JPH0240352Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0240352Y2 JPH0240352Y2 JP25386U JP25386U JPH0240352Y2 JP H0240352 Y2 JPH0240352 Y2 JP H0240352Y2 JP 25386 U JP25386 U JP 25386U JP 25386 U JP25386 U JP 25386U JP H0240352 Y2 JPH0240352 Y2 JP H0240352Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal ring
- ring
- packing
- cut
- back ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 15
- 238000012856 packing Methods 0.000 claims description 14
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 5
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 2
- 101100008049 Caenorhabditis elegans cut-5 gene Proteins 0.000 description 5
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 1
- 229920013716 polyethylene resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は、例えば、ピストンとシリンダ、ピス
トンロツドとシリンダーカバのように、互いに同
芯に組合わされて相対運動をなす２部材間の隙間
を密封するために該相対運動２部材間に配置され
るパツキンに関する。
トンロツドとシリンダーカバのように、互いに同
芯に組合わされて相対運動をなす２部材間の隙間
を密封するために該相対運動２部材間に配置され
るパツキンに関する。
（従来の技術）
油圧装置に使用されるピストン及びシリンダの
ように、流体圧力を受けて相対運動をなす２部材
の間には、第２図に例示するように、相対運動２
部材１，２の隙間間を密封するパツキンが使用さ
れる。
ように、流体圧力を受けて相対運動をなす２部材
の間には、第２図に例示するように、相対運動２
部材１，２の隙間間を密封するパツキンが使用さ
れる。
同図のパツキンは、例えば、ナイロン、ポリエ
チレン樹脂材料のように、耐摩耗性及び低摩擦性
を示す材料をもつて略円筒形状に成形されたシー
ルリング４及びゴム様弾性材料をもつて４角形断
面の環状体に成形されてシールリング４と同心に
組合わされたバツクリング６よりなり、一方の相
対運動部材１に設けられたパツキン装着溝３内に
挿入され、バツクリング６の弾発力に押圧されて
他方の相対運動部材２の周面と摺動するシールリ
ング４により、両相対運動部材１，２間の隙間を
密封している。
チレン樹脂材料のように、耐摩耗性及び低摩擦性
を示す材料をもつて略円筒形状に成形されたシー
ルリング４及びゴム様弾性材料をもつて４角形断
面の環状体に成形されてシールリング４と同心に
組合わされたバツクリング６よりなり、一方の相
対運動部材１に設けられたパツキン装着溝３内に
挿入され、バツクリング６の弾発力に押圧されて
他方の相対運動部材２の周面と摺動するシールリ
ング４により、両相対運動部材１，２間の隙間を
密封している。
上記したパツキンを構成するゴム様弾性材製バ
ツクリング６は、拡張・変形が可能であつて、ピ
ストンの外側或いはシリンダーカバの内側に設け
られたパツキン装着溝３内への挿入が容易である
が、シールリング４は、硬質であつて拡張・変形
が困難であるので、パツキン装着溝３内への挿入
を可能となすために、第３図に例示するように、
円周上１箇所にカツト５を施されている。該カツ
ト５は、圧力流体の流れを生じさせないようにす
るために、同図ａに示す斜め方向或いは同図ｂに
示す段付形状等に設定される。
ツクリング６は、拡張・変形が可能であつて、ピ
ストンの外側或いはシリンダーカバの内側に設け
られたパツキン装着溝３内への挿入が容易である
が、シールリング４は、硬質であつて拡張・変形
が困難であるので、パツキン装着溝３内への挿入
を可能となすために、第３図に例示するように、
円周上１箇所にカツト５を施されている。該カツ
ト５は、圧力流体の流れを生じさせないようにす
るために、同図ａに示す斜め方向或いは同図ｂに
示す段付形状等に設定される。
（考案が解決しようとする問題点）
最近の傾向として油圧装置の作動圧力が高圧化
しているために、上記したよう円周上１箇所にカ
ツト５を施されたシールリング４を使用したパツ
キンにおいては、ゴム様弾性材料製バツクリング
６が、高圧力作動時に、カツト５内へのくい込み
により損傷して密封機能を低下させると言う問題
が生じている。
しているために、上記したよう円周上１箇所にカ
ツト５を施されたシールリング４を使用したパツ
キンにおいては、ゴム様弾性材料製バツクリング
６が、高圧力作動時に、カツト５内へのくい込み
により損傷して密封機能を低下させると言う問題
が生じている。
本考案は、上記した問題点を解消して、高圧力
作動時におけるゴム様弾性材料製バツクリングの
損傷を防止したパツキンの構造を提示することを
目的とするものである。
作動時におけるゴム様弾性材料製バツクリングの
損傷を防止したパツキンの構造を提示することを
目的とするものである。
（問題点を解決するための手段）
本考案は、上記した従来技術によるパツキンに
おける問題点に鑑み、シールリングのカツト部を
挾んで、シールリングとバツクリングとの間に空
所を設け、該空所内に、シールリングの材料より
も軟質でバツクリングの材料よりも硬質の材料よ
りなる支持片を挿入した構成となすものである。
おける問題点に鑑み、シールリングのカツト部を
挾んで、シールリングとバツクリングとの間に空
所を設け、該空所内に、シールリングの材料より
も軟質でバツクリングの材料よりも硬質の材料よ
りなる支持片を挿入した構成となすものである。
（作用）
上記した構成を備えたパツキンにおいては、シ
ールリングとバツクリングの間に挿入された支持
片が軟質のバツクリングを支えて、シールリング
のカツト隙間内へのくい込みを阻止する。
ールリングとバツクリングの間に挿入された支持
片が軟質のバツクリングを支えて、シールリング
のカツト隙間内へのくい込みを阻止する。
（実施例）
第１図の実施例においては、シールリング４の
カツト５を挾んで凹所が形成され、該凹所により
シールリング４とバツクリング６との間に形成さ
れた空所内に、シールリング４の材料よりも軟質
でバツクリング６の材料よりも硬質の材料をもつ
て製せられた支持片７が挿入されている。
カツト５を挾んで凹所が形成され、該凹所により
シールリング４とバツクリング６との間に形成さ
れた空所内に、シールリング４の材料よりも軟質
でバツクリング６の材料よりも硬質の材料をもつ
て製せられた支持片７が挿入されている。
装着作業時の便を図るために、支持片７のバツ
クリング６側の面に位置決め用突起８が付され、
バツクリング６側に係合凹所が穿たれている。
クリング６側の面に位置決め用突起８が付され、
バツクリング６側に係合凹所が穿たれている。
支持片７を挿入するための空所をバツクリング
６側に設けた態様或いはシールリング４及びバツ
クリング６の両方にわたつて設けた態様とするこ
ともできる。ただし、バツクリング６側に設ける
場合には、支持片７及びシールリング４の間に位
置決めのための係合手段を設けなければならな
い。
６側に設けた態様或いはシールリング４及びバツ
クリング６の両方にわたつて設けた態様とするこ
ともできる。ただし、バツクリング６側に設ける
場合には、支持片７及びシールリング４の間に位
置決めのための係合手段を設けなければならな
い。
（考案の効果）
本考案のパツキンが、上記したように、シール
リングの切断部を挾んでシールリング及びバツク
リングの間に設けられた空所内に、シールリング
の材料よりも軟質でバツクリングの材料よりも硬
質の材料をもつて製せられた支持片を挿入された
構成を備えていることにより、軟質のバツクリン
グが高圧力作動時に、支持片に支えられてシール
リングの切断部の隙間内へのくい込みを阻止され
るので、従来技術によるパツキンにおいて見られ
たシールリングの切断部隙間内へのくい込みによ
るバツクリングの損傷のおそれが完全に解消し、
長期間にわたつて正常な密封機能が保持される。
リングの切断部を挾んでシールリング及びバツク
リングの間に設けられた空所内に、シールリング
の材料よりも軟質でバツクリングの材料よりも硬
質の材料をもつて製せられた支持片を挿入された
構成を備えていることにより、軟質のバツクリン
グが高圧力作動時に、支持片に支えられてシール
リングの切断部の隙間内へのくい込みを阻止され
るので、従来技術によるパツキンにおいて見られ
たシールリングの切断部隙間内へのくい込みによ
るバツクリングの損傷のおそれが完全に解消し、
長期間にわたつて正常な密封機能が保持される。
第１図は、本考案の一実施例の一部側視図、第
２図は、本考案の対象であるパツキンの部分断面
図、第３図は、同パツキンの一部側視図である。 １……一方の相対運動部材、２……他方の相対
運動部材、３……パツキン装着溝、４……シール
リング、５……カツト、６……バツクリング、７
……支持片、８……位置決め用突起。
２図は、本考案の対象であるパツキンの部分断面
図、第３図は、同パツキンの一部側視図である。 １……一方の相対運動部材、２……他方の相対
運動部材、３……パツキン装着溝、４……シール
リング、５……カツト、６……バツクリング、７
……支持片、８……位置決め用突起。
Claims (1)
- 耐摩耗性及び低摩擦性を備える材料をもつて製
せられ、円周上１箇所を切断されたシールリング
４及びゴム様弾性材料をもつて製せられ、前記シ
ールリング４と同芯に組合わされたバツクリング
６を有し、互いに同芯に組合わされて相対運動を
なす２部材１，２間に配置されて圧力流体を密封
するパツキンにおいて、前記シールリング４の切
断部と前記バツクリング６の間に、前記シールリ
ング４の材料よりも軟質で前記バツクリング６の
材料よりも硬質の材料よりなる支持片７が挿入さ
れていることを特徴とするパツキン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25386U JPH0240352Y2 (ja) | 1986-01-06 | 1986-01-06 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25386U JPH0240352Y2 (ja) | 1986-01-06 | 1986-01-06 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62112359U JPS62112359U (ja) | 1987-07-17 |
| JPH0240352Y2 true JPH0240352Y2 (ja) | 1990-10-29 |
Family
ID=30777055
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25386U Expired JPH0240352Y2 (ja) | 1986-01-06 | 1986-01-06 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0240352Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016143397A1 (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | Nok株式会社 | 密封装置 |
-
1986
- 1986-01-06 JP JP25386U patent/JPH0240352Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62112359U (ja) | 1987-07-17 |
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