JPS6238037A - 移動無線装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コードレス電話装置に実施するに通する。本
発明は、複数の局が独立して信号を送出する際に、複数
の局が同時に信号を送出することを避けることができる
移動無線装置に関する。

〔概　要〕

本発明は、送信および受信でそれぞれ異なる周波数の制
御チャネルおよび通話チャネルを有する移動無線装置に
おいて、 各無線機の受信部にはこの送信および受信の制御チャネ
ルの信号を受信検出する手段を備え、この検出出力がな
いときに限り制御チャネルを用いて対向する無線機に接
続制御のための信号を送出することにより、 同一周波数の制御チャネルを存する複数の無線機が独立
して信号を送出する際に、複数の無線機が同時に信号を
送出して衝突が起こることを避けることができるように
したものである。

〔従来の技術〕

第４図は、従来の移動無線装置の一例を示すコードレス
電話装置のブロック構成図である。第４図において、第
一の無線機としての一方が加入者回線に接続された接続
装置Ａ、Ｂおよび第二の無線機としての無線電話機Ｃ，
Ｄば、それぞれ送信部１０、受信部２０および制御部３
０から構成されている。各無線機は一つの制御チャネル
と複数の通話チャネルをもち、各チャネルとも上りと下
りで異なる周波数により通信する。

ここで、無線電話機Ｃに発呼が発生した場合には、受信
制御チャネル周波数ｆ、に信号が送出されているか否か
を検出する。すなわち、受信制御チャネルの使用状態を
調べることにより、制御チャネルが使用されているか否
かを確認する。周波数ｆ、の信号が検出されず受信制御
チャネルの未使用が確認されたときには、無線電話機Ｃ
は接続装置Ａに周波数ｒ２の送信制御チャネルで発呼信
号を送出する。接読装置Ａはこの発呼信号を検出したの
ちに、発呼応答信号を周波数ｆ、の制御チャネルで送出
する。無線電話機Ｃは、発呼応答信号を検出したのちに
発呼信号の送出を終了し、公知の手順により通話チャネ
ルに移行して通話を開始する。

接続装置Ａに着呼が発生した場合には１、無線電話ｉ、
ｃ、Ｄからの周波数１２のその受信制御チャネルを検出
し、この受信制御チャネルが使用されているか否かを確
認する。周波数ｆ２の受信制御チャネルが使用されてい
なげれば、無線電話機Ｃに対して周波数ｆ、のその送信
制御チャネルで着呼信号を送出する。以下同様である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、このような従来の移動無線装置では、自局の
受信制御チャネルで他の局が信号を送出しているか否か
を検出する構成であり、自局の送信制御チャネルで他の
局が信号を送出しているか否かを検出することができな
いために衝突が発生することがある問題点があった。

第５図はこのような衝突発生の一例を説明する図である
。通常、たとえば無線電話機Ｃから接続装置Ａに周波数
ｆ２の送信制御チャネルで発呼信号を送出すると、接続
装置Ａはこの発呼信号を検出して、周波数ｆ、の無線電
話機Ｃの受信制御チャネルで発呼応答信号の送出を始め
る。この発呼応答信号が送出されると、無線電話機Ｃと
同一の周波数ｆ２の送信制御チャネルで発呼信号を送出
する他の無線電話機りは、その発呼信号の送出が禁止さ
れる。また、このとき無線電話機Ｃから送出されている
周波数ｆ２の発呼信号により、接続装置Ｂからの着呼信
号の送出は禁止されている。

ところが、この発呼応答信号を送出するまでには発呼信
号検出時間の遅延Ｔがあるために、この間は周波数ｆ、
の受信制御チャネルが使用されていないために、無線電
話機りは発呼信号を送出できることになる。すなわち、
無線電話機りは無線電話機Ｃが送信制御チャネルｆ２を
用いて発呼信号を送出しているにもかかわらず、接続装
置Ａが発呼応答信号を送出するまでの間に発呼信号を送
出した場合には、周波数ｆ２の送信制御チャネルおよび
周波数ｆ、の受信制御チャネル間に衝突が起こり同一チ
ャネル干渉が発生することになる。

また、同様に接続装置が着呼信号を送出する場合にも同
一チャネル干渉が発生する場合があり、これらの同一チ
ャネル干渉は従来の移動無線装置では避けられない問題
点であった。

本発明は、このような従来の問題点を解決するもので、
同一周波数の制御チャネルを使用する複数の局が独立し
て信号を送出する際に、複数の局が同時に信号を送出し
て発生する同一チャネル干渉を回避できる移動無線装置
を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、移動無線装置に自局の送信制御チャネルの信
号を受信し、制御チャネルが利用可能であるか否かを検
出する受信部を備えたことを特徴とする。

すなわち、送信部、受信部および制御部を含む複数の第
一の無線機およびそれぞれに対向する一つまたは複数の
第二の無線機により構成され、各無線機には各無線機共
通に送信および受信の周波数が異なる少数の制御チャネ
ルおよび複数の通話チャネルが割り当てられ、上記受信
部は、自局の受信制御チャネルに他の無線機から送出さ
れる信号を受信検出する第一の受信検出手段を含み、上
記制御部は、この検出出力があるときには制御チャネル
を用いて行う接続制御信号の送出を制限する手段を含む
移動無線装置において、上記受信部には、自局の送信制
御チャネルに送出される信号を受信検出する第二の受信
検出手段を含み、上記制限する手段はこの第二の受信検
出手段の検出手段によっても上記接続制御信号の送出を
制限する構成であることを特徴とする。

〔作　用〕

本発明は、上りと下りでそれぞれ異なる周波数帯を利用
する。それぞれ複数の無線機を対向して配置する移動無
線装置の受信部が、自局の送出周波数と異なる周波数の
制御チャネルを用いる自局と異なる種類の無線機からの
信号、および自局の送出周波数と同一周波数の制御チャ
ネルを用いる同種の無線機からの信号をそれぞれ受信検
出する。

このいずれにも検出出力がないときに制御チャネルが空
きであるとして、対向する無線機に接続制御信号を送出
する。

すなわち、自局と異なる種類の無線機が制御チャネルを
使用しているとき、および自局と同種の無線機が制御チ
ャネルを使用しているときのいずれにも、自局の制御チ
ャネルの使用を禁止する。

これにより、同一周波数の制御チャネルを有する複数の
無線機が独立して信号を送出する際に、複数の無線機が
同時に信号を送出して衝突が起こる同一チャネル干渉を
避けることができる。

〔実に例〕

以下、本発明の実施例方式を図面に基づいて説明する。

本実施例では、移動無線装置としてコードレス電話装置
を例にとり説明する。

第１図は、本発明の第一実施例を示すブロック構成図で
ある。第一の無線機としての複数の接続袋ｆＡＳＢと、
それぞれに対向して配置される第二の無線機としての無
線電話機Ｃ，Ｄは、両者が相互共通の周波数ｆ、　、ｆ
ｔの制御チャネルにより交信開始が可能である。接続装
置Ａ、Ｂから無線電話機Ｃ，Ｄへ送出する接続制御信号
は周波数ｆ、の制御チャネルを用い、無線電話機Ｃ，Ｄ
から接続装置Ａ、Ｂへ送出する接続制御信号は周波数ｒ
２の制御チャネルを用いる上り下りの周波数が異なる方
式である。また、各接続装置Ａ、Ｂおよび無線電話ｉｃ
、Ｄには、上り下りで異なる周波数の複数の通話チャネ
ルが設けられている。

第１図において、接続装置Ａ、Ｂおよび無線電話機Ｃ，
Ｄは、それぞれ送信部１０、受信部２０および制御部３
０から構成されている３送信部１０の出力端子にはサー
キュレータ４０を介して送受信アンテナ５１が接続され
、受信部２０の入力端子には受信アンテナ５２が接続さ
れ、送信部１０の入力端子および受信部２０の出力端子
には制御部３０が接続される。

受信部２０は、受信アンテナ５２に接続される受信機２
１およびリミッタ回路２２を介してサーキュレータ４０
に接続される受信機２３の各出力が、切替回路２４を介
して検出回路２５に接続され、検出回路２５の出力が制
御部３０に接続される構成である。サーキュＩ／−夕４
０は、受信機２３が送信部１０と送受信アンテナ５１を
共用するために設けられ、リミッタ回路２２は送信部１
０が信号を送出する際に送信部１０と受信ｓ２３とを切
り離し受信機２３を保護するために設けられている。

本発明の特徴とするところは、自局と異なる種類の局か
ら送出される信号を受信する受信機２１のほかに、自局
と同種類の局から送出される信号を受信する受信機２３
を備える受信部２０にある。

接続装置Ａ、Ｂから無線電話機Ｃ，Ｄへの通信は、周波
数ｒ、の制御チャネルおよび周波数ｆ。

前後の複数の通話チャネルで行い、無線電話機Ｃ５Ｄか
ら接続装置Ａ、Ｂへの通信は、周波数ｆ２の制御チャネ
ルおよび周波数１２前後の複数の通話チャネルで行う。

第２図は、無線電話機が発呼を行うときの動作を説明す
るフローチャートである。

無線電話機Ｃに発呼が発生し発呼信号を送出しようとす
る場合には、それに先立って他局からの信号の検出をｊ
テう。すなわち、無線電話機Ｃは受信制御チャネルｆ１
を用いて接続装置Ａ、Ｂが送出する周波数ｆ１の制御チ
ャネルの信号を受信機２１で受信し、かつ送信制御チャ
ネルｆ２を用いて他の無線電話機りが送出する周波数ｆ
２の制御チャネルの信号を受信機２３で受信する。この
送信制御チャネルｆ２に受信される信号は、送受信アン
テナ５１、サーキュレータ４０およびリミッタ回路２２
を介して受信機２３で受信される。各受信機２１．２３
での受信出力は、切替回路２４で所定の時間ごとに交互
に切り替えられて検出回路２５に入力される。

無線電話機Ｃの検出回路２５が他局からの信号を検出し
た場合は、制御部３０はビジートーンを送出して無線電
話機Ｃの発呼信号の送出を禁止し、他局との衝突を回避
する。このビジートーンは、対向する接続装置Ａが他の
無線電話機Ｃ’　（図外）と通話チャネルで通話を行っ
ているときにも送出される。

無線電話機Ｃの検出回路２５が他局からの信号を検出し
ない場合には、制御部３０の指令により無線電話機Ｃは
周波数ｆ２の制御チャネルで発呼信号を送出する。接続
装置へがこの発呼信号を検出すると、発呼応答信号を周
波数ｆ、の制御チャネルで送出する。無線電話機Ｃはこ
の発呼応答信号を検出したのちに、周波数ｆ２の制御チ
ャネルでの発呼信号の送出を終了し、その後接続装置Ａ
および無線電話機Ｃは通話チャネルに移行して通話を開
始する。

第３図は、本発明の第二実施例を示すブロック構成図で
ある。

第一実施例と同様にコードレス電話装置の例であるが受
信部２０の構成が若干具なる。本実施例では、切替回路
２４を省き受信機２３の出力を検出回路２６に接続し、
検出回路２６の出力を制御部３０に接続する構成である
。したがって、本実施例では両受借出力を常時検出する
ことができ、さらに衝突の回避を確実にすることができ
る。

本実施例では、コードレス電話装置を例にとり説明した
が、他の移動無線装置にも同様に本発明を実施すること
ができる。

〔発明の効果〕

本発明は、以上説明したように、対向する無線機に接続
制御信号を送出する無線機が、その受信制御チャネルを
用いて受信される信号を検出するだけでな（、送信制御
チャネルの信号も検出して制御チャネルの使用を制御す
ることにより、同種の無線機が対向する無線機に制御チ
ャネルを用いて送出した接続制御信号を対向する無線機
がその制御チャネルを用いて応答信号を送出するまでの
間に発生する同種間の無線機の接続制御信号の衝突を減
少させ、さらに衝突検出時間の短縮をはかることができ
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一実施例を示すブロック構成図。 第２図は無線電話機の発呼動作を説明するフローチャー
ト。 第３図は本発明の第二実施例を示すブロック構成図。 第４図は従来の移動無線装置の一例を示すブロック構成
図。 第５図は同一周波数の信号の衝突発生の一例を説明する
図。 １０・・・送信部、２０・・・受信部、２１．２３・・
・受信機、２２・・・リミッタ回路、２４・・・切替回
路、２５．２６・・・検出回路、３０・・・制御部、４
０・・・サーキュレータ、５１・・・送受信アンテナ、
５２・・・受信アンテナ。 接続装置　　　　　ｍｓ電話機 第２図 接続装置：Ａ　　　　　　　　　　無線電話１１：ｃ接
続装置：Ｂ　　　　　　　　　　無線電話機：Ｄ従来の
移動無線装置の 一例を示すブロック構成図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）送信部、受信部および制御部を含む複数の第一の
   無線機およびそれぞれに対向する一つまたは複数の第二
   の無線機により構成され、 各無線機には各無線機共通に送信および受信の周波数が
   異なる少数の制御チャネルおよび複数の通話チャネルが
   割り当てられ、 上記受信部は、自局の受信制御チャネルに他の無線機か
   ら送出される信号を受信検出する第一の受信検出手段を
   含み、 上記制御部は、この検出出力があるときには制御チャネ
   ルを用いて行う接続制御信号の送出を制限する手段を含
   む 移動無線装置において、 上記受信部には、自局の送信制御チャネルに送出される
   信号を受信検出する第二の受信検出手段を含み、 上記制限する手段はこの第二の受信検出手段の検出手段
   によっても上記接続制御信号の送出を制限する構成であ
   る ことを特徴とする移動無線装置。