JPS5834132Y2 - エレベ−タ装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エレベータの昇降路に設けられる転落防止用
板に関するものである。

エレベータの昇降路には、シルや乗場ドア開閉装置を収
納する収納箱のように昇降路壁から突出して構成されて
いる部分があるため、昇降路壁と前記突出部分とで凹凸
をなしている。

そのため、故障などにより、乗かごが昇降路の凹所に対
向する位置で停止したとき、乗かごのドアを開いて上記
凹所に脱出しようとする乗客などが、乗かごと昇降路壁
との間に挾まれたり、昇降路内へ転落したりする事故が
発生することがあった。

上記の事故を防止するために、従来は昇降路の凹部の昇
降路壁にアンカーポル）Ｙ打ち込んでブラケットヲ固定
し、このブラケットに転落防止用板を取り付けていた。

しかし、この場合据付は工数が増加するという欠点があ
り、また、建物によっては昇降路壁へのアンカーボルト
の打ち込みが不可能ｔヨ場合もあった。

また、上下に隣接する乗場のシルと収納箱との間に転落
防止用板を取り付けることも行なわれているが、階床間
隔が大きくなると転落防止用板の強度を上げなげればな
らず、取り付けが困難になるという欠点があった。

本考案は上記の点に鑑みてなされたものである。

以下、本考案の実施例を第１図及び第２図に基づいて説
明する。

第１図において、１は乗場ドアであり、ドアレール２上
を走行するハンガー３により懸垂され、乗場床に設置さ
れたシル４に設げられた溝にドアガイドシュー５な挿入
してガイドされ、左右の方向に開閉することができる構
成になっている。

ドアレール２は乗場ドア開閉装置を収納する収納箱８に
取り付けられ、この収納箱８は立柱６にネジ７で固定さ
れている。

一方、立柱６の上端部は坏ジ９により、乗場上部に設置
されている建物の梁１０に溶接したブラケット１１に取
り付けられ、下端部はシル４に固定されている。

第２図は第１図のＡ−Ａ断面を示すものである。

１２は転落防止用板であり、収納箱８の先端とほぼ同一
面となるように、ネジ１５によって立柱６に取り付けら
れたブラケット１３に、ネジ１４により取り付けられて
いる。

１６は乗かご、１７は開放されている乗かご１６のドア
であり、乗かご１６が階床の中間で停止している場合の
横断面図な示している。

本考案は上記のような構成であるため、従来のように転
落防止用板１２はブラケットヲ介して昇降路壁１８に取
り付ける必要がなく、また昇降路壁１８にブラケットｖ
固定するためのアンカーポルドナ打ち込むことが不可能
な場合や、昇降路壁１８が凹凸の場合にも問題なく取り
付けることができる。

尚、階床間隔が長い場合には、転落防止用板を複数枚取
り付ければ良い。

また、立柱６に収納箱８と転落防止用板１２の取り付け
な併用するので据付は工数の大幅な削減ができ、コスト
の低減が図れる。

以上説明したとおり本考案は転落防止用板の取り付けが
容易であり、且つその構造も合理的で無駄のないという
効果を有するものである。

尚、上記実施例は２枚戸両開きドアについて説明したが
、各種のドアにも実施できるのはもちろんである。

【図面の簡単な説明】

第１図は乗場ドアを昇降路側より見た正面図、第２図は
第１図のＡ−Ａ断面図である。 １・・・・・・乗場ドア、２・・・・・・ドアレール、
３・・・・・・ノ・ンガー ４・・・・・・シル、６・
・・・・・立柱、８・・・・・・収納箱、１０・・・・
・・梁、１１，１３・・・・・・ブラケット、１２・・
・・・・転落防止用板、１８・・・・・・昇降路壁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 下端部が乗場シルに固定され、上端部が建物の梁に固定
   された一対の乗場出入口の立柱と、該立柱の上下中間部
   に水平に両端部を固定された乗場ドア開閉装置等な収納
   した収納箱を備えたエレベータ出入口構造において、前
   記収納箱の昇降路側への突出部端面とほぼ同一面になる
   ように、前記梁と前記収納箱の間に、ブラケットｖ介し
   て、前記立柱に転落防止用板な取り付けたことな特徴と
   するエレベータ装置。