JPS6239153B2 - - Google Patents

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JPS6239153B2
JPS6239153B2 JP15811279A JP15811279A JPS6239153B2 JP S6239153 B2 JPS6239153 B2 JP S6239153B2 JP 15811279 A JP15811279 A JP 15811279A JP 15811279 A JP15811279 A JP 15811279A JP S6239153 B2 JPS6239153 B2 JP S6239153B2
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JP
Japan
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added
reaction
ifenprodil
methanol
stirring
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Expired
Application number
JP15811279A
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English (en)
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JPS5681560A (en
Inventor
Bonpei Yasui
Tomohisa Myamoto
Katsuyuki Hiraoka
Yoshitaka Sako
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Pharmaceutical Industries Ltd
Original Assignee
Funai Pharmaceutical Industries Ltd
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Publication date
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Priority to GB8038771A priority patent/GB2067187B/en
Priority to PH24937A priority patent/PH16735A/en
Priority to CA000366167A priority patent/CA1141387A/en
Priority to US06/213,033 priority patent/US4377691A/en
Priority to IT26487/80A priority patent/IT1148744B/it
Priority to DE19803045916 priority patent/DE3045916A1/de
Priority to AR283504A priority patent/AR229157A1/es
Priority to ES497527A priority patent/ES497527A0/es
Priority to FR8025923A priority patent/FR2471374A1/fr
Priority to CH9032/80A priority patent/CH648550A5/de
Priority to BR8008020A priority patent/BR8008020A/pt
Priority to AT0597580A priority patent/AT374181B/de
Publication of JPS5681560A publication Critical patent/JPS5681560A/ja
Priority to HK71984A priority patent/HK71984A/xx
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  • Hydrogenated Pyridines (AREA)
  • Pyridine Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、脳血管障害後遺症治療剤として有用
な1−(4−ヒドロキシフエニル)−2−(4−ベ
ンジルピペリジノ)−1−プロパノール(以下イ
フエンプロジルという)およびその付加塩の新規
な製造方法に関する。 従来、イフエンプロジルの製造方法として、知
られている方法は何れもα−ブロム−4−ベンジ
ルオキシプロピオフエノンを経由する方法である
(特公昭47−15348号公報、特開昭50−4081号公報
参照)。すなわち、これら従来法においては、4
−ヒドロキシプロピオフエノンを出発物質とし、
これをベンジル化することにより、4−ベンジル
オキシプロピオフエノンとし、次にこれをブロム
化してα−ブロム−4−ベンジルオキシプロピオ
フエノンを得るという工程を経なければならなか
つた。そして、このブロム化に先立つ上記のベン
ジル化によつて生じたフエニル核上の4−ベンジ
ルオキシ基は、後の工程において脱ベンジルさ
れ、結局、最終目的物たるイフエンプロジルにお
いては、再び4−ヒドロキシ基に戻るものである
が、このようにブロム化に先立つて一旦ベンジル
化を行う理由は、上記のブロム化を、直接4−ヒ
ドロキシプロピオフエノンに対し行うと、フエニ
ル核上のブロム置換が起り易く、そのため、目的
とするα位のブロム置換が達成され難いからであ
る。 しかしながら、前述した如く、前記の4−ベン
ジルオキシプロピオフエノンの4−ベンジルオキ
シ基は、結局、最終目的物たるイフエンプロジル
においては、再び4−ヒドロキシ基になるもので
あるから、前述のベンジル化を省略することが可
能となればイフエンプロジルの製造作業の効率の
上で著しい利点をもたらすこととなる。 本発明者等は、かかるベンジル化の工程を省略
し、しかも好収率をもつてイフエンプロジルを製
造する方法につき、鋭意研究の結果、本発明方法
により極めて効率良く、しかも多くの利点をもつ
てイフエンプロジルを製造し得ることを見出し
た。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明方法においては、まず、出発物質4−ヒ
ドロキシプロピオフエノンをメタノール、エタノ
ールおよびエーテル類からなる群から選択された
1種又は2種以上を溶媒として用いてブロム化を
行うが、上記のエーテル類としては、エチルエー
テル、n−ブチルエーテルの如き低級脂肪族エー
テル類やテトラヒドロフラン、ジオキサンの如き
環状エーテル類をあげることができる。 本発明方法においては、このブロム化反応にお
いて使用される溶媒は、メタノール、エタノール
およびエーテル類からなる群から選択された1種
又は2種以上の溶媒であり、また、爾後の縮合反
応および還元反応において使用される溶媒はメタ
ノール又はエタノールであるので、ブロム化反応
においてエーテル類又はエーテル類を含む溶媒を
使用するときは、その使用量は爾後の縮合反応お
よび還元反応における溶媒であるメタノール又は
エタノール中に存在しても反応の進行を阻害しな
い範囲の量であることが好ましい。ブロム化は、
通常のブロム化反応に使用されるブロム化剤を用
いて行う。このブロム化反応を行うと、反応混合
物中にα−ブロム−4−ヒドロキシプロピオフエ
ノンが生成すると共に、それと当モル量の臭化水
素が発生するが、本発明方法においては、上記の
反応混合物中に不活性ガス例えば空気あるいは窒
素ガスを通気することにより、副生した上記の臭
化水素を反応系内より排出する。この不活性ガス
の通気は本発明方法の一特徴である。 本発明者らは前記のブロム化反応終了後、反応
混合物中に、空気、窒素等の不活性ガスを通気す
ることにより、副生した臭化水素が反応系内より
排出される結果として、次の縮合反応が良好に進
行することを見い出した。この不活性ガスの通気
方法としては、加圧ボンベ内のガス体を反応系内
に導くことによつて行なうか、または、反応系内
の圧力をアスピレーター等を用いる慣用手段によ
り、減圧にすることによつて行なつてもよい。通
気速度、時間等は特定されないが、好ましくは、
流速100〜400ml/分で10〜30分程度行なうのがよ
い。温度は、室温でよいが、50〜60℃の加温下に
反応を行わせてもよい。また、反応系外へ排出さ
れるガスは、水トラツプ等で簡単に捕促すること
ができる。 本発明の方法においては、この不活性ガス通気
に次いで、上記の反応混合物に4−ベンジルピリ
ジンおよびメタノール又はエタノールを加え、加
熱還流する。加えられる4−ベンジルピリジンの
量は4−ヒドロキシプロピオフエノン1モルに対
して1〜1.2モル相当量であるのが好ましい。 本発明方法は、同一の反応容器内で、ブロム化
反応、縮合反応、還元反応を引き続き行い得ると
いう特徴的利点を有するものであるが、ブロム化
反応においては使用される溶媒の量は、より少量
であることが好ましいから、少量の溶媒でブロム
化反応を行つた後、次の縮合反応(および還元反
応)を行わせるに当り、溶媒が追加的に加えられ
ることとなる。縮合反応において加えられるメタ
ノールまたはエタノールの量は、出発物質の4−
ヒドロキシプロピオフエノン1モルに対し500ml
〜3000mlが好ましい量である。こうして縮合反応
の進行に必要な加熱温度を還流下で与えるのに充
分な沸点の溶媒系が得られる。また、この溶媒系
は、この縮合反応により生成することとなる式 のケトン化合物が、次の接触還元を行うにあたつ
て反応溶液中に溶解した状態で存在するという条
件をみたすに充分なものである。 このα−ブロモ−4−ヒドロキシプロピオフエ
ノンと4−ベンジルピリジンとの縮合反応は円滑
に進行し、反応混合物中に4−ベンジル−1−
〔1−(4′−ヒドロキシフエニルカルボニル)エチ
ル〕−ピリジニウムブロマイドが生成する。 上記の縮合反応の反応時間は3〜5時間、温度
は60〜90℃が適当である。かくして得られた反応
混合物を次いで還元反応に付す。この際に新たに
メタノールまたはエタノールを適宜加えてもよ
い。 還元反応は、パラジウム−炭素等の水素添加触
媒を加え、温度60゜〜95℃で水素圧20〜50Kg/cm2
の下、6〜8時間を行なわしめるのが好適であ
る。これによりイフエンプロジルの臭化水素酸塩
が良好な収率で生成する。 反応混合物から触媒等の固形物を去し、必要
に応じて減圧下で濃縮後所望により水または有機
溶媒を加えて結晶化させるか、あるいは、そのま
ま冷却することにより沈殿を生成せしめてイフエ
ンプロジルの臭化水素酸塩を得ることができる。
かくして得られたイフエンプロジルの臭化水素酸
塩は通常の方法で例えば、メタノール、エタノー
ルの如き有機溶媒中で理論量の水酸化ナトリウム
または過剰量のアンモニアの如きアルカリを作用
させ、イフエンプロジルの変換することができ
る。 また、実際の製造上は、イフエンプロジルの臭
化水素酸塩を単離せず、還元反応終了後、触媒等
を去し、液に、アンモニア水を加え、減圧下
に濃縮して残留物としてイフエンプロジルを取得
するのが好都合である。また結晶化および再結晶
化において得られた〓液からカラムクロマトグラ
フイーによりイフエンプロジルを回収することも
可能である。 このようにして得られたイフエンプロジルは適
当な溶媒中で所望の酸と反応させて、その付加塩
に変換することができる。 以下に本発明を実施例に即して説明する。 実施例 1 ジオキサン4mlに4−ヒドロキシプロピオフエ
ノン6.0gを加え、撹拌しながらブロム6.4gを室
温で滴下する。更に10分間撹拌した後流速400
ml/分の空気を60℃で15分間反応溶液に通じ、4
−ベンジルピリジン7.5g、メタノール50mlを加
えて5時間加熱還流する。次いで反応容器中の空
気を窒素ガスで置換した後10%パラジウム−炭素
2.0gを加え水素ガスを流入し、50Kg/cm2の加圧
下90〜95℃で8時間撹拌する。反応終了後触媒等
固形物を去し液に10%アンモニア水30mlを加
え、反応溶液が20mlになるまで減圧下濃縮する。
残留する油状物を氷冷下エーテル15mlと石油エー
テル15mlとの混合溶液で結晶化し、イソプロパノ
ールで再結晶して白色結晶としてイフエンプロジ
ル10.6g(68.8%)を得る。 融点:109〜111℃ 薄層クロマトグラフイー:Rf0.35 珪藻土を支持体とし、展開溶媒としてクロロホ
ルム−ジエチルアミン(95:5)を用いた。紫
外光線の照射、ドラーゲンドルフ試薬に発色試
験により単一スポツトを確認した。 核磁気共鳴吸収スペクトル(DMSO−d6
ppm):0.86(33H、d、J=6.0Hz
【式】 )、4.39(1H、d、J=6.0Hz
【式】 )、6.47〜7.00(9H、m、芳香環プロトン) 元素分析 C21H27NO2・C3H8O 理論値 C、74.76;H、9.15;N、3.63 実験値 C、74.66;H、9.10;N、3.55 実施例 2 ジオキサン4mlに4−ヒドロキシプロピオフエ
ノン6.0gを加え、撹拌しながらブロム6.4gを室
温で滴下する。更に5分間撹拌した後流速200
ml/分の空気を室温で30分間反応溶液に通じ、4
−ベンジルピリジン7.5g、メタノール50mlを加
えて5時間加熱還流する。次いで反応容器中の空
気を窒素で置換した後10%パラジウム−炭素2.0
gを加え水素を流入し、50Kg/cm2の加圧下60〜70
℃で8時間撹拌する。反応終了後触媒等を去し
液を減圧下濃縮乾固する。残留物をアセトンで
結晶化しエタノールで再結晶して白色結晶として
イフエンプロジルの臭化水素酸塩14.9g(92.0
%)を得る。 融点:188〜191℃ 薄層クロマトグラフイー:Rf0.35 珪藻土を支持体とし、展開溶媒としてクロロホ
ルム−ジエチルアミン(95:5)を用いた。紫
外光線の照射、ドラーゲンドルフ試薬に発色試
験により単一スポツトを確認した。 核磁気共鳴吸収スペクトル(DMSO−d6
ppm):1.01(3H、d、J=6.5Hz、
【式】 )5.22(1H、broad、
【式】 )6.55〜7.06(9H、m、芳香環プロトン) 元素分析 C21H27NO2・HBr 理論値 C、62.07;H、6.94;N、3.45 実験値 C、62.11;H、6.96;N、3.43 実施例 3 ジオキサン4mlに4−ヒドロキシプロピオフエ
ノン6.0gを加え、撹拌しながらブロム6.4gを室
温で滴下する。更に10分間撹拌した後流速200
ml/分の窒素ガスを室温で30分間反応溶液に通
じ、4−ベンジルピリジン7.5g、メタノール100
mlを加えて3時間加熱還流する。次いで反応容器
中の空気を窒素ガスで置換した後5%パラジウム
−炭素3.0gを加え水素を流入し、50Kg/cm2の加
圧下90〜95℃で8時間撹拌する。反応終了後触媒
等の固形物を去し液を減圧下濃縮乾固する。
残留物をアセトンで結晶化し、エタノールで再結
晶して白色結晶としてイフエンプロジルの臭化水
素酸塩14.2g(87.7%)を得る。 この結晶の物性値は実施例2で得られたものの
値と一致した。 実施例 4 ジオキサン4mlに4−ヒドロキシプロピオフエ
ノン6.0gを加え、撹拌しながらブロム6.4gを室
温で滴下する。更に10分間撹拌した後流速200
ml/分の窒素ガスを室温で30分間反応溶液に通
じ、4−ベンジルピリジン6.4g、メタノール50
mlを加えて5時間加熱還流する。次いで反応容器
中の空気を窒素ガスで置換した後10%パラジウム
−炭素2.0gを加え水素を流入し、20Kg/cm2の加
圧下90〜95℃で8時間撹拌する。反応終了後触媒
等の固形物を去し液を減圧下濃縮乾固する。
残留物をアセトンで結晶化し、エタノールで再結
晶して白色結晶としてイフエンプロジルの臭化水
素酸塩10.6g(65.2%)を得る。 この結晶の物性値は実施例2で得られたものの
値と一致した。 実施例 5 ジオキサン4mlに4−ヒドロキシプロピオフエ
ノン6.0gを加え、撹拌しながらブロム6.4gを室
温で滴下する。更に10分間撹拌した後流速400
ml/分の空気を60℃で15分間反応溶液に通じ、4
−ベンジルピリジン7.5g、メタノール50mlを加
えて5時間加熱還流する。次いで反応容器中の空
気を窒素ガスで置換した後10%パラジウム−炭素
2.0gを加え水素を流入し、以下実施例3と同様
に処理して白色結晶としてイフエンプロジルの臭
化水素酸塩15.3g(94.4%)を得る。 この結晶の物性値は実施例2で得られたものの
値と一致した。 実施例 6 ジオキサン4mlに4−ヒドロキシプロピオフエ
ノン6.0gを加え、撹拌しながらブロム6.4gを室
温で滴下する。更に10分間撹拌した後流速200
ml/分の窒素ガスを室温で30分間反応溶液に通
じ、4−ベンジルピリジン7.5g、エタノール100
mlを加えて5時間加熱還流する。次いで反応容器
中の空気を窒素ガスで置換した後10%パラジウム
−炭素3.0gを加え水素を流入し、以下実施例5
と同様にして白色結晶としてイフエンプロジルの
臭化水素酸塩15.1g(92.9%)を得る。 この結晶の物性値は実施例2で得られたものの
値と一致した。 実施例 7 ジオキサン4mlに4−ヒドロキシプロピオフエ
ノン6.0gを加え、撹拌しながらブロム6.4gを室
温で滴下する。更に10分間撹拌した後流速200
ml/分の窒素ガスを室温で30分間反応溶液に通
じ、4−ベンジルピリジン7.5g、メタノール100
mlを加えて5時間加熱還流する。次いで反応容器
中の空気を窒素ガスで置換した後5%パラジウム
−炭素3.0gを加え水素を流入し、以下実施例1
と同様に処理して白色結晶としてイフエンプロジ
ル12.5g(81.1%)を得た。 この結晶の物性値は実施例1で得られたものの
値と一致した。 実施例 8 ジオキサン4mlに4−ヒドロキシプロピオフエ
ノン6.0gを加え、撹拌しながらブロム6.4gを室
温で滴下する。更に5分間撹拌した後流速400
ml/分の窒素ガスを60℃で10分間反応溶液に通
じ、4−ベンジルピリジン6.4g、メタノール50
mlを加えて5時間加熱還流する。以下実施例3と
同様に処理して白色結晶としてイフエンプロジル
の臭化水素酸塩11.4g(70.1%)を得る。 この結晶の物性値は実施例2で得られたものの
値と一致した。 実施例 9 メタノール5mlに4−ヒドロキシプロピオフエ
ノン6.0gを加え、撹拌しながらブロム6.4gを室
温で滴下する。更に10分間撹拌した後流速400
ml/分の窒素ガスを室温で20分間反応溶液に通
じ、4−ベンジルピリジン7.5g、メタノール100
mlを加えて8時間加熱還流する。以下実施例5と
同様に処理して白色結晶としてイフエンプロジル
の臭化水素酸塩10.2g(62.7%)を得る。 この結晶の物性値は実施例2で得られたものの
値と一致した。 実施例 10 エタノール5mlに4−ヒドロキシプロピオフエ
ノン6.0gを加え、撹拌しながらブロム6.4gを室
温で滴下する。更に10分間撹拌した後流速100
ml/分の窒素ガスを60℃で30分間反応溶液に通
じ、4−ベンジルピリジン7.5g、メタノール100
mlを加えて5時間加熱還流する。以下実施例5と
同様に処理して白色結晶としてイフエンプロジル
の臭化水素酸塩10.2g(62.7%)を得る。 この結晶の物性値は実施例2で得られたものの
値と一致した。 実施例 11 メタノール5mlに4−ヒドロキシプロピオフエ
ノン6.0gを加え、撹拌しながらブロム6.4gを室
温で滴下する。更に10分間撹拌した後流速200
ml/分の空気を室温で30分間反応溶液に通じ、4
−ベンジルピリジン7.5g、エタノール100mlを加
えて5時間加熱還流する。以下実施例5と同様に
処理して白色結晶としてイフエンプロジルの臭化
水素酸塩10.7g(65.8%)を得る。 この結晶の物性値は実施例2で得られたものの
値と一致した。 実施例 12 ジオキサン4mlに4−ヒドロキシプロピオフエ
ノン6.0gを加え、撹拌しながらブロム6.4gを室
温で滴下する。更に10分間撹拌した後流速200
ml/分の窒素ガスを室温で30分間反応溶液に通
じ、4−ベンジルピリジン7.5g、メタノール100
mlを加えて5時間加熱還流する。次いで反応容器
中の空気を窒素で置換した後10%パラジウム−炭
素3.0gを加え水素を流入し、50Kg/cm2の加圧下
90〜95℃で6時間撹拌する。反応終了後触媒等を
去し、液に1N水酸化ナトリウム溶液40mlを
加え、全量が30mlになるまで減圧下濃縮する。残
留物の油状物を氷冷下エーテル10mlと石油エーテ
ル10mlとの混合溶液で結晶化し、イソプロパノー
ルで再結晶して白色結晶としてイフエンプロジル
12.0g(77.8%)を得た。 この結晶の物性値は実施例1で得られたものの
値と一致した。 実施例 13 ジオキサン3mlとメタノール1mlの混合液に4
−ヒドロキシプロピオフエノン6.0gを加え、撹
拌しながらブロム6.4gを室温で滴下する。更に
10分間撹拌した後流速400ml/分の窒素を60℃で
15分間反応溶液に通じ、4−ベンジルピリジン
7.5g、メタノール100mlを加えて5時間加熱還流
する。以下実施例5と同様に処理して白色結晶と
してイフエンプロジル臭化水素酸塩1.14g(70.4
%)を得る。 この結晶の物性値は実施例2で得られたものの
値と一致した。 実施例 14 エーテル10mlに4−ヒドロキシプロピオフエノ
ン6.0gを加え、撹拌しながらブロム6.8gを室温
下で滴下する。以下実施例5と同様に処理して白
色結晶としてイフエンプロジル臭化水素酸塩13.5
g(83.0%)を得る。 この結晶の物性値は実施例2で得られたものの
値と一致した。 実施例 15 n−ブチルエーテル15mlに4−ヒドロキシプロ
ピオフエノン6.0gを加え、撹拌しながらブロム
6.8gを室温下で滴下する。以下実施例5と同様
に処理して、白色結晶としてイフエンプロジルの
臭化水素酸塩12.8g(78.7%)を得る。 この結晶の物性値は実施例2で得られたものの
値と一致した。 実施例 16 テトラヒドロフラン5mlに4−ヒドロキシプロ
ピオフエノン6.0gを加え、撹拌しながらブロム
6.8gを室温下で滴下する。以下実施例5と同様
に処理して、白色結晶としてイフエンプロジルの
臭化水素酸塩12.5g(76.9%)を得る。 この結晶の物性値は実施例2で得られた値と一
致した。 実施例 17 ジオキサン4mlに4−ヒドロキシプロピオフエ
ノン6.4gを加え、撹拌しながらブロム6.4gを室
温で滴下する。更に10分間撹拌した後流速400
ml/分の空気を60℃で15分間反応溶液に通じ、4
−ベンジルピリジン7.5g、メタノール50mlを加
えて5時間加熱還流する。次いで反応容器中の空
気を窒素ガスで置換した後10%パラジウム−炭素
2.0gを加え水素を流入し、50Kg/cm2の加圧下90
゜〜95℃で8時間撹拌する。反応終了後触媒等を
去し液に10%アンモニア水30mlを加え、反応
溶液が20mlになるまで減圧下濃縮する。残留物の
油状物を氷令下エーテル15mlと石油エーテル15ml
との混合溶液で結晶化し、イソプロパノールで再
結晶して白色結晶としてイフエンプロジル10.9g
(70.7%)を得る。 この結晶の物性値は実施例1で得られたものの
値と一致した。 上記結晶化および再結晶化において得られた
液にメタノール50ml、シリカゲル(商標、ワコー
ゲルC−200)40gを加え、減圧下で幹固する。
これをシリカゲル(商標、ワコーゲルC−200)
80gを充填したカラム(直径2cm)に積層し、ク
ロロホルム800ml、酢酸エチル200mlの混合溶液で
留出する。留分は棄去する。次いで酢酸エチル
800mlで留出し、留分を減圧下で濃縮乾固し、残
留物をイソプロパノールで結晶化して白色結晶と
してイフエンプロジル3.9g(25.3%)を得る。 この結晶の物性値は実施例1で得られたものの
値と一致した。 このようにしてイフエンプロジル14.8g(96.0
%)を得た。 参考例 1 実施例2において製造されたイフエンプロジル
の臭化水素酸塩7.6gをメタノール25mlに熱時溶
解し、これに3%アンモニア水100mlを加え撹拌
後全量が約30mlになるまで減圧濃縮した。残留物
をイソプロパノール15mlで結晶化して白色結晶と
してイフエンプロジル6.8g(94.4%)を得た。 この結晶の物性値は実施例1で得られたものの
値と一致した。 参考例 2 実施例1において製造されたイフエンプロジル
5.0gを、メタノール15mlに酒石酸0.97gを溶解
した溶液に加え溶解するまで撹拌する。これを冷
却し、折出する結晶を取し、メタノールで洗浄
後、乾燥させ、白色結晶としてイフエンプロジル
の酒石酸塩5.1g(94.5%)を得た。 融点:140〜148℃ 薄層クロマトグラフイー:Rf0.35 珪藻土を支持体とし、展開溶媒としてクロロホ
ルム−ジエチルアミン(95:5)を用いた。紫
外光線の照射、ドラーゲンドルフ試薬に発色試
験により単一スポツトを確認した。 核磁気共鳴吸収スペクトル(DMSO−d6
ppm):0.95(3H、d、J=7.0Hz、
【式】 )、3.981/2×(2H、S、
【式】 )、4.96(1H、broad−d、
【式】 )6.55〜7.04(9H、m、芳香環プロトン) 元素分析 (C21H27NO22C4H6O6・12/7H2O 理論値 C、66.42;H、7.69;N、3.37 実験値 C、66.61;H、7.55;N、3.42

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 4−ヒドロキシプロピオフエノンをメタノー
    ル、エタノールおよびエーテル類からなる群から
    選択された1種又は2種以上を溶媒として用いて
    ブロム化し、次いで、反応混合物に不活性ガスを
    通気することにより上記のブロム化に際して生成
    した臭化水素を除去し、次に、これに4−ベンジ
    ルピリジンを加え、メタノール又はエタノールを
    溶媒として用いて加熱還流し、得られた反応混合
    物を接触還元触媒の存在下、加圧下に加熱するこ
    とにより1−(4−ヒドロキシフエニル)−2−
    (4−ベンジルピペリジノ)−1−プロパノール臭
    化水素酸塩を生成せしめることを特徴とする1−
    (4−ヒドロキシフエニル)−2−(4−ベンジル
    ピペリジノ)−1−プロパノールおよびその付加
    塩の製造法。
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