JPS6242654Y2 - - Google Patents

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JPS6242654Y2
JPS6242654Y2 JP1978168617U JP16861778U JPS6242654Y2 JP S6242654 Y2 JPS6242654 Y2 JP S6242654Y2 JP 1978168617 U JP1978168617 U JP 1978168617U JP 16861778 U JP16861778 U JP 16861778U JP S6242654 Y2 JPS6242654 Y2 JP S6242654Y2
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JP
Japan
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signal
sensor
switch
mowing
duty ratio
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  • Guiding Agricultural Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は収穫機の自動操向制御装置、詳しく
は、穀稈条と機体との相対位置を操作センサで検
知し、穀稈条に倣つて機体走行の制御を行なうよ
うにした自動操向制御装置に関する。 一般に此種自動操向装置は、前記操作センサの
スイツチ動作により機体の左右に設けるサイドク
ラツチやサイドブレーキを動作させ、前記機体の
左右両側に設けるクローラの一方側の駆動を停止
して操向を行ない、前記穀稈条に倣つた機体走行
を行なうようにしている。 所で以上の如く行なう機体の走行制御におい
て、操向センサによる検出信号により過大な進行
方向制御が行なわれ、蛇行走行が行なわれるのを
避けるために、先にパルス発信器を設けて、前記
クローラの駆動停止を、前記パルス発信器から発
信されるパルス信号の周期に対応して断続的に行
ない、前記方向制御を小刻みに行なうようにした
ものを提案した。 所が収穫機による作業が条刈又は横刈のみの場
合には、問題ないが、条刈と横刈とを行なう場合
条刈作業における制御方式をそのまゝ横刈作業に
適用して前記した自動操向制御を行なうと、穀稈
の植込間隔が条間間隔より長い横刈作業において
は、作業の継続により機体が大きく蛇行し、遂に
は条ずれを起こしたりすることがあつた。 即ち圃場における条方向の穀稈の植込間隔は通
常14〜18cmであるのに対し、横方向の穀稈の植込
間隔は30cmであるため、操向センサからの検出信
号の入力間隔が横刈作業においては、条刈作業に
おける入力間隔に比較して長くなる。 しかして、条刈作業時におけるパルス信号のデ
ユーテイ比と同じデユーテイ比のパルス信号を用
いる場合、操向センサによる一つの検出信号を基
に機体旋回の指示を行なう指示時間は同じであ
り、この指示信号による機体の旋回量も同じにな
るのである。所が、機体の進行に伴なつて次の穀
稈の位置に対する操向センサからの検出信号が出
るまでは、前の検出信号によつて旋回した方向に
機体は進行するのであるから、次の検出信号が出
るまでの時間が条刈作業時に比較して長くなる横
刈作業時には、それだけ穀稈に対応した機体直進
方向からの機体の位置ずれが大きくなり、従つ
て、条刈作業においては適正な方向制御が行なえ
るとしても、横刈作業においては機体が蛇行し、
前記した条ずれの問題が起るのである。 そこで本考案は、以上の如き問題点に鑑み考案
したもので、条刈作業と横刈作業とにおいて、前
記間隔の相違から、操向センサの動作が相違し、
前記センサの動作によるスイツチのオフ時間が横
刈作業において長くなることに着目して、収穫機
による作業が条刈作業か横刈作業かを識別し、横
刈作業においては、前記パルス信号のデユーテイ
比を小さくして前記操向センサの働らきによる機
体旋回時の旋回量を小さくし、前記した問題を解
決すべく成したのである。 しかして本考案の目的は、自動操向制御におい
て機体左右の走行体(クローラ)の駆動停止を断
続的に小刻みに行なつて大きな進行方向の修正に
よる蛇行現象をなくしながら、条刈作業と横刈作
業とに応じた駆動停止を行ない、横刈作業時にお
ける過大な修正をなくし、条ずれの問題を解消す
る点にあり、操向センサからの検出信号の信号形
態を条刈信号と横刈信号とに識別する識別手段
と、該識別手段で識別した信号により前記パルス
信号のデユーテイ比を制御し、かつ、条刈作業時
のデユーテイ比を横刈作業時のデユーテイ比より
大きく設定するデユーテイ比変更手段とを備えて
いることを特徴とするものである。 以下本考案装置の実施例を図面に基づいて詳記
する。 第1図に示したものは、本考案装置における操
向センサの配置を示す収穫機前部の平面図であつ
て、前記収穫機は2条刈の刈取機又はコンバイン
であつて、刈刃1の左右両側から機体進行方向前
方に延びる左右のデバイダ2,3に操向センサ
4,5をそれぞれ取付けるのである。 これら操向センサ4,5は、センサアーム4
1,51とセンサボツクス42,52とから成
り、前記センサアーム41,51は、前記デバイ
ダ2,3の前方位置から機体の内側でかつ機体進
行方向後方に向つて傾斜状に取付けており、機体
の前進時穀稈6,7に接当したとき、後方へ回動
し、穀稈6,7がないときにはセンサボツクス4
2,52内のスプリング作用により前方へ回動す
るようになつている。また前記センサボツクス4
2,52は、前記センサアーム41,42の基部
を支持し、内部にはそれぞれ、前記センサアーム
41,42の回動位置によつて作動する2個乃至
3個のスイツチを内装しており、これらスイツチ
の開閉動作の組合せにより、第2図に示した油圧
回路に介装する方向制御弁SVのソレノイドSVL
又はSVRを第3図に示した電気回路により制御
し、機体走行を制御するのである。 又前記操向センサ4,5のうち、左側に配置す
る操向センサ4(以下左センサという)は、条刈
及び横刈作業において機体走行を制御するもので
あり、また右側に配置する操向センサ5(以下右
センサという)は、中割作業において機体走行を
制御するものである。 前記油圧回路は、第2図に示した通り、油圧ポ
ンプPの吐出側に、前記4ポート3位置切換形の
方向制御弁SVを接続し、この制御弁SVのAポー
ト及びBポートに、サイドクラツチ8,9を動作
させる油圧シリンダ10,11を接続したもの
で、前記方向制御弁SVの一方側ソレノイドSVL
又はSVRに通電された場合、第2図に示した中
立位置から左方又は右方位置に切換えられ、油圧
ポンプPからの油圧を、前記油圧シリンダ10,
11の一方に供給して動作させ、前記サイドクラ
ツチ8,9の一方を遮断して、機体の左右両側に
設けるクローラ12,13の一方の駆動を停止す
るごとく成すもので、前記クローラ12又は13
の駆動停止により機体走行は左方又は右方に修正
されるのである。 尚前記方向制御弁SVのA,Bポートにはサイ
ドクラツチ8,9の動作用油圧シリンダ10,1
1を接続したが、その他前記クローラ12,13
を制動するブレーキ作動用シリンダも接続し、前
記クラツチ8又は9を遮断すると同時に前記ブレ
ーキにより制動を行なうごとくしてもよい。 又第2図において15,16は、前記収穫機の
操縦席に設ける手動操作可能としたクラツチレバ
ーで、このクラツチレバー15,16の操作によ
つても前記サイドクラツチ8,9を遮断できるよ
うになつており、また前記クラツチレバー15,
16にはそれぞれリミツトスイツチLSを設け、
これらリミツトスイツチLSの常開接点LS−1
を、第3図に示した電気回路に組込むことによ
り、前記クラツチレバー14,15の操作時には
自動操向に対し手動操向が優先するごとく成すの
である。 又前記方向制御弁SVにおけるソレノイド
SVL,SVRへの通電及び通電遮断の制御は、前
記左右センサ4,5におけるスイツチの開閉動作
の組合せにより出力される出力信号と、パルス発
信回路からのパルス信号とをもとに行なうのであ
つて、次にその電気回路について説明する。 この電気回路は、第3図に示した通りで、バツ
テリー20の正極に、キースイツチSWを介して
前記ソレノイドSVL,SVRと、前記センサボツ
クス42,52に内装するスイツチ群及びパルス
発信回路30を接続し、前記ソレノイドSVL,
SVRにはこれらソレノイドSVL,SVRの通電の
入切制御を行なうスイツチング回路21,22を
接続すると共に、これらスイツチング回路21,
22と、前記センサボツクス42,52のスイツ
チ群との間にはこれらスイツチ群の開閉動作の組
合せで、前記スイツチング回路21,22を介し
て前記ソレノイドSVL,SVRを入切制御するロ
ジツク回路60を介装しており、また前記スイツ
チ群のうち、後記する第2,第3スイツチ44,
45には、前記操向センサ4,5からの検出信号
を、条刈信号と横刈信号とに識別する識別回路7
0及び前記パルス発信回路30から発信されるパ
ルス信号のデユーテイ比を変えるロータリーソレ
ノイド80並びに後記する横刈制御方式から条刈
制御方式に自動的に復帰される自動復帰回路90
を接続している。 又前記バツテリー20の負極はボデイアースさ
れている。 しかして前記センサボツクス42,52のう
ち、前記左センサ4を構成する左側のセンサボツ
クス42には、三つのスイツチ43,44,45
が内装されており、前記右センサ5を構成する右
側のセンサボツクス52には、二つのスイツチ5
3,54が内装されている。 そして前記左センサ4のセンサアーム41が穀
稈6と接当する位置を、第1図において領域〜
としたとき、前記左側センサボツクス42に内
装する第1スイツチ43は、領域においてのみ
オンとなり、他はオフとなるごとく作動し、第2
スイツチ44は領域,でオフ、領域,で
オン、また第3スイツチ45は領域においての
みオフとなり、他はオンとなるごとく作動させる
のである。 また前記右センサ5のセンサアーム51が穀稈
7と接当する位置を、第1図において領域〜
としたとき、前記右側センサボツクス52に内装
する第4スイツチ53は、領域,でオフとな
り、領域でオンとなるごとく作動させ、第5ス
イツチ54は領域,でオフ、領域でオンと
なるごとく作動させるのである。 しかして前記スイツチ群は、前記ロジツク回路
60にそれぞれ接続されるもので、前記第1スイ
ツチ43は前記ロジツク回路60のナンドゲート
61に、また第2及び第3スイツチ44,45
は、同じくナンドゲート62にそれぞれ接続する
と共に、前記第4スイツチ53は、後記する切換
スイツチ23の共通端子23aに接続しており、
前記第5スイツチ54は、前記ロジツク回路60
のインバーター64に接続している。 前記切換スイツチ23は、中割作業時における
操向制御と、条刈又は横刈作業時における操向制
御を選択的に切換えるためのもので、切換スイツ
チ23の一方の切換端子23bは前記ロジツク回
路60のインバーター63の入力端に、また他方
の切換端子23cは、前記ロジツク回路60の前
記ナンドゲート61,62の入力端に接続されて
いる。 しかして前記ロジツク回路60における前記ナ
ンドゲート61とインバーター63との出力側に
は、ノアゲート65の入力端に接続され、このノ
アゲート65の出力側は、2入力アンドゲート6
6の一方の入力になつている。また前記ナンドゲ
ート62とインバーター64との出力側には、イ
ンバーター67が接続され、このインバーター6
7の出力側は2入力アンドゲート68の一方の入
力になつている。 そして前記2入力アンドゲート66及び68の
他方の入力側には、前記パルス発信回路30の出
力側が接続されており、前記2入力アンドゲート
66の出力側は、前記ソレノイドSVLのスイツチ
ング回路21に、また前記2入力アンドゲート6
8の出力端は前記ソレノイドSVRのスイツチン
グ回路22に接続されている。 又一方前記パルス発信回路30は、無安定モー
ドのトリガパルス発信器31と、単安定モードの
パルス発信器32とから成り、この発信回路30
から発信されるパルス信号の周期は、前記トリガ
パルス発信器31の外付抵抗31aで設定し、パ
ルスデユーテイ比は、外付抵抗32aにより決定
される。前記外付抵抗31aは、所定の周期が得
られるように半固定化しているが、前記外付抵抗
32aは可変抵抗器から成り、前記ロータリーソ
レノイド80の動作によつて、前記抵抗32aを
調節し、デユーテイ比を制御するのである。即ち
前記ソレノイド80の励磁により前記抵抗値を小
さくし、デユーテイ比を小さくするようにするの
である。 しかして以上の如く発信されるパルス信号は、
前記スイツチング回路21,22の入力端に接続
する前記アンドゲート66,68に入力されるの
であつて、前記ノアゲート65の出力が「H」レ
ベルになり、かつ前記パルス信号の前記アンドゲ
ート66への入力で、該アンドゲート66の出力
が「H」になれば前記スイツチング回路21を介
してソレノイドSVLに、前記周期ごとに断続的に
通電される。 即ち前記ノアゲート65の出力が「H」レベル
の状態でパルス信号が「H」レベルになつた場合
にのみ前記ソレノイドSVLに断続的に通電され
る。これは前記ソレノイドSVRも同様で、前記
インバーター67の出力が「H」レベルにあると
きパルス信号が「H」となる間断続的に通電され
る。 又前記パルス信号のデユーテイ比を変える前記
ロータリーソレノイド80への通電制御は、前記
識別回路70により行なうのであり、前記ソレノ
イド80への通電遮断制御は、前記自動復帰回路
90により行なうのである。 前記識別回路70は、前記左センサー4の第3
スイツチ45に接続するもので、該スイツチ45
のオフ信号をオン信号に逆変換するインバーター
71と、ONデイレー72及び1対のインバータ
ー73,74とから成り、サイリスタ81を介し
て前記ロータリーソレノイド80の通電制御をす
るリレー82の共通端子82aに接続している。 前記リレー82は、前記ロータリーソレノイド
80に接続する切換端子82bと遊端子82cを
もつていて、リレーコイル82dの励磁により前
記共通端子82aを遊端子82cに切換え前記サ
イリスタ81をオフし前記ロータリーソレノイド
80への通電を遮断するごとく成すのである。 このリレー82の前記リレーコイル82dの励
磁制御は、前記自動復帰回路90により行ない、
前記ロータリソレノイド80を消磁するのであつ
て、この回路90は、ナンドゲート91、アンド
ゲート92、ONデイレー93、1対のインバー
ター94,95及びトランジスタ96から成り、
前記ナンドゲート91の入力端を、前記第2及び
第3スイツチ44,45と前記ロジツク回路60
におけるナンドゲート62との各接続線に接続
し、前記アンドゲート92の入力端を、前記ナン
ドゲート91の出力端と、前記第2スイツチ44
とロジツク回路60におけるナンドゲート62と
の前記接続線に接続するのである。従つて前記第
2スイツチ44がオンし、前記第3スイツチ45
がオフしている場合に前記アンドゲート92から
出力信号が出ることになる。 この出力信号は、穀稈6の不存在信号であつ
て、前記アンドゲート92から前記ONデイレー
93に与えられ、このデイレー93の抵抗値によ
り設定する一定時間の間前記出力信号が継続して
発信されるとき、換言すると穀稈6の不存在信号
が一定時間継続するとき、横刈作業が終了したと
判断して、前記ONデイレー93の働らきで前記
トランジスタ96をオンし、前記リレー82のリ
レーコイル82dを励磁するのである。 又このリレーコイル82dの励磁で、前記した
ごとくロータリソレノイド80が消磁するので、
前記パルス発信器32における外付抵抗32aは
条刈用抵抗値になり、パルス信号のデユーテイ比
は大きくなつて条刈作業に適したデユーテイ比の
パルス信号が発信される。 尚以上説明した復帰回路90において、前記出
力信号は、一つのアンドゲート92を用い、第2
及び第3スイツチ44,45の開閉動作により出
力させるもので、穀稈6のみの不存在信号である
が、その他前記アンドゲート92の出力側にもう
一つ別のアンドゲートを設けて、このアンドゲー
トの入力端に前記第4スイツチ53と前記切換ス
イツチ23との接続線と、前記アンドゲート92
の出力端とに接続し、前記出力信号を前記穀稈6
と穀稈7との不存在信号としてもよい。斯くすれ
ば、中割作業終了の判断をより正確に行なえる。
また前記トランジスタ96をオン動作させるため
の前記不存在信号の時間は、前記ONデイレー9
3の抵抗値を変えることにより任意に変更できる
ものである。 しかして以上の構成においてキースイツチSW
を投入し、切換スイツチ23を、中割作業側の切
換端子23bに切換えることにより後記する第1
表に示した態様の中割制御方式による操向制御が
行なえるのであり、また前記切換スイツチ23を
条刈又は横刈作業側の切換端子23cに切換える
ことにより第1表に示した態様の条刈又は横刈制
御方式による操向制御が行なえるのである。 尚第1表において「〇」は前記各スイツチ43
〜45,53,54がオンの状態及びソレノイド
SVL,SVRが励磁された状態を示しており、
「×」は前記各スイツチがオフの状態及びソレノ
イドSVL,SVRが消磁された状態を示してい
る。また「−」は前記スイツチのオン・オフが制
御に無関係であることを示している。
【表】 又第1表において条刈作業は、第6〜第8欄に
示した態様で自動操向制御されるのであり、横刈
作業を行なう場合には、第4〜6欄の態様で自動
操向制御されるのであつて、何れも前記スイツチ
43〜45,53,54のオン、オフ動作と、前
記ロジツク回路60及びパルス発信回路30との
組合せにより、第1表のごとく前記ソレノイド
SVL,SVRへの通電を制御し機体走行の操向制
御を行なうのである。 しかして条刈作業において、今左センサ4の第
1スイツチ43及び第3スイツチ45がオンする
ことにより前記ノアゲート65の出力端が「H」
レベルとなれば、パルス発信回路30から発信さ
れるパルス信号が「H」レベルにあるときにのみ
前記アンドゲート66の出力が「H」レベルとな
り、ソレノイドSVLへの通電が行なわれるのであ
つて、この通電によりクローラ13が「H」レベ
ルにある時間のみ駆動停止され、機体が左旋回す
る。 また前記左センサ4の第2スイツチ44及び第
3スイツチ45がオンし、第1スイツチ43がオ
フすることにより、前記インバーター67の出力
端が「H」レベルとなれば、パルス発信回路30
から発信されるパルス信号が「H」レベルにある
とき、前記アンドゲート68の出力が「H」レベ
ルとなつて、ソレノイドSVRに通電され、前記
した場合とは逆に機体が右旋回するのである。そ
して前記左センサ4の第1及び第2スイツチ4
3,44がオフし、第3スイツチ45のみがオン
の場合は、前記ノアゲート65及びインバーター
67の出力端は「L」レベルとなり、前記アンド
ゲート66又は68にパルス発信回路30から発
信される「H」レベルのパルス信号が入力されて
もソレノイドSVL,SVRは励磁されず機体は直
進する。 しかして以上の条刈作業において、左センサ4
の第3スイツチ45はオン動作するが、条方向に
位置する穀稈6の植込間隔内で、前記左センサ4
のセンサアーム41は前方に回動し、次位の穀稈
6に接当する間、前記第3スイツチ45はオフと
なり、第4図Aに示したオンオフ信号を、前記識
別回路70に出力することなる。 所が、前記出力信号におけるオフ時間は、第4
図Bに示した横刈作業時のオンオフ信号のオフ時
間に比較して短かく、従つて前記識別回路70の
ONデイレー72からは出力せずサイリスタ81
はオフのまゝとなる。 従つて、前記パルス発信回路30における前記
パルス発信器32の外付抵抗32aは所定の抵抗
値に維持され、ソレノイドSVL又はSVRに断続
的に通電される1サイクル当りの通電時間幅は、
前記抵抗32aで設定された条刈作業に好適な値
に調節されることになる。 又以上の条刈作業の一行程が終了した後は、前
記各センサ4,5のセンサアーム41,51が、
何れも第1図に示した領域及びに位置し、第
2スイツチ44、第4スイツチ53を除く他のス
イツチ43,45及び54はオフとなり、第1表
第9蘭に示した態様で機体は直進する。そして次
に横刈作業に移行するのであるが、このとき、前
記第3スイツチ45から前記識別回路70に出力
するオンオフ信号は、第4図Bのごとくオフ時間
が長くなり、インバーター71を介してONデイ
レー72が動作し横刈信号となつて出力するので
あり、前記サイリスタ81をオンさせ、リレー8
2を介して前記ロータリーソレノイド80を励磁
するのである。このソレノイド80の励磁により
前記パルス発信器32の外付抵抗32aは小さく
なりパルス信号のデユーテイ比が小さくなるので
ある。 以上の状態で、第1表の通り前記センサ4,5
のスイツチがオンオフ動作して前記した条刈作業
と同様左旋回及び右旋回並びに直進の操向制御が
行なわれるが、このとき前記パルス信号のデユー
テイ比が小さくなつているので、前記旋回制御に
おいてソレノイドSVL,SVRに断続的に通電す
る1回の通電時間幅を短かくできることになり、
その結果旋回量を少なくできるのである。 従つて横刈作業時、条刈作業にマツチした操向
制御を行なうことによる条ずれの問題は解消でき
るのである。 そして以上の横刈作業の一行程が終了し、再び
条刈作業に移行すれば、前記自動復帰回路90の
働らきで、条刈作業にマツチしたデユーテイ比に
復帰させられるのである。 即ち横刈作業が終了すると、デバイダ間に穀稈
条6,7が存在しなくなるので、左右センサ4,
5のセンサアーム41,51は、スプリングの作
用で前方へ回動し、前記左センサ4の第1スイツ
チ43と第3スイツチ45はオフし、第2スイツ
チ44がオンすることになり、また右センサ5の
第4スイツチ53はオン、第5スイツチ54はオ
フとなつて、第1表第9蘭のモードとなる。 従つて、機体走行は、直進制御となると共に、
前記左センサ4の第2スイツチ44がオンとな
り、第3スイツチ45がオフとなることにより、
前記アンドゲート92の出力端が「H」レベルと
なり、前記ONデイレー93に通電する。 そして前記通電時間(不存在信号の発信時間)
が一定時間経過すると、前記ONデイレー93の
作動により前記トランジスタ96がオンし、前記
リレー82のコイル82dが励磁され、前記共通
端子82aが遊端子82cに切換えられ前記サイ
リスタ81がリセツトされた状態となりロータリ
ーソレノイド80が消磁されるのである。 従つて、前記パルス発信器32の外付抵抗32
dは条刈に適した値に復帰される。 又以上の説明は、自動操向制御であるが、前記
サイドクラツチレバー15,16を操作すること
により手動操向も行なえる。この場合前記レバー
15,16の何れか一方の操作によりリミツトス
イツチLSの接点LS−1が閉じ、前記スイツチン
グ回路21,22は、それぞれの入力端に接続さ
れたダイオード24,25によりボデイアースさ
れて「L」レベルに落ちるので、ソレノイド
SVL,SVRは、前記スイツチ43〜,45,5
3,54の開閉如何に拘わらず通電されることが
なくなり、手動操向が自動操向に優先する。 以上の如く本考案は、操向センサからの検出信
号を条刈信号と横刈信号とに識別し、識別した信
号により、パルス信号のデユーテイ比を変更し、
しかもこの変更は条刈作業時のデユーテイ比が横
刈作業時のデユーテイ比より大きくなるように設
定したことを特徴とするをのである。従つて、本
願考案によれば、穀稈間隔の異なる条刈と横刈作
業に適した間隔で、機体の走行体を断続的に停止
させられ、旋回修正時の旋回量を作業状態にマツ
チさせられるのであつて、穀稈の植込間隔の広い
横列を刈取る横刈作業時、旋回修正量が大き過ぎ
て大きく曲がり、条ずれを起こすことを確実に回
避できるのである。 また条刈、横刈作業ごとに切換スイツチを設け
て切換える必要もないので、運転者の注意を他の
収穫作業に集中させられ、収穫機の作業性を向上
できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を適用する収穫機の前部平
面図、第2図は油圧回路図、第3図は電気回路
図、第4図は、条刈信号と横刈信号との波形図で
ある。 4,5……操向センサ、6,7……穀稈条、
8,9……サイドクラツチ、13,14……クロ
ーラ、30……パルス発信回路、32……パルス
発信器、32a……外付抵抗、70……識別回
路、7……ONデイレー、80……ロータリーソ
レノイド、90……自動復帰回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 穀稈条と機体との相対位置を検出する操向セン
    サを備え、該センサからの検出信号と、パルス発
    信回路からのパルス信号とにより機体左右に設け
    る走行体の駆動を、前記パルス信号の周期に対応
    して断続的に停止させ、前記機体走行を制御する
    ごとくした収穫機の自動操向制御装置であつて、
    前記検出信号の信号形態を条刈信号と横刈信号と
    に識別する識別手段と、該識別手段で識別した信
    号により前記パルス信号のデユーテイ比を制御
    し、かつ、条刈作業時のデユーテイ比を横刈作業
    時のデユーテイ比より大きく設定するデユーテイ
    比変更手段とを備えていることを特徴とする収穫
    機の自動操向制御装置。
JP1978168617U 1978-12-07 1978-12-07 Expired JPS6242654Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5934249Y2 (ja) * 1976-04-14 1984-09-22 ヤンマー農機株式会社 自動直進コンバイン
JPS596Y2 (ja) * 1977-05-12 1984-01-05 井関農機株式会社 コンバインの制御自動切替装置

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JPS5583944U (ja) 1980-06-10

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