益三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP60183460A priority Critical patent/JPH0653036B2/ja
Publication of JPS6242736A publication Critical patent/JPS6242736A/ja
Publication of JPH0653036B2 publication Critical patent/JPH0653036B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野及び従来技術〕 本発明は、天然産ゼオライト系鉱物を主材とする吸着剤
の製造方法に係り、特に粉砕・成型・焼成し7て吸着能
力や陽イオン交換能力を飛躍的に向上させるとともに、
用途に応じて比重や硬さ、水中での崩壊速度を調節する
ものに関する。
天然産ゼオライトは火山ガラスが変質したもので、珪素
の酸化物(シリカ)とアルミニウムの酸化物(アルミナ
)が規則的な立体構造を組み上げている白色の含水鉱物
であり、細孔に他の分子を吸い込む吸着箭、陽イオンの
交換能その他触媒能等多様な機能を有している。そして
我国では、東北、裏日本の所謂グリーンタフ地域でモル
デナイトやクリノプチロライト等と呼ばれる良質のゼオ
ラ−(1−岩として豊富に産出する。
ただ天然産ゼオライト系鉱物は、合成品と異なり組成や
吸着剤性能がまちまちで不純物(主として粘土、一部シ
リカ)を20〜80%も含み、また精製も困難なため工
業的には殆ど用いられていない。
従って、従来はその保肥力に着目して破砕品(1〜数+
mm径の砂状や礫状物)を土壌改良材として大量に用い
ている程度である。しかし、破砕品では保肥力の目安と
なる塩基置換容量(CEC;ワ)体状で測定する)通り
の効果を示さ、ず、また土壌との混和が不十分になる等
の欠点があった。
ところで、ここ数年来その優れたアンモニア吸着能に着
目して養魚場の水の清浄剤とかベット川砂等に用いられ
、また家畜の整腸剤その他種々な用途に等に試験的に用
いられはじめている。ただこれらの場合も、使い勝手や
外観を考慮して破砕品を分級し粒度を揃えた程度のもの
を用いているので、十分な効果を発揮しているとは言い
難い。
一方、表面債を増大させて重量当たりの吸着能力を向上
させるために粉砕品も一部供給されているが、これは飛
散したり計量しにくいとか均一に散布するにはIK布器
が必要である等取り扱い上問題があるうえ、通気性が悪
(水分を吸って固着する欠点があり、殆ど用いられてい
ない。
〔本発明の目的〕
本発明は、上記に泥みなされたもので、使い易く大きな
CECやガス吸着能を有し、土壌改良や上下水、養殖池
等の清浄化などに効力を発揮する優れた吸着剤を製造す
る方法を提供することを目的とする。また本発明は、天
然産ゼオライト系鉱物を主体とする優れた吸着剤を簡単
に低コストで製造する方法を提供することを目的とする
C問題を解決するための手段〕 これらの目的は、天然産ゼオライト系鉱物を一旦微粒子
に粉砕して均一に混合した後、水災には用途に合わせて
固結剤を加えて混合し、粒状等に成型後更に物体温度が
500℃以下の温度で乾燥或いは焼成することにより達
成される。かくすることにより、土壌や肥料とよく混和
し、水中で均一に崩壊分散するとともに、粉砕による表
面積の増大、乾燥による結晶水の除去により優れた吸着
能力や酸素供給性を取得する。
また、破砕時点で生じる不純物を除去することにより純
度を高めた天然産ゼオライI・を用いるとか、用途に応
じた硬度や多層構造にすることにより達成される。
以下、本発明方法を詳細に説明する。
(11まず、天然産ゼオライト系鉱物を乾燥・選鉱し、
破砕・粉砕してゼオライト粉末を得る。ゼオライトの含
水率は、5〜10%程度であるが低い程粉砕し易いので
本発明では5%程度以下のものを用いた。尚粒子は綱か
い程吸着能等に優れるが、コストや生産効率を考慮して
50〜300メツシユ、通常100〜250メツシユ程
度のものを用いる。
ところで、破砕時には破砕の程度や不純物の含量にもよ
るが、数〜数十%にも及ぶ粘土を主体とする不純物が粉
末として副生ずる。そこで用途によりこれらの不純物の
一部乃至全部を除去し、残表−1 りの破砕物(この中にも不純物は含まれているが)のみ
を粉砕するようにしてもよい。次いでゼオライト粉末の
純度を平均化するために攪拌器で数〜士数分攪拌混合す
る。
尚、天然産ゼオライト系鉱物のCECは表−■に示すよ
うに産地により40〜180 n+eq/ 100gも
のバラツキを示す。ただ、CF、C(A)をゼオライト
含有量(B)で除した値は、略同じとなる。従って、各
天然産ゼオライト系鉱物のCECは主として純度(粘土
のCECは10〜30程度である)の差に起因すると解
されるが、その他結晶構造や種類の違いにも影響を受け
る。
またアンモニアガス吸着能も産地によりまちまちである
(測定例−1参照)。しかも本発明方法で得られる吸着
剤の諸性能の差は、原材料のCEC等の差より拡大する
。そこで、できるだけ高品位の鉱石を用いることとし、
低品位のものは不純物を多く除去するとか、硫酸または
塩酸で処理するとか或いは高品位のものとブレンドする
などして用いるとよい。
(2)攪t12済のゼオライト粉末100部(重量部、
以下間し)に混和水を10〜35部程度加え、ニーダ−
等で十分混練する。尚混和水の割合は、造粒時の加圧力
が高い場合は少なくても良いが、通常の1〜2にg/c
II+程度の圧力の場合は多い程硬めのものが得られる
。更に、硬度を上げたり水中での崩壊を低下乃至防止さ
せるために、固結剤を混和水中に添加してもよい。
固結剤は、安価でしかも人畜無害なものが好ましく、例
えばシリカゾル、ポリリン酸ソーダ、珪酸ソーダ、デン
プン、CMC,ポバールが好適ニ用いられる。その量は
、吸着剤の粒径・用途・使用形態等により異なるが、ゼ
オライト粉末100部に対し0〜5部より好まし、くは
0.5〜2部程度を用いる。特に、ポリリン酸ソーダの
場合0.5〜1部用いると硬度の高いものが得られるし
、珪酸ソーダを1〜2部程度用いると耐水性に優れたも
のが得られる。
(3)次いで、これをペレタイザー或いは押し出し機構
の付いた連続ニーダ−等で顆粒状(ベレット状)に造粒
するか、更にこれを球形機にかけて球状にする。または
、よく混練したものを押し出し機やロール成型機にかけ
て5〜10mm径の棒状や3〜5mm厚の板状に成型す
る。棒材や板材は主にガス吸着に用いられる。
顆粒や球の大きさは1〜数mn+径程度で、その硬さと
ともに用途や使用態様により最適のものを決定する。例
えば、土壌改良材は1〜51で軟かいベレット状に造粒
し、淡水養殖用は静止水のため崩壊分散速度を早めるた
め軟らか目に造粒しその大きさは3mm前後、海水養殖
用は移動水に耐えるように固めに造粒し且つ浮遊するよ
うに21程度の大きさとする。
尚海水養殖用では、沈降する途中で段階的に崩壊するよ
うに、硬度(崩壊度)の異なるものを2種類以上混合し
て用いてもよい。更に、芯となる顆粒或いは球状のもの
にゼオライト粉末をコーティングした多層構造物もこの
目的に叶うものである。また、動物飼料(整腸剤)は消
化器内で崩壊し易いように軟めのものを用いるとよいし
、ガス吸着剤・吸湿剤等では保形性をよくするためある
程度固めのものを用いるとよい。
(4)  成型後、直ちに或いは暫く放置して膨潤させ
た後、乾燥器で乾燥或いは焼成(発泡)する。乾燥温度
は、高い程ゼオライト粉末の含水(結晶水)が多く除去
でき表面積が増大して吸着能力を高めるが(焼成発泡)
が、物体温度がsoo tを越えると結晶構造が変化し
て吸着能力を失うので、その温度以下で行なう。但し、
土壌改良材ではコストの絡みもあるしガス吸着の問題も
少ないので、含水率が5〜10%程度になるよう80〜
120″C程度の低温で数分間処理するだけで十分であ
る。また、水処理用のものも150〜350℃程度で数
〜十数分間処理すればよい。ただ、ガス吸着剤や吸湿剤
の場合はできるだけ高温で処理する必要がある。この際
、数〜十数分間隔で50〜ioo”c程度ずつ昇温させ
るとよい。尚、乾燥・焼成は熱風乾燥で行い、燃料とし
てイオウガス等の生じないプロパンガスやブタンガスを
用いることが好ましい。
(5)かくして得られた吸着剤は、乾燥温度などにもよ
るが単なるゼオライト粉末に比べてイオン吸着能力が重
量当たり20〜50%、アンモニアガス吸着能力は30
〜70%も増大する。ゼオライト粉末自体破砕品よりも
イオンやガスの吸着能力が数割りも高いので、本発明品
は従来の破砕品に比べて数値的には2倍以上の能力を有
する。
〔用途〕
本発明方法により得られる吸着剤は、従来の破砕品或い
は粉末と同様種々な用途が考えられるが、いずれも従来
予想もつかなかった効果を示す。
■ 水清浄剤 養殖池に散布すると、速やかに或いは徐々に崩壊して水
中に均一に分散し、しかも吸着能力が優れているため水
中のアンモニア態窒素や硝酸態窒素その他燐や硫黄の有
害な化合物を効果的に吸着して清浄化する。また、ヘド
ロの分解や植物性プランクトンの増殖を助け、酸素の供
給を効率良く行なう。そのため、養殖魚介類の呼吸器障
害や内蔵疾患の発生も少なく、歩留りが大幅に向上する
(使用例1,2参照)。
一方、ゼオライト自身酸素を放出するので、赤潮発生そ
の他急激な酸素不足の予防や救惣薬的な働きをする。こ
の用途には、水面下2〜5m程度で速やかに崩壊するよ
うに軽量で崩壊し易く成型したものが向く。
また、純度の高いゼオライト粉末及び固結剤を用いて顆
粒状1球状に加工したものは、硬水を軟水に替え、上水
中のカルキ分を除去し、酸素及びミネラルを供給する働
きをする。
■ 吸着剤・脱臭剤・乾燥剤 アンモニア、アミン態窒素、メルカプタン、硫化水素の
吸着能力が破砕品に比べて大幅に向上し、特にアンモニ
ア等窒素系ガスの吸着能力は活性炭に比べて6倍以上の
能力を有する。また、熟成した果物が発する各種エチレ
ンガスも有効に捕集する。これらの性質を利用して各種
の吸着剤や脱臭剤或いは鮮度保持剤として用いられる。
また吸湿性能も優れており、特に低湿度の場合シリカゲ
ル以上の値を示す(測定例2参照)。
■ 土壌改良材 ゼオライトは、保肥力の向上、土壌の団粒構造化の助長
、有害物質の吸着による根腐れ防止等の作用を有するが
、本発明による吸着剤は破砕品に比べて粒径が揃ってい
て施用し易いとともに、速やかに崩壊して土壌と良く混
合し、高いCECと相俟って優れた効果を示す(使用例
3゛参照)。また、粉砕品の如く取り扱い難いとか水で
硬化することもない。
尚、同じく土壌改良材として用いられるベントナイト粉
末(特に出雲地方で産出するCECの高いものが好まし
い)をゼオライト粉末に10〜40重量%程度混合し、
同様に成型して漏水防止作用を持たずことも出来る。
■ その他、ベット排泄川砂や水槽川砂、家禽・家畜用
整腸剤等各種の用途が考えられる。これらにおいても、
その取り扱い易さ、優れたガス吸着能やCEC等により
、従来のゼオライト破砕品に比べて少量でより大きい効
果をもたらす。尚、養殖用餌にまぶす等粉状物が必要な
場合には、ゼオライト粉末をそのまま乾燥・焼成するこ
とは困難で高コストとなる故、本発明方法により成型し
7たものを更に適度に粉砕して用いるとよい。
〔実施例〕
次に、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例 1  (ガス吸着剤) 天然産ゼオライト系鉱物(福島県飯坂産)を乾燥・選鉱
した後破砕し、全量を油田鉄工所製粉砕機(ハンマーミ
ル)により粉砕し、これを篩分けして100〜300メ
ツシユのもの30Kgを得た。こ しに混和水9eを加
え、混練機により5〜10分間十分混練する。次いで、
自社製の押し出し機構付きニーダ−(造粒機)により直
径1.5〜4mm長さ5〜10++++++程度の顆粒
状とした。更に、自社製球形機にかけて2〜10mm径
の球状とした。その後10分程度放置した後、トンネル
状の乾燥炉内を通して物体温度が100〜350℃に昇
温するように15分間程度乾燥し、吸着剤を得た。
実施例 2(淡水養殖用吸着剤:その1)実施例1と同
様に、福島県飯坂産の天然産ゼオライト系鉱物をそのま
ま粉砕したちの10Kgに混和水2.51を加えて混練
し、造粒機で311II11径程度の顆粒状とした後、
100〜200℃に昇温するように10分間程度乾燥し
て、幾分崩壊し易い淡水養殖用吸着剤を得た。
実施例 3 (淡水養殖用吸着剤:その2)島根県石見
産の天然産ゼオライト系鉱物を用い、破砕時に生じる粉
末(不純物)を15〜20%程度除去したものを用い、
実施例2と同様にして幾分崩壊し易い粒状物を得る。
実施例 4 (海水養殖用吸着剤) 実施例2と同様に、福島県飯坂産の天然産ゼオライト系
鉱物をそのまま粉砕したもの10Kgと混和水2.7e
の混練物で粒径2ml11程度の顆粒物を得、これを球
形機でゼオライト粉末を1mm厚程度まぶしながら球状
とし、更に混和水を噴霧した上でゼオライト粉末をまぶ
し、直径6nam程度の三層構造の吸着材を得た。
実施例 5 (土壌改良材:その1) 実施例3と同様に、島根県石見産の天然産ゼオライト系
鉱物をそのまま粉砕したものJOKgに混和水2.51
を加えて混練し、造粒機で5Il1m径程度の顆粒状と
した後80〜1.b 分崩壊し易い吸着物を得た。
実施例 6 (土壌改良材:その2) 島根県石見産の天然産ゼオライト系鉱物をそのまま粉砕
したもの14Kgと、島根県出雲産のモンモリロナイト
系鉱物(ベントナイト)の粉末(CEC100〜130
程度)6Kgの混合物を、実施例5と同様に処理して幾
分崩壊し易い吸着物を得た。
実施例 7(飲料水浄化剤) 天然産ゼオライト系鉱物(福島県飯坂産)を乾燥・選鉱
した後破砕して不純物を10%程度篩分は除去した後、
実施例1と同様にして100〜300メツシユのもの1
0Kgを得た。このゼオライト粉末に、30%無水珪酸
ソーダ溶液を5倍に希釈したちの287!(無水珪酸ソ
ーダ1.68Kg)に食品添加物用のポリリン酸ソーダ
100gを混合した混和水を加え、15〜20分間混練
した後2〜3Iの顆粒状或いは3〜5mmの球状とする
。これを、実施例1と同様に焼成して飲料水浄化剤を得
た。
この吸着剤は、飲料水中の塩素ガスその他の不要物質を
吸着し、硬水を軟水化するとともに、ミネラル及び酸素
を溶出させる。
測定例 1 (ガス吸着試験) 実施例1の吸着剤を、他の吸着剤とともにアンモニアガ
ス吸着試験を行ったところ、第2表の如表−2 き結果が得られた。
試験方法は、内径30mm 、長さ20cmの円筒状ガ
ラス管内に各試料を一定密度で50mmの長さく略28
g)に充填し、co=3%のアンモニアガスを含む窒素
ガスをおくり込む。ガス流量は100cc/分と一定に
し、試料を通ったガスは吸収液(水)内に導いて、漏出
ガスの工法コックにより10分管ごとに切り換えて1分
間だけ吸収させ、N15〇−塩酸溶液でpl+メーター
を見ながら滴定してアンモニア濃度Cを求めた。得られ
たCの値からC/ Coを計算し、時間との関係即ち破
過曲線を求めた。このは破過曲線から、試料のアンモニ
アガス吸着能力を表わす基準として破過時間、即ちC/
C,=0.1の場合を破過点とし、その時間を読み取っ
た。
6百表−2中、ゼオライト粉末は何れも鉱石をそのまま
100〜250メソシユに粉砕したもので、■は山形県
板谷産のもの、2は本発明品と同様福島県飯坂産のもの
である。この表より、本発明品は同一天然産ゼオライド
系鉱物の粉末よりも5割もアンモニアガス吸着能力が大
きく、合成ゼオライトと略同じで、造粒活性炭の約4倍
もの能力を示す。
測定例 2(吸湿試験) 次に、本発明吸着剤(実施例1)による吸湿試験を行っ
た結果を表−3に示す。
これは、各湿度に調整した容器内に約35gの吸着剤を
置きその重量増加分を測定することにより求めた。この
結果、本発明は低湿度(20%R1()の時にはシリカ
ゲルの略2倍の能力を有する。し水素発生装置の窒素回
収等に広く用いることができる。しかも、合成ゼオライ
トに比べて大幅なコ表−3 ストダウンが図れる。
使用例 1 (スツポン養殖) スツポンは、他の魚類と異なりアンモニア態窒素が11
00pp程度存在しても生息できる(魚類は2〜3 p
pmが限度)が排泄量も多く、10〜15pplIIを
越えると臭いがきつくなるし共食いが激しくなり、また
歩留りも悪くなる(60%程度)。従来、1匹当たりの
池面積を大きくしたり常時注水したり硫酸バンドを施与
する等の手段を講じていたが十分な効果は得られなかっ
た。
そこで、ここ数年来は天然産ゼオライ1−系鉱物の破砕
品散布が試験的に行なわれ、ある程度の効果をあげてい
る。例えば、島根県人l]]市の石見淡水組合では、3
0−の池65ケ所(計1950m:深さ60cm)に計
1万6千匹のスツポンを養殖しているが、2.7Kg/
m程度の散布で歩留りが70〜80%に向上している。
しかL2、未処理の場合より水の臭は少なくなるものの
手を入れると石鹸で洗わなければ臭がとれず、また粘性
も高い。
これに対し、本発明の実施例2及び3により1!fられ
た吸着剤を、上記養殖池に]、8Kg/耐程度散布した
ところ、水の臭、粘性は殆どなくなり、噛み合いも止ま
り、歩留りは90〜95%と大幅に向上した。しかも、
出荷時の堀起こし時にも悪臭はな(、排水も無臭に近い
という優れた効果が得られた。
使用例 2(海老養殖) 山口県吉敷郡秋穂町で行われている車海老の養殖では、
歩留りが70%前後(年によっては30%程度のことも
ある)と悪く、また養殖場の汚染等に悩まされていた。
そこで、石見産天然産ゼオライト系鉱物の破砕品を面積
1rr?当たりI Kg (200万Mに200 )ン
)投与したところ、lO%程度の歩留り向上がみられた
これに対し、本発明品(実施例4)を同じくIMあたり
0−5Kg (200mに100トン)散布したところ
、歩留りが未処理の場合に比して略15%向上した。ま
た、生育も前記2つの場合よりも良好である。
使用例 3(土壌改良剤) 天然産ゼオライト系鉱物は、土壌改良材として広く知ら
れている。しかし、従来はそのCECやゼオライト含有
量等を余り考慮することなく、その破砕品(1〜50I
IIIIl程度)をただ漠然と散布したり客土するだけ
であった。従って、ゼオライトの有する保肥力、有害物
質の吸着能、土壌の団粒構造の助長作用等が十分発揮で
きず、特に純度の低いものはこの傾向が甚だしい。しか
も、小石状のものが多くて耕耘機の刃を傷めたり田植機
の爪に詰まって大苗を生じる等の欠点もあった。
これに対し本発明品(実施例5.6)では、通気性があ
るため低純度のものでもそれなりの保肥力や吸着能を佇
し、また土壌の団粒構造を助長する。従って、同じ天然
産ゼオライト系鉱物から得られたものでも従来品の6〜
7割程度の施用でその目的を達することができる。特に
実施例6の土壌改良材は漏水防止性に優れ、砂地におけ
る団粒構造の促進とか圃場用の漏水防止兼用の土壌改良
材として最良のものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、天然産ゼオライトを主体とする鉱物を50メッシュ
    程度以下の大きさに粉砕したものに、混和水を加え混練
    して顆粒状、球型状、板状、棒状等に成型し、次いで物
    体温度が500℃以上に昇温しない範囲の温度で乾燥・
    焼成することを特徴とする天然産ゼオライト系鉱物を主
    材とする吸着剤の製造方法。 2、天然産ゼオライトを含む鉱石の破砕時に生じる粉末
    を除去し、破砕物のみを粉砕して用いるものである特許
    請求の範囲第1項記載の天然産ゼオライト系鉱物を主材
    とする吸着剤の製造方法。 3、混和水に固結剤を添加したものを用いるものである
    特許請求の範囲第1項記載の天然産ゼオライト系鉱物を
    主材とする吸着剤の製造方法。 4、顆粒状或いは球形状に成型したものの表面に、ゼオ
    ライト粉末をコーティングし必要ならば混和水をスプレ
    ーで補給してこの操作を繰り返して、多層構造とするも
    のである特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項記載
    の天然産ゼオライト系鉱物を主材とする吸着剤の製造方
    法。 5、焼成は、50〜100℃ずつ段階的に昇温して行な
    うものである、特許請求の範囲第1項記載の天然産ゼオ
    ライト系鉱物を主材とする吸着剤の製造方法。
JP60183460A 1985-08-20 1985-08-20 成型ゼオライトを用いる養殖池の清浄化方法 Expired - Fee Related JPH0653036B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60183460A JPH0653036B2 (ja) 1985-08-20 1985-08-20 成型ゼオライトを用いる養殖池の清浄化方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60183460A JPH0653036B2 (ja) 1985-08-20 1985-08-20 成型ゼオライトを用いる養殖池の清浄化方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6242736A true JPS6242736A (ja) 1987-02-24
JPH0653036B2 JPH0653036B2 (ja) 1994-07-20

Family

ID=16136165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60183460A Expired - Fee Related JPH0653036B2 (ja) 1985-08-20 1985-08-20 成型ゼオライトを用いる養殖池の清浄化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0653036B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002119855A (ja) * 2000-10-17 2002-04-23 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 多孔質成形体の製造方法
JP2007223868A (ja) * 2006-02-27 2007-09-06 Yoshiyuki Suzuki セラミック固形物の製造方法
JP2008301787A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Iris Ohyama Inc 水槽水浄化装置
WO2011099844A1 (en) * 2010-02-12 2011-08-18 Stamicarbon B.V. Removal of ammonia in urea finishing
CN103657588A (zh) * 2013-12-24 2014-03-26 郑勇军 一种沸石粉吸附剂的制作方法
JP2020025530A (ja) * 2018-08-18 2020-02-20 Isf合同会社 海洋生物等の養殖方法、養殖キット、養殖システムおよび、その養殖方法で養殖した海洋生物等

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4839399A (ja) * 1971-09-27 1973-06-09
JPS4896496A (ja) * 1971-12-29 1973-12-10

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4839399A (ja) * 1971-09-27 1973-06-09
JPS4896496A (ja) * 1971-12-29 1973-12-10

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002119855A (ja) * 2000-10-17 2002-04-23 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 多孔質成形体の製造方法
JP2007223868A (ja) * 2006-02-27 2007-09-06 Yoshiyuki Suzuki セラミック固形物の製造方法
JP2008301787A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Iris Ohyama Inc 水槽水浄化装置
WO2011099844A1 (en) * 2010-02-12 2011-08-18 Stamicarbon B.V. Removal of ammonia in urea finishing
CN102753518A (zh) * 2010-02-12 2012-10-24 斯塔米卡邦有限公司 尿素后处理中氨的除去
AU2010345799B2 (en) * 2010-02-12 2015-01-15 Stamicarbon B.V. Removal of ammonia in urea finishing
US9493408B2 (en) 2010-02-12 2016-11-15 Stamicarbon B.V. Removal of ammonia in urea finishing
EA025490B1 (ru) * 2010-02-12 2016-12-30 Стамикарбон Б.В. Способ удаления аммиака в секции формования мочевины
CN103657588A (zh) * 2013-12-24 2014-03-26 郑勇军 一种沸石粉吸附剂的制作方法
JP2020025530A (ja) * 2018-08-18 2020-02-20 Isf合同会社 海洋生物等の養殖方法、養殖キット、養殖システムおよび、その養殖方法で養殖した海洋生物等

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0653036B2 (ja) 1994-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105272055A (zh) 具有净化空气功能的凹凸棒彩色涂料粉
CN105218031A (zh) 具有净化空气功能的海泡石彩色涂料粉
CN105272114A (zh) 具有净化空气功能的沸石彩色涂料粉
JPS6242736A (ja) 成型ゼオライトを用いる養殖池の清浄化方法
CN105198360A (zh) 具有净化空气功能的绿蒙混层粘土彩色涂料粉
CN111036170B (zh) 净水污泥复合吸附剂及其应用
JPS5854856B2 (ja) ペツト,家禽類用し尿吸着脱臭剤
JP2018008180A (ja) 水処理材及びその製造方法
CN105272053A (zh) 具有净化空气功能的活性炭涂料粉
CN105272061A (zh) 具有净化空气功能的伊利石彩色涂料粉
JP3040097B2 (ja) 接触浄化材及びその製造方法
JP4947247B2 (ja) 硝酸性窒素等除去用組成物及びその製造方法
JP2001261426A (ja) 遠赤外線放射セラミック
JPS6087852A (ja) 吸着剤及びその製造方法
CN105272057A (zh) 具有净化空气功能的火山碎屑岩彩色涂料粉
JP2004321036A (ja) 粒状培土
CN109618945A (zh) 一种宠物用砂及其制备方法
JP4625586B2 (ja) 水酸化マグネシウム粒状物、及び水酸化マグネシウム含有粒状肥料
JP2733889B2 (ja) 農薬およびリン酸イオンの多孔質セラミック系除去剤の製造方法
JP7233944B2 (ja) 底砂
KR102468663B1 (ko) 돈모를 이용한 유기질 비료 제조방법
JP4535824B2 (ja) 軽質粒状消石灰の製造方法
JP7315406B2 (ja) 底砂
JP2000042538A (ja) 水中のリン除去方法
JP3028994B2 (ja) 機械散布に適した稲用の珪酸質肥料及び稲の施肥方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees