JPS6240040B2 - - Google Patents

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JPS6240040B2
JPS6240040B2 JP54064497A JP6449779A JPS6240040B2 JP S6240040 B2 JPS6240040 B2 JP S6240040B2 JP 54064497 A JP54064497 A JP 54064497A JP 6449779 A JP6449779 A JP 6449779A JP S6240040 B2 JPS6240040 B2 JP S6240040B2
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JP
Japan
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plunger
magnet
cylinder
bellows
piston
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JP54064497A
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JPS55155698A (en
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Susumu Taneda
Yoshio Ikeda
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP6449779A priority Critical patent/JPS55155698A/ja
Publication of JPS55155698A publication Critical patent/JPS55155698A/ja
Publication of JPS6240040B2 publication Critical patent/JPS6240040B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は回転槽のブレーキ装置或は排水弁等を
マグネツトにより操作する脱水兼用先濯機に関す
る。
従来よりこの種の脱水兼用洗濯機においては、
マグネツトに通電したときそのプランジヤが高速
度でマグネツトに衝突して大きな衝撃音を発する
という問題があり、これを解決するためにマグネ
ツト全体を遮音材で包む等種々の対策が講じられ
ているが、いずれも不完全なものであつた。また
最近プランジヤがマグネツトに衝突する直前でプ
ランジヤに減速用ばねのばね力を作用させるよう
構成して衝撃音の低減化を図ることが考えられて
いるが、この構成のものでは、吸着状態において
もプランジヤに減速用ばねのばね力が作用するた
め、マグネツトが唸り音を発するという欠点があ
る。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的はプランジヤがマグネツトに衝突する手前
で有効化されてプランジヤを減速するエアダンパ
を設ける構成とすることにより、プランジヤの衝
撃音を低減させることができると共に、プランジ
ヤの吸着状態においてもマグネツトが唸り音を生
ずることがない脱水兼用洗濯機を提供するにあ
る。
以下本発明を実施例により具体的に説明する。
まず第1図乃至第5図に示す第1実施例におい
て、1は図示しない外箱内に吊持された水受槽
で、その外底部中央にハウジング2が補強板3を
介して固定されている。4は水受槽1内に配設さ
れた洗い及び脱水兼用の回転槽で、これに直結さ
れてハウジング2に支承された脱水軸5には洗い
軸6が挿通支持されており、該洗い軸6の上端部
には回転槽4の内底部に配設された撹拌翼7が直
結されている。8は洗い軸6の下端部に嵌着され
た筒軸で、これは水受槽1の外底部に固定したモ
ータ9にベルト伝達機構10を介して連結されて
いる。11は脱水軸5と筒軸8とに跨つて巻装し
たクラツチスプリング、12は筒軸8に遊嵌され
クラツチスプリング11の下方の巻端に係合され
たスリープであり、このスリープ12の外周部に
は多数のラチエツト歯12aが形成されている。
13は回転槽4を制動するブレーキ装置で、これ
は脱水軸5に嵌着されたブレーキドラム14にブ
レーキバンド15を巻締り状態に巻装して成り、
ブレーキバンド15の一端部には折曲部15aが
形成されている。16はハウジング2に突設した
ボス部2aに枢軸17を介して回転可能に枢支さ
れたブレーキレバーで、これにはクラツチレバー
18が一体に延設されている。19は補強板3に
形成した突出片3aとブレーキレバー16との間
に張架された引張コイルばねで、これはブレーキ
レバー16を常時矢印A方向に回動付勢してい
る。20は水受槽1の排水口1aに連結した排水
路21の途中に設けられた排水弁で、これは弁棒
22を操作すると弁体23が弁口24を開閉する
周知のもので、弁体23は圧縮コイルばね25に
より常時閉方向に付勢されている。26は鉄心2
7にコイル28を巻回して成るマグネツトで、こ
れは補強板3に取付けた台板29下面に基枠30
を介して固定されている。31は鉄心27内に進
退移動可能に遊挿されたマグネツト26のプラン
ジヤで、これは一端部両側にストツパ31a,3
1aを突設した略T字状をなし、マグネツト26
が通電されると、これに吸引されてストツパ31
a,31aが鉄心27に当接するまで矢印B方向
に吸引変位する。31はプランジヤ31の一端部
に軸33を介して連結された連結具で、その先端
部には係止部32aを下向きに折曲形成すると共
にフツク部32bを一体に延設しており、係止部
32aをブレーキレバー16の他端部に係止せし
めると共にフツク部32bを排水弁20の弁棒2
2に固着したピン34に係合せしめている。而し
てマグネツト26の断電時において、排水弁20
は圧縮コイルばね25のばね力により閉塞状態に
保持され、またブレーキレバー16は引張コイル
ばね19のばね力により第2図に示す矢印A方向
の回動限界位置にあつて先端部に形成された係合
部16aをブレーキバンド15の折曲部15aに
係合させてブレーキ装置13を制動状態にしてい
ると共に、クラツチレバー18の先端部に設けら
れた爪18aをスリーブ12のラチエツト歯12
aに係合させてクラツチスプリング11による脱
水軸5と筒軸8との連結を切離している。洗剤及
びすすぎの各洗い行程はこのマグネツト26の断
電状態において行われ、従つて水受槽1(回転槽
4)内には水が貯留され、モータ9が起動すると
その回転は洗い軸6を介して撹拌翼7のみに伝達
されて渦水流による洗い作用がなされる。そして
上記各洗い行程後、排水行程に移行すると、マグ
ネツト26が通電されてプランジヤ31を矢印B
方向に吸引するため、このプランジヤ31の矢印
B方向への変位に連動して、ブレーキレバー16
が引張コイルばね19のばね力に抗して反矢印A
方向に回動し、スリーブ12のラチエツト歯12
a及びブレーキバンド15の折曲部15aに対す
る係合部16a及び爪18aの係合を解くと共
に、排水弁20の弁棒22が圧縮コイルばね25
のばね力に抗して矢印C方向に移動して弁体23
を開放動作させる。この結果、ブレーキ装置13
は制動解除状態になると共にクラツチスプリング
11が巻締り状態となつて脱水軸5と筒軸8との
間を連結し、且つ排水弁20が開放状態となつて
水受槽1(回転槽4)内の水を排出せしめる。ま
た排水行程後の脱水行程はマグネツト26に通電
したままの状態で行われるため、モータ9が起動
するとその回転は脱水軸5にも伝達されて回転槽
4が撹拌翼7と共に一体的に回転し、脱水された
水は開放状態にある排水弁20を介して排出され
る。尚、前記引張コイルばね19及び圧縮コイル
ばね25はブレーキレバー16及び弁体23を元
位置に復帰させる程度の弱いもので済むため、マ
グネツト26が両ばね19,25のばね力によつ
て唸り音を発するようなことはない。
さて、35はマグネツト26を包囲するよう配
置されて両端部をプランジヤ31の一端部に前記
軸33を介して連結した枠体で、その反プランジ
ヤ31側の中央にはプランジヤ31の移動方向に
沿つた該プランジヤ31の中心線L(第3図参
照)の延長上に位置するようにして略コ字状の突
出部35aを形成している。36は台板29に枠
体35の突出部35a前方に前記中心線Lの延長
上に位置して略箱状に形成した収納部で、これの
枠体35側を開放し、またその開放部の反対側の
側部には取付用孔37を形成している。38は弾
性材により略蛇腹状に形成したエアダンパとして
のベローズで、その一端部に突出形成した筒口部
38aには栓体39を嵌着しており、該栓体39
にノズル状をなす通気用の小孔40を形成してい
る。斯るベローズ38を収納部36内に配置する
ことによつて、該ベローズ38をプランジヤ31
の移動方向に沿つた該プランジヤ31の中心線L
の延長上に配設し、その筒口部38aを取付用孔
37に嵌着している。そして、収納部36内に配
置されたエアダンパ38はマグネツト26の断電
時においてプランジヤ31の枠体35の突出部3
5aから離間しており、マグネツト26の通電に
伴つてプランジヤ31が矢印B方向に変位する
と、そのストツパ31a,31aが鉄心27に当
接するやや手前の位置で枠体35の突出部35a
がベローズ38に当接するようになつている。
次に上記構成の作用を本発明に直接関係するプ
ランジヤ31とベローズ38との関連において説
明する。洗剤による洗い行程或はすすぎ行程から
排水行程への移行時にマグネツト26が通電され
ると、プランジヤ31はマグネツト26に吸引さ
れて矢印B方向に高速度で移動し、そのストツパ
31a,31aが鉄心27に当接するやや手前で
枠体35の突出部35aがベローズ38に衝突す
る。すると、ベローズ38内の空気圧が瞬間的に
大きく上昇し、その後のプランジヤ31の移動に
伴うベローズ38の収縮により内部の空気が小孔
40から吹出るようになる。この場合、小孔40
の径は極く小さい(0.3〜0.5mm程度)ため、空気
流出のとき大なる空気抵抗を生じ、これによりベ
ローズ38は収縮しつつも大きな一定の内圧に維
持されてプランジヤ31に大きな減衰力を及ぼ
す。第5図はこのベローズ38による減衰力とプ
ランジヤ31に対するマグネツト26の吸引力と
の関係を、横軸にプランジヤ31のストロークを
取り縦軸にベローズによる減衰力及びマグネツト
26の吸引力を取つて示している。この第5図に
おいて、横軸上の点Dはプランジヤ31の移動開
始点を、原点Eはベローズ38に対する枠体35
の衝突点を夫々示し、また線Fはマグネツト26
の吸引力を、線Gはベローズ38の減衰力を夫々
示している。これによれば、ベローズ38の減衰
力は枠体35の衝突後ある期間マグネツト26の
吸引力を上回つており、これがプランジヤ31を
急減速させて一旦停止させる程の大きな減衰力と
して作用する。従つて、枠体35がベローズ38
に衝突すると、プランジヤ31の速度は急激に減
少し、以後プランジヤ31はベローズ38を押縮
めつつ矢印B方向に低速度で移動し、ストツパ3
1a,31aが鉄心27に当接したところで停止
する。このときプランジヤ31の速度は極く小さ
いから、衝突音はほとんど生じない。そして、マ
グネツト26がプランジヤ31を吸着した状態に
おいては、ベローズ38内の圧力は略大気圧に等
しくなつて、ベローズ38がプランジヤ31に及
ぼす反力はその弾性復元力のみであるから、ベロ
ーズ38の付加によつてプランジヤ31に作用す
る反矢印B方向の力の増大は僅かであり、マグネ
ツト26が唸り音を発する虞れはない。尚、第5
図において、線Hは排水弁20の圧縮コイルばね
25のばね力、線Iは圧縮コイルばね25のばね
力にブレーキレバー16の引張コイルばね19の
ばね力を加えた総ばね力を夫々示し、また縦軸上
の点J−K間はベローズ38の復元弾発力を示し
ている。而して脱水行程終了後、マグネツト26
が断電されると、排水弁20は圧縮コイルばね2
5のばね力によつて閉塞状態に復すると共に、ブ
レーキレバー16は引張スプリング19のばね力
によつて矢印A方向に回動して元位置に復帰し、
且つプランジヤ31も排水弁20の閉塞動作及び
ブレーキレバー16の復帰回動に連動して反矢印
B方向に移動し元位置に復帰する。そして、ベロ
ーズ38は自己の弾性復元力により小孔40から
空気を吸込みつつ伸長して復元する。
このように本実施例によれば、プランジヤ31
の衝突音の無発生化ないし低減化を図ることがで
きると共に、プランジヤ31吸着時におけるマグ
ネツト26の唸り音発生を防止することができ
る。またプランジヤ31のストツパ31a,31
aが鉄心27に当接するやや手前で枠体35がベ
ローズ38に衝突するようにしたので、それ以前
のプランジヤ31の高速移動過程で排水弁20の
弁体23及びブレーキレバー16にとつて最少限
必要な動作量を得ることができるので、排水弁2
0及びブレーキレバー16特に排水弁20を迅速
に開放作動させることができ、排水時間の短縮上
好都合である。
また、第5図から明らかなように、プランジヤ
31に及ぼすマグネツト26の吸引力はストロー
クに反比例しているため、プランジヤ31の吸引
当初からエアダンパ36の減衰力がプランジヤ3
1に作用するように構成したものでは、該プラン
ジヤ31を引張コイルばね19及び圧縮コイルば
ね25のばね力に加えてエアダンバ36の減衰力
に抗して矢印B方向に吸引するには、マグネツト
26の吸引力をかなり大きくせねばならず、該マ
グネツト26が大形化すると共に吸引開始時には
大きな電流が流れて電力消費量が増大化するが、
本実施例では、プランジヤ31の吸引当初はエア
ブンパ36の減衰力は作用しないので、マグネツ
ト26が大形になる虞はなく、吸引開始時の消費
電力量も比較的少なくなる。しかも、本実施例の
ようにエアダンパ31をプランジヤ31の移動方
向に沿つた該プランジヤ31の中心線Lの延長上
に位置するように配設すれば、エアダンパ36の
減衰力がプランジヤ31を傾けるような偏椅力と
として作用することがなく、プランジヤ31が鉄
心27内でこじられて途中で停止する等の不具合
を生じることがない。
第6図は本発明の第2実施例を示すもので、前
述の第1実施例との相異点は、収納部36とベロ
ーズ38との間に弾発力を及ぼす復元用の圧縮コ
イルばね41を設けたところにあり、この圧縮コ
イルばね41はベローズ38の復元を助長する程
度の弱いばね力のもので、これによつてマグネツ
ト26が唸り音を生ずるようなことはない。この
ような圧縮コイルばね41を設ければ、ベローズ
38の復元をそれ自身の弾性復元力のみに頼る場
合に比べて、ベローズ38の復元時間を短縮する
ことができる。
次に本発明の第3実施例を示す第7図におい
て、42はベローズ43の筒口部43aに嵌着し
た栓体で、これには小孔40の他にこれより径大
な吸気孔44を形成している。45は栓体42の
内面側に突起42aを介して取付けた逆止弁たる
弾性材製の弁板で、これはベローズ43の伸縮に
応じて吸気孔44を開閉する。即ち、マグネツト
26の通電により枠体35がベローズ43に衝突
すると、その空気圧が上昇するため、弁板45は
吸気孔44を閉塞し、従つてベローズ43内の空
気は小孔40のみから吹出し、ベローズ43はプ
ランジヤ31に減衰力を及ぼしつつ収縮する。逆
にマグネツト26の断電に伴つて枠体35が復帰
すると、ベローズ43は自己の弾性復元力及び圧
縮コイルばね41のばね力により伸長し始める
が、この伸長によりベローズ43内は負圧となる
ため、弁板45が第7図に二点鎖線で示すように
撓んで吸気孔44を開放し、これにより単位時間
当りの吸入空気量が大幅に増大し、ベローズ43
は瞬時にして復元する。
ところで、第3図の構成のものでは、ベローズ
38の復元時の吸気は小孔40のみで行われるた
め、ベローズ38の復元にある程度の時間を要す
るが、通常の場合はマグネツト26の断電から次
の通電までの時間(洗い、すすぎ行程時間に相
当)は5分以上あるため問題ない。しかしなが
ら、手動により洗濯機を操作する場合、排水終了
後一旦「切」にして直ちに「脱水」にセツトし直
すような場合がある。このような場合にはマグネ
ツト26の断電から再通電までの時間が短かいた
め、第3図の構成のものではベローズ38の減衰
効果が有効に作用しないという問題がある。これ
に対し、本実施例では吸気孔44からの吸気によ
りベローズ43は瞬時に復元するので上記のよう
な問題は生じない。
尚、第7図では逆止弁として弁板45を用いた
が、第8図に示す第4実施例のように、吸気孔4
4の内径を一部拡大してこの径大部分にボール4
7を挿入し、これを逆止弁とするよう構成しても
よい。
また本発明の第5実施例を示す第9図におい
て、48は台板29の端部を略直角に折曲げて形
成した取付板部で、これには案内筒49を固定し
ている。50はベローズで、これは一端を開放し
その外周囲に鍔部50aを一体に延設すると共
に、他端部中央に被当接部50bを一体に突設し
て枠体35衝突時の緩衝を図つている。斯るベロ
ーズ50を案内筒49内に配置して、その鍔部5
0aを案内筒49と取付板部48との間に挾込ん
で固定している。そして、取付板部48の中央に
はベローズ50の通気孔として作用する小孔51
を形成している。52は案内筒49内に配置され
外周に案内筒49内面に摺動可能に嵌合する筒状
部52aを形成した保護部材で、これをベローズ
50の被当接部50bに形成した溝53に嵌着す
ることによつてベローズ50の他端部に取着して
いる。54はベローズ50の内部中央に配置され
た圧縮コイルばねで、これは第7図の圧縮コイル
ばね41と同様の作用をなすもので、その外径は
ベローズ50の収縮時においても蛇腹部に接触し
ない寸法に設定してベローズ50の摩耗を防止す
るようにしている。
上記構成によれば、ベローズ50が伸縮する
と、保護部材52が案内筒に案内されつつ摺動す
るので、ベローズ50がその収縮時に座屈した
り、傾いたりすることがなく、常に正常に使用す
る。また、保護部材52によりベローズ50の他
端面全体に枠体35の押圧力を及ぼすことがで
き、強度上有利である。更には、ベローズ50の
一端は開放されているので、その成形性が向上す
る。
次に本発明の第6実施例を示す第10図は、エ
アダンパをシリンダとピストンとから構成したも
ので、第10図において、55は台板29に固定
したシリンダで、これの一端部を開放しており、
閉塞側の他端部には通気用の小孔56を形成して
いる。57はシリンダ55内に摺動可能に嵌合し
た例えばゴム材製のピストンで、マグネツト26
の通電により枠体35が該ピストン57に衝突す
ると、以後ピストン57は小孔56からシリンダ
55内の空気を吹出させつつ矢印L方向に移動
し、これによつてプランジヤ31を減速させる。
58はシリンダ55内に設けた圧縮スプリング
で、これはピストン57を元位置に復帰させるた
めのものである。このように構成しても前記第1
実施例と同様の効果を得ることができる。
尚、ピストン57を台板29に固定し、シリン
ダ55をこのピストン57に摺動可能に嵌合する
ようにしてもよい。
また本発明の第7実施例を示す第11図もエア
ダンパをシリンダとピストンとから構成したもの
で、第10図との相異点は、シリンダ59の等径
部59aに連続して先端に向かつて径大となるテ
ーパ状の導入部59bを一体に延設すると共に、
ピストン60を枠体35の突出部35aにねじ6
1によつて固定したところにある。そして、マグ
ネツト26の断電時ピストン60はシリンダー5
9の導入部59b内に位置している。従つて、ピ
ストン60がシリンダ59の等径部59aに嵌入
して初めてダンパ効果を発揮するエアダンパにあ
つて、該エアダンパはマグネツト26の断電時に
はプランジヤ31から実質的に離れて位置してい
ることとなる。尚、62及び63はシリンダ59
に形成した小孔及び吸気孔、64は吸気孔63を
開閉する逆止弁たる弁板である。
さてマグネツト26の通電によりプランジヤ3
4が吸引変位すると、これに伴つてピストン60
は矢印M方向に移動してプランジヤ31がマグネ
ツト26に当接するやや手前で導入部59bから
等径部59aに移行する。するとそれ以降ピスト
ン60は等径部59aに密に嵌合して矢印M方向
に摺動するため、プランジヤ31に減衰力が作用
してプランジヤ31を減衰する。
上記のように構成すれば第10図の圧縮コイル
ばね58を省くことができると共に、マグネツト
26の断電時にはピストン60がシリンダ59の
等径部59aから抜出るという事情があつても、
通電時にピストン60は導入部59bに案内され
て等径部59a内に移行するので、等径部59a
へのピストン60の侵入が円滑に行われる。
尚、シリンダ59を枠体35側に固定し、ピス
トン60を台板29側に固定するようにしてもよ
い。
本発明は以上の説明から明らかなように、プラ
ンジヤがマグネツトに当接する手前で有効化され
るエアダンパにより、プランジヤを減速する構成
としたので、プランジヤの衝突音の無発生化ない
しその低減化を図ることができ、且つプランジヤ
を吸着した状態においてマグネツトが唸り音を発
するといつた不都合を有効にエアダンパはマグネ
ツトの断電時においてプランジヤから離間した部
位に配設されていて、エアダンパの減衰力がプラ
ンジヤの吸引当初には作用しないので、マグネツ
トを小形化でき且つ消費電力量も軽減できるとい
う種々の優れた効果を奏する脱水兼用洗濯機を提
供し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の第1実施例を示
し、第1図は脱水兼用洗濯機の水受槽底部近傍の
縦断面図、第2図はその一部の底面図、第3図及
び第4図は要部の拡大底面図及び拡大斜視図、第
5図はベローズの減衰力とマグネツトの吸引力と
の関連を示す図であり、第6図乃至第11図は本
発明の夫々第2乃至第7実施例を示す要部の断面
図である。 図中、4は回転槽、13はブレーキ装置、15
はブレーキバンド、16はブレーキレバー、20
は排水弁、26はマグネツト、31はプランジ
ヤ、35は枠体、38,43,50はベローズ
(エアダンパ)、39,42は栓体、40,51,
56,62は小孔、44,63は吸気孔、45,
64は弁板(逆止弁)、47はボール(逆止弁)、
49は案内筒、52は保護部材、55,59はシ
リンダ、57,60はピストン、58は圧縮コイ
ルばね(復帰ばね)、59aは等径部、59bは
導入部である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 洗濯及び脱水兼用の回転槽を制動すべく設け
    られたブレーキ装置の制動及びその解除を行うブ
    レーキレバーの操作或は排水弁の開閉操作等を、
    プランジヤを備えたマグネツトにより行うように
    したものにおいて、有効化されると内部の空気を
    小孔から吹出しつつプランジヤに減衰力を及ぼし
    てこれを減速させるエアダンパを、前記マグネツ
    トの断電時において前記プランジヤから離間した
    部位に配設し、該エアダンパをマグネツトの通電
    によるプランジヤの吸引時に、そのプランジヤが
    マグネツトに当接する手前で有効化される構成と
    したことを特徴とする脱水兼用洗濯機。 2 エアダンパは、ベローズであることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の脱水兼用洗濯
    機。 3 エアダンパは、吸気孔及び常態への復帰時に
    のみ該吸気孔を開放する逆止弁を有していること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項に
    記載の脱水兼用洗濯機。 4 ベローズは案内筒内に収納され、該案内筒に
    摺動可能に嵌合された保護部材がベローズに取付
    けられていることを特徴とする特許請求の範囲第
    2項に記載の脱水兼用洗濯機。 5 エアダンパは、シリンダと、このシリンダ内
    においてこれと相対移動するピストンと、このピ
    ストンを元位置に復帰させる復帰ばねとから構成
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の脱水兼用洗濯機。 6 エアダンパは、シリンダと、このシリンダ内
    においてこれと相対移動するピストンとから成
    り、これらシリンダ及びピストンのうち一方がプ
    ランジヤに連結されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載の脱水兼用洗濯機。 7 シリンダにピストンと摺動する等径部に連続
    して先端に向かつて径大となるテーパ状の導入部
    が延設され、プランジヤの吸引変位時にピストン
    がシリンダ内を相対的に移動して導入部から等径
    部に移行した以後、プランジヤに減衰力が作用す
    るようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第
    6項に記載の脱水兼用洗濯機。
JP6449779A 1979-05-23 1979-05-23 Washing machine doubling as hydroextracting Granted JPS55155698A (en)

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EP4030559A1 (en) 2021-01-14 2022-07-20 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Antenna member and assembly

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