JPH0450023Y2 - - Google Patents

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JPH0450023Y2
JPH0450023Y2 JP1985007530U JP753085U JPH0450023Y2 JP H0450023 Y2 JPH0450023 Y2 JP H0450023Y2 JP 1985007530 U JP1985007530 U JP 1985007530U JP 753085 U JP753085 U JP 753085U JP H0450023 Y2 JPH0450023 Y2 JP H0450023Y2
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JP
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tape
layer
paper
nonwoven fabric
base material
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JP1985007530U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は幼児に固定するためのテープフアスナ
ーを備えたつかいすておむつに関し、更に詳しく
は、軟らかくて、ちぎれにくいテープフアスナー
を設けたことを特徴とするつかいすておむつに関
する。
〔従来の技術〕
つかいすておむつを着用者に固定するために用
いるテープフアスナーは固定するためのテープが
主であり、フアスニングテープと呼ばれている。
該フアスニングテープは、おむつ生産ライン上で
のトラブルを回避すべく、おむつ包装時に折り畳
まれる。
この種のテープフアスナーの基材は一般には紙
が使われ、手で簡単に破れ、安価であり、引張強
度、耐熱性などに優れている。しかしながら一方
では、耐水性、層間強度の点でフイルム基材に劣
つている。従つて、紙に樹脂含浸をして紙の層間
強度を高めた含浸紙がテープ用基材の主流となつ
ている。
又、実開昭58−192909号公報に開示されている
ように、上質紙又は不織布からなる繊維質基材に
2軸延伸のポリプロピレンフイルムをラミネート
し、フイルム側に粘着剤を塗工した複合体からな
るテープフアスナーもある。
〔発明が解決とようとする問題点〕
この種のテープフアスナーでは、おむつを幼児
に固定した時にテープ自体が引張られ、長時間使
用するとテープ折部からテープがちぎれたり、基
材の層間剥離がおきたりする。その結果おむつが
ずり落ちて身体への密着性がなくなり、排液が漏
れたりする。
又、実開昭58−192909号公報に記載のポリプロ
ピレンフイルムをラミネートしたような複合基材
の場合、フイルム基材が硬いため、おむつ生産時
のテープのカツテイング性が悪く、又、柔らかな
赤ちやんの肌を傷つけてしまうこともある。更に
フイルム面に粘着剤を塗布しているために、粘着
剤がフイルム基材より界面剥離しやすく、とれや
すいという欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案者は、これらの欠点を解決し、テープ折
部のちぎれがなく、漏れにくく、更に赤ちやんの
肌を傷つけないようなテープフアスナーを備えた
つかいすておむつを提供するため、鋭意研究した
結果、テープ基材を軟らかくて、ちぎれにくい不
織布と腰のある紙とを積層一体化し、紙層の表面
に粘着層を設けた構造にすることにより、フイル
ム複合化基材の欠点であつた層間強度を高め、粘
着剤の基材へのバツキング性(裏打ち性)及びテ
ープカツテイング性を向上させ、更には軟らかく
て腰のある基材に改良されうることを見出し本考
案に到達した。
即ち、本考案は、肌に接する表面と、それに対
向する裏面を有するつかいすておむつに、一端が
裏面に固定され、他端が表面上に剥離可能に接し
てなるテープフアスナーを設け、該テープフアス
ナーのフアスニングテープは不織布層と紙層とが
積層一体化された基材を有し、その紙層の表面に
粘着層が設けられてなることを特徴とするテープ
フアスナーを備えたつかいすておむつを提供する
ものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施態様を図面を用いて詳細に
説明する。
第1図は本考案のテープフアスナーを設けたつ
かいすておむつの一例を示す平面図、第2図はそ
のA−A′線断面図である。
おむつ本体は吸収層4、その上に重ねられた液
浸透性の表面シート3、及びこれらを包み込むよ
うに覆つている液不浸透性の裏面シート2からな
り、おむつ本体の長手方向端部付近の両側にテー
プフアスナー1が設けられている。テープフアス
ナー1は、リリーステープ7、フアスニングテー
プ5及びターゲツトテープ6からなり、フアスニ
ングテープ5は一端部が液不浸透性の裏面シート
2に固定され、他端部がターゲツトテープ6に接
着され、更にリリーステープ7の剥離面に剥離可
能なように、折部Bで折り畳まれている。本考案
のテープフアスナーはフアスニングテープを特徴
とするもので、本考案の実施にあたつてはリリー
ステープ、ターゲツトテープは必ずしもなくても
良い。フアスニングテープ5が、着用のためおむ
つが身体に固定するように使われた場合に、テー
プフアスナー1にかかる引張り力は、フアスニン
グテープ5の折部B及びフアスニングテープ5の
裏面シート2に固定された部分にかかり、おむつ
が長時間着用されていると、フアスニングテープ
5の折部Bへかかる張力が大きく、徐々にテープ
折部Bからノツヂが入り、やがて破れてちぎれて
しまう。このような破れに対して第3図及び第4
図に示すような本考案のテープフアスナーを用い
ると、初期の破れに要する抵抗力が大きく、破れ
てからちぎれに至るまでの強度も大きいので破損
しにくく好ましい。
以下、第3図及び第4図について説明する。第
3図は本考案の特徴とするテープフアスナーの一
実施例を示す厚さ方向の拡大断面図である。本実
施例のテープフアスナーは紙層9、ポリエチレン
フイルム層10及び不織布層11からなる基材
と、この基材の紙層9の表面に設けられた粘着層
8からなり、ポリエチレンフイルム層10は加熱
することにより紙層9と不織布層11を接着して
一体化する接着剤の役割をする。又、基材の不織
布層11の外層には高分子物質(PE、PP、PET
等)のフイルム12がミラネートされていても良
い。この場合不織布表面を滑らかにするので、フ
イルム12を剥離剤13により剥離処理をしてお
くと(テープは一般にロール状で運搬されるの
で)、ロールから巻き出す際スムーズに巻き出せ
る。
第4図は本考案のテープフアスナーの別の実施
例を示す拡大断面図である。本実施例のテープフ
アスナーは紙層9及び不織布層11が一体化され
てなる基材と、この基材の紙層9の表面に設けら
れた粘着層8からなり、基材の不織布層11の外
層にはポリエチレンフイルム12がラミネートさ
れ、更にフイルム12は剥離剤13により剥離処
理がされている。紙層9と不織布層11の一体化
は、不織布として溶融繊維を含む不織布を使用
し、これを紙と積層して紙層の方から加熱する
(例えばヒートロールでプレイスする)ことによ
り行われる。この場合紙層9と不織布層11の境
界面にある不織布層中の溶融繊維が溶融して紙層
の繊維にくい込み、紙繊維と不織布繊維とは積層
一体化され、両層間で剥離し難い。
本考案の不織布層としてはナイロン、ポリプロ
ピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル等のいず
れか、又は2種以上を複合させたものが例示さ
れ、その厚みは30〜200μが好ましい。又、紙層
としては、和紙が例示され、その厚みは20〜
100μが好ましい。
〔考案の効果〕
本考案のテープフアスナーは上記のような構成
であるので、不織布層では三次元方向にランダム
に繊維が配向し、縦、横の強度差が少なく、曲
げ、引張り、折れ等に強い。又、紙層では二次元
方向に繊維が密に固められているので、不織布層
と紙層を積層一体化することにより更に腰がでて
強化される。
従来の含浸紙では引張りには強いが曲げ折れに
は弱かつた点があるが、本考案のテープフアスナ
ーを用いると、本考案のテープフアスナーは折
り、曲げに強く、テープ折れ目からの裂けに要す
る初期の抵抗力が従来品に比べ非常に大きくな
り、又、裂けてからちぎれに至るまでの強度も大
きいので、破損や漏れがなく、着用感の良好なお
むつを得ることができる。
又、従来のフイルムと不織布の複合体を使用し
た場合、支持体への粘着剤塗工の点でフイルムの
収縮に問題があつたが、本考案に於ては紙層と不
織布層とを積層一体化させた基材の紙層の表面に
粘着剤を塗工してあるため、使用感が軟らかく
て、破れにくいテープフアスナーを得ることがで
きる。又、紙はフイルムに比べて表面が平滑でな
いため粘着層が剥離し難い。又、紙フイルムに比
べて耐熱性が高いため粘着剤の塗工工程において
基材の変形が少なく、融点の高い粘着剤も用いる
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のテープフアスナーを設けたつ
かいすておむつの一例を示す平面図、第2図はそ
のA−A′線断面略示図、第3図は本考案に用い
るテープフアスナーの一実施例を示す厚さ方向の
断面図、第4図は本考案のテープフアスナーの別
の実施例を示す第3図と同様の図である。 1……テープフアスナー、2……裏面シート、
3……表面シート、4……吸収層、5……フアス
ニングテープ、6……ターゲツトテープ、7……
リリーステープ、8……粘着層、9……紙層、1
0……ポリエチレンフイルム層、11……不織布
層、12……ポリエチレン等のフイルム、13…
…剥離剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 肌に接する表面3と、それに対向する裏面2を
    有するつかいすておむつに、一端が裏面2に固定
    され、他端が表面3上に剥離可能に接してなるテ
    ープフアスナー1を設け、該テープフアスナー1
    のフアスニングテープ5は不織布層11と紙層9
    とが積層一体化された基材を有し、その紙層9の
    表面に粘着層8が設けられてなることを特徴とす
    るテープフアスナーを備えたつかいすておむつ。
JP1985007530U 1985-01-23 1985-01-23 Expired JPH0450023Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985007530U JPH0450023Y2 (ja) 1985-01-23 1985-01-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985007530U JPH0450023Y2 (ja) 1985-01-23 1985-01-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61125108U JPS61125108U (ja) 1986-08-06
JPH0450023Y2 true JPH0450023Y2 (ja) 1992-11-25

Family

ID=30485965

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JP1985007530U Expired JPH0450023Y2 (ja) 1985-01-23 1985-01-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58192909U (ja) * 1982-06-19 1983-12-22 ユニ・チヤ−ム株式会社 使い捨ておむつにおけるテ−プフアスナ−

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61125108U (ja) 1986-08-06

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