JPS6241998Y2 - - Google Patents

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JPS6241998Y2
JPS6241998Y2 JP17214582U JP17214582U JPS6241998Y2 JP S6241998 Y2 JPS6241998 Y2 JP S6241998Y2 JP 17214582 U JP17214582 U JP 17214582U JP 17214582 U JP17214582 U JP 17214582U JP S6241998 Y2 JPS6241998 Y2 JP S6241998Y2
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JP
Japan
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paper
nonwoven fabric
layer
glass
glass nonwoven
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Expired
Application number
JP17214582U
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English (en)
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JPS5976594U (ja
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Publication date
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Landscapes

  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は襖紙に関するものであつて、詳しく
は、表面に透明な樹脂層、中間にガラス不織布の
層、裏面に2層抄き紙を順に積層したことを特徴
とするものである。
従来から用いられている襖紙は、パルプ、レー
ヨン、ポリプロピレン等を利用した雲龍紙を襖紙
用原紙表面に直接貼りあわせたものであつた。従
つて、表面の耐水性の不足、雲龍紙層の寸法変化
による反り、等いくつかの問題点を有していた。
本考案は以上のような欠点を解消すべくなされ
たものであつて、表面には透明な樹脂層を、雲龍
紙の代わりに不定方向に散在するガラス繊維によ
る模様をその表面に有するガラス不織布を、そし
て更に2層抄き紙を裏打ち層として用いることを
特徴とするものである。
以下図面に従つて本考案を詳細に説明する。
第1図は本考案の襖紙の一例を示す断面図であ
り、透明樹脂層1、ガラス不織布2、2層抄き紙
3の3層から成つている。
透明樹脂層1は表面の耐水性、耐汚染性等を得
る為に設けるものであり、塩化ビニルフイルム、
アクリルフイルム等の透明フイルムを接着剤を介
して又は熱融着によつて積層するか、あるいは塩
化ビニル樹脂、アクリル樹脂等の溶液又はペース
ト状物をガラス不織布の面に塗布して設けること
ができる。フイルムの場合はその厚さ100μ以下
が好ましい。その理由は、塩化ビニル樹脂等は熱
変化によつて寸法が変化する為に反り現象の原因
となるので、これ以上厚いものを用いるとガラス
不織布でも支えきれなくなるからである。又、接
着剤を介して積層する場合は問題ないが、熱融着
によつて積層する場合には、フイルムが薄すぎる
と下層のガラス不織布のガラス繊維がフイルムの
表面に露出することがあるので、この場合には厚
さが50μ以上のフイルムを用いるのが望ましい。
又、樹脂溶液やペースト状物を塗布する場合は
その粘度を5000〜20000CPSとするのが好まし
い。それは、5000CPS以下では不織布の表面に樹
脂層を形成し難くなり、20000CPS以上では不織
布への浸透が不良となるからである。
ガラス不織布としてはその表面に不定方向に散
在するガラス繊維による模様を有するものを使用
する。この模様は、ガラス繊維の一部が充分に解
けずに結束した状態で不織布の内部又は表面に散
在するように作製したり、あるいは非較的太いガ
ラス繊維を混入しておくことで作製する。ガラス
不織布の重量は10〜50g/m2が好ましく、10g/
m2以下では強度不足で積層がし難く、又50g/m2
以上では目の内部に存在する空気に排除するのが
困難となり、樹脂フイルムを熱融着する場合にも
樹脂が充分に浸透せずに接着不良となり易い。
2層抄き紙は、性質の異なる2種類の紙を抄き
合わせたもので上層と下層とからなり、上層と下
層との接着力が、上層とガラス不織布との接着力
および下層を襖本体に積層したときの接着力の各
れよりも小さくなるように構成されている。2層
抄き紙の重量は、コスト等を考慮して100g/m2
以下のものを使用するのが好ましいが、もちろん
これに限定されるものではない。
ガラス不織布と2層抄き紙との積層は、各れか
にあるいは両方に透明な接着剤を塗布する他に、
樹脂溶液やペースト状物を用いる場合には、その
溶液等がガラス不織布を通り抜けてガラス不織布
と2層抄き紙との間に浸透して両者を接着するよ
うにすることもできる。
次に、第2図に示すようにガラス不織布2と2
層抄き紙3との間に着色あるいは印刷された樹脂
フイルム4を積層することもできる。この場合ガ
ラス不織布との接着は、両面が樹脂フイルムの為
熱圧着することが可能で、その為、表裏の樹脂が
ガラス繊維内部まで入つていくためにガラス不織
布の層間強度が強化され、接着力の強い複合シー
トとなる。
又、同じく第2図に示すように透明樹脂層1の
表面に凹凸模様5を形成することもできる。
更には、樹脂フイルム4を用いない場合には2
層抄き紙の表面に任意の模様を形成しておくこと
もできる。
以上のような構成からなる本考案の襖紙は次の
ような効果を有する。
1 ガラス不織布を用いた為、従来品にはない光
の反射による照りがあり、和風と洋風を兼ねそ
なえたモダンな意匠効果を有する。
2 表面が透明樹脂フイルムの為、耐水性があ
り、表面の汚れを水で洗い落とすことが可能で
ある。
3 透明樹脂フイルムとガラス不織布を貼りあわ
せる際加熱して透明樹脂フイルム面にエンボス
加工を施こすことができる。
4 ガラス不織布がサンドイツチされている為透
明樹脂層フイルムの熱による伸縮が小さくな
り、襖になつた際の反りを小さくする。
5 裏打紙として2層抄き紙が貼つてある為、2
層抄き紙の層間で剥すことにより襖紙の貼り重
ねが可能である。
6 塩化ビニルペーストをコートすることにより
ガラス不織布と2層抄き紙を接着剤を使用せず
にしかも1工程で製造することができる。
〔実施例 1〕 重量30g/m2の雲龍紙状ガラス不織布の表面に
厚さ70μの透明塩化ビニルフイルムを、熱接着さ
せ裏面に透明接着樹脂被膜をあらかじめ形成して
おいた重量60g/m2の2層抄き紙を接着させて襖
紙を得た。
〔実施例 2〕 重量30g/m2の雲龍紙状ガラス不織布の表面に
厚さ70μの透明塩化ビニルフイルムを、裏面に厚
さ50μの着色塩化ビニルフイルムを各々接着剤を
介して積層した後、着色塩化ビニルフイルム裏面
に重量60g/m2の2層抄き紙を貼つて接着剤を介
して積層して襖紙を得た。
〔実施例 3〕 重量20g/m2の雲龍紙状ガラス不織布の表面に
厚さ70μの透明塩化ビニルフイルムを、裏面に厚
さ70μの絹目状印刷を施した着色塩化ビニルフイ
ルムを各々重ね、透明塩化ビニルフイルム表面に
絹目状のエンボスが入るようにして熱圧着ラミネ
ートし、その後、着色塩化ビニルフイルム裏面に
重量80g/m2の2層抄き紙を接着剤を介して積層
して襖紙を得た。
〔実施例 4〕 重量30g/m2の雲龍紙状ガラス不織布の裏面に
あらかじめ印刷された重量%60g/m2の2層抄き
紙を重ねた後、透明塩化ビニルペーストをガラス
不織布の表面から塗布量が150g/m2になるよう
にコートし、加熱ゲル化させると同時に表面にエ
ンボスを施し、ガラス不織布の層を通り抜けたペ
ーストで2層抄き紙も同時に積層して襖紙を得
た。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであり、第1
図は着色あるいは印刷された樹脂フイルムを用い
ない場合、第2図は着色あるいは印刷された樹脂
フイルムを用い、表面に凹凸模様を形成した場合
を各々示す断面図である。 1……透明樹脂層、2……ガラス不織布、3…
…2層抄き紙、4……樹脂フイルム、5……凹凸
模様。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 厚さ100μ以下の透明樹脂層と、不定方向に
    散在するガラス繊維による模様をその表面に有
    する重量10〜50g/m2のガラス不織布と、2層
    抄き紙とを、ガラス不織布をサンドイツチする
    ように積層してなる襖紙。 (2) ガラス不織布と2層抄き紙との間に、厚さ50
    〜100μの着色あるいは印刷された樹脂フイル
    ムを積層したことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第(1)項記載の襖紙。 (3) 透明樹脂層の表面に凹凸模様が形成されてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    (1)項〜第(2)項記載の襖紙。 (4) 2層抄き紙のガラス不織布又は着色あるいは
    印刷された樹脂フイルムとの積層面に、模様が
    施されていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第(1)項〜第(2)項記載の襖紙。
JP17214582U 1982-11-12 1982-11-12 襖紙 Granted JPS5976594U (ja)

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JP17214582U JPS5976594U (ja) 1982-11-12 1982-11-12 襖紙

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JP17214582U JPS5976594U (ja) 1982-11-12 1982-11-12 襖紙

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Publication Number Publication Date
JPS5976594U JPS5976594U (ja) 1984-05-24
JPS6241998Y2 true JPS6241998Y2 (ja) 1987-10-27

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ID=30375314

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JPS5976594U (ja) 1984-05-24

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