JPS6240483Y2 - - Google Patents

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JPS6240483Y2
JPS6240483Y2 JP19715282U JP19715282U JPS6240483Y2 JP S6240483 Y2 JPS6240483 Y2 JP S6240483Y2 JP 19715282 U JP19715282 U JP 19715282U JP 19715282 U JP19715282 U JP 19715282U JP S6240483 Y2 JPS6240483 Y2 JP S6240483Y2
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nut
driven gear
fixed
gear
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は新規な車輌用前照灯装置に関する。詳
しくは、本考案は、車体に対して光軸角度を調整
することができるようにされており、かつ、車輌
完成時における車体に対する光軸角度の決定のた
めの調整、即ち初期エイミングをするための機構
と車輌完成後に車体に加わる荷重に対して光軸角
度を調整するためのいわゆるレベリング機構とを
備えた車輌用前照灯装置に関する改良を提供する
ものである。
背景技術とその問題点 初期エイミングのための機構とレベリング機構
とが併設される調整点における傾動部材とレベリ
ング駆動部とそしてエイミング機構とをいかに結
合するかということは大きな問題がある。つま
り、エイミング機能とレベリング機能の双方が充
分に発揮され、一方が他方に対して障碍にならな
いようすることが重要である。
そこで、従来、第1図に示すような装置が提案
されている。
即ち、先端がナツトaに螺合され後端がレベリ
ング駆動部bのピストンcに連結されたアジヤス
テイングスクリユーdの中間部には軸方向に長い
ギヤeが固定されている。車体fのレベリング駆
動部bが固定された箇所に近接して合成樹脂、例
えばナイロン樹脂から成るナツトgが固定されて
おり、このナツトgに操作軸hが螺合されてい
る。これによつて、操作軸hとアジヤステイング
スクリユーdとが平行に配置される。操作軸hの
先端近くにはギヤiが固定されており、このギヤ
iがアジヤステイングスクリユーdのギヤeと噛
合されている。しかして、アジヤステイングスク
リユーdは、レベリング駆動部bのピストンcの
動きに応じて、ギヤeとiとがスライドするの
で、前後方向に移動することができ、又、操作軸
hが回転されると、ギヤi,eを介して回転せし
められる。
尚、jは反射鏡、kは反射鏡jに固定されたブ
ラケツトで、前記ナツトaはこのブラケツトkに
支持されている。
しかして、レベリング駆動部bによりアジヤス
テイングスクリユーdがその軸方向に移動される
と、このアジヤステイングスクリユーdに結合さ
れているナツトaが前後方向に移動せしめられ、
従つて、反射鏡jが傾動せしめられる。また、操
作軸hを介してアジヤステイングスクリユーdが
回転せしめられると、アジヤステイングスクリユ
ーdのナツトaに対する捩じ込み量が変化せしめ
られ、結果として、ナツトaがアジヤステイング
スクリユーdに沿つて移動するため、やはり、反
射鏡jが傾動せしめられることとなる。
ところで、反射鏡jは図示しない軸を回転軸に
して傾動せしめられる。そのため、回動端近くに
取着されているナツトaは、第1図に2点鎖線矢
印Aで示すように弧を描きながら移動されるの
で、アジヤステイングスクリユーdが第1図に2
点鎖線Bで示すように、傾動するという問題があ
る。即ち、第1図に実線で示す場合にギヤeとi
とが正しく噛合されているとすると、2点鎖線
B1に示すように傾くと、ギヤeとiとの噛合が
浅くなつたり外れたりするし、また、2点鎖線
B2で示すように傾くと、ギヤe、i間の噛合が
深くなりすぎる。従つて、これらの現象が生じる
ことによつて、ギヤe、i間の回転力の伝達がで
きず、エイミング操作が不能になつたり、ギヤ
e、i間の中途半端な噛み合いやきつすぎる噛み
合いによつて、ギヤ歯が破損したりする事故が生
じる惧れがあり、また、ギヤe、iは相互にスラ
イドするので、摩耗が激しいという問題がある。
そして、これらの問題点を解決せんとすると、各
部品の精度及び組み付け精度を高くしなければな
らず、コスト高の原因となるし、また、ナツトa
の位置が矢印Aに示すように移動するという原因
はそのままであるので、上記した数々の問題点が
根本的に解決されることはない。
考案の目的 そこで、本考案は、上記した従来の車輌用前照
灯装置にあつた問題点を解決して、初期エイミン
グ機構とレベリング機構とを調和させ、双方の機
能が相互に阻害されることなしに充分に発揮され
るようにした新規な車輌用前照灯装置を提供する
ことを目的とする。
考案の概要 上記目的を達成るために、本考案車輌用前照灯
装置は、前照灯の照射方向を車体に対して変更可
能とした車輌用前照灯装置において、車体に対す
る取付角度を変換される部材即ち傾動部材と固定
側部材との連結点の一において、固定側部材に遠
隔操作によつて前後に移動される移動部材を含む
レベリング駆動部を固定し、傾動部材に支持され
たナツトに先端部が捩じ込まれたアジヤステイン
グスクリユーの後端部をレベリング駆動部の移動
部材に回転自在なるように連結し、そして、これ
らとは別に操作軸を固定側部材に回転自在に設
け、前記アジヤステイングスクリユーの中間部に
横断面形状が非円形である非円形部を形成し、前
記操作軸に取着された駆動ギヤと噛合する従動ギ
ヤの中心に係合孔を形成し、該係合孔に前記アジ
ヤステイングスクリユーの非円形部を従動ギヤに
対してスライド可能にしかしながら回転不能なる
ように係合したことを特徴とする。
実施例 以下に本考案車輌用前照灯装置の詳細を図示し
た実施例に従つて説明する。
1は合成樹脂性のボデーであり、全面が大きく
開口され、後部中央には挿通孔2が設けられてい
る。4はレンズで、前方へ突出した低い台形状を
為しており、その後部開口縁に形成された突出量
の小さいフランジ5がガスケツト6を介してボデ
ー1の開口縁に設けられた据付溝3に載置され
る。そして、ボデー1の据付溝3の後面とレンズ
4のフランジ5前面とが断面C字状の金属クリツ
プ7にて係着されて、ボデー1にレンズ4が固定
される。ボデー1とレンズ4とによつて画成され
た灯具空間内に金属製の反射鏡8が配置されてい
る。そして、反射鏡8はボデー1と3点で連結さ
れている。即ち、正面図(第2図)で見て左上の
点Aにおいて回動支点機構によつて、A点から水
平に延びる線上の右端に近い点B点においてエイ
ミング機構によつて、A点から垂直に延びる線上
の下端に近いC点においてエイミング機構及びレ
ベリング機構が結合されて成る複合調整機構によ
つて、それぞれ連結されている。
A点における回動支点機構9はボデー1から突
設された球状突起10と反射鏡8に形成された球
状凹部11とによつて構成される。12はロツド
でその一端に球状突起10が、他端に螺溝13が
形成され、該螺溝13がボデー1に形成されたボ
ス部14に螺着され、これによつてロツド12が
ボデー1に固定される。15は合成樹脂製のブツ
ロクで後方に開口した球状凹部11を有してお
り、そして、このブロツク15が反射鏡8の開口
縁後面に固定されたブラケツト16に固定され、
更に、このブロツク15の球状凹部11に前記ロ
ツド12の球状突起10が嵌合され、ここに球継
手状の回動支点機構9が構成される。
B点におけるエイミング機構17はボデー1に
回転自在に支持されたアジヤステイングスクリユ
ー18と反射鏡8に支持されたナツト19とから
成る。ナツト19は合成樹脂により角ブロツク状
に形成されており、その中央を前後に貫通する孔
(図示せず)が形成されている。そして、ナツト
19の後面の貫通孔の周囲には環状の突部20が
形成されている。又、ナツト19の両側面には前
記孔の軸方向と直交する方向に延びる係合溝21
が形成されており、この係合溝21を構成してい
る2つの対向した面は互いに溝21が延びる方向
における中央で最も近接して両端部において最も
離間するような曲面とされている。22は金属製
のブラケツトで、反射鏡8の開口縁後面に溶接等
により固着され、後方へ延びる脚22aの後端か
ら直角にしかも回動支点機構9の方へ折曲された
支持片22bが一体に形成されている。そして、
支持片22bにはその先端に開口する長溝状の係
合切欠(図示せず)が形成されている。しかし
て、この係合切欠の両側縁部をナツト19の係合
溝21に係合することによつて、ナツト19がブ
ラケツト22の支持片22bにそれに設けられた
切欠に沿つてスライド可能なるように支持され
る。
23は灯具ボデー1のナツト19取付位置に対
応した箇所に形成されたアジヤステイングスクリ
ユー支承部で、前方へ向つて突出したボス部とし
て形成されている。このスクリユー支承部23に
はこれを前後に貫通する挿通孔24が形成されて
いる。そして、アジヤステイングスクリユー18
の中間部には鍔25が形成されており、アジヤス
テイングスクリユー18はこの鍔25がボデーの
支承部23後面と当接するまで支承部23に形成
された挿通孔24に後方から挿通され、その先端
がナツト19の孔に螺合される。そして、ナツト
19の後面とスクリユー支承部23との間には、
コイルスプリング26が介挿される。このときコ
イルスプリング26の前端部はナツト19に形成
された環状突部20に外嵌され、また、後端部は
ボス状支承部23に外嵌されるため、これによつ
て、コイルスプリング26の両端が安定に位置決
めされる。
しかして、アジヤステイングスクリユー18を
操作することにより、反射鏡8のアジヤステイン
グスクリユー18との連結点が前後方向に変位さ
れる。即ち、アジヤステイングスクリユー18を
ナツト19に対して捩じ込むように回転すると、
アジヤステイングスクリユー18はボデー1に対
して前後方向へ移動できないようにされているの
で(鍔25とスプリング26とによつて)、ナツ
ト19の方がアジヤステイングスクリユー18に
沿つて後方へ移動され、従つて、反射鏡8のナツ
ト19を保持した部分が後方へ変位する。同様に
して、アジヤステイングスクリユー18をナツト
19から捩じ戻すように回転すると、ナツト19
は前方へ移動し、従つて、反射鏡8の当該箇所が
前方へ変位されることになる。
次に、C点におけるエイミング機構とレベリン
グ機構とが一体となつた複合調整機構27につい
て説明する。
28はアジヤステイングスクリユーで、先端部
にねじ部29が形成され、後端に球部30が形成
され、そして、中間部が角柱杖を為す非円形部3
1とされている。32は反射鏡8の裏面に固定さ
れたブラケツトで、このブラケツト32にナツト
19が支持されており、そして、このナツト19
にアジヤステイングスクリユー28のねじ部29
が螺合されている。
33はボデー1の内面に固定されたギヤボツク
スで、このギヤボツクス33内には2つのスパー
ギヤ34及び35が互いに噛合された状態で回転
自在に配置されている。そして、これらスパーギ
ヤ34及び35のうち、一方34が駆動ギヤとな
り、他方35が従動ギヤとなる。
駆動ギヤ34の中心部には操作軸36が固定さ
れており、該操作軸36の操作端37はボデー1
に形成された挿通孔38からボデー1裏面側へ突
出せしめられている。尚、39は挿通孔38に嵌
着されたブツシングで、これによつて挿通孔38
と操作軸36との間の防水が図られる。
従動ギヤ35の中央部には係合孔40が形成さ
れている。該係合孔40はアジヤステイングスク
リユー28の非円形部31の横断面形状より若干
大きく形成されており、この係合孔40にアジヤ
ステイングスクリユー28の非円形部31が挿通
せしめられる。従つて、アジヤステイングスクリ
ユー28の非円形部31は従動ギヤ35に対して
スライド可能ではあるが、回転は不能とされる。
また、従動ギヤ35の厚みはそれほど大きくない
ことと、非円形部31と係合孔40との間に大き
さに若干の差を持たせることによつて、アジヤス
テイングスクリユー28が従動ギヤ35に対して
若干の傾動が可能なるようにしてある。
41は従動ギヤ35の後面に一体に形成された
円環状の突条であり、ボデー1の内面に突設され
た円形の突部42に回転可能に外嵌されており、
これによつて、従動ギヤ35の回転中心が確保さ
れる。駆動ギヤ34の方は、その先端中心部に形
成された突起43がギヤボツクス33に形成され
た小孔44に回転可能に係合されることによつ
て、その回転中心が与えられる。
45はレベリング駆動部であり、シリンダ46
内の液圧が液圧パイプ47を通じて遠隔操作によ
り変化せしめられることによつて、ピストン48
が前進又は後退せしめられる。そして、このよう
なレベリング駆動部45はボデー1の後面に固定
されたブラケツト49に支持されている。
従動ギヤ35の係合孔40に挿通されたアジヤ
ステイングスクリユー28はその後端部がボデー
1に形成された挿通孔50を通してボデー1後面
から突出せしめられ、かつ、その後端の球部30
はレベリング駆動部45のピストン48前端に形
成された球状凹部51に嵌合され、これによつ
て、アジヤステイングスクリユー28の後端とピ
ストン48の前端とが球継手状に連結される。
尚、52はボデー1の挿通孔50に取着された
ブツシングで、これによつてアジヤステイングス
クリユー28と挿通孔50との間の防水が図られ
る。
しかして、上記の如き車輌用前照灯装置におけ
る反射鏡8の駆動操作について説明する。
先ず、初期エイミングについて説明する。
初期エイミングはアジヤステイングスクリユー
18及び/又は28を操作して行なう。
即ち、エイミング機構17におけるアジヤステ
イングスクリユー18を回転すると、そのナツト
19に対する捩じ込み量が変化する。従つて、相
対的関係でみれば、ナツト19がアジヤステイン
グスクリユー18に沿つて前後方向に移動するこ
とになり、結局は反射鏡8のナツト19が結合さ
れた部分が前後方向に移動することになつて、反
射鏡8は回動支点機構9と複合調整機構27にお
けるナツト19が結合された点とを結ぶ線を回動
軸として傾動せしめられる。また、複合調整機構
27における操作軸36の操作端37を操作して
操作軸36を回転すれば、これに結合された駆動
ギヤ34が回転され、該駆動ギヤ34と噛合され
た従動ギヤ35も回転せしめられる。従動ギヤ3
5が回転すると、その係合孔40に非円形部31
が係合しているアジヤステイングスクリユー28
が回転せしめられ、そのナツト19に対する捩じ
込み量が変化せしめられる。従つて、ナツト19
が、相対的にみて、アジヤステイングスクリユー
28に沿つて前後方向に移動せしめられることと
なり、依つて、反射鏡8はエイミング機構17に
おけるナツト19支持部と回動支点機構9とを結
ぶ線を回動軸として傾動せしめられることとな
る。
このように、アジヤステイングスクリユー18
及び/又は28を回転操作することによつて、反
射鏡8は任意の向きを向くように、その車体に対
する角度が調整せしめられる。
次に、レベリング操作について説明する。
レベリング操作は、運転席からの手動による又
は自動による遠隔操作によつてレベリング駆動部
45のシリンダ46内の液圧を変化せしめること
によつて為される。シリンダ46内の液圧が変化
すると、ピストン48がシリンダ46に対して前
進又は後退せしめられる。すると、該ピストン4
8に連結されたアジヤステイングスクリユー28
も前後方向に移動せしめられることとなり、従つ
て、複合調整機構27における反射鏡8のナツト
19支持部が前後方向に移動し、反射鏡8はエイ
ミング機構17におけるナツト19支持部と回動
支点機構9とを結ぶ線を回動軸として傾動せしめ
られることとなる。
以上に説明したように、上記車輌用前照灯装置
における複合調整機構27においては、エイミン
グ調整とレベリング調整との2つの機能を果すこ
とができる。そして、これら調整に伴つてアジヤ
ステイングスクリユー28は、前述したように、
若干傾動されるが、アジヤステイングスクリユー
28はその非円形部31が従動ギヤ35の係合孔
40とスライド可能に、しかしながら回転不能な
状態で係合しているので、従動ギヤ35と係合孔
40との寸法関係をアジヤステイングスクリユー
28が若干の傾動をすることができるように設定
しておけば、アジヤステイングスクリユー28の
上記傾動はギヤ34,35間の噛み合い状態に何
らの影響を与えることもない。
第5図は本考案車輌用前照灯装置の変形例を示
すものである。この変形例は、前記実施例と比較
して、そのギヤボツクスとギヤが異なり、その余
の部分は、前記実施例におけるものと同様である
ので、該同様の部分については、前記実施例にお
いて付した符号と同一の符号を付して、説明を省
略する。
53はギヤボツクスであり、ボデー1に固定さ
れている。そして、該ギヤボツクス53内には2
つの互いに噛合されたベベルギヤ54及び55が
回転自在に配置されている。そして、これらギヤ
54及び55は、その一方54が駆動ギヤとさ
れ、他方55が従動ギヤとされている。56は操
作軸であり、その先端には小突起57が形成され
ており、かつ、先端部に駆動ギヤ54が固定され
ている。そして、先端の小突起57がギヤボツク
ス53に形成された小孔58に回転自在に係合さ
れ、これによつて、駆動ギヤ54の回転中心が確
保される。
59は従動ギヤ55の後面に一体に形成された
円環状の突条であり、ボデー1の内面に突設され
た円形の突部42に回転可能に外嵌されており、
これによつて、従動ギヤ55の回転中心が確保さ
れる。そして、この従動ギヤ55の中心にはアジ
ヤステイングスクリユー28の非円形部31の横
断面形状に適合した形状の係合孔60が形成され
ており、この係合孔60にアジヤステイングスク
リユー28の非円形部31が従動ギヤ55に対し
てスライド可能にしかしながら回転不能な状態で
係合されている。尚、61は駆動ギヤ54とボデ
ー1内面との間に圧縮状に介挿されたコイルスプ
リングである。また、62は操作軸56の操作端
とボデー1との間に介在せしめられたオーリング
である。
この第5図のものにおいても、操作軸56を回
転することにより、ボデー54及び55を介して
アジヤステイングスクリユー28が回転され、ま
た、レベリング駆動部45のピストン48が移動
せしめられることによりアジヤステイングスクリ
ユー28が前後方向に移動せしめられる。
考案の効果 以上に記載したところから明らかなように、本
考案車輌用前照灯装置は、前照灯の照射方向を車
体に対して変更可能とした車輌用前照灯装置にお
いて、車体に対する取付角度を変換される部材即
ち傾動部材と固定側部材との連結点の一におい
て、固定側部材に遠隔操作によつて前後に移動さ
れる移動部材を含むレベリング駆動部を固定し、
傾動部材に支持されたナツトに先端部が捩じ込ま
れたアジヤステイングスクリユーの後端部をレベ
リング駆動部の移動部材に回転自在なるように連
結し、そして、これらとは別に操作軸を固定側部
材に回転自在に設け、前記アジヤステイングスク
リユーの中間部に横断面形状が非円形である非円
形部を形成し、前記操作軸に取着された駆動ギヤ
と噛合する従動ギヤの中心に係合孔を形成し、該
係合孔に前記アジヤステイングスクリユーの非円
形部を従動ギヤに対してスライド可能にしかしな
がら回転不能なるように係合したことを特徴とす
るものであるので、エイミング調整やレベリング
調整に伴つてアジヤステイングスクリユーが傾動
した場合でも、2つのボデーの間の噛合状態に変
化が生じることがなく、ギヤ間の噛合の不具合か
ら生ずる種々の欠点が克服される。これによつ
て、初期エイミング機構とレベリング機構とを調
和させ、双方の機能が相互に阻害されることなし
に充分に発揮されるようにした新規な車輌用前照
灯装置を提供することができる。
尚、上記実施例において、傾動部材が反射鏡で
あり、固定側部材がボデーであつたが、反射鏡を
ボデーに固定的ないしは一体化し、ボデーを車体
に対して傾動される傾動部材として構成しても良
いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車輌用前照灯装置の一例を示す
要部断面図、第2図乃至第4図は本考案車輌用前
照灯装置の実施の一例を示し、第2図は正面図、
第3図は第2図のA−A線に沿う断面図、第4図
は第2図のB−B線に沿う拡大断面図、第5図は
本考案車輌用前照灯装置の変形例を示す要部拡大
断面図である。 符号の説明、1……固定側部材、8……傾動部
材、19……ナツト、28……アジヤステイング
スクリユー、31……非円形部、34……駆動ギ
ヤ、35……従動ギヤ、36……操作軸、45…
…レベリング駆動部、48……移動部材、54…
…駆動ギヤ、55……従動ギヤ、56……操作
軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前照灯の照射方向を車体に対して変更可能とし
    た車輌用前照灯装置において、車体に対する取付
    角度を変換される部材即ち傾動部材と固定側部材
    との連結点の一において、固定側部材に遠隔操作
    によつて前後に移動される移動部材を含むレベリ
    ング駆動部を固定し、傾動部材に支持されたナツ
    トに先端部が捩じ込まれたアジヤステイングスク
    リユーの後端部をレベリング駆動部の移動部材に
    回転自在なるように連結し、そして、これらとは
    別に操作軸を固定側部材に回転自在に設け、前記
    アジヤステイングスクリユーの中間部に横断面形
    状が非円形である非円形部を形成し、前記操作軸
    に取着された駆動ギヤと噛合する従動ギヤの中心
    に係合孔を形成し、該係合孔に前記アジヤステイ
    ングスクリユーの非円形部を従動ギヤに対してス
    ライド可能にしかしながら回転不能なるように係
    合したことを特徴とする車輌用前照灯装置。
JP19715282U 1982-12-29 1982-12-29 車輌用前照灯装置 Granted JPS59104401U (ja)

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