JPS628688Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS628688Y2 JPS628688Y2 JP1981131687U JP13168781U JPS628688Y2 JP S628688 Y2 JPS628688 Y2 JP S628688Y2 JP 1981131687 U JP1981131687 U JP 1981131687U JP 13168781 U JP13168781 U JP 13168781U JP S628688 Y2 JPS628688 Y2 JP S628688Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- gap
- cutting
- annular body
- cut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 claims description 7
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 6
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 4
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 3
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 3
- YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N Fluorine atom Chemical compound [F] YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052731 fluorine Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011737 fluorine Substances 0.000 description 1
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- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は油圧機器のシール手段において、パツ
キン等の損傷防止のために使用されるバツクアツ
プリングに関する。
キン等の損傷防止のために使用されるバツクアツ
プリングに関する。
ピストンとシリンダ、ピストンロツドとシリン
ダカバ、或いは旋回軸と旋回台の如く、互いに嵌
合する2部材が、液圧による負荷を受けながら、
軸方向又は円周方向の相対運動をなす液圧機器に
おいては、両部材間の隙間をシールするために、
相対運動2部材の一方に削設された環状溝内に、
ゴム状弾性材料をもつて製せられたパツキン等を
挿入して2部材間の隙間を閉塞させるのが通常で
あるが、この種のシール手段においては、高圧の
作動液圧を受けたパツキン等が受圧側と反対側の
背部を2部材間の隙間にくい込まれて損傷させら
れるのを防護するために、パツキン等の背部を、
パツキン等の材料に比し大なる強度を備える合成
樹脂材料等で製せられたバツクアツプリングによ
つて支承させる方法が広く使用されている。
ダカバ、或いは旋回軸と旋回台の如く、互いに嵌
合する2部材が、液圧による負荷を受けながら、
軸方向又は円周方向の相対運動をなす液圧機器に
おいては、両部材間の隙間をシールするために、
相対運動2部材の一方に削設された環状溝内に、
ゴム状弾性材料をもつて製せられたパツキン等を
挿入して2部材間の隙間を閉塞させるのが通常で
あるが、この種のシール手段においては、高圧の
作動液圧を受けたパツキン等が受圧側と反対側の
背部を2部材間の隙間にくい込まれて損傷させら
れるのを防護するために、パツキン等の背部を、
パツキン等の材料に比し大なる強度を備える合成
樹脂材料等で製せられたバツクアツプリングによ
つて支承させる方法が広く使用されている。
第1図及び第2図は上記したバツクアツプリン
グを使用するシール手段の一例を示すもので、第
1図の例においては、相対運動をなす2部材の一
方の部材1の内周面に削設された環状溝3内に、
ゴム状弾性材製のパツキン6が他方の部材2の周
面と弾性接触する様に挿入されて両部材間1,2
間の隙間4を閉塞しており、パツキン6の受圧側
に対し反対側の背部7が断面略五角形状に欠除さ
れ、この欠除部に、パツキン6の材料に比し大な
る強さを備える材料をもつて製せられたバツクア
ツプリング10が挿入されてパツキン6の隙間4
内へのくい込みを防護している。
グを使用するシール手段の一例を示すもので、第
1図の例においては、相対運動をなす2部材の一
方の部材1の内周面に削設された環状溝3内に、
ゴム状弾性材製のパツキン6が他方の部材2の周
面と弾性接触する様に挿入されて両部材間1,2
間の隙間4を閉塞しており、パツキン6の受圧側
に対し反対側の背部7が断面略五角形状に欠除さ
れ、この欠除部に、パツキン6の材料に比し大な
る強さを備える材料をもつて製せられたバツクア
ツプリング10が挿入されてパツキン6の隙間4
内へのくい込みを防護している。
第2図の他の例においては、一方の部材1の環
状溝3内に弗素系合成樹脂材の如く耐摩耗性に富
む材料を用いて製せられた摺動リング11が他方
の部材2の周面と弾性接触する如くに挿入されて
両部材1,2間の隙間4を閉塞しており、摺動リ
ング11と環状溝3の底周面との間に、ゴム状弾
性材料を用いて製せられたバツクリング12が介
挿されて摺動リング11を他方の部材2の周面側
へ付勢しており、更に摺動リング11及びバツク
リング12の軸方向両端部に断面略四角形状の環
状空所が形成され、この環状空所内に、高強度の
合成樹脂材料を用いて製せられたバツクアツプリ
ング10が挿入されて、図上上下両側面に交互に
作用する作動液圧を受けた摺動リング11が隙間
4内へくい込まれて損傷させられるのを防護して
いる。
状溝3内に弗素系合成樹脂材の如く耐摩耗性に富
む材料を用いて製せられた摺動リング11が他方
の部材2の周面と弾性接触する如くに挿入されて
両部材1,2間の隙間4を閉塞しており、摺動リ
ング11と環状溝3の底周面との間に、ゴム状弾
性材料を用いて製せられたバツクリング12が介
挿されて摺動リング11を他方の部材2の周面側
へ付勢しており、更に摺動リング11及びバツク
リング12の軸方向両端部に断面略四角形状の環
状空所が形成され、この環状空所内に、高強度の
合成樹脂材料を用いて製せられたバツクアツプリ
ング10が挿入されて、図上上下両側面に交互に
作用する作動液圧を受けた摺動リング11が隙間
4内へくい込まれて損傷させられるのを防護して
いる。
上記したシール手段においては、パツキン6又
は摺動リング11に対する防護機能を確実になす
ために、バツクアツプリング10と他方の部材2
の周面との隙間が最小限に設定されるが、この隙
間が僅小であることは他方の部材2との嵌合時の
困難性を招来し、更にバツクアツプリング10が
やゝ硬質である所から、環状溝3内への挿入が困
難であるために、バツクアツプリング10を切断
して環状体の径寸法を可変にする構成が用いられ
ている。
は摺動リング11に対する防護機能を確実になす
ために、バツクアツプリング10と他方の部材2
の周面との隙間が最小限に設定されるが、この隙
間が僅小であることは他方の部材2との嵌合時の
困難性を招来し、更にバツクアツプリング10が
やゝ硬質である所から、環状溝3内への挿入が困
難であるために、バツクアツプリング10を切断
して環状体の径寸法を可変にする構成が用いられ
ている。
バツクアツプリング10に対する切断は、切断
によつて形成される2個の端末部を互いにオーバ
ーラツプさせることによつて、両端末部間に形成
される隙間による影響を最低に抑制するために、
第3図乃至第6図に示される如く、斜め方向にな
されるのが通常である。第3図及び第4図のバツ
クアツプリング10は、環状体の任意の半径15
を通り、中心軸線16に対し傾斜する平面によつ
て切断された例であるが、このバツクアツプリン
グを第2図のシール手段に使用した場合には、バ
ツクアツプリング10は作動液圧及び摺動リング
11の弾性による軸方向負荷とバツクリング12
の弾性による径方向の負荷をうけるために、切断
によつて形成された鋭角端縁部17が、第4図の
部分拡大図に示す如く、実線矢印をもつて示す径
方向に押されるとともに、点線矢印をもつて示す
軸方向に押され、相対運動2部材1,2間の隙間
(第2図参照)にくい込まれて損傷させられるお
それがある。
によつて形成される2個の端末部を互いにオーバ
ーラツプさせることによつて、両端末部間に形成
される隙間による影響を最低に抑制するために、
第3図乃至第6図に示される如く、斜め方向にな
されるのが通常である。第3図及び第4図のバツ
クアツプリング10は、環状体の任意の半径15
を通り、中心軸線16に対し傾斜する平面によつ
て切断された例であるが、このバツクアツプリン
グを第2図のシール手段に使用した場合には、バ
ツクアツプリング10は作動液圧及び摺動リング
11の弾性による軸方向負荷とバツクリング12
の弾性による径方向の負荷をうけるために、切断
によつて形成された鋭角端縁部17が、第4図の
部分拡大図に示す如く、実線矢印をもつて示す径
方向に押されるとともに、点線矢印をもつて示す
軸方向に押され、相対運動2部材1,2間の隙間
(第2図参照)にくい込まれて損傷させられるお
それがある。
第5図の他の例は、環状体の切線21に対し傾
斜角を保ち、中心軸線16に平行する面によつて
切断されてものであるが、この例においては、第
6図の部分拡大部に示す如く、実線矢印をもつて
示す径方向の押圧及び点線矢印をもつて示す軸方
向の押圧により、相対運動2部材1,2の隙間
(第2図参照)内へくい込まれて損傷させられる
おそれが大である。
斜角を保ち、中心軸線16に平行する面によつて
切断されてものであるが、この例においては、第
6図の部分拡大部に示す如く、実線矢印をもつて
示す径方向の押圧及び点線矢印をもつて示す軸方
向の押圧により、相対運動2部材1,2の隙間
(第2図参照)内へくい込まれて損傷させられる
おそれが大である。
本考案は上記した斜め方向に切断されたバツク
アツプリングにおける問題点を解消することを目
的とするもので、その基本的構成は傾斜切断によ
つて形成される鋭角端縁部を少なくとも負荷を受
ける側に対し反対側において欠除させて、受負荷
側の反対側における鋭角端縁部のくい込みを防止
する点である。
アツプリングにおける問題点を解消することを目
的とするもので、その基本的構成は傾斜切断によ
つて形成される鋭角端縁部を少なくとも負荷を受
ける側に対し反対側において欠除させて、受負荷
側の反対側における鋭角端縁部のくい込みを防止
する点である。
以下、図面に基づいて本考案の実施例について
説明する。第7図の実施例は環状体の切断が、第
3図及び第4図に示された環状体の半径15を含
んで中心軸線16に対し傾斜する平面によつてな
されバツクアツプリングであつて、切断によつて
形成される鋭角の端縁部17が液圧負荷を受ける
側と反対側(径方向内方)において欠除された構
造を備えており、第8図の他の実施例は環状体の
切断が第5図及び第6図に示された環状体の中心
軸線16に平行し、かつ環状体の切線21に対し
傾斜角γを保つ平面によつてなされたバツクアツ
プリングであつて、切断によつて形成される鋭角
の端縁部17が径方向内方において欠除された構
造を備えている。第9図及び第10図の他の実施
例は、第2図に示された略五角形の断面形状を呈
するバツクアツプリングであつて、切断面は環状
体の任意の半径15に平行する線23を通り環状
体の端面24に対し傾斜角θを保つ第1の切断面
25と環状体の中心軸線16に平行する第2の切
断面26とによつて形成され、切断によつて形成
される端末部が受負荷側と反対側(第9図上にお
いて下方)において鋭角の端縁を形成しないよう
に構成されている。
説明する。第7図の実施例は環状体の切断が、第
3図及び第4図に示された環状体の半径15を含
んで中心軸線16に対し傾斜する平面によつてな
されバツクアツプリングであつて、切断によつて
形成される鋭角の端縁部17が液圧負荷を受ける
側と反対側(径方向内方)において欠除された構
造を備えており、第8図の他の実施例は環状体の
切断が第5図及び第6図に示された環状体の中心
軸線16に平行し、かつ環状体の切線21に対し
傾斜角γを保つ平面によつてなされたバツクアツ
プリングであつて、切断によつて形成される鋭角
の端縁部17が径方向内方において欠除された構
造を備えている。第9図及び第10図の他の実施
例は、第2図に示された略五角形の断面形状を呈
するバツクアツプリングであつて、切断面は環状
体の任意の半径15に平行する線23を通り環状
体の端面24に対し傾斜角θを保つ第1の切断面
25と環状体の中心軸線16に平行する第2の切
断面26とによつて形成され、切断によつて形成
される端末部が受負荷側と反対側(第9図上にお
いて下方)において鋭角の端縁を形成しないよう
に構成されている。
本考案のバツクアツプリングは、上記した如
く、環状体を斜め方向に切断することによつて形
成される鋭角の端縁部が少なくとも受負荷側の反
対側端部において欠除された構成となつているた
めに、従来技術によるバツクアツプリングにおい
て見られた鋭角端縁部の相対運動2部材間の隙間
内へのくい込みによる損傷が防護されシール手段
は長期にわたつて正常なシール機能を持続し得
る。
く、環状体を斜め方向に切断することによつて形
成される鋭角の端縁部が少なくとも受負荷側の反
対側端部において欠除された構成となつているた
めに、従来技術によるバツクアツプリングにおい
て見られた鋭角端縁部の相対運動2部材間の隙間
内へのくい込みによる損傷が防護されシール手段
は長期にわたつて正常なシール機能を持続し得
る。
第1図及び第2図はそれぞれ本考案の対象とな
るバツクアツプリングを使用したシール手段の構
造を示す断面図、第3図は従来技術によるバツク
アツプリングの一例を示す断面図、第4図は同部
分拡大斜視図、第5図は従来技術によるバツクア
ツプリングの他の例を示す平面図、第6図は同部
分拡大斜視図、第7図及び第8図はそれぞれ本考
案の実施例を示す部分拡大斜視図、第9図は本考
案の他の実施例の断面図、第10図は同平面図で
ある。 1……一方の部材、2……他方の部材、3……
環状溝、4……隙間、6……パツキン、7……背
部、10……バツクアツプリング、11……摺動
リング、12……バツクリング、14……切断
部、15……半径、16……中心軸線、17……
鋭角端縁部、21……切線、23……平行線、2
4……端面、25……第1の切断面、26……第
2の切断面。
るバツクアツプリングを使用したシール手段の構
造を示す断面図、第3図は従来技術によるバツク
アツプリングの一例を示す断面図、第4図は同部
分拡大斜視図、第5図は従来技術によるバツクア
ツプリングの他の例を示す平面図、第6図は同部
分拡大斜視図、第7図及び第8図はそれぞれ本考
案の実施例を示す部分拡大斜視図、第9図は本考
案の他の実施例の断面図、第10図は同平面図で
ある。 1……一方の部材、2……他方の部材、3……
環状溝、4……隙間、6……パツキン、7……背
部、10……バツクアツプリング、11……摺動
リング、12……バツクリング、14……切断
部、15……半径、16……中心軸線、17……
鋭角端縁部、21……切線、23……平行線、2
4……端面、25……第1の切断面、26……第
2の切断面。
Claims (1)
- 環状体を斜め方向に切断することによつて形成
される鋭角端縁部の少なくとも負荷側と反対側の
部分を切除して成るバツクアツプリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981131687U JPS5836661U (ja) | 1981-09-04 | 1981-09-04 | バツクアツプリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981131687U JPS5836661U (ja) | 1981-09-04 | 1981-09-04 | バツクアツプリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5836661U JPS5836661U (ja) | 1983-03-10 |
JPS628688Y2 true JPS628688Y2 (ja) | 1987-02-28 |
Family
ID=29925256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981131687U Granted JPS5836661U (ja) | 1981-09-04 | 1981-09-04 | バツクアツプリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5836661U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0741971Y2 (ja) * | 1989-01-18 | 1995-09-27 | カヤバ工業株式会社 | シール構造 |
JP2010261577A (ja) * | 2009-05-08 | 2010-11-18 | Katsura Seiki Seisakusho:Kk | 張力作動式ガス放出防止型ニップル継ぎ手 |
-
1981
- 1981-09-04 JP JP1981131687U patent/JPS5836661U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5836661U (ja) | 1983-03-10 |
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