JPS6241023Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6241023Y2
JPS6241023Y2 JP18606885U JP18606885U JPS6241023Y2 JP S6241023 Y2 JPS6241023 Y2 JP S6241023Y2 JP 18606885 U JP18606885 U JP 18606885U JP 18606885 U JP18606885 U JP 18606885U JP S6241023 Y2 JPS6241023 Y2 JP S6241023Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sill
iron
floor member
floor
tiles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18606885U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61168077U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18606885U priority Critical patent/JPS6241023Y2/ja
Publication of JPS61168077U publication Critical patent/JPS61168077U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6241023Y2 publication Critical patent/JPS6241023Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Door Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は昇降路内を上下方向に移動案内される
エレベータ用乗かごに係り、特にかご床への敷居
の取付け構成を改善したエレベータ用乗かごに関
する。
第1図〜第3図に示すように、一般の乗かご1
は次のように構成されている。即ち、型鋼や鉄板
成形品の溶接組立品で形成された床枠5上に、耐
火及び強度確保のために鋼板製の床板6を溶接あ
るいはねじで固着し、さらにその上に防振及び増
強を目的として木材7を装着し、最後に化粧用の
タイル8を装着してかご床を構成している。通
常、この木材7や床板6の周囲には、巾木3,
3′を固定し、この巾木3,3′の上に側板2,
2′を取付け、かつこの側板2,2′の上端に天井
を取付けて乗かごを形成している。
一方、前記側板2,2′で囲まれた一部に出入
口4を設け、ドア11によつて開閉している。こ
のドア11の開閉を案内する敷居9は、床枠5上
の床板6上に配置され、ボルト10により共締め
されて固定される。ところで、この敷居9は上面
にドア案内溝a、内面に前記ボルト10の固定用
溝bを有し、普通アルミニウムや銅など押出し性
のすぐれた非鉄金属で形成されている。
以上構成のエレベータ乗かごにおいて、雨天時
には乗客の靴や傘あるいはレインコートなどから
滴下する雨水が、床掃除後には水道水や洗剤が、
さらに場所(公団用エレベータの場合)によつて
は子供の小水などがタイル8や敷居9上にたまる
ことがある。このたまつた汚水20が直ちに蒸発
して乾燥するのであれば何等問題は生じないが、
環境条件によつては汚水20の蒸発は期待でき
ず、タイル8と敷居9との突合せ部隙間やタイル
8自体の目地から侵透して木材7に含浸すると共
に、敷居9と床板6あるいは床枠5との微小な隙
間に入込む。また、木材7に含浸した汚水20
は、長期的に滲み出て敷居9と床板6との間に水
分を供給する幣害を生ずる。
無論、床板6や床枠5は防錆用の塗装やメツキ
が施されており、極めて短時間の侵水に対しては
充分な防錆効果を持つが前述のように水分の供が
連続したりすると、防錆効果は発揮しなくなる。
特に、人間の尿あるいは清掃の時の水道水や洗浄
には多分に塩素(CO−)イオンが含有されてお
り、このため鉄製の床板6と非鉄金属製の敷居9
との間に電食(ガルバニツク腐食あるいは接触腐
食ともいいう)が発生し、第3図に示す如く、非
鉄金属製の敷居9から大量の腐食生成物21が発
生する。この生成物21は、長期的に発生度を高
め、床板6と敷居9との間に隙間Gを形成するほ
どになる。敷居9を正規の床面よりH寸法だけ浮
上げてしまう。この敷居9の浮上がりは徐々に進
展し、ボルト10を切断するに至り、その結果ド
ア11下端と敷居9上面との隙間gあるいはドア
11を案内する案内片(第3図破線)と敷居9の
ドア案内溝aの底面との必要な隙間を無くしてし
まい、ドア11の走行を停止し、やがてはドア駆
動モータを焼損する不具合に進展してしまう。
本考案は上記の点に鑑みなされたもので、その
目的とするところは、非鉄金属製敷居に電食が生
じにくい簡単な取付け構成としたエレベータ用乗
かごを提供することにある。
そして本考案は上記目的を達成するために、鉄
製床部材上に木材を敷詰め、その上をタイルで被
つてかご床を構成し、前記鉄製床部材に非鉄金属
敷居を取付けて該敷居と前記タイルを接触させて
なる乗かごにおいて、前記敷居のタイル側端部に
前記鉄製床部材との非接触部を設けて両者間に空
間を形成し、前記鉄製床部材端に間隔をおいて複
数の鉄製逆L形ブラケツトの垂直辺を取付けると
共に、各ブラケツトの水平辺に前記敷居を支持せ
しめ、かつ前記ブラケツトの垂直辺を前記鉄製床
部材との接触面のほぼ延長上に前記空間を位置せ
しめるようにしたものである。
以下本考案の一実施例を第4図、第5図につい
て説明する。尚、第1図〜第3図と同じ符号は同
一構成部品を示すので、再度の詳細な説明は省略
する。床枠30は床板6、木材7、タイル8の外
周とほぼ同じ外周となる大きさに形成し、この床
枠30と床板6とにより鉄製の床部材を形成し、
該床枠30のドア11側となる前端に、逆L形の
ブラケツト31の垂直辺をボルト10で取付け
る。この逆L形のブラケツト31は前記床枠30
と同系の金属より形成された一般的なものであ
り、巾Wは30〜70mm程度のもので、敷居9の全長
Lに対して適当間隔ごとに配置されている。勿
論、ブラケツト31の配置数はブラケツト自身の
強度と受ける荷重との関係で決められる。また、
これらブラケツト31の水平辺はタイル8側に向
くように配置されほぼ床板6と同一面となるよう
にしている。このように取付け配置された複数個
のブラケツト31の水平辺に非鉄金属製の敷居9
をボルト10により直接取付けるのである。この
時、敷居9の内端は第4図に示すように、木材7
とタイル8との端面にできるだけ密着するように
配置するが、床板6とは接触しないようにGsを
形成している。
また、この隙間Gsは、床枠30をブラケツト
31の垂直辺との接触面の延長上に位置せしめて
いる。
以上のように敷居9を取付けたので、汚水が敷
居9の内端とタイル8及び木材7端との突合せ部
から浸入してきても、ブラケツト31と敷居9と
の隙間に浸入せず、ブラケツト31間の広い空間
部(汚水排出部)から落下するので、従来のよう
な電食は防止される。また、隙間Gs越えた部分
で汚水がたまつたとしても乗かごの昇降による空
気の流れに敷居9の下面がさらされているので、
その流れにより付着した汚水は容易に蒸発乾燥し
てしまうので、長期に亘つて残ることはない。一
方、木材7に含浸された汚水の滲み出しについて
も乗かご昇降に伴なう空気の流動により前述同様
に蒸発してしまうのでたまることはない。
このため、たとえ鉄製のブラケツト31と非鉄
金属製の敷居9とが接触していたとしても、この
接触部への汚水の浸入はなくなり、このため腐食
生成物発生による諸問題は一掃される。
以上説明したように本考案によれば、簡単な構
成により、敷居とタイル間に侵入してきた汚水
を、敷居と床部材間の非接触部から排出落下でき
ると共に、乗かごの昇降に伴なつて生ずる空気の
流動によつて蒸発を促進させられる。このため、
敷居と床部材との間に侵入してきた汚水を該部に
長期に亘つてためておくことはなく、常に乾燥し
た状態におけるので、敷居と支持部材との間の電
食の発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のエレベータ用乗かご床の一例を
示す縦断側面図、第2図は同敷居部の拡大図、第
3図は同敷居部の腐食状態を示す断面図、第4図
は本考案によるエレベータ用乗かごの一実施例を
示す敷居部の縦断側面図、第5図は同正面図であ
る。1……乗かご、6……床板、9……敷居、3
0……床枠、31……ブラケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄製床部材上に木材を敷詰め、その上をタイル
    で被つてかご床を構成し、前記鉄製床部材に非鉄
    金属敷居を取付けて該敷居と前記タイルを接触さ
    れてなる乗かごにおいて、前記敷居のタイル側端
    部に前記鉄製床部材との非接触部を設けて両者間
    に空間を形成し、前記鉄製床部材端に間隔をおい
    て複数の鉄製逆L形ブラケツトの垂直辺を取付け
    ると共に、各ブラケツトの水平辺に前記敷居を支
    持せしめ、かつ前記ブラケツトの垂直辺と前記鉄
    製床部材との接触面のほぼ延長上に前記空間を位
    置せしめたことを特徴とするエレベータ用乗か
    ご。
JP18606885U 1985-12-04 1985-12-04 Expired JPS6241023Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18606885U JPS6241023Y2 (ja) 1985-12-04 1985-12-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18606885U JPS6241023Y2 (ja) 1985-12-04 1985-12-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61168077U JPS61168077U (ja) 1986-10-18
JPS6241023Y2 true JPS6241023Y2 (ja) 1987-10-20

Family

ID=30743529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18606885U Expired JPS6241023Y2 (ja) 1985-12-04 1985-12-04

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6241023Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61168077U (ja) 1986-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0215903Y2 (ja)
JP4998446B2 (ja) 床下換気構造
JPS6241023Y2 (ja)
KR200447914Y1 (ko) 엘리베이터 도어프레임 보강용 재료분리대
CN112144666A (zh) 装配式板房及其搭建方法
CA2374485A1 (en) Connection for floor covering in doorway and transitional areas of vehicles, in particular, of rail vehicles
JPS5811489A (ja) エレベ−タ用乗かご
CN108643557B (zh) 环保型楼板预留后浇带用模具
JPS6117902Y2 (ja)
JPH0647892Y2 (ja) エレベ−タの乗場ドア−装置
JPS5834397B2 (ja) エレベ−タの敷居構造
JP2713013B2 (ja) エレベーター用敷居の取付構造
JPS6137712Y2 (ja)
JPH0318591A (ja) エレベータ乗場の敷居
JP2513745B2 (ja) エレベ―タ―かごの床
JPH09125533A (ja) 床用目地装置
JPS6116295Y2 (ja)
JP4098744B2 (ja) バルコニーにおける根太掛け構造およびその取付方法
JP3066499U (ja) 荷 台
JP3147348B2 (ja) パラペット笠木用化粧プレートの固定構造
JPS606069Y2 (ja) エスカレータ
JPH0738580Y2 (ja) 自走式立体駐車場における床パネル
EP1328460B1 (en) Supporting structure for elevator guide rails
JPS5834132Y2 (ja) エレベ−タ装置
JPS6324221Y2 (ja)