JPS62422Y2 - - Google Patents

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JPS62422Y2
JPS62422Y2 JP15771982U JP15771982U JPS62422Y2 JP S62422 Y2 JPS62422 Y2 JP S62422Y2 JP 15771982 U JP15771982 U JP 15771982U JP 15771982 U JP15771982 U JP 15771982U JP S62422 Y2 JPS62422 Y2 JP S62422Y2
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JP
Japan
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inner race
spline
ball
groove
grooves
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JP15771982U
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JPS5962323U (ja
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は車両用のドライブシヤフトに取りつ
けられる等速ジヨイントのインナレースとドライ
ブシヤフトとの結合構造に関する。
従来、前輪駆動の車両においては、ホイールを
駆動するドライブシヤフトをデイフアレンシヤル
側及びホイール側に結合するために等速ジヨイン
トが使用されている。又、後輪駆動の車両であつ
ても、後輪独立懸架方式のものではデイフアレン
シヤルと後輪とを結ぶドライブシヤフトに等速ジ
ヨイントが使用されている。そして、上記目的に
使用されている等速ジヨイントには数種あるが、
特に小型乗用車に対しては、バーフイールド型の
等速ジヨイントが主として使用されている。そし
て、バーフイールド型等速ジヨイントでは、イン
ナレースとこのインナレースに取りつけられるド
ライブシヤフトとはスプライン結合になつてい
る。そして、この等速ジヨイントのインナレース
に切られたスプラインの溝の深さは、全溝同一に
なつている。このため、インナレースにドライブ
シヤフトを圧入する時、及び等速ジヨイントに駆
動トルクが作用している時、インナレースのボー
ル溝部の最小肉厚部に高い応力が発生して、この
部に割れ等が発生することがあつた。
つぎに、従来の固定式バーフイールド型等速ジ
ヨイントにつき、第6図〜第11図により具体的
に説明する。第6図は等速ジヨイント1の一部縦
断面を示しており、このジヨイント1にはシヤフ
ト3を有するアウタレース2と、このアウタレー
ス2の開放端側の半球状の穴2a内に挿入される
インナレース5Aとがある。アウタレース2の穴
2aの内面には、その軸線X方向に開放端側から
ボール溝4が6個(図には1個のみ示す。)設け
られている。インナレース5Aはその外周面にボ
ール溝6を6個有しており(第7図参照)、開放
端側からアウタレース2の穴2a内に挿入されて
いる。そして、アウタレース2とインナレース5
Aとは、それぞれのボール溝4及び6に挿入され
た伝達ボール7を介して連結されている。ここ
で、符号8は伝達ボール7を保持するケージてあ
る。
インナレース5Aはその軸心部に入力軸(ある
いは出力軸)であるドライブシヤフト11A取付
用の軸穴9があけられており、この軸穴9には、
第7図、第8図に示すように、ドライブシヤフト
11Aの一端に形成されたスプライン歯12を圧
入するためのスプライン歯溝10が切られてい
る。
そして、インナレース5Aのスプライン歯溝1
0の深さd1は総ての歯溝10で同じであつた。こ
のため、インナレース5Aのボール溝6の最も外
側の部分(第7図及び第8図にイで示す。)の肉
厚h1が薄くなつていた。従つて、インナレース5
Aのスプライン歯溝10にドライブシヤフト11
Aのスプライン歯12を圧入すると(第6図参
照)、この時点でインナレース5Aの最小肉厚部
イに圧入変形が集中し、この部イに高い応力が発
生した。又、インナレース5Aにドライブシヤフ
ト11Aからのトルクがかかると、第11図に示
すように、インナレース5Aのスプライン歯溝1
0の面に対して直角方向へ作用する力Pが生じ、
この力Pの分力としてインナレース5Aのスプラ
イン歯溝10を拡張させる方向の力Psが作用す
る。従つて、インナレース5Aの最小肉厚部イに
は、インナレース5Aに対するドライブシヤフト
11Aの圧入時及びインナレース5Aの回転時に
高い応力が発生し、この部イに割れ等が発生する
という問題があつた。
この考案は上記にかんがみ、インナレースのサ
イズを大きくすることなく、インナレースの強度
を向上して、インナレースの最小肉厚部に割れ等
の発生することのない等速ジヨイントのドライブ
シヤフトとの結合部構造の提供を目的とするもの
である。
つぎに、この考案を第1図〜第5図に示す実施
例にもとづいて説明する。なお、この図におい
て、第7図〜第10図と同一構成要素には同一の
符号を付している。
第1図,第2図において、インナレース5に
は、従来の正規のスプライン歯溝10の他に、そ
のボール溝6部の軸穴9に削切されるスプライン
歯溝の深さdをスプライン歯溝10の深さd1より
浅くしたスプライン浅歯溝13が設けられてい
る。そして、このインナレース5には、最小肉厚
部イに相当する部位にのみ6個所スプライン浅歯
溝13が設けられ、他の部分はスプライン歯溝1
0で形成されるスプラインが切削される。
一方、このインナレース5の軸穴9に圧入され
るドライブシヤフト11も、そのスプライン歯の
歯高が従来のドライブシヤフト11Aの正規高さ
の歯高t1を有するスプライン歯12と、このスプ
ライン歯12より低い歯高tを有するスプライン
歯14とがインナレース5のスプライン歯溝10
及びスプライン浅歯溝13の構成形式に合わせて
削設されている。そして、このドライブシヤフト
11はその各スプライン歯12をインナレース5
の各スプライン歯溝10に、又各スプライン歯1
4を各スプライン浅歯溝13に合わせた後、イン
ナレース5の軸穴9に圧入される。
上記のようにして、ドライブシヤフト11の一
端のスプラインが圧入された等速ジヨイント1の
インナレース5は、そのボール溝6とスプライン
浅歯溝13との間の最小肉厚部イの肉厚hが、従
来のインナレース5Aの最小肉厚部イの肉厚h1
り厚くなつているので、最小肉厚部イにおけるド
ライブシヤフト11圧入時の変形が少なく、従つ
て、この部に部分的な高応力が発生しない。又、
インナレース5にトルクが作用した場合におい
て、最小肉厚部イに内径拡張力Psが発生して
も、この部の肉厚hが厚くなつたことにより、部
分的な高応力の発生を防ぐことができる。
上記実施例は固定式バーフイールド型等速ジヨ
イントについて説明したが、スライド式バーフイ
ールド型等速ジヨイントについても、この実施例
と同様に行なうことができる。
この考案は上記のように、車両用等速ジヨイン
トにおいて、インナレースのスプライン溝のうち
ボール溝部に位置するスプライン溝の深さを他の
位置にあるスプライン溝の深さより浅い浅溝と
し、この浅溝に圧入されるドライブシヤフトのス
プラインン歯を浅溝に圧入可能な低歯に形成した
ことにより、インナレースのボール溝部における
最小肉厚部の肉厚を従来より厚くすることがで
き、この最小肉厚部の強度を従来より上げること
ができる。これにより、インナレースのサイズを
大きくすることなく、インナレースの最小肉厚部
にかかる力により発生する割れ等を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はこの考案の一実施例を示し、
第1図は等速ジヨイントのインナレースの正面図
(第2図のA矢視図)、第2図は第1図の−線
断面図、第3図はドライブシヤフトの正面図、第
4図は第3図の−線断面図、第5図はインナ
レースにドライブシヤフトを圧入した時の断面
図、第6図〜第11図は従来の一例を示し、第6
図は等速ジヨイントの縦断面図、第7図は第6図
のインナレースの正面図、第8図は第7図の−
線断面図、第9図はドライブシヤフトの正面
図、第10図は第9図の−線断面図、第11
図はドライブシヤフトからインナレースに作用す
る力の説明図である。 1……等速ジヨイント、2……アウタレース、
4……ボール溝、5……インナレース、6……ボ
ール溝、7……伝達ボール、9……軸穴、10…
…スプライン歯溝、11……ドライブシヤフト、
12……スプライン歯、13……スプライン浅歯
溝、14……スプライン低歯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸線方向に形成された適数のボール溝を外周面
    に有しかつ軸穴にドライブシヤフトのスプライン
    を圧入するスプライン溝を有するインナレース
    と、内側面に軸線方向に前記インナレースのボー
    ル溝と同数のボール溝を設けたインナレース嵌挿
    用の穴を開放端に有するアウタレースと、このア
    ウタレース及びインナレースの各ボール溝にそれ
    ぞれ嵌挿されて前記両レースを結合する伝達ボー
    ルとを設けた車両用等速ジヨイントにおいて、前
    記インナレースのスプライン溝のうちボール溝部
    に位置するスプライン溝の深さを他の位置にある
    スプライン溝の深さより浅いスプライン浅溝と
    し、このスプライン浅溝に圧入されるドライブシ
    ヤフトのスプライン歯を他のスプライン歯より高
    さの低いスプライン低歯としたことを特徴とする
    車両用等速ジヨイントのドライブシヤフト結合構
    造。
JP15771982U 1982-10-18 1982-10-18 車両用等速ジヨイントのドライブシヤフト結合構造 Granted JPS5962323U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15771982U JPS5962323U (ja) 1982-10-18 1982-10-18 車両用等速ジヨイントのドライブシヤフト結合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15771982U JPS5962323U (ja) 1982-10-18 1982-10-18 車両用等速ジヨイントのドライブシヤフト結合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5962323U JPS5962323U (ja) 1984-04-24
JPS62422Y2 true JPS62422Y2 (ja) 1987-01-08

Family

ID=30347646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15771982U Granted JPS5962323U (ja) 1982-10-18 1982-10-18 車両用等速ジヨイントのドライブシヤフト結合構造

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JPS5962323U (ja) 1984-04-24

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