JPS6240208Y2 - - Google Patents
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- JPS6240208Y2 JPS6240208Y2 JP7495083U JP7495083U JPS6240208Y2 JP S6240208 Y2 JPS6240208 Y2 JP S6240208Y2 JP 7495083 U JP7495083 U JP 7495083U JP 7495083 U JP7495083 U JP 7495083U JP S6240208 Y2 JPS6240208 Y2 JP S6240208Y2
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- Japan
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- ring
- circumferential surface
- sliding
- packing
- annular groove
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- Expired
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 10
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
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Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はシリンダとピストンの如く、互いに相
対運動をなす2部材間の流体の密封手段として使
用されるパツキンに関し、更に詳しくはパツキン
の組付を容易にすると共に耐久性に富むパツキン
を得ることにある。
対運動をなす2部材間の流体の密封手段として使
用されるパツキンに関し、更に詳しくはパツキン
の組付を容易にすると共に耐久性に富むパツキン
を得ることにある。
従来から、ピストンとシリンダ、ピストンロツ
ドとシリンダカバー、或いは旋回軸と旋回台等の
如く、互いに嵌合する2部材が油圧等よる負荷を
受けながら、軸方向又は円周方向に相対運動をな
す圧力機器において、両部材間の嵌合隙間の作動
流体に対する密封手段として、第1図に例示する
パツキンが存在する。第1図は、相対運動をなす
2部材1,2の一方の部材1の周面に環状溝4を
設け、この環状溝4うちに弗素樹脂材料の如く耐
摩耗性に富む材料を用いて製せられた摺動リング
14を他方の部材2の摺動周面と接触する如くに
配設し、摺動リング14と環状溝4との底面との
間にゴム状弾性剤を用いて製せられた弾性リング
8を介挿して、弾性リング8の弾性により摺動リ
ング14と他方の部材2側摺動周面との接触圧を
付与するとともに、摺動リング14の材料に比し
高い硬さを備える材料を用いて製せられたバツク
アツプリング10を摺動リング14の端面と環状
溝の側面との間に介挿して摺動リング14の端面
を支承させ、作動流体圧を受けた摺動リング14
が2部材1,2の嵌合隙間5内へくい込んで損傷
させられるのを防止する如くなしたパツキンであ
る。
ドとシリンダカバー、或いは旋回軸と旋回台等の
如く、互いに嵌合する2部材が油圧等よる負荷を
受けながら、軸方向又は円周方向に相対運動をな
す圧力機器において、両部材間の嵌合隙間の作動
流体に対する密封手段として、第1図に例示する
パツキンが存在する。第1図は、相対運動をなす
2部材1,2の一方の部材1の周面に環状溝4を
設け、この環状溝4うちに弗素樹脂材料の如く耐
摩耗性に富む材料を用いて製せられた摺動リング
14を他方の部材2の摺動周面と接触する如くに
配設し、摺動リング14と環状溝4との底面との
間にゴム状弾性剤を用いて製せられた弾性リング
8を介挿して、弾性リング8の弾性により摺動リ
ング14と他方の部材2側摺動周面との接触圧を
付与するとともに、摺動リング14の材料に比し
高い硬さを備える材料を用いて製せられたバツク
アツプリング10を摺動リング14の端面と環状
溝の側面との間に介挿して摺動リング14の端面
を支承させ、作動流体圧を受けた摺動リング14
が2部材1,2の嵌合隙間5内へくい込んで損傷
させられるのを防止する如くなしたパツキンであ
る。
図示の従来技術によるパツキンにおいては、バ
ツクアツプリング10を挿入するために摺動リン
グ14の巾を環状溝4の巾に比し狭くなすととも
に、弾性リング8の外方端部に段部12を設け
て、バツクアツプリング10を段部12内へ挿入
する構造となして、作動流体圧に押されたバツク
アツプリング10の内側部が弾性リング8の段部
12を強圧する態様となしているために、弾性リ
ング8の段部12に集中応力が発生して亀裂を生
じさせるおそれがある。この種の損傷はバツクア
ツプリング10が環状溝4内への挿入を容易にす
るために円周上の一カ所が切断されている場合に
は更に顕著にあらわれる。又他の従来技術とし
て、バツクアツプリング10を受ける段部12を
摺動リング14に設けて、摺動リング14によつ
てバツクアツプリング10を受けるようにする
と、段部12の損傷は防止できるが、反対にバツ
クアツプリング10を受けるための段部12の形
成のために摺動リング14の径方向の厚さが厚く
なり、しかも、硬度を有するから、摺動リング1
4の環状溝4への挿入が困難になる欠点を有す
る。
ツクアツプリング10を挿入するために摺動リン
グ14の巾を環状溝4の巾に比し狭くなすととも
に、弾性リング8の外方端部に段部12を設け
て、バツクアツプリング10を段部12内へ挿入
する構造となして、作動流体圧に押されたバツク
アツプリング10の内側部が弾性リング8の段部
12を強圧する態様となしているために、弾性リ
ング8の段部12に集中応力が発生して亀裂を生
じさせるおそれがある。この種の損傷はバツクア
ツプリング10が環状溝4内への挿入を容易にす
るために円周上の一カ所が切断されている場合に
は更に顕著にあらわれる。又他の従来技術とし
て、バツクアツプリング10を受ける段部12を
摺動リング14に設けて、摺動リング14によつ
てバツクアツプリング10を受けるようにする
と、段部12の損傷は防止できるが、反対にバツ
クアツプリング10を受けるための段部12の形
成のために摺動リング14の径方向の厚さが厚く
なり、しかも、硬度を有するから、摺動リング1
4の環状溝4への挿入が困難になる欠点を有す
る。
本考案は上述した従来技術のパツキンにおける
問題点に鑑み成されたものであつて、その目的は
バツクアツプリングを受けるバツクリングの強度
を有するようにすると共にバツクリングの装着溝
への装着を容易にすることにある。
問題点に鑑み成されたものであつて、その目的は
バツクアツプリングを受けるバツクリングの強度
を有するようにすると共にバツクリングの装着溝
への装着を容易にすることにある。
上述の課題解決のための技術的手段は以下のよ
うに構成されている。すなわち、嵌合して相対移
動する二部材のうちの一方部材の嵌合周面に設け
られた環状溝に装着されるパツキンであつて、他
方部材の嵌合周面と接合する周面を有する摺動リ
ング、摺動リングの軸方向両部側に配設されて摺
動リングよりも硬質材製のバツクアツプリング及
びバツクアツプリングと嵌着する段部を有すると
共に摺動リングと嵌着する周面を有して環状溝底
面側に配置されるゴム状弾性材製のバツクリング
を有し、前記バツクリングの少なくとも段部側に
径方向に伸縮するように構成された補強リングを
設けたものである。
うに構成されている。すなわち、嵌合して相対移
動する二部材のうちの一方部材の嵌合周面に設け
られた環状溝に装着されるパツキンであつて、他
方部材の嵌合周面と接合する周面を有する摺動リ
ング、摺動リングの軸方向両部側に配設されて摺
動リングよりも硬質材製のバツクアツプリング及
びバツクアツプリングと嵌着する段部を有すると
共に摺動リングと嵌着する周面を有して環状溝底
面側に配置されるゴム状弾性材製のバツクリング
を有し、前記バツクリングの少なくとも段部側に
径方向に伸縮するように構成された補強リングを
設けたものである。
以下、本考案によるパツキングの一実施例を図
面に基づいて説明する。第2図は、互いに相対運
動をなす2部材の一方の部材1に設けられた環状
溝4には、底周面側に、ゴム状弾性材の如く弾性
を備える材料を用いて製せられ、軸方向両端部側
に段部12と、その中間に外周面とを設けた略凸
字形の断面形状を成す環状体のバツクリング7が
配設されている。当該バツクリング7の段部12
側には補強リング13として網が伸びられるよう
に縮めた状態で埋設され、バツクリング7の段部
12側の補強の役目を成している。この補強リン
グ13は網状にすることなく布状にして周面に沿
つて波形にし、径方向に伸縮するようにしても良
い。
面に基づいて説明する。第2図は、互いに相対運
動をなす2部材の一方の部材1に設けられた環状
溝4には、底周面側に、ゴム状弾性材の如く弾性
を備える材料を用いて製せられ、軸方向両端部側
に段部12と、その中間に外周面とを設けた略凸
字形の断面形状を成す環状体のバツクリング7が
配設されている。当該バツクリング7の段部12
側には補強リング13として網が伸びられるよう
に縮めた状態で埋設され、バツクリング7の段部
12側の補強の役目を成している。この補強リン
グ13は網状にすることなく布状にして周面に沿
つて波形にし、径方向に伸縮するようにしても良
い。
又、内周面がバツクリング7の外周面に嵌合し
て、外周面が他方部材2の周面と接合する樹脂材
製の摺動リング14が配設されている。
て、外周面が他方部材2の周面と接合する樹脂材
製の摺動リング14が配設されている。
更に、摺動リング14の両端側にはバツクリン
グ7の段部12に嵌着するように対応する形状面
を備えた嵌着面を有して、外周面が摺動リング1
4の外周面よりもやや小さい寸法の環状体に形成
されて摺動リング14よりも硬質材製のバツクア
ツプリング10が配設されている。そして、摺動
リング14とバツクアツプリング10とはバツク
リング7により他方部材2の周面側に押圧するよ
うに支持されている。
グ7の段部12に嵌着するように対応する形状面
を備えた嵌着面を有して、外周面が摺動リング1
4の外周面よりもやや小さい寸法の環状体に形成
されて摺動リング14よりも硬質材製のバツクア
ツプリング10が配設されている。そして、摺動
リング14とバツクアツプリング10とはバツク
リング7により他方部材2の周面側に押圧するよ
うに支持されている。
第3図は本考案の他の実施例で、バツクリング
7が径方向に厚肉になり、環状溝4に装着が困難
になつた場合のもので、バツクリング7の径方向
の厚さを環状溝4に装着できる厚さにし、それ以
上の厚さの部分は分離してゴム状の弾性リング8
としたものである。従つて、その他の構成は第2
図と同様である。この場合はバツクリング7及び
弾性リング8により摺動リング14を支持するの
で、摺動リング14を他方部材2に対し、より弾
性的に支持することができ、密封効果を向上させ
ることができる。
7が径方向に厚肉になり、環状溝4に装着が困難
になつた場合のもので、バツクリング7の径方向
の厚さを環状溝4に装着できる厚さにし、それ以
上の厚さの部分は分離してゴム状の弾性リング8
としたものである。従つて、その他の構成は第2
図と同様である。この場合はバツクリング7及び
弾性リング8により摺動リング14を支持するの
で、摺動リング14を他方部材2に対し、より弾
性的に支持することができ、密封効果を向上させ
ることができる。
第4図は、更に本考案の他の実施例を示す、パ
ツキンの断面図である。バツクリング7の段部1
2に径方向に弾性力を有する断面L形状の弾性リ
ング状の補強リング13を装着したものである。
ツキンの断面図である。バツクリング7の段部1
2に径方向に弾性力を有する断面L形状の弾性リ
ング状の補強リング13を装着したものである。
この補強リング13はバツクリング7よりも強
度を有する樹脂材又は超弾性合金材(例えば、銅
とアルミ(14%)、ニツケル(4%)の合金を溶
かして単結晶にし、約1100℃から急冷したもの)
により弾性リングのように製作されている。
度を有する樹脂材又は超弾性合金材(例えば、銅
とアルミ(14%)、ニツケル(4%)の合金を溶
かして単結晶にし、約1100℃から急冷したもの)
により弾性リングのように製作されている。
そして、補強リング13の最大外径面はバツク
リング7の外周面よりバツクリング7の締代分だ
け小径にされている。パツキンのその他の構成は
第2図のパツキンと対応した構成にされている。
リング7の外周面よりバツクリング7の締代分だ
け小径にされている。パツキンのその他の構成は
第2図のパツキンと対応した構成にされている。
本考案によるパツキンは上述した構成を備えて
いることにより下記する作用効果を奏する。摺動
リング14の摺動する相手周面に対する圧接力を
付与すると共に、バツクアツプリング10を支持
するバツクリング7は段部12に基布又は弾性リ
ングの補強リング13が設けられているから、バ
ツクアツプリング10により強力に押圧されるよ
うなことがあつても、損傷することがない。しか
も、バツクリング7はゴム状弾性材製であるか
ら、摺動リング14を弾性的に支持することが可
能である。
いることにより下記する作用効果を奏する。摺動
リング14の摺動する相手周面に対する圧接力を
付与すると共に、バツクアツプリング10を支持
するバツクリング7は段部12に基布又は弾性リ
ングの補強リング13が設けられているから、バ
ツクアツプリング10により強力に押圧されるよ
うなことがあつても、損傷することがない。しか
も、バツクリング7はゴム状弾性材製であるか
ら、摺動リング14を弾性的に支持することが可
能である。
又、バツクリング7はゴム状弾性材製であり、
更に、バツクリング7に埋設されている補強リン
グ13は径方向へ伸縮するように成されているか
ら、バツクリング7の径方向の肉厚を厚くしても
環状溝4に装着が容易であり、しかもバツクアツ
プリング10により損傷を受けない強度を付与す
ることが可能になる。
更に、バツクリング7に埋設されている補強リン
グ13は径方向へ伸縮するように成されているか
ら、バツクリング7の径方向の肉厚を厚くしても
環状溝4に装着が容易であり、しかもバツクアツ
プリング10により損傷を受けない強度を付与す
ることが可能になる。
尚、図示の実施例はシリンダとピストンの組合
せの如く内側部材の外周面にパツキンが挿入され
た構造となつているが、ピストンロツドとシリン
ダーカバとの組合せの如く、パツキンが貫通孔の
内周面側に挿入される構造に対しても本考案を適
用することができる。
せの如く内側部材の外周面にパツキンが挿入され
た構造となつているが、ピストンロツドとシリン
ダーカバとの組合せの如く、パツキンが貫通孔の
内周面側に挿入される構造に対しても本考案を適
用することができる。
第1図は従来技術によるパツキンの実施例を示
す断面図、第2図は本考案の一実施例を示すパツ
キンの断面図、第3図は本考案の他の実施例を示
すパツキンの断面図、第4図は本考案の更に他の
実施例を示すパツキンの断面図である。 1……一方部材、2……他方部材、5……隙
間、7……バツクリング、8……弾性リング、1
0……バツクアツプリング、12……段部、13
……補強リング、14……摺動リング。
す断面図、第2図は本考案の一実施例を示すパツ
キンの断面図、第3図は本考案の他の実施例を示
すパツキンの断面図、第4図は本考案の更に他の
実施例を示すパツキンの断面図である。 1……一方部材、2……他方部材、5……隙
間、7……バツクリング、8……弾性リング、1
0……バツクアツプリング、12……段部、13
……補強リング、14……摺動リング。
Claims (1)
- 嵌合して相対移動する二部材のうちの一方部材
の嵌合周面に設けた環状溝4に装着されるパツキ
ンであつて、他方部材の嵌合周面と接合する周面
を有する摺動リング14、前記摺動リング14の
軸方向両端側に配設されて摺動リング14よりも
硬質材製のバツクアツプリング10及び前記バツ
クアツプリング10と嵌着する段部12を有する
と共に前記摺動リング14と嵌着する周面を有し
て前記環状溝4底面側に配置されるゴム状弾性材
製のバツクリング7を備え、前記バツクリング7
の少なくとも前記段部12に径方向に伸縮可能な
補強リング13を埋設又は嵌着したパツキン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7495083U JPS59180056U (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | パツキン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7495083U JPS59180056U (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | パツキン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59180056U JPS59180056U (ja) | 1984-12-01 |
JPS6240208Y2 true JPS6240208Y2 (ja) | 1987-10-14 |
Family
ID=30205033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7495083U Granted JPS59180056U (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | パツキン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59180056U (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4576386A (en) * | 1985-01-16 | 1986-03-18 | W. S. Shamban & Company | Anti-extrusion back-up ring assembly |
JPH0799205B2 (ja) * | 1987-06-16 | 1995-10-25 | エヌオーケー株式会社 | シ−ル装置およびその取付け方法 |
JPH0642139Y2 (ja) * | 1988-06-20 | 1994-11-02 | トキコ株式会社 | 油圧シリンダのシール構造 |
JP2535664Y2 (ja) * | 1991-03-25 | 1997-05-14 | 株式会社阪上製作所 | スリッパシール |
KR101063111B1 (ko) * | 2006-12-14 | 2011-09-07 | 엔오케이 가부시키가이샤 | 밀봉장치 및 밀봉장치의 제조방법 |
-
1983
- 1983-05-19 JP JP7495083U patent/JPS59180056U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59180056U (ja) | 1984-12-01 |
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